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2章
17 竜の神 3
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村外れの社に、新たに姿を現した人物。
それは一人の女性だった。
見た目、歳は二十代。金に近い茶色の長い髪に、緑の瞳の切れ長の目。白い薄絹を纏い、頭には葛で編んだ冠を被っている。
女性はガイを見つめながらも、時折油断ない視線をミオンに向けていた。
その女性へガイは呼びかける。
「大婆ちゃん! 今日は頼みがあってきたんだ」
「ふん……都会の女を連れてかえ」
女性は面白くなさそうに鼻を鳴らした。
外見では少々年上なだけの女性がガイに「大婆ちゃん」と呼ばれている。
ミオンは戸惑いはしたが、すぐに見当をつけた。
「……人間ではない、別の種族なのね」
女性は腰に手をあてて頷く。
「察したか。いかにも、ワシは森の精ドライアドの一人。かつて人と結婚し、それ故に人の世界で生きる事にした者じゃ」
「それが昔の話で、ずっと村で暮らしているから『大婆様』と呼ばれているのですね」
ミオンは納得した。
……のだが、相手はキッとミオンを睨む。
「違う。そんな呼び名ではない。『大婆ちゃん』じゃ」
「?」
困惑するミオン。
ガイは苦笑した――困っているというより、親しい身内のいたずらを話す時のように。
「大婆ちゃんはちょっとそこに拘りがあるんだ。特に小さい子には必ずそう呼ばせるし」
女性は頷く。
「当然。ちんまい幼子がワシを慕って『おおばあちゃん』『おおばあちゃ』『おおばあ』などと呼ぶ、あの可愛らしさの前に……」
だんだん体が震えてきた。
「ワシは、ワシは……」
頬を染め、感情が高ぶるに任せて身悶えして叫ぶ。
「おほぉぅん! ほおおぉ! うふうぅぅ!」
慌てて村の年寄達が女性の周囲に駆け寄った。
「落ち着くんじゃ、大婆ちゃん!」
「しっかりしろ、ここに幼子はおらんぞ!」
「気付けじゃ、酒を出すんじゃ!」
どこからか一升瓶が取り出され、羽交い絞めにされた女性の口に突っ込まれる。村の地酒が喉の奥に流し込まれ、しばし、女性が勢いよく嚥下する音が聞こえた。
やがて女性は落ち着いて年寄達を振り払い、一升瓶を空にしてから「ふう……」と溜息をつく。
「まぁちょっと取り乱したか。ガイが幼い頃の事を思い出してしまったわい。ワシにとってはつい昨日も同然、べそかいておったのにワシが抱っこすると胸に顔をうずめて甘えてしがみついてきた時の事を……」
だんだん体が震えてきた。
「ワシは、ワシは……」
頬を染め、感情が高ぶるに任せて身悶えが始まる。
慌てて村の年寄達が女性の周囲に駆け寄った。
「いかん、またイッてしまうぞ」
「落ち着くんじゃ、大婆ちゃん!」
「酒じゃ、気をしっかりもつんじゃ!」
どこからか一升瓶が取り出され、羽交い絞めにされた女性の口に突っ込まれる。村の地酒が喉の奥に流し込まれ、しばし、女性が勢いよく嚥下する音が聞こえた。
「子供好きなのはよくわかりました」
ミオンはそれだけ呟いた。
それが精一杯だった。
空の一升瓶|(二本目)を傍の老人に手渡し、落ち着きを取り戻した女性が話を再開する。
「うむ。この村の家は全部が親族、ワシの子孫じゃからな。この村で生まれた子は全部がワシにとってひ孫みたいなものよ。そもそも最初にワシを『おーばーちゃん』と呼んだのは孫の……孫の……お、オオオォォ」
だんだん体が震えてきた。頬を染め、感情が高ぶるに任せて身悶えが始まる。
だがしかし。
「え? そうだったのか?」
ガイが驚いて言うと、女性は身悶えをやめて驚愕のあまりに叫んだ。
「知らんかったのか!?」
頷くガイ。その隣の幼馴染・ゲンも。
「昔から神社に住んでる神職の人だとばかり……」
女性は焦りだした。そして必死に訴える。
「いやそうじゃが、それはワシがこの村の開祖である事と矛盾せんじゃろ? ワシが数百年前の英雄ガイと結婚してこの村を二人で始めた話を毎年紙芝居でやっとったじゃろ?」
だがガイとゲンは驚くばかりだ。
「え? あの美少女ヒロイン、大婆ちゃんだったのか。顔全然似てないじゃん」
「あの『ハマ』って名前、大婆ちゃんの本名だったのか」
なんと女性は本名を「ひ孫みたいなもの」達に認識されていなかった……!
