おちおち冥福も祈れない

第12回BL大賞参加中! 現在の順位:2,204
心を閉ざした仕事人間「ハル」、その心を“開く者”「ヴェスナ」、そしてハルの実家「錠野葬祭」の愉快な仲間たちが繰り広げる葬送系ブラックコメディ。

傍若無人の人外美青年に押しかけられた葬儀屋の日常を連作短編でお送りします。
ホラー・グロ要素はありません。

◆各話あらすじ
※ エピソードタイトルが「+」になっているものは大人向け

【1話 手首はどこへ消えた?】
たとえ休日だろうと、葬儀屋が気を抜いていい夜などない。
会社の「緊急事態」にハルが見つけだすよう頼まれたのは、故人の手首だった。

【2話 供物の花園】
不本意ながらヴェスナに仕事を依頼したハル。
通夜会場で超常現象を起こしているところを、取引先の花屋・橘月に見られてしまう。

【3話 誰にも向かない職業】
猛吹雪の夜、2人は恋に落ちる──こともなく、名前も知らぬままに関係を持った。
奇妙な同居生活がはじまるまでの出会い編。

【4話 絡まざるは兄弟】
あまり理想的とは言えない出会いから3日。
風邪で倒れ、ヴェスナに頼るしかないハルの元に、「兄」が現れる。

【5話 双子の意志】
葬儀の生前予約を求めて傍迷惑な馴染み客が来襲。
危なっかしい彼らを追い払おうとするハルだったが、そのしつこさに心が折れそうになってしまう。

【6話 ツキと六文銭】
くじで温泉旅行を引き当てた強運の持ち主ことヴェスナ。
彼との旅が平和に終わるはずがないというハルの警戒をよそに、時はつつがなく過ぎていく。

【7話 若き葬儀屋の悩み】
父が久しぶりに帰ってきた。
同居人の存在を隠したいハルの想いが尊重されるわけはなく、ヴェスナの暗躍がはじまる。
24h.ポイント 21pt
0
小説 24,375 位 / 193,816件 BL 6,276 位 / 25,668件

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

目が覚めたら囲まれてました

るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。 燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。 そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。 チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。 不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で! 独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。

とろとろ【R18短編集】

ちまこ。
BL
ねっとり、じっくりと。 とろとろにされてます。 喘ぎ声は可愛いめ。 乳首責め多めの作品集です。

【完結】お嬢様の身代わりで冷酷公爵閣下とのお見合いに参加した僕だけど、公爵閣下は僕を離しません

八神紫音
BL
 やりたい放題のわがままお嬢様。そんなお嬢様の付き人……いや、下僕をしている僕は、毎日お嬢様に虐げられる日々。  そんなお嬢様のために、旦那様は王族である公爵閣下との縁談を持ってくるが、それは初めから叶わない縁談。それに気付いたプライドの高いお嬢様は、振られるくらいなら、と僕に女装をしてお嬢様の代わりを果たすよう命令を下す。

悪役令息は犬猿の仲の騎士団長に溺愛される。

佐倉海斗
BL
ブラッド・カザニアは、同級生であり上司でもある騎士団長、アルバート・スターチスに恋心を抱いていた。それは叶わないものだと思いつつ、素直になれない自分自身に悔しい思いをしながらも捨てることができなかった。――その恋が報われる時が来た。よりにもよって、『悪役令息』として世間で悪い噂が流れ始め、実家の伯爵家が窮地に追い込まれた時のことだった。 侯爵家の嫡男で騎士団長 × 負けず嫌いな一途な悪役令息によるケンカップルによる物語。 ※R指定要素が多い作品になります。 ムーンライトノベルズにも掲載しています。 ※追記 Rシーンには目印「※」をつけるようにしました。  

捨てられ子供は愛される

やらぎはら響
BL
奴隷のリッカはある日富豪のセルフィルトに出会い買われた。 リッカの愛され生活が始まる。 タイトルを【奴隷の子供は愛される】から改題しました。

隣人、イケメン俳優につき

タタミ
BL
イラストレーターの清永一太はある日、隣部屋の怒鳴り合いに気付く。清永が隣部屋を訪ねると、そこでは人気俳優の杉崎久遠が男に暴行されていて──?

愛すべきマリア

志波 連
恋愛
幼い頃に婚約し、定期的な交流は続けていたものの、互いにこの結婚の意味をよく理解していたため、つかず離れずの穏やかな関係を築いていた。 学園を卒業し、第一王子妃教育も終えたマリアが留学から戻った兄と一緒に参加した夜会で、令嬢たちに囲まれた。 家柄も美貌も優秀さも全て揃っているマリアに嫉妬したレイラに指示された女たちは、彼女に嫌味の礫を投げつける。 早めに帰ろうという兄が呼んでいると知らせを受けたマリアが発見されたのは、王族の居住区に近い階段の下だった。 頭から血を流し、意識を失っている状態のマリアはすぐさま医務室に運ばれるが、意識が戻ることは無かった。 その日から十日、やっと目を覚ましたマリアは精神年齢が大幅に退行し、言葉遣いも仕草も全て三歳児と同レベルになっていたのだ。 体は16歳で心は3歳となってしまったマリアのためにと、兄が婚約の辞退を申し出た。 しかし、初めから結婚に重きを置いていなかった皇太子が「面倒だからこのまま結婚する」と言いだし、予定通りマリアは婚姻式に臨むことになった。 他サイトでも掲載しています。 表紙は写真ACより転載しました。