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ちんこじる
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「こほん」
今にも飛びかかってきそうなガキどもを前に、ツァーグは恐怖で口から飛び出そうな心臓を何とか押さえこみながら、冷静を装い、咳払いを一つ入れた。
「これだからちんこじるも出したことがないガキどもはせっかちで困る」
まさかの落ち着きはらったおっさんの姿に、アージュとクラウスは興味を持った。
「なんだおっさん、辞世の句でも読むつもりか?」
「ちんこじるを出すとせっかちが治るの?」
いちいち癇に障るガキと、好奇心が斜め上を向いているガキの疑問は無視し、ツァーグは続ける。
「お前達、私を殺してしまうと目的が達成できませんよね?」
するとアージュとクラウスがにやりと笑う。
「別におっさんを殺してから別の方法を探っても構わねえんだよなあ」
「おっさんとリスペルさんの首を刎ねて、パドのと一緒に転がしてもいいんだものね」
無邪気に恐ろしいことを口走るガキどもである。
しかしツァーグも負けてはいない。
「要はナイが魔族だという秘密を守るのと、私達を生かしてあっさりとキュルビスの街に溶け込むのを両立できればいいのでしょう?」
するとアージュとクラウスは顔を見合わせる。
言われてみれば確かにそうだ。
「どうやって秘密を守るんだおっさん?」
「私が秘密を守るのではありません、共に秘密を隠すのですよガキども」
「あ、そうか」
ツァーグの言い回しにクラウスは気づいた様子だ。
ツァーグの主張はこういったもの。
ここでツァーグ達を殺してしまうと、魔族襲撃事件におけるアージュ達一行のアリバイを証明することはできなくなる。
一体誰がスピナルグラスに止めを刺せるのか?
そもそも彼ら一行だけがなぜ生き残ったのか?
いくらナイが剣の達人だとアージュ達が言い張っても、疑惑の目はぬぐえないだろう。
ところが風俗組合の重鎮であるツァーグと、組合員のリスペルが二人してそれを主張すれば話は違う。
人々は「そういうものか」と事実を受け入れるであろう。
ここでツァーグはブラフを仕掛けてみる。
「ボーデンのシュルト達を荒野でカモったのはお前達でしょう?」
「何故そう思う?」
へえ、と感心するような表情を見せたガキどもの表情に確証を得たツァーグは、わざと余裕のある姿勢で続けた。
「簡単ですよ」
ツァーグはシュルト達がカモられた状況から犯人のプロファイリングをしてみせた。
最初の魔物は刃物を構えていたという。
さらにそいつは仲間を連れ去ろうとしていた。
これは多分「獲物」とするためだろう。
ところがシュルト達は魔法により意識は奪われたものの、全員が命は無事だった。
これは魔物とは別の存在がそこにいたとすれば矛盾しない。
さらにシュルト達は「足がつかない金目のモノ」すなわち貨幣や宝石だけを奪われたうえ、ご丁寧にズボンを脱がされ、下半身を晒されていた。
だが、性的暴行を受けたという報告はなされていない。
前者からは少なくとも犯人は貨幣経済にかかわる者であり、後者からは犯人が時間稼ぎのためにそうした手段を選択しうる知性や、子供のような悪戯心を持った者だと推測できる。
「ナイが優秀な剣術使いと知られてしまえば、お前たち三人を犯人だと疑う連中も出てくるでしょう。そうなるとナイが魔物か否かは関係なく、お前達はシュルト襲撃事件の被疑者となる訳です」
言われてみればその通りだ。
確かにこれだけの事件が続くと、よそ者であるアージュたち、特にナイへと疑惑の目が向けられる恐れは高い。
「冷静になりなさい。私とリスペルは生かしておいた方が得ですよ」
ふーんという表情の二人。
一方のナイはなぜか恐縮している。
念のためという雰囲気でクラウスがツァーグに問いかけた。
「おっさんたちは魔族と獣族をどう見分けているの?」
「変身するか否かです」
獣族というのは人間族との近親種で、互いに友好的とまではいかないまでも、敵対まではしていない存在である。
一方の魔族は、大抵が人間や獣族を襲うという点で、敵対というか食物連鎖の上下関係にある。
「ってことは、おっさんたちと行動を共にしていれば、ナイねーちゃんが両腕を鎌にしないかぎり、ばれることはなさそうだな」
「そういうことです。今の姿ならば人間族を名乗っていても違和感は持たれないでしょう」
