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げいのおんがえし
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昔々あるところに、貧しいおじいさんとおじいさんがいました。
ある雪の日のこと、おじいさんとおじいさんが町へ薪を売りに行った帰り道で、罠にかかって苦しんでいるゲイを見つけました。
おじいさんとおじいさんは自然体を良しとするガチホモです。
なので、ヒゲマッチョなゲイはイマイチ好みではなかったので、ゲイを罠から解放してあげると、家には連れて帰らず、そのまま放置してきました。
それは何日かのこと。
雪がしんしんと降りつもる夜に、おじいさんとおじいさんの家の戸を叩く音が聞こえます。
「とん、とん」
おじいさんとおじいさんが戸を開けてみると、そこには一人の可愛らしい娘が立っていました。
娘はおじいさんとおじいさんにこう頼みました。
「雪の夜で道に迷ってしまいました。どうか一晩宿をお貸しください」
「それは大変だ。さあ中にお入り」
「なにもないが、粥でも用意しよう」
至高なるガチホモであるおじいさんとおじいさんは、弱者には無償の愛を注ぎます。
こうして、ホモカップル唯一の弱点である「子供」に恵まれたおじいさんとおじいさんは、娘と一緒に暮らすようになりました。
おじいさんもおじいさんも、女性にはまるっきり興味がなかったので、娘は二人に食われることもなく、幸せに暮らしました。
するとある日、娘がおじいさんとおじいさんにこう言いました。
「おじいさん、おじいさん。私に機を織らせてはいただけませんか?」
おじいさんとおじいさんは可愛い娘の頼みなので快諾しました。
すると娘はこう続けました。
「どうか私が機を織るところは決して覗かないでください」
別に女性には毛ほどの興味もないおじいさんとおじいさんは、これも快諾しました。
「とんからり、とんからり」
翌日から娘は部屋にこもり、朝から晩まで機を織り続けました。
すると何日かすると、娘は一反の織物を持って部屋から出てきました。
それは黒光りするとっても漢臭い、ゲイ垂涎となるであろう分厚い布でした。
残念ながらゲイに興味のないお爺さんとお爺さんの琴線には触れませんでしたが。
「おじいさんとおじいさん。これを売ってください。きっと高く売れますよ」
おじいさんとおじいさんは娘に言われるがままに、反物を呉服屋ではなく、おじいさんたちの同志が集まる店へと持っていきました。
すると大金持ちのマニアが、おじいさんの手にする反物に興味を示しました。
マニアは布が醸し出す手触りと漢臭さに眩暈がしました。
これでジャンパーをこしらえたら非常に漢臭い出来になるに違いない。
いや、ここはノースリーブのベスト一択か?
とにかくレザージャケットなどは足元も及ばないであろうと。
こうして反物は高い値段でマニアに売れたのです。
おじいさんとおじいさんはその代金で夜の街を久しぶりに堪能しました。
翌日帰宅したおじいさんとおじいさんは娘に頼みました。
「もう一度、機を織ってはもらえないか」
すると娘は疲れた表情で頷きました。
「これで最後ですよ」
「とんからり、とんからり」
数日後、げっそりと痩せこけた娘が反物を手に部屋から出てきました。
その反物もマニアに高く売れました。
これまで貧乏で趣味もままならなかったおじいさんとおじいさんは、あぶく銭に身を委ねてしまいます。
その日のおじいさんとおじいさんは反物代を超える散財をしてしまい、借金返済のために、マニアの一人に反物を高値で売る約束をしてしまったのです。
家に帰ったおじいさんとおじいさんは娘に泣きつきました。
娘はこけさせた頬を引きつらせながら、念を押しました。
「本当にこれが最後ですよ」
「とんからり、とんからり」
機の音を耳にしながらおじいさんとおじいさんは思いました。
あの反物を織る技術を盗めば、娘に頼らなくてもよいのではないかと。
欲に駆られたおじいさんとおじいさんは、娘が決して覗かないで下さいと懇願したのにもかかわらず、部屋を覗いてしまったのです。
するとどうでしょう。
そこで一人のマッチョなゲイが、自身を体毛を抜いては機を織っていたのです。
おじいさんとおじいさんは驚いて慌てて戸を閉めました。
しかし機を織る音は止まってしまいました。
代わりに戸が開かれ、中からやせ細った娘が現われたのです。
「おじいさん、おじいさん。あれほどお願いしたのに覗いてしまったのですね。ごらんのとおり私は以前助けられたマッチョなゲイです。でも、姿を見られたのでこれ以上おじいさんとおじいさんと暮らすわけにはいきません。どうかこれからもお元気で」
すると娘の姿はマッチョなゲイに戻りました。
その姿は頭髪も髭も胸毛もすね毛もあちこちがむらになった、とてもみずぼらしい姿でした。
そしてマッチョなゲイは一瞬ポージングを取ると、そのまま外に駆けだしていってしまいました。
その後、娘との約束を守れなかったために反物を得ることができなかったおじいさんとおじいさんは、借金のカタにマニアにその身を売られてしまい、老年ホモビデオへの出演を強要されたのです。
