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2章
17 竜の神 5
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枝葉の間から赤い竜の頭がぬうっと突き出た。イムに鼻面を近づけ、その匂いを嗅ぐ。
そうしながら大樹が動いた。四本の幹が地面から抜かれる……その先にあるのは根ではなく、太く短い爪だ。枝葉が造るドームが持ち上がった。
木と葉で造られた途方もなく大きな亀。
ガイが初めて見る巨体を呆気にとられ見上げている横でハマが告げた
「そう、これが竜神アショーカ。シナナ村ができた当時から見守り続ける守り神でもある」
竜の眼がガイを見下ろした。
そんなガイの側でミオンが頭に指を当てて思い出そうとする。
「アショーカ……? 確か五行属性の木を司る最上位竜……全ての動物の祖・七頭の竜神セブンセシズから生まれた直系の子の一頭ね。掛け値なし、本当に神様……このインタセクシルにおいて最も古い神の一柱だわ」
「え!? この村の竜神様ってそこまで大層な物だったのか!」
たまげるガイ。
なにせ地方で祀られている神なので、古代の魔竜相手に「役立てばいいな」程度にしか考えていなかったのだ。
そしてミオンの解説を聞いてたまげる者がもう一人。
「なんと! そこまで大層な物だったのか!」
村の開祖・ハマである。
そこで竜……アショーカが僅かに口を開いた。大きな、けれど静かな声が辺りに響く。
『うん、そうだけど』
飯を食う前のどうでもいいレベルの会話みたいな口調だった。
「……大婆ちゃん、知らんかったのか?」
ガイは困惑する。この竜の昔からの旧友である筈の先祖に。
「だって聞いた事なかったし!」
ハマは怒っていた。逆ギレ気味に。
『だって聞かれた事なかったし……』
アショーカはどうでも良さそうだった。ちょっと面倒そうでもあった。
なんとなく己が悪いみたいな空気にいまいち納得いかなかったが、ガイはポリポリと頭を掻き、改めて竜の巨体を見上げる。
「つーかこの木自体が竜神だったのか……。俺も含めて村のガキはここでしょっちゅう遊んでたんだけど」
『うん、遊ばせとったよ』
「怒らないのね?」
当然のように言うアショーカに、ミオンがちょっと意外そうに訊く。
伝承伝説の類でしかこの竜を知らないミオンにとっては、人と隔絶した古代神という認識なのだ。
だがアショーカは大きな頭を緩やかに動かして頷く。
『怒らんよ。子供カワイイし。だからむしろ嬉しいし。こっそりクンクンしたりしてたし』
途端に目を吊り上げるハマ。
「だからここで遊ばせたくないんじゃ! クンクンフンフンチュッチュチューするのはワシじゃ!」
「そんな理由!?」
改めてたまげるガイ。
己の生まれ故郷でありながら、初めて知る事に驚きの連続であった。
まぁ別の意味での驚きも多いが。
だがハマは言い訳がましく付け加える。
「それに、こいつに立ちションした者が怒りの鼻息で吹き飛ばされてケガしたりするからのう」
『子供は許しとったよワシ』
それがアショーカの言い分だった。
そこでガイは思い出す。
(あ、俺何回もしてたわ……)
まぁシナナ村の子供なら多かれ少なかれやっていた事だ。
「竜神様……アショーカ様、ですか」
気を取り直して竜に呼びかけるガイ。
竜は応えた。
『呼び捨てでええよ。もちっと砕けた話し方で』
「あ、はい。では……竜神アショーカ、今日は頼みがあって来たんだ」
ちょっと拍子抜けしたが、改めて呼びかけるガイ。
するとアショーカはゆっくりと頷く。
頷きはするのだが……
『じゃあ試練を受けてな』
そう言うと、竜の足元が隆起し、洞窟が二つ口を開けた。
「そういうの有るのか」
ありがちな話に半分納得半分がっかりするガイ。
『どっちの洞窟もダンジョンの出入り口な。片方から入る。一番奥で繋がってるんで、もう片方から出る。どっちから入ってどっちから出てもええよ』
右の前足、左の前足。両方の側に現れた洞窟の入り口に関して説明するアショーカ。
だがハマが目を吊り上げて怒鳴った。
「おいアショーカ! ワシの夫に助けられ、数百年の間というもの新年とお盆に村祭りで崇められ続けたというのに、ワシのド可愛い子孫に危険をおかせというのか! 泣いて喜んでそっちが土下座してでも協力するのがスジじゃろうが! ナメた事をヌカすならこれまで捧げてやった祝い用の餅を全部返せ! 数百年ぶん糯米一粒も誤魔化さずにな!」
