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2章
22 ホン侯爵家 4
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――夜――
月が明るい夜だった。
その夜空からホン侯爵邸に降り立つ機体が一機。
コウモリの頭と翼をもつ人造巨人が、装甲に月の光を反射させ、庭……本邸のすぐ前に着地した。
ガイ達は広間に移動していたが、その目と鼻の先である。格納庫に入れた運搬機、その中にある自分達の機体よりよほど近い。
その機体を見上げて叫ぶポリアンナ。
「あれは……兄の機体!」
「そこに停めるのか」
苦い顔で呟くガイの横で、シャンリーの目が鋭くなる。
「私達がここにいる事を知っているのね。影針という暗殺者から情報を得ていれば、ポリアンナがここに戻った事から読めるはず」
機体が膝まずき、操縦席から銀髪の騎士――ユーガンが跳び下りる。何メートルもある高さを苦も無く着地し、庭に面した大きな窓から入って来た。
「ただいま戻りました」
そしてガイ達を見回す。そこに驚いた様子は全く無い。
「客人もお揃いか」
慇懃無礼にさえ見えるユーガンに、ポリアンナがたまらず叫んだ。
「兄上! 聞きたい事があります」
義妹の必死なさまに、ユーガンは察した。
「父上。ポリアンナに私の身の上を話しましたな?」
「うむ」
苦悩に顔を歪めつつもホン侯爵は頷く。
そこでシャンリーが毅然と問いかけた。
「私も興味があるわ。ユーガン、なぜケイト帝国にいまだ弓引くの? まさか皇帝になれないから……というわけでもないでしょう?」
冷たい目を彼女に向けるユーガン。その視線には敵意が籠っていた。
「そのまさかだと言ったら? 可能性が私達に無い。それが気に入らない……だからだと言ったら?」
彼は己の掌を見つめる。
「吸血鬼の力に覚醒した当時、私は信じられなかった――それまで己を人間だと思っていたからな。両親が養父母だなどと思ってもいなかった。しかし思い悩んで訊いてみれば、私は異世界から来た半吸血鬼だという」
掌が握られた。拳に力が入り、震える。
「私には生まれながらに、皇帝への道は無かったのだ。それを誰も知らなかった」
それを聞き、タリンが「ヘッ!」と吐き捨てる。
「そんなに地位が欲しいのかよ。それとも皇女さんに内心惚れ込んでいたのか?」
今度は彼に目を向けるユーガン。しかし……
「あれば嬉しく、さりとて無いならそれで……といった所か。どちらもな」
その言葉に怒りや苛立ちは無かった。落ち着きさえあった。
「わけがわかりません。ならばなぜ封印された古竜を、改造までしてけしかけているんです?」
スティーナが問う。
するとユーガンが目を向け、話かけたのは、己の義両親にだった。
「父上、母上。私が人外種族だったとわかったあの日。貴方達は悲しんで私に詫びましたよね。わからなかった、すまない……と」
言葉から落ち着きが次第に消えていく。
「なぜ貴方達が悲しむのでしょうか? 私を我が子として慈しみ、面倒をみてくださったというのに。それは、本来持っていた……と思っていた可能性が無かったからでしょう?」
無いとわかっていたのと、有ると思っていた物が無かったのと。
その二つは違う。違うのだ。
「私も悲しかったですよ。私にも、顔も知らない実母にも、ひきとってくださった貴方達にも、誰一人落ち度などなかったというのに、貴方達を悲しませた事が。原因が、私が私自身だという事が」
声に憤りが籠っていく。
何に、誰に対してなのか……。
「そして私が将来子を作っても、その子が男でかつ人間でなければ、やはり可能性は無い。孫に望みを託した所で、その頃貴方達が生きているかどうか……貴方達は人間なのだから。私はそうではないのだから!」
ユーガンの子が人間の男子である見込みは、半々のさらに半々。妻が人間だと限定した上でだ。その分の悪さもまた彼が彼身だからだ。
彼の心情をぶつけられ、その両親は驚き、戸惑った。
「何を……言っている!? 皇帝などそこまでこだわる物では……」