めでたしめでたし。
ある雪の日のこと、おじいさんとおじいさんが町へ薪を売りに行った帰り道で、罠にかかって苦しんでいるゲイを見つけました。
おじいさんとおじいさんは自然体を良しとするガチホモです。
なので、ヒゲマッチョなゲイはイマイチ好みではなかったので、ゲイを罠から解放してあげると、家には連れて帰らず、そのまま放置してきました。
それは何日かのこと。
雪がしんしんと降りつもる夜に、おじいさんとおじいさんの家の戸を叩く音が聞こえます。
「とん、とん」
おじいさんとおじいさんが戸を開けてみると、そこには一人の可愛らしい娘が立っていました。
娘はおじいさんとおじいさんにこう頼みました。
「雪の夜で道に迷ってしまいました。どうか一晩宿をお貸しください」
「それは大変だ。さあ中にお入り」
「なにもないが、粥でも用意しよう」
至高なるガチホモであるおじいさんとおじいさんは、弱者には無償の愛を注ぎます。
こうして、ホモカップル唯一の弱点である「子供」に恵まれたおじいさんとおじいさんは、娘と一緒に暮らすようになりました。
おじいさんもおじいさんも、女性にはまるっきり興味がなかったので、娘は二人に食われることもなく、幸せに暮らしました。
するとある日、娘がおじいさんとおじいさんにこう言いました。
「おじいさん、おじいさん。私に機を織らせてはいただけませんか?」
おじいさんとおじいさんは可愛い娘の頼みなので快諾しました。
すると娘はこう続けました。
「どうか私が機を織るところは決して覗かないでください」
別に女性には毛ほどの興味もないおじいさんとおじいさんは、これも快諾しました。
「とんからり、とんからり」
翌日から娘は部屋にこもり、朝から晩まで機を織り続けました。
すると何日かすると、娘は一反の織物を持って部屋から出てきました。
それは黒光りするとっても漢臭い、ゲイ垂涎となるであろう分厚い布でした。
残念ながらゲイに興味のないお爺さんとお爺さんの琴線には触れませんでしたが。
「おじいさんとおじいさん。これを売ってください。きっと高く売れますよ」
おじいさんとおじいさんは娘に言われるがままに、反物を呉服屋ではなく、おじいさんたちの同志が集まる店へと持っていきました。
すると大金持ちのマニアが、おじいさんの手にする反物に興味を示しました。
マニアは布が醸し出す手触りと漢臭さに眩暈がしました。
これでジャンパーをこしらえたら非常に漢臭い出来になるに違いない。
いや、ここはノースリーブのベスト一択か?
とにかくレザージャケットなどは足元も及ばないであろうと。
こうして反物は高い値段でマニアに売れたのです。
おじいさんとおじいさんはその代金で夜の街を久しぶりに堪能しました。
翌日帰宅したおじいさんとおじいさんは娘に頼みました。
「もう一度、機を織ってはもらえないか」
すると娘は疲れた表情で頷きました。
「これで最後ですよ」
「とんからり、とんからり」
数日後、げっそりと痩せこけた娘が反物を手に部屋から出てきました。
その反物もマニアに高く売れました。
これまで貧乏で趣味もままならなかったおじいさんとおじいさんは、あぶく銭に身を委ねてしまいます。
その日のおじいさんとおじいさんは反物代を超える散財をしてしまい、借金返済のために、マニアの一人に反物を高値で売る約束をしてしまったのです。
家に帰ったおじいさんとおじいさんは娘に泣きつきました。
娘はこけさせた頬を引きつらせながら、念を押しました。
「本当にこれが最後ですよ」
「とんからり、とんからり」
機の音を耳にしながらおじいさんとおじいさんは思いました。
あの反物を織る技術を盗めば、娘に頼らなくてもよいのではないかと。
欲に駆られたおじいさんとおじいさんは、娘が決して覗かないで下さいと懇願したのにもかかわらず、部屋を覗いてしまったのです。
するとどうでしょう。
そこで一人のマッチョなゲイが、自身を体毛を抜いては機を織っていたのです。
おじいさんとおじいさんは驚いて慌てて戸を閉めました。
しかし機を織る音は止まってしまいました。
代わりに戸が開かれ、中からやせ細った娘が現われたのです。
「おじいさん、おじいさん。あれほどお願いしたのに覗いてしまったのですね。ごらんのとおり私は以前助けられたマッチョなゲイです。でも、姿を見られたのでこれ以上おじいさんとおじいさんと暮らすわけにはいきません。どうかこれからもお元気で」
すると娘の姿はマッチョなゲイに戻りました。
その姿は頭髪も髭も胸毛もすね毛もあちこちがむらになった、とてもみずぼらしい姿でした。
そしてマッチョなゲイは一瞬ポージングを取ると、そのまま外に駆けだしていってしまいました。
その後、娘との約束を守れなかったために反物を得ることができなかったおじいさんとおじいさんは、借金のカタにマニアにその身を売られてしまい、老年ホモビデオへの出演を強要されたのです。
めでたしめでたし。
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