「神様にそんな口を利いていいんですか?」
思わず訊いてしまうミオン。
アショーカは頷く。
『だよね。それにワシ、農業林業狩猟に加護を与え続けてお返ししてたし。だからあの村はできて以来、食えんほどの飢饉は一回も無かったし』
「あ、そうなんだ。そりゃありがたいや。その割には金持ちには程遠い村だけど……」
感謝半分疑問半分のガイの言葉に、アショーカは――
『元々人間向けの立地じゃないし。だから金が儲かるような場所じゃないし。ハマが旦那との思い出ありきで、己の勝手だけで選んだ場所だし』
「大婆ちゃん……」
「な、なんじゃ! ドライアドが生まれた森に住むのは当たり前じゃろが!」
ガイが額を抑えて呟くと、ハマはちょっとたじろぎながらも怒鳴った。
「森を捨てて人間界に来たというのは……」
「だからここに人里を作ったのじゃ! 人里なんだから人間界判定じゃろ!」
ミオンが小首をかしげても、ハマはやっぱり怒鳴った。
『まぁ最上位竜たるものホイホイ動くなと言われとるからな。ワシの親にしてインタクセシルの全神中最古の神、竜神セブンセシズに。だから試練は受けとくれ。攻略本は渡すからなんとかなるだろ』
アショーカがそう言うと、頭上の枝のどこかから一冊の本が落ちてきた。
その本はガイの眼前でふわりと宙に留まる。
ガイは本を手に取った。
「分厚いな……」
パラパラと数ページめくる。
横からミオンもそれを覗いた、
>
MAP
1フロア256ブロック×256ブロック
全256階
ワンポイントアドバイス
完全攻略に10年は覚悟したい迷宮だ。気長にいこう。寿命の長い種族を仲間にしてパーティを組むと心強いぞ。
要注意モンスター
地下一階:グレーターデーモン
他の地域のダンジョンでは最下層に出る事も多いモンスターだ。コイツに苦戦するなら別の生き方を考えよう。お勧めは冒険者を引退して地味に暮らす事だゾ。
>
戸惑いながら竜を見上げるミオン。
「これ、突破した人はいるんでしょうか……?」
そうしながら大樹が動いた。四本の幹が地面から抜かれる……その先にあるのは根ではなく、太く短い爪だ。枝葉が造るドームが持ち上がった。
木と葉で造られた途方もなく大きな亀。
ガイが初めて見る巨体を呆気にとられ見上げている横でハマが告げた
「そう、これが竜神アショーカ。シナナ村ができた当時から見守り続ける守り神でもある」
竜の眼がガイを見下ろした。
そんなガイの側でミオンが頭に指を当てて思い出そうとする。
「アショーカ……? 確か五行属性の木を司る最上位竜……全ての動物の祖・七頭の竜神セブンセシズから生まれた直系の子の一頭ね。掛け値なし、本当に神様……このインタセクシルにおいて最も古い神の一柱だわ」
「え!? この村の竜神様ってそこまで大層な物だったのか!」
たまげるガイ。
なにせ地方で祀られている神なので、古代の魔竜相手に「役立てばいいな」程度にしか考えていなかったのだ。
そしてミオンの解説を聞いてたまげる者がもう一人。
「なんと! そこまで大層な物だったのか!」
村の開祖・ハマである。
そこで竜……アショーカが僅かに口を開いた。大きな、けれど静かな声が辺りに響く。
『うん、そうだけど』
飯を食う前のどうでもいいレベルの会話みたいな口調だった。
「……大婆ちゃん、知らんかったのか?」
ガイは困惑する。この竜の昔からの旧友である筈の先祖に。
「だって聞いた事なかったし!」
ハマは怒っていた。逆ギレ気味に。
『だって聞かれた事なかったし……』
アショーカはどうでも良さそうだった。ちょっと面倒そうでもあった。
なんとなく己が悪いみたいな空気にいまいち納得いかなかったが、ガイはポリポリと頭を掻き、改めて竜の巨体を見上げる。
「つーかこの木自体が竜神だったのか……。俺も含めて村のガキはここでしょっちゅう遊んでたんだけど」
『うん、遊ばせとったよ』
「怒らないのね?」
当然のように言うアショーカに、ミオンがちょっと意外そうに訊く。
伝承伝説の類でしかこの竜を知らないミオンにとっては、人と隔絶した古代神という認識なのだ。
だがアショーカは大きな頭を緩やかに動かして頷く。
