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1章
閑話 妖伝1 しずく
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「しずく!」
「つかさ?」
見慣れない天井。そこは地面も床も壁も黒みがかっていた。私は彼の声で目を覚ました。彼と言うのは木下司。私の幼馴染だ。彼のおかげで私は少しずつ状況を思い出す。
「何があったのかわかるか?」
確か、司と真治と私でダンジョンに入って、不意を突かれそうになった司を庇ったら……。
「うん。」
「そうか。済まない。俺のせいだ。俺がダンジョンに入るなんて言い出さなければ。」
「それは違うっ!私が付いていくって言ったの。だから私の責任。」
私たちは小さいころからの幼馴染。高校を出て、大学は違うところに行く予定だったけど、こんな状態で講義があるはずもなく地元に居ついていた。とはいえ物価は上限なしに上がっていて明日の御飯にも困るくらいだった。
身体を売るか2人と一緒にダンジョンに潜るのかを天秤にかけたとき、危険だけど潜ることを選んだ。まだ、そこまで私の尊厳を捨てきれなかった。ホームセンターで適当な武器を買ってダンジョンに潜った。
私は痛い頭を押さえながら立ち上がった。血は出ていないようだった。でも、出血自体はしたようで、周辺の髪が固まっている。
「私の意識のない間に何があったの?」
司は下を向き話し出した。悔しそうに声色だけはこわばった。
「情けを掛けられたんだ。」
「情け?あのゴブリンに?」
司は「いいや。」というと、「中学生か高校生の男」と答えた。男っていうのは意地っ張りだ。詳しく聞くと、敗走していた時に追撃していたゴブリンを倒してもらったらしい。
「年下に助けられた時点で情けない。俺たちが倒せない奴らをアイツは。あの人は一人で片付けてしまった。そして、回復薬まで施された。」
「でも、謝罪と報酬を兼ねて財布の中身をほぼ全部渡したんでしょ?」
「そんなの関係ないさ。それで納得したのならたった五万以下が俺たちの命の値段なんだってことさ。」
司は今までにないくらい嘲って言った。私は長いこと司と一緒だけれど、ここまで小さく見えたのは初めてだった。
「弱いって罪なのか。弱いって生きる資格無いのかな?」
ばちんっ!!
気付けば私は平手で司の頬を叩いていた。勿論、体がこんな状態なので満足のいくものではなかったが、精いっぱい叩いてやった。香高い音が鳴った。叩いた手は痛かった。
「バカなことを言わないでよ!」
司の目をじっと見つめて言う。それしか……。
「なんて言ったらいいのかわからない。……でも。私は二人のおかげでこうして生きてる。司がいたからあの時生き残れたし、真治が担いでくれたから生き残ってる。弱くなんてないよ。だって、見捨てなかったじゃん。」
私はそう言って立ち上がった。まだ痛いけど動けないほどじゃない。多分、その回復薬のおかげだろう。司にはああいったけど、今度その男の子にお礼しよう。
「お、おい。まだ立ち上がらない方が……。」
「うんん。移動しないと。」
いまだ、私たちはダンジョンの中だった。いつゴブリンに襲われるのか分かったものじゃない。槍を持った真治が警戒していた。
「真治もありがとう。」
「やめろよ。柄でもない。」
真治は破顔しながら言った。普段無口で額にしわを寄せていて怒っているように見えるけど、実は優しい。特別じゃないけどたくさんいるようなやつじゃない。「それと、背負ってくれてありがとう。」彼も私も司も何も言わず引き返した。
【No125,653,442 偉業の達成 60ポイント獲得】
偉業?偉業なんてなにかした?全く分からなかったが得をした気分だった。私は安全を個確認しつつ、歩きながらスキルにポイントを振った。
「ゴブリンだ!俺が前。司が後ろ。」
不意を突いたようにゴブリンが飛び出してきた。
同時に真治が振り返ると先程までいなかったのに後ろにゴブリンがいた。
頭に浮かび上がる挟み撃ちと言う言葉。
武器を持ってるのは真治だけ。いや、私は腰につけていたナイフを司に渡した。
「司使って。私が持ってても意味ない。」
「分かった。」
「前に2。後ろに1。か?」
そうは言うものの、ゴブリン&ゴブリン-真治-私-司-ゴブリン。と言うように挟まれている。
数体のゴブリンで先程死にかけた私たちには大変な事態に変わりない。話に聞く男の子ならたった一人でも何とかするだろうなと想像もできないことを思いつつ、戦闘を開始する。
