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2章
22 ホン侯爵家 9
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数日かけてガイ達は帰って来た。
村に着いたのは夕日が沈む前。
村の工場に入った運搬機を、村長コエトールを始め留守を預かっていた面々が出迎える。
女魔術師のララが嬉しそうに駆け寄ってきた。
「お帰りなさい! 無事でしたか姉さん」
「お互いにな。村は何事も無かったようで良かった」
変わらぬ村の様子を眺め、話しかけられたレレンは安堵した。
その後ろで、運搬機を降りるやタリンがのびをしつつ叫ぶ。
「うーし、溜まってるしオンナの店へイッパツ行くかあ!」
もちろん風俗の事である。
蔑みの目で一瞥してから、くるりと他のメンバーへ振り返り、スティーナが皆に呼びかけた。
「まぁ他の人は長旅の疲れを癒してください。では解散という事で」
――家への帰り道――
星が瞬き始めた夕闇の下、ガイ、イム、シャンリーの三人は連れ立って歩く。
黙って家に向かっていたが、月明かりが目に入り、ガイは隣を歩くシャンリーに話しかけた。
「ユーガンは基地にほったらかしで帰って来たけど、あれで良かったのかい?」
前を向いて歩きながらシャンリーが訊き返す。
「処刑すれば良かった、と思う?」
ガイの肩に座るイムが、不思議な物を見る目でシャンリーを見上げた。
少しの間考え、ガイも前を向いて答える。
「どうだろうな……そこまでする気は、俺には無くなってた」
それを聞いた上で、シャンリーはなおも続けた。
「彼は不満をほぼ最悪な形で帝国にぶつけたわ。巻き込まれた人、命を落とした人の存在を考えれば、死罪でも仕方が無い筈よ」
冷たい断言だった。
だがガイは……
「皇女の君が言うならそうなんだろうけど。俺は裁判官じゃないからなあ。無力になった敵をどうするかは、まぁ、流れ次第か」
少しの間、シャンリーは黙った。
やがて、いくぶんか柔らかさを取り戻した声で――
「……‥そうね。私がどうこう考える事でガイの手を汚すのも、お門違いというものね」
「俺が聞きたいのは、どっちかというと……実家を勘当されて独りぼっちになったあいつを、君が何かしら慰めてやりたい気持ちとかなかったのかな……と」
ガイが言うと、シャンリーは微かに驚いたようだ。
「ああ、そういう事ね」
しかしすぐに冷静さを取り戻す。
「言われるまで思いつかなかった時点で、私にとって彼は昔の知人でしかなかったという事よ」
「大人しくて真面目な人、という印象だったわ。武芸も達者ではあったけど、強いというよりは上手という感じで……あまり好きそうではなかったわね。お話しても芸能や流行なんかには疎くて、音楽も演劇も絵画も詩も通り一遍の知識があるだけという風だった」
ガイが訊いたわけではないが。
シャンリーは昔の事を語りだした。
「友達の多い人じゃなかったわね。悪い人じゃないのは皆が認めていたけど」
そこまで話すと、彼女は視線を上に向けた。
どんどん昏くなる夜空へと。
「でもね。星や月に関してはやけに詳しくてね。夜の庭で灯りから離れて熱心に空を眺めていたのを見かけて、何が見えるのか訊いてみた事があったわ。こっちは軽い挨拶程度のつもりだったのに、そこから熱心に、星座やその逸話、農業や輸送業がどう利用しているかとか、もう出るわ出るわで。これは何かの先生がやれるんじゃないかと感心するしかなかったの」
シャンリーの顔が僅かに柔らかくなる。
「それをきっかけに、時々一緒に夜空を見るようになった。彼の知っている事を聞くだけでも面白かったけど、星座の神話や星の動きに必ず『私はこういう事なんじゃないかと思います』と彼なりの解釈や想像を付け加えるの。それが大人しい彼の内面を覗けているようで、興味深さを感じていたというか……」
そこで――彼女は夜空から目を逸らし、俯いた。