確かに両手が鎌に変形する以外は、ナイは若草色の髪と瞳に特徴はあるも、普通にきれいなねーちゃんなのだ。
アージュの確認にツァーグは頷く。
「よしわかった、それじゃおっさんたちを殺すのはナシ」
アージュ達は元の位置に戻ると、何事もなかったのように会話を続けていく。
「それじゃあ脱線しちまったが、ツァーグのおっさん、頼むよ」
「何をだ?」
「イーゼルを使った性欲処理についてだよ」
するとクラウスが何をいまさらという表情を見せた。
「馬鹿だなあアージュは。さっきおっさんに「せっくす」と「ちんこじる」の講義をしてもらったばかりだよ。おっさんたちはイーゼルとせっくすしてせいよくしょりにきまってるじゃん」
するとアージュはやれやれといった表情で首を左右に振り、ナイさえもクラウスに、何よこのお馬鹿さんはという憐憫の目を向ける。
「え、ボク何かおかしなこと言った?」
クラウスは助けを求めるような視線をツァーグとリスペルに交互に送ったが、二人は目をそらす。
特にリスペルは完全にうつむいてしまい、顔をあげようともしない。
「何だよみんな!さっきせっくすでせいよくしょりで……あれ?」
振り向いたクラウスの目線の先では、ナイが無抵抗のイーゼルを立たせ、アージュがニヤニヤしながらイーゼルのスカートをめくっている。
「あれ?」
イーゼルの下半身には、クラウスおなじみのモノが可愛らしくぶら下がっていたのだ。
硬直するクラウスをよそに、アージュはツァーグの方を向いた。
「それじゃあおっさん二時限目だ。男のイーゼルでどうやって性欲処理をするんだ?」
「それはな」
そして数分後。
「クラウス、どう思う?」
「確かにうんこが出るときは気持ちがいいものね」
「でもな、出るところに入れるって正直どうなんだ?」
「そうなんだよね、逆行って痛そうだよね」
二人してごそごそとやっているガキどもに、余裕を取り戻したツァーグがからかうように瓶を放り投げた。
「それを使うんだよ」
それは潤滑油の瓶。
「うええ、ぬるぬるだよこれ」
「うわあ、こんなの塗るの?」
その横ではナイが居心地悪そうにお尻をごそごそとさすっている。
おっかなびっくりのガキどもにしばし勝ち誇った表情を見せるツァーグであったが、その表情は一瞬のうちに砕かれた。
「よしおっさん、今からイーゼルと実演してみろ」
「そだね、実験だよ実験」
とんでもない指示にツァーグは口をパクパクさせるのみ。
「ナイねーちゃん、リスペルを捕まえろ」
「ほーらおっさん、さっさとしないとリスペルを頭からぽりぽりだよ」
「人間よりもお肉の煮込みを食べたいけれど、我慢して食べるの」
ということで、おっさんは再び窮地に追い込まれたのである。
今にも飛びかかってきそうなガキどもを前に、ツァーグは恐怖で口から飛び出そうな心臓を何とか押さえこみながら、冷静を装い、咳払いを一つ入れた。
「これだからちんこじるも出したことがないガキどもはせっかちで困る」
まさかの落ち着きはらったおっさんの姿に、アージュとクラウスは興味を持った。
「なんだおっさん、辞世の句でも読むつもりか?」
「ちんこじるを出すとせっかちが治るの?」
いちいち癇に障るガキと、好奇心が斜め上を向いているガキの疑問は無視し、ツァーグは続ける。
「お前達、私を殺してしまうと目的が達成できませんよね?」
するとアージュとクラウスがにやりと笑う。
「別におっさんを殺してから別の方法を探っても構わねえんだよなあ」
「おっさんとリスペルさんの首を刎ねて、パドのと一緒に転がしてもいいんだものね」
無邪気に恐ろしいことを口走るガキどもである。
しかしツァーグも負けてはいない。
「要はナイが魔族だという秘密を守るのと、私達を生かしてあっさりとキュルビスの街に溶け込むのを両立できればいいのでしょう?」
するとアージュとクラウスは顔を見合わせる。
言われてみれば確かにそうだ。
「どうやって秘密を守るんだおっさん?」
「私が秘密を守るのではありません、共に秘密を隠すのですよガキども」
「あ、そうか」
ツァーグの言い回しにクラウスは気づいた様子だ。
ツァーグの主張はこういったもの。
ここでツァーグ達を殺してしまうと、魔族襲撃事件におけるアージュ達一行のアリバイを証明することはできなくなる。
一体誰がスピナルグラスに止めを刺せるのか?
そもそも彼ら一行だけがなぜ生き残ったのか?