真治に2体が同時に襲い掛かる。前の戦いでわかったことだけど槍は刺しちゃいけない。刺さったまま抜けなくなることがある。だから基本叩くのがいいのだけれどこの通路では振り回しづらく、なかなか難しい。
槍で威嚇して時間稼ぎしていた。じり貧だ。
一方の司は、ナイフで威嚇していた。本当にじり貧だった。「司、私に合わせて!」私はそれだけ言った。司は振り返ることなく「おう!」とだけ言った。
「【火】【停止】【球】【捕捉】【始動】司! 魔法名“火の球”」
司が離れたのを確認して魔法を放つ。
先程手に入れたポイントを50ポイント使い、スペルスキルを手に入れ、【魔法攻撃】のスキルを5ポイントで最初に手に入れていた。
バスケットボールくらいの火の玉は後ろに下がった司とすれ違うようにしてゴブリンの顔面に火の玉が当たった。
当たったゴブリンは戦闘中にもかかわらず棍棒を手放し、顔に手を当てて苦しそうにのたうち回る。
彼は優しい。私が言ったように彼は優しすぎるのだ。のたうち回るゴブリンを見て呆然としていた。
「司、止め!」
私が、言うと司はおろおろしていた。そういえば、彼が怪我する原因になったのもこの躊躇が原因だったかと思い出す。
背後でゴブリン2体を相手にしている真治を視界におさめてから、司の持つナイフをひったくった。
「司がやらないなら私がやる。司が出来ないなら私がやる。あれだけ、自分を責めていた司はどこいったの?」
生物を殺す。それには私だって嫌悪感を覚える。はっきり言って嫌だ。今まで虫程度しか殺したことは無い。人型生物と動物と虫。命の価値がどうとかいうわけでは無いが虫とそれ以外では私的には圧倒的に何かが違った。
でも、やらなければ死ぬ。のたうち回るゴブリンに馬乗りになった。いつ反撃してくるかわからない。仲間を呼ばれたら困る。だから、殺す。ゴブリンは臭かったが、体温があった。抵抗されたけどナイフを逆手に持って振り下ろした。
感触は気持ち悪かった。ナイフを引き抜いたら返り血が顔にかかった。でも、2回目を刺した。死んだかわからなかったから。やっと動かなくなって光になり消えた。地面に座り込んでしまった。
放心したかったけど私の火事場は終わっていなかった。真治が後ろで戦っている。
放心したいけどできない。胃の中の物を吐き出したいけど、そもそも、胃の中に何もない。
多分私の顔は真っ青だろう。
それこそここで放心したら真っ青を通り越して土色になってしまう。
ステータスを見てあと一発だけ同じ魔法を撃てるMPがあることを確かめた。しかし、今使うのは得策ではない。まだ、道のりは長い。
こうなったのは不自然に何もいなかった通路をずけずけと進んだつけだろう。私たちの危機感の薄さが原因。そして、これ自体が罠であり、この戦いは仕組まれたものなのかもしれない。今考えても仕方のないことか。
私は真治の背中に隠れながら接近し真治に左の一体を攻撃するように言った。その瞬間、真治は左のゴブリンを突き刺した。もう一体のゴブリンが棍棒を振り上げている。そこに決死の勢いで私がタックルするように飛び掛かり、刺殺した。
馬乗りになって何度も何度も刺した。
【No125,653,442偉業の達成 1ポイント獲得】
「しずくナイス。」
真治が珍しく褒めた。しゃべることそのものが珍しいのだから誉めることは殊更に珍しい。珍事。明日は雪でも降るのかもしれない。
「真治もナイス。」
宝箱を発見するなどしてそれから一時間後、外に出ることが出来た。
司はついてくるだけ。終始、俯いたままだった。
こんな世界だからといってどちらが正しいとは言い切れない。あの後、私はトラップで左腕を失い、ゴブリンに噛みつかれたせいで特殊な感染症にかかり、右足はそのせいで急速に壊死して膝から下を切断することになった。
真治も同様に右足を犠牲にした。皮肉にも司は特に大きなけがはなかった。そして、戦闘に参加させることもなかった。
左腕を犠牲にして手に入れた宝箱から出た物は高額で売れた。真治の【魔道具ドロップ】のおかげで運よく宝箱から実用性のある魔道具が出た。1,000万で売れたがその金は治療費にほぼ消えることとなったと聞いている。
真治はいくつかの生産に役立つスキルを取ってからポイントの取引をしているところに自分の持っているポイントの大半を売り払って生産職になったらしい。1ポイントで10,000円になったようだ。
あれから司と会うことはなくなった。家を出る前に聞いた母親の話では、狂ったようにダンジョンに潜っているらしい。あの魔物を殺せなかった司がだ。
私は病院で切り落とされた後、下級外傷ポーションと言うものを掛けられて即退院だった。今の経済状況では片腕片足の私は家の迷惑になる。役に立ちそうな一つのスキルをとって家を出た。