「思えば彼は無意識に、夜ならではの世界に惹かれていたのかも」
そこでシャンリーの声に、僅かな焦りと精一杯の茶目っ気が入る。
「若い男女が人気の無い所で一緒にいたのに、いけない事には全くならなかったわね。あの頃はお互いに子供だったのかな」
ガイは――横目ではあったが――シャンリーを見つめた。
「やっぱ一声かけても良かったんじゃないか? 家同士の関係なんかよりは身近な友達だったように聞こえるけど」
シャンリーは……俯いたままだ。
「私の話し方にノスタルジーが入り過ぎていたかしら。私にとって、彼はいつの間にか見なくなっていた知人。彼にとって、私は納得できない制度の象徴。結局のところ、私が皇女という事ありきの接点しかないの」
そこまで話した時。三人は家の敷地に着いていた。
尻尾をふるマーダードーベルマンの番犬達に手を振り、家の中へ入って台所へ向かう。
――食卓のある台所――
一息ついてから、シャンリーが冷蔵庫――冷却の魔法が常動化された箱――を開けた。
「長旅で疲れたわね。ご飯、簡単な物で許してちょうだい」
「疲れてるなら俺が作るけど。鍋でいいよな?」
ガイが土鍋を棚から出すと、シャンリーは小さく溜息をついた。
「……そうね。夫婦のふりも止めたし、それでもいいか」
ガイは困って頬を掻く。
「そういうわけじゃないさ。今の俺はこう見えてタフですってだけだよ。シャンリーがどこの誰さんとか、そういう事じゃなくてさ」
シャンリーは……そんなガイに、何と言っていいのか、言葉を探していた。
互いにしばし沈黙する。
(上手く伝わらないな……)
もどかしさを感じるガイ。
それは自分が自分に感じるようになった違和感ゆえなのかとも思う。
だが――
二人の視界にひょいとイムが顔を出した。
そして屈託なく満面の笑顔。
「みんなでやろう!」
一瞬、呆気にとられたが。
シャンリーはくすくすと笑った。
「そうね。一緒に作りましょうか」
「そうすっか」
ガイも笑いながら、冷蔵庫から食材を取り出した。
三人で囲む鍋は暖かい物だった。
ありあわせの材料ではあったが、それでも。
村に着いたのは夕日が沈む前。
村の工場に入った運搬機を、村長コエトールを始め留守を預かっていた面々が出迎える。
女魔術師のララが嬉しそうに駆け寄ってきた。
「お帰りなさい! 無事でしたか姉さん」
「お互いにな。村は何事も無かったようで良かった」
変わらぬ村の様子を眺め、話しかけられたレレンは安堵した。
その後ろで、運搬機を降りるやタリンがのびをしつつ叫ぶ。
「うーし、溜まってるしオンナの店へイッパツ行くかあ!」
もちろん風俗の事である。
蔑みの目で一瞥してから、くるりと他のメンバーへ振り返り、スティーナが皆に呼びかけた。
「まぁ他の人は長旅の疲れを癒してください。では解散という事で」
――家への帰り道――
星が瞬き始めた夕闇の下、ガイ、イム、シャンリーの三人は連れ立って歩く。
黙って家に向かっていたが、月明かりが目に入り、ガイは隣を歩くシャンリーに話しかけた。
「ユーガンは基地にほったらかしで帰って来たけど、あれで良かったのかい?」
前を向いて歩きながらシャンリーが訊き返す。
「処刑すれば良かった、と思う?」
ガイの肩に座るイムが、不思議な物を見る目でシャンリーを見上げた。
少しの間考え、ガイも前を向いて答える。
「どうだろうな……そこまでする気は、俺には無くなってた」
それを聞いた上で、シャンリーはなおも続けた。
「彼は不満をほぼ最悪な形で帝国にぶつけたわ。巻き込まれた人、命を落とした人の存在を考えれば、死罪でも仕方が無い筈よ」
冷たい断言だった。
だがガイは……
「皇女の君が言うならそうなんだろうけど。俺は裁判官じゃないからなあ。無力になった敵をどうするかは、まぁ、流れ次第か」
少しの間、シャンリーは黙った。
やがて、いくぶんか柔らかさを取り戻した声で――
「……‥そうね。私がどうこう考える事でガイの手を汚すのも、お門違いというものね」