「全く期待していなかった、と断言できますかな?」
養子がそう問うと、一瞬言葉に詰まりはしたが。
それでも侯爵は訴えた。
「それは、お前が真面目でできが良く理髪な子だったから……そうなれば嬉しいと、親の贔屓目程度の話で……」
ユーガンはその言葉に頷いた。喜び、満足して。
そしてだからこそ――
「その親馬鹿一つ許されないから、私に詫びたのでしょう? 何も悪くない貴方が」
「成りたかったわけではなく、許せなかったという事か?」
ガイが訊くと、ユーガンは「ああ」と肯定した。
しかしこうも付け加える。
「何を嫌おうが内心だけなら自由だ。私が公言するのはこれが初めてだし……本当なら心の奥底に一生押し込めていただろう。何事も無い時代なら。平和な時代ならな」
誰しも、どうにもならない事がある。
どうにもならなければ諦めもつく。
だが――
「だが、この時代にはチャンスがあった。この決まりを……帝国を土台から崩してしまうチャンスが。それが私の前に来てしまった」
機会が与えられなかった事が天運なら、機会を得るのもまた天運。
「だから魔王軍に降った。封印された魔竜を手土産に、戦わずしてな」
そこで微かに、ユーガンは笑った。
どこか自嘲気味に。
「だが世の中はとかく思い通りにいかぬもの。ケイト帝国は首の皮一枚で繋がってしまった。ならばとどめを刺さねばならん。人間しか皇帝になれないという掟を、皇帝が最上位にある地で変えるには、一度叩き壊すしかない」
「そして貴方が皇帝になると」
シャンリーが問う。
ユーガンは……頷かなかった。
「他の者でもいいし、いっそ別の国が興ってもいい。前例が一度できてしまえば、今度は他種族が元の掟を断固認めなくなるだろう」
「今の帝国の掟は差別だ、それを破壊する……という大義名分でしたか」
スティーナは理解したように、しかしどこか揶揄するように言った。
だがユーガンは……それを否定した。
「裏切りで始めているのに大儀や正義などあるものか。戦後の復興を踏みにじってでも帝国に剣を向けるのは、ただ私の身の上にとって許せないという……己の私情だ。私怨だよ」
月が明るい夜だった。
その夜空からホン侯爵邸に降り立つ機体が一機。
コウモリの頭と翼をもつ人造巨人が、装甲に月の光を反射させ、庭……本邸のすぐ前に着地した。
ガイ達は広間に移動していたが、その目と鼻の先である。格納庫に入れた運搬機、その中にある自分達の機体よりよほど近い。
その機体を見上げて叫ぶポリアンナ。
「あれは……兄の機体!」
「そこに停めるのか」
苦い顔で呟くガイの横で、シャンリーの目が鋭くなる。
「私達がここにいる事を知っているのね。影針という暗殺者から情報を得ていれば、ポリアンナがここに戻った事から読めるはず」
機体が膝まずき、操縦席から銀髪の騎士――ユーガンが跳び下りる。何メートルもある高さを苦も無く着地し、庭に面した大きな窓から入って来た。
「ただいま戻りました」
そしてガイ達を見回す。そこに驚いた様子は全く無い。
「客人もお揃いか」
慇懃無礼にさえ見えるユーガンに、ポリアンナがたまらず叫んだ。
「兄上! 聞きたい事があります」
義妹の必死なさまに、ユーガンは察した。
「父上。ポリアンナに私の身の上を話しましたな?」
「うむ」
苦悩に顔を歪めつつもホン侯爵は頷く。
そこでシャンリーが毅然と問いかけた。
「私も興味があるわ。ユーガン、なぜケイト帝国にいまだ弓引くの? まさか皇帝になれないから……というわけでもないでしょう?」
冷たい目を彼女に向けるユーガン。その視線には敵意が籠っていた。
「そのまさかだと言ったら? 可能性が私達に無い。それが気に入らない……だからだと言ったら?」
彼は己の掌を見つめる。
「吸血鬼の力に覚醒した当時、私は信じられなかった――それまで己を人間だと思っていたからな。両親が養父母だなどと思ってもいなかった。しかし思い悩んで訊いてみれば、私は異世界から来た半吸血鬼だという」
掌が握られた。拳に力が入り、震える。
「私には生まれながらに、皇帝への道は無かったのだ。それを誰も知らなかった」