「つかさ?」
見慣れない天井。そこは地面も床も壁も黒みがかっていた。私は彼の声で目を覚ました。彼と言うのは木下司。私の幼馴染だ。彼のおかげで私は少しずつ状況を思い出す。
「何があったのかわかるか?」
確か、司と真治と私でダンジョンに入って、不意を突かれそうになった司を庇ったら……。
「うん。」
「そうか。済まない。俺のせいだ。俺がダンジョンに入るなんて言い出さなければ。」
「それは違うっ!私が付いていくって言ったの。だから私の責任。」
私たちは小さいころからの幼馴染。高校を出て、大学は違うところに行く予定だったけど、こんな状態で講義があるはずもなく地元に居ついていた。とはいえ物価は上限なしに上がっていて明日の御飯にも困るくらいだった。
身体を売るか2人と一緒にダンジョンに潜るのかを天秤にかけたとき、危険だけど潜ることを選んだ。まだ、そこまで私の尊厳を捨てきれなかった。ホームセンターで適当な武器を買ってダンジョンに潜った。
私は痛い頭を押さえながら立ち上がった。血は出ていないようだった。でも、出血自体はしたようで、周辺の髪が固まっている。
「私の意識のない間に何があったの?」
司は下を向き話し出した。悔しそうに声色だけはこわばった。
「情けを掛けられたんだ。」
「情け?あのゴブリンに?」
司は「いいや。」というと、「中学生か高校生の男」と答えた。男っていうのは意地っ張りだ。詳しく聞くと、敗走していた時に追撃していたゴブリンを倒してもらったらしい。
「年下に助けられた時点で情けない。俺たちが倒せない奴らをアイツは。あの人は一人で片付けてしまった。そして、回復薬まで施された。」
「でも、謝罪と報酬を兼ねて財布の中身をほぼ全部渡したんでしょ?」
「そんなの関係ないさ。それで納得したのならたった五万以下が俺たちの命の値段なんだってことさ。」
司は今までにないくらい嘲って言った。私は長いこと司と一緒だけれど、ここまで小さく見えたのは初めてだった。
「弱いって罪なのか。弱いって生きる資格無いのかな?」
ばちんっ!!
気付けば私は平手で司の頬を叩いていた。勿論、体がこんな状態なので満足のいくものではなかったが、精いっぱい叩いてやった。香高い音が鳴った。叩いた手は痛かった。
「バカなことを言わないでよ!」
司の目をじっと見つめて言う。それしか……。
「なんて言ったらいいのかわからない。……でも。私は二人のおかげでこうして生きてる。司がいたからあの時生き残れたし、真治が担いでくれたから生き残ってる。弱くなんてないよ。だって、見捨てなかったじゃん。」
私はそう言って立ち上がった。まだ痛いけど動けないほどじゃない。多分、その回復薬のおかげだろう。司にはああいったけど、今度その男の子にお礼しよう。
「お、おい。まだ立ち上がらない方が……。」
「うんん。移動しないと。」
いまだ、私たちはダンジョンの中だった。いつゴブリンに襲われるのか分かったものじゃない。槍を持った真治が警戒していた。
「真治もありがとう。」
「やめろよ。柄でもない。」
真治は破顔しながら言った。普段無口で額にしわを寄せていて怒っているように見えるけど、実は優しい。特別じゃないけどたくさんいるようなやつじゃない。「それと、背負ってくれてありがとう。」彼も私も司も何も言わず引き返した。
【No125,653,442 偉業の達成 60ポイント獲得】
偉業?偉業なんてなにかした?全く分からなかったが得をした気分だった。私は安全を個確認しつつ、歩きながらスキルにポイントを振った。
「ゴブリンだ!俺が前。司が後ろ。」
不意を突いたようにゴブリンが飛び出してきた。
同時に真治が振り返ると先程までいなかったのに後ろにゴブリンがいた。
頭に浮かび上がる挟み撃ちと言う言葉。
武器を持ってるのは真治だけ。いや、私は腰につけていたナイフを司に渡した。
「司使って。私が持ってても意味ない。」
「分かった。」
「前に2。後ろに1。か?」
そうは言うものの、ゴブリン&ゴブリン-真治-私-司-ゴブリン。と言うように挟まれている。
数体のゴブリンで先程死にかけた私たちには大変な事態に変わりない。話に聞く男の子ならたった一人でも何とかするだろうなと想像もできないことを思いつつ、戦闘を開始する。
真治に2体が同時に襲い掛かる。前の戦いでわかったことだけど槍は刺しちゃいけない。刺さったまま抜けなくなることがある。だから基本叩くのがいいのだけれどこの通路では振り回しづらく、なかなか難しい。
槍で威嚇して時間稼ぎしていた。じり貧だ。