いくらナイが剣の達人だとアージュ達が言い張っても、疑惑の目はぬぐえないだろう。
ところが風俗組合の重鎮であるツァーグと、組合員のリスペルが二人してそれを主張すれば話は違う。
人々は「そういうものか」と事実を受け入れるであろう。
ここでツァーグはブラフを仕掛けてみる。
「ボーデンのシュルト達を荒野でカモったのはお前達でしょう?」
「何故そう思う?」
へえ、と感心するような表情を見せたガキどもの表情に確証を得たツァーグは、わざと余裕のある姿勢で続けた。
「簡単ですよ」
ツァーグはシュルト達がカモられた状況から犯人のプロファイリングをしてみせた。
最初の魔物は刃物を構えていたという。
さらにそいつは仲間を連れ去ろうとしていた。
これは多分「獲物」とするためだろう。
ところがシュルト達は魔法により意識は奪われたものの、全員が命は無事だった。
これは魔物とは別の存在がそこにいたとすれば矛盾しない。
さらにシュルト達は「足がつかない金目のモノ」すなわち貨幣や宝石だけを奪われたうえ、ご丁寧にズボンを脱がされ、下半身を晒されていた。
だが、性的暴行を受けたという報告はなされていない。
前者からは少なくとも犯人は貨幣経済にかかわる者であり、後者からは犯人が時間稼ぎのためにそうした手段を選択しうる知性や、子供のような悪戯心を持った者だと推測できる。
「ナイが優秀な剣術使いと知られてしまえば、お前たち三人を犯人だと疑う連中も出てくるでしょう。そうなるとナイが魔物か否かは関係なく、お前達はシュルト襲撃事件の被疑者となる訳です」
言われてみればその通りだ。
確かにこれだけの事件が続くと、よそ者であるアージュたち、特にナイへと疑惑の目が向けられる恐れは高い。
「冷静になりなさい。私とリスペルは生かしておいた方が得ですよ」
ふーんという表情の二人。
一方のナイはなぜか恐縮している。
念のためという雰囲気でクラウスがツァーグに問いかけた。
「おっさんたちは魔族と獣族をどう見分けているの?」
「変身するか否かです」
獣族というのは人間族との近親種で、互いに友好的とまではいかないまでも、敵対まではしていない存在である。
一方の魔族は、大抵が人間や獣族を襲うという点で、敵対というか食物連鎖の上下関係にある。
「ってことは、おっさんたちと行動を共にしていれば、ナイねーちゃんが両腕を鎌にしないかぎり、ばれることはなさそうだな」
「そういうことです。今の姿ならば人間族を名乗っていても違和感は持たれないでしょう」
確かに両手が鎌に変形する以外は、ナイは若草色の髪と瞳に特徴はあるも、普通にきれいなねーちゃんなのだ。
アージュの確認にツァーグは頷く。
「よしわかった、それじゃおっさんたちを殺すのはナシ」
アージュ達は元の位置に戻ると、何事もなかったのように会話を続けていく。
「それじゃあ脱線しちまったが、ツァーグのおっさん、頼むよ」
「何をだ?」
「イーゼルを使った性欲処理についてだよ」
するとクラウスが何をいまさらという表情を見せた。
「馬鹿だなあアージュは。さっきおっさんに「せっくす」と「ちんこじる」の講義をしてもらったばかりだよ。おっさんたちはイーゼルとせっくすしてせいよくしょりにきまってるじゃん」
するとアージュはやれやれといった表情で首を左右に振り、ナイさえもクラウスに、何よこのお馬鹿さんはという憐憫の目を向ける。
「え、ボク何かおかしなこと言った?」
クラウスは助けを求めるような視線をツァーグとリスペルに交互に送ったが、二人は目をそらす。
特にリスペルは完全にうつむいてしまい、顔をあげようともしない。
「何だよみんな!さっきせっくすでせいよくしょりで……あれ?」
振り向いたクラウスの目線の先では、ナイが無抵抗のイーゼルを立たせ、アージュがニヤニヤしながらイーゼルのスカートをめくっている。
「あれ?」
イーゼルの下半身には、クラウスおなじみのモノが可愛らしくぶら下がっていたのだ。
硬直するクラウスをよそに、アージュはツァーグの方を向いた。
「それじゃあおっさん二時限目だ。男のイーゼルでどうやって性欲処理をするんだ?」
「それはな」
そして数分後。
「クラウス、どう思う?」
「確かにうんこが出るときは気持ちがいいものね」
「でもな、出るところに入れるって正直どうなんだ?」
「そうなんだよね、逆行って痛そうだよね」
二人してごそごそとやっているガキどもに、余裕を取り戻したツァーグがからかうように瓶を放り投げた。
「それを使うんだよ」
それは潤滑油の瓶。
「うええ、ぬるぬるだよこれ」
「うわあ、こんなの塗るの?」
その横ではナイが居心地悪そうにお尻をごそごそとさすっている。
おっかなびっくりのガキどもにしばし勝ち誇った表情を見せるツァーグであったが、その表情は一瞬のうちに砕かれた。
「よしおっさん、今からイーゼルと実演してみろ」
「そだね、実験だよ実験」
とんでもない指示にツァーグは口をパクパクさせるのみ。
「ナイねーちゃん、リスペルを捕まえろ」
「ほーらおっさん、さっさとしないとリスペルを頭からぽりぽりだよ」
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