それを聞き、タリンが「ヘッ!」と吐き捨てる。
「そんなに地位が欲しいのかよ。それとも皇女さんに内心惚れ込んでいたのか?」
今度は彼に目を向けるユーガン。しかし……
「あれば嬉しく、さりとて無いならそれで……といった所か。どちらもな」
その言葉に怒りや苛立ちは無かった。落ち着きさえあった。
「わけがわかりません。ならばなぜ封印された古竜を、改造までしてけしかけているんです?」
スティーナが問う。
するとユーガンが目を向け、話かけたのは、己の義両親にだった。
「父上、母上。私が人外種族だったとわかったあの日。貴方達は悲しんで私に詫びましたよね。わからなかった、すまない……と」
言葉から落ち着きが次第に消えていく。
「なぜ貴方達が悲しむのでしょうか? 私を我が子として慈しみ、面倒をみてくださったというのに。それは、本来持っていた……と思っていた可能性が無かったからでしょう?」
無いとわかっていたのと、有ると思っていた物が無かったのと。
その二つは違う。違うのだ。
「私も悲しかったですよ。私にも、顔も知らない実母にも、ひきとってくださった貴方達にも、誰一人落ち度などなかったというのに、貴方達を悲しませた事が。原因が、私が私自身だという事が」
声に憤りが籠っていく。
何に、誰に対してなのか……。
「そして私が将来子を作っても、その子が男でかつ人間でなければ、やはり可能性は無い。孫に望みを託した所で、その頃貴方達が生きているかどうか……貴方達は人間なのだから。私はそうではないのだから!」
ユーガンの子が人間の男子である見込みは、半々のさらに半々。妻が人間だと限定した上でだ。その分の悪さもまた彼が彼身だからだ。
彼の心情をぶつけられ、その両親は驚き、戸惑った。
「何を……言っている!? 皇帝などそこまでこだわる物では……」
「全く期待していなかった、と断言できますかな?」
養子がそう問うと、一瞬言葉に詰まりはしたが。
それでも侯爵は訴えた。
「それは、お前が真面目でできが良く理髪な子だったから……そうなれば嬉しいと、親の贔屓目程度の話で……」
ユーガンはその言葉に頷いた。喜び、満足して。
そしてだからこそ――
「その親馬鹿一つ許されないから、私に詫びたのでしょう? 何も悪くない貴方が」
「成りたかったわけではなく、許せなかったという事か?」
ガイが訊くと、ユーガンは「ああ」と肯定した。
しかしこうも付け加える。
「何を嫌おうが内心だけなら自由だ。私が公言するのはこれが初めてだし……本当なら心の奥底に一生押し込めていただろう。何事も無い時代なら。平和な時代ならな」
誰しも、どうにもならない事がある。
どうにもならなければ諦めもつく。
だが――
「だが、この時代にはチャンスがあった。この決まりを……帝国を土台から崩してしまうチャンスが。それが私の前に来てしまった」
機会が与えられなかった事が天運なら、機会を得るのもまた天運。
「だから魔王軍に降った。封印された魔竜を手土産に、戦わずしてな」
そこで微かに、ユーガンは笑った。
どこか自嘲気味に。
「だが世の中はとかく思い通りにいかぬもの。ケイト帝国は首の皮一枚で繋がってしまった。ならばとどめを刺さねばならん。人間しか皇帝になれないという掟を、皇帝が最上位にある地で変えるには、一度叩き壊すしかない」
「そして貴方が皇帝になると」
シャンリーが問う。
ユーガンは……頷かなかった。
「他の者でもいいし、いっそ別の国が興ってもいい。前例が一度できてしまえば、今度は他種族が元の掟を断固認めなくなるだろう」
「今の帝国の掟は差別だ、それを破壊する……という大義名分でしたか」
スティーナは理解したように、しかしどこか揶揄するように言った。
だがユーガンは……それを否定した。
「裏切りで始めているのに大儀や正義などあるものか。戦後の復興を踏みにじってでも帝国に剣を向けるのは、ただ私の身の上にとって許せないという……己の私情だ。私怨だよ」
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