女性――ハマというらしい――は茫然と立ち尽くし、ガイとゲンはバツが悪そうに頭を掻く。
ミオンはなんとか平静を保とうと努力しつつ、ガイへと提案するのだった。
「ねえガイ、大婆ちゃん様が子孫への愛情がとても深い事はわかったから、そろそろ本題に入っては……」
「おのれ! 都会の女が生意気な。この女、ガイの何だというのだ」
ハマは忌々しそうに言うと、ミオンにずかずかと近寄った。
思わず一歩退くミオンに……顔を近づけ、フンフンと匂いを嗅ぐ。
ハマはカッと目を見開いた。
間髪入れずくるりと振り向き、ガイをガバッと抱きしめる。
慌てて「大婆ちゃん!?」と驚くガイの顔を己の胸に埋め、ガイの髪に顔をつっこんでフンフンフンフンフンスー!と犬も逃げ出す勢いで匂いを嗅ぎまくった。
そしてガイを抱きしめたまま、仰け反らんばかりに天を見上げて叫ぶ。
「臭う、臭うぞおー! おのれー! この女、ワシのガイと一つ屋根の下で暮らしておるなーあぁあ!?」
鬼神も頭を抱えて逃げ出さんばかりの怒りによって、その額は血管が浮き出てマスクメロンのようになっていた。
「それはまぁその、事情がありまして……」
「陳情は地獄の閻魔にするがよいー!」
たじろぐミオンにハマは怒鳴った。
「どうして? 二人はとっても仲良しなんだよ?」
「なおさら許せーん! 今のワシに意見する者は全て三途の川に……い?」
不満をのべるイムにハマは怒鳴った……が、途中から目を丸くして怒鳴るのをやめる。
イムをまじまじと見つめ、クンクンと鼻を鳴らし、ハマは困惑したまま訊いた。
「……お主は?」
「イムだよ~」
朗らかな妖精を見つめてハマは唸る。
「むむむ……ワシの眷属のようじゃが。しかし何かが違う。まるで、これは……」
本人も信じられないようだが、それでも口にした。
「我が村の竜の神のような……?」
(大婆・ハマ)
それは一人の女性だった。
見た目、歳は二十代。金に近い茶色の長い髪に、緑の瞳の切れ長の目。白い薄絹を纏い、頭には葛で編んだ冠を被っている。
女性はガイを見つめながらも、時折油断ない視線をミオンに向けていた。
その女性へガイは呼びかける。
「大婆ちゃん! 今日は頼みがあってきたんだ」
「ふん……都会の女を連れてかえ」
女性は面白くなさそうに鼻を鳴らした。
外見では少々年上なだけの女性がガイに「大婆ちゃん」と呼ばれている。
ミオンは戸惑いはしたが、すぐに見当をつけた。
「……人間ではない、別の種族なのね」
女性は腰に手をあてて頷く。
「察したか。いかにも、ワシは森の精ドライアドの一人。かつて人と結婚し、それ故に人の世界で生きる事にした者じゃ」
「それが昔の話で、ずっと村で暮らしているから『大婆様』と呼ばれているのですね」
ミオンは納得した。
……のだが、相手はキッとミオンを睨む。
「違う。そんな呼び名ではない。『大婆ちゃん』じゃ」
「?」
困惑するミオン。
ガイは苦笑した――困っているというより、親しい身内のいたずらを話す時のように。
「大婆ちゃんはちょっとそこに拘りがあるんだ。特に小さい子には必ずそう呼ばせるし」
女性は頷く。
「当然。ちんまい幼子がワシを慕って『おおばあちゃん』『おおばあちゃ』『おおばあ』などと呼ぶ、あの可愛らしさの前に……」
だんだん体が震えてきた。
「ワシは、ワシは……」
頬を染め、感情が高ぶるに任せて身悶えして叫ぶ。
「おほぉぅん! ほおおぉ! うふうぅぅ!」
慌てて村の年寄達が女性の周囲に駆け寄った。
「落ち着くんじゃ、大婆ちゃん!」
「しっかりしろ、ここに幼子はおらんぞ!」
「気付けじゃ、酒を出すんじゃ!」
どこからか一升瓶が取り出され、羽交い絞めにされた女性の口に突っ込まれる。村の地酒が喉の奥に流し込まれ、しばし、女性が勢いよく嚥下する音が聞こえた。
やがて女性は落ち着いて年寄達を振り払い、一升瓶を空にしてから「ふう……」と溜息をつく。