一方の司は、ナイフで威嚇していた。本当にじり貧だった。「司、私に合わせて!」私はそれだけ言った。司は振り返ることなく「おう!」とだけ言った。
「【火】【停止】【球】【捕捉】【始動】司! 魔法名“火の球”」
司が離れたのを確認して魔法を放つ。
先程手に入れたポイントを50ポイント使い、スペルスキルを手に入れ、【魔法攻撃】のスキルを5ポイントで最初に手に入れていた。
バスケットボールくらいの火の玉は後ろに下がった司とすれ違うようにしてゴブリンの顔面に火の玉が当たった。
当たったゴブリンは戦闘中にもかかわらず棍棒を手放し、顔に手を当てて苦しそうにのたうち回る。
彼は優しい。私が言ったように彼は優しすぎるのだ。のたうち回るゴブリンを見て呆然としていた。
「司、止め!」
私が、言うと司はおろおろしていた。そういえば、彼が怪我する原因になったのもこの躊躇が原因だったかと思い出す。
背後でゴブリン2体を相手にしている真治を視界におさめてから、司の持つナイフをひったくった。
「司がやらないなら私がやる。司が出来ないなら私がやる。あれだけ、自分を責めていた司はどこいったの?」
生物を殺す。それには私だって嫌悪感を覚える。はっきり言って嫌だ。今まで虫程度しか殺したことは無い。人型生物と動物と虫。命の価値がどうとかいうわけでは無いが虫とそれ以外では私的には圧倒的に何かが違った。
でも、やらなければ死ぬ。のたうち回るゴブリンに馬乗りになった。いつ反撃してくるかわからない。仲間を呼ばれたら困る。だから、殺す。ゴブリンは臭かったが、体温があった。抵抗されたけどナイフを逆手に持って振り下ろした。
感触は気持ち悪かった。ナイフを引き抜いたら返り血が顔にかかった。でも、2回目を刺した。死んだかわからなかったから。やっと動かなくなって光になり消えた。地面に座り込んでしまった。
放心したかったけど私の火事場は終わっていなかった。真治が後ろで戦っている。
放心したいけどできない。胃の中の物を吐き出したいけど、そもそも、胃の中に何もない。
多分私の顔は真っ青だろう。
それこそここで放心したら真っ青を通り越して土色になってしまう。
ステータスを見てあと一発だけ同じ魔法を撃てるMPがあることを確かめた。しかし、今使うのは得策ではない。まだ、道のりは長い。
こうなったのは不自然に何もいなかった通路をずけずけと進んだつけだろう。私たちの危機感の薄さが原因。そして、これ自体が罠であり、この戦いは仕組まれたものなのかもしれない。今考えても仕方のないことか。
私は真治の背中に隠れながら接近し真治に左の一体を攻撃するように言った。その瞬間、真治は左のゴブリンを突き刺した。もう一体のゴブリンが棍棒を振り上げている。そこに決死の勢いで私がタックルするように飛び掛かり、刺殺した。
馬乗りになって何度も何度も刺した。
【No125,653,442偉業の達成 1ポイント獲得】
「しずくナイス。」
真治が珍しく褒めた。しゃべることそのものが珍しいのだから誉めることは殊更に珍しい。珍事。明日は雪でも降るのかもしれない。
「真治もナイス。」
宝箱を発見するなどしてそれから一時間後、外に出ることが出来た。
司はついてくるだけ。終始、俯いたままだった。
こんな世界だからといってどちらが正しいとは言い切れない。あの後、私はトラップで左腕を失い、ゴブリンに噛みつかれたせいで特殊な感染症にかかり、右足はそのせいで急速に壊死して膝から下を切断することになった。
真治も同様に右足を犠牲にした。皮肉にも司は特に大きなけがはなかった。そして、戦闘に参加させることもなかった。
左腕を犠牲にして手に入れた宝箱から出た物は高額で売れた。真治の【魔道具ドロップ】のおかげで運よく宝箱から実用性のある魔道具が出た。1,000万で売れたがその金は治療費にほぼ消えることとなったと聞いている。
真治はいくつかの生産に役立つスキルを取ってからポイントの取引をしているところに自分の持っているポイントの大半を売り払って生産職になったらしい。1ポイントで10,000円になったようだ。
あれから司と会うことはなくなった。家を出る前に聞いた母親の話では、狂ったようにダンジョンに潜っているらしい。あの魔物を殺せなかった司がだ。
私は病院で切り落とされた後、下級外傷ポーションと言うものを掛けられて即退院だった。今の経済状況では片腕片足の私は家の迷惑になる。役に立ちそうな一つのスキルをとって家を出た。
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