「俺が聞きたいのは、どっちかというと……実家を勘当されて独りぼっちになったあいつを、君が何かしら慰めてやりたい気持ちとかなかったのかな……と」
ガイが言うと、シャンリーは微かに驚いたようだ。
「ああ、そういう事ね」
しかしすぐに冷静さを取り戻す。
「言われるまで思いつかなかった時点で、私にとって彼は昔の知人でしかなかったという事よ」
「大人しくて真面目な人、という印象だったわ。武芸も達者ではあったけど、強いというよりは上手という感じで……あまり好きそうではなかったわね。お話しても芸能や流行なんかには疎くて、音楽も演劇も絵画も詩も通り一遍の知識があるだけという風だった」
ガイが訊いたわけではないが。
シャンリーは昔の事を語りだした。
「友達の多い人じゃなかったわね。悪い人じゃないのは皆が認めていたけど」
そこまで話すと、彼女は視線を上に向けた。
どんどん昏くなる夜空へと。
「でもね。星や月に関してはやけに詳しくてね。夜の庭で灯りから離れて熱心に空を眺めていたのを見かけて、何が見えるのか訊いてみた事があったわ。こっちは軽い挨拶程度のつもりだったのに、そこから熱心に、星座やその逸話、農業や輸送業がどう利用しているかとか、もう出るわ出るわで。これは何かの先生がやれるんじゃないかと感心するしかなかったの」
シャンリーの顔が僅かに柔らかくなる。
「それをきっかけに、時々一緒に夜空を見るようになった。彼の知っている事を聞くだけでも面白かったけど、星座の神話や星の動きに必ず『私はこういう事なんじゃないかと思います』と彼なりの解釈や想像を付け加えるの。それが大人しい彼の内面を覗けているようで、興味深さを感じていたというか……」
そこで――彼女は夜空から目を逸らし、俯いた。
「思えば彼は無意識に、夜ならではの世界に惹かれていたのかも」
そこでシャンリーの声に、僅かな焦りと精一杯の茶目っ気が入る。
「若い男女が人気の無い所で一緒にいたのに、いけない事には全くならなかったわね。あの頃はお互いに子供だったのかな」
ガイは――横目ではあったが――シャンリーを見つめた。
「やっぱ一声かけても良かったんじゃないか? 家同士の関係なんかよりは身近な友達だったように聞こえるけど」
シャンリーは……俯いたままだ。
「私の話し方にノスタルジーが入り過ぎていたかしら。私にとって、彼はいつの間にか見なくなっていた知人。彼にとって、私は納得できない制度の象徴。結局のところ、私が皇女という事ありきの接点しかないの」
そこまで話した時。三人は家の敷地に着いていた。
尻尾をふるマーダードーベルマンの番犬達に手を振り、家の中へ入って台所へ向かう。
――食卓のある台所――
一息ついてから、シャンリーが冷蔵庫――冷却の魔法が常動化された箱――を開けた。
「長旅で疲れたわね。ご飯、簡単な物で許してちょうだい」
「疲れてるなら俺が作るけど。鍋でいいよな?」
ガイが土鍋を棚から出すと、シャンリーは小さく溜息をついた。
「……そうね。夫婦のふりも止めたし、それでもいいか」
ガイは困って頬を掻く。
「そういうわけじゃないさ。今の俺はこう見えてタフですってだけだよ。シャンリーがどこの誰さんとか、そういう事じゃなくてさ」
シャンリーは……そんなガイに、何と言っていいのか、言葉を探していた。
互いにしばし沈黙する。
(上手く伝わらないな……)
もどかしさを感じるガイ。
それは自分が自分に感じるようになった違和感ゆえなのかとも思う。
だが――
二人の視界にひょいとイムが顔を出した。
そして屈託なく満面の笑顔。
「みんなでやろう!」
一瞬、呆気にとられたが。
シャンリーはくすくすと笑った。
「そうね。一緒に作りましょうか」
「そうすっか」
ガイも笑いながら、冷蔵庫から食材を取り出した。
三人で囲む鍋は暖かい物だった。
ありあわせの材料ではあったが、それでも。
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