「まぁちょっと取り乱したか。ガイが幼い頃の事を思い出してしまったわい。ワシにとってはつい昨日も同然、べそかいておったのにワシが抱っこすると胸に顔をうずめて甘えてしがみついてきた時の事を……」
だんだん体が震えてきた。
「ワシは、ワシは……」
頬を染め、感情が高ぶるに任せて身悶えが始まる。
慌てて村の年寄達が女性の周囲に駆け寄った。
「いかん、またイッてしまうぞ」
「落ち着くんじゃ、大婆ちゃん!」
「酒じゃ、気をしっかりもつんじゃ!」
どこからか一升瓶が取り出され、羽交い絞めにされた女性の口に突っ込まれる。村の地酒が喉の奥に流し込まれ、しばし、女性が勢いよく嚥下する音が聞こえた。
「子供好きなのはよくわかりました」
ミオンはそれだけ呟いた。
それが精一杯だった。
空の一升瓶|(二本目)を傍の老人に手渡し、落ち着きを取り戻した女性が話を再開する。
「うむ。この村の家は全部が親族、ワシの子孫じゃからな。この村で生まれた子は全部がワシにとってひ孫みたいなものよ。そもそも最初にワシを『おーばーちゃん』と呼んだのは孫の……孫の……お、オオオォォ」
だんだん体が震えてきた。頬を染め、感情が高ぶるに任せて身悶えが始まる。
だがしかし。
「え? そうだったのか?」
ガイが驚いて言うと、女性は身悶えをやめて驚愕のあまりに叫んだ。
「知らんかったのか!?」
頷くガイ。その隣の幼馴染・ゲンも。
「昔から神社に住んでる神職の人だとばかり……」
女性は焦りだした。そして必死に訴える。
「いやそうじゃが、それはワシがこの村の開祖である事と矛盾せんじゃろ? ワシが数百年前の英雄ガイと結婚してこの村を二人で始めた話を毎年紙芝居でやっとったじゃろ?」
だがガイとゲンは驚くばかりだ。
「え? あの美少女ヒロイン、大婆ちゃんだったのか。顔全然似てないじゃん」
「あの『ハマ』って名前、大婆ちゃんの本名だったのか」
なんと女性は本名を「ひ孫みたいなもの」達に認識されていなかった……!
女性――ハマというらしい――は茫然と立ち尽くし、ガイとゲンはバツが悪そうに頭を掻く。
ミオンはなんとか平静を保とうと努力しつつ、ガイへと提案するのだった。
「ねえガイ、大婆ちゃん様が子孫への愛情がとても深い事はわかったから、そろそろ本題に入っては……」
「おのれ! 都会の女が生意気な。この女、ガイの何だというのだ」
ハマは忌々しそうに言うと、ミオンにずかずかと近寄った。
思わず一歩退くミオンに……顔を近づけ、フンフンと匂いを嗅ぐ。
ハマはカッと目を見開いた。
間髪入れずくるりと振り向き、ガイをガバッと抱きしめる。
慌てて「大婆ちゃん!?」と驚くガイの顔を己の胸に埋め、ガイの髪に顔をつっこんでフンフンフンフンフンスー!と犬も逃げ出す勢いで匂いを嗅ぎまくった。
そしてガイを抱きしめたまま、仰け反らんばかりに天を見上げて叫ぶ。
「臭う、臭うぞおー! おのれー! この女、ワシのガイと一つ屋根の下で暮らしておるなーあぁあ!?」
鬼神も頭を抱えて逃げ出さんばかりの怒りによって、その額は血管が浮き出てマスクメロンのようになっていた。
「それはまぁその、事情がありまして……」
「陳情は地獄の閻魔にするがよいー!」
たじろぐミオンにハマは怒鳴った。
「どうして? 二人はとっても仲良しなんだよ?」
「なおさら許せーん! 今のワシに意見する者は全て三途の川に……い?」
不満をのべるイムにハマは怒鳴った……が、途中から目を丸くして怒鳴るのをやめる。
イムをまじまじと見つめ、クンクンと鼻を鳴らし、ハマは困惑したまま訊いた。
「……お主は?」
「イムだよ~」
朗らかな妖精を見つめてハマは唸る。
「むむむ……ワシの眷属のようじゃが。しかし何かが違う。まるで、これは……」
本人も信じられないようだが、それでも口にした。
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(大婆・ハマ)
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