『怒らんよ。子供カワイイし。だからむしろ嬉しいし。こっそりクンクンしたりしてたし』
途端に目を吊り上げるハマ。
「だからここで遊ばせたくないんじゃ! クンクンフンフンチュッチュチューするのはワシじゃ!」
「そんな理由!?」
改めてたまげるガイ。
己の生まれ故郷でありながら、初めて知る事に驚きの連続であった。
まぁ別の意味での驚きも多いが。
だがハマは言い訳がましく付け加える。
「それに、こいつに立ちションした者が怒りの鼻息で吹き飛ばされてケガしたりするからのう」
『子供は許しとったよワシ』
それがアショーカの言い分だった。
そこでガイは思い出す。
(あ、俺何回もしてたわ……)
まぁシナナ村の子供なら多かれ少なかれやっていた事だ。
「竜神様……アショーカ様、ですか」
気を取り直して竜に呼びかけるガイ。
竜は応えた。
『呼び捨てでええよ。もちっと砕けた話し方で』
「あ、はい。では……竜神アショーカ、今日は頼みがあって来たんだ」
ちょっと拍子抜けしたが、改めて呼びかけるガイ。
するとアショーカはゆっくりと頷く。
頷きはするのだが……
『じゃあ試練を受けてな』
そう言うと、竜の足元が隆起し、洞窟が二つ口を開けた。
「そういうの有るのか」
ありがちな話に半分納得半分がっかりするガイ。
『どっちの洞窟もダンジョンの出入り口な。片方から入る。一番奥で繋がってるんで、もう片方から出る。どっちから入ってどっちから出てもええよ』
右の前足、左の前足。両方の側に現れた洞窟の入り口に関して説明するアショーカ。
だがハマが目を吊り上げて怒鳴った。
「おいアショーカ! ワシの夫に助けられ、数百年の間というもの新年とお盆に村祭りで崇められ続けたというのに、ワシのド可愛い子孫に危険をおかせというのか! 泣いて喜んでそっちが土下座してでも協力するのがスジじゃろうが! ナメた事をヌカすならこれまで捧げてやった祝い用の餅を全部返せ! 数百年ぶん糯米一粒も誤魔化さずにな!」
「神様にそんな口を利いていいんですか?」
思わず訊いてしまうミオン。
アショーカは頷く。
『だよね。それにワシ、農業林業狩猟に加護を与え続けてお返ししてたし。だからあの村はできて以来、食えんほどの飢饉は一回も無かったし』
「あ、そうなんだ。そりゃありがたいや。その割には金持ちには程遠い村だけど……」
感謝半分疑問半分のガイの言葉に、アショーカは――
『元々人間向けの立地じゃないし。だから金が儲かるような場所じゃないし。ハマが旦那との思い出ありきで、己の勝手だけで選んだ場所だし』
「大婆ちゃん……」
「な、なんじゃ! ドライアドが生まれた森に住むのは当たり前じゃろが!」
ガイが額を抑えて呟くと、ハマはちょっとたじろぎながらも怒鳴った。
「森を捨てて人間界に来たというのは……」
「だからここに人里を作ったのじゃ! 人里なんだから人間界判定じゃろ!」
ミオンが小首をかしげても、ハマはやっぱり怒鳴った。
『まぁ最上位竜たるものホイホイ動くなと言われとるからな。ワシの親にしてインタクセシルの全神中最古の神、竜神セブンセシズに。だから試練は受けとくれ。攻略本は渡すからなんとかなるだろ』
アショーカがそう言うと、頭上の枝のどこかから一冊の本が落ちてきた。
その本はガイの眼前でふわりと宙に留まる。
ガイは本を手に取った。
「分厚いな……」
パラパラと数ページめくる。
横からミオンもそれを覗いた、
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MAP
1フロア256ブロック×256ブロック
全256階
ワンポイントアドバイス
完全攻略に10年は覚悟したい迷宮だ。気長にいこう。寿命の長い種族を仲間にしてパーティを組むと心強いぞ。
要注意モンスター
地下一階:グレーターデーモン
他の地域のダンジョンでは最下層に出る事も多いモンスターだ。コイツに苦戦するなら別の生き方を考えよう。お勧めは冒険者を引退して地味に暮らす事だゾ。
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「これ、突破した人はいるんでしょうか……?」
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