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1章
7 冥界の刺客 6
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戦い終わり、ガイ達は廃品回収と跡片付けに入った。
その途中、ガイは面接に使った部屋で髑髏を拾う。不死の魔物として蘇らされた聖勇士シロウの物を。
「死んだら哀れなもんだ。墓ぐらい建ててやるか……」
やるせなく呟くガイ。しかし……
『もっと丁寧に扱え』
髑髏が注文した。
慌ててガイはノミとハンマーを取り出し、髑髏を砕こうとする。
『やめんかー! 死んでしまうだろ!』
「死んでるだろ! 苦しいなら成仏しろよ!」
『無理矢理支配していた奴が死んだからもうスッキリしている! だから殺すな!』
怒鳴りあう髑髏とガイ。
しかしガイはふと感じる物があった。
(あれ? もしかして……)
腰の鞄から片眼鏡――鑑定用のアイテム――を取り出し、髑髏を精査する。
――翌日、道具屋――
いつも通りの納品の傍ら、ガイは確認に来た村長コエトールに話しかけた。
「村長さん。新しいアイテムができたんだけど」
「ほほう……って、その杖は!?」
ガイが取り出した物を見て驚く村長。
自分でも戸惑いながら、ガイはアイテムの説明を始める。
「珠紋石と違って消耗品じゃないんだ。破損率0%、呪文の無限使用が可能なかなり凄いアイテムなんだけどさ」
――村の集会場裏、テントの群れ――
ガイと村長は難民や敗残兵の吹き溜まりへとやってきた。
集会場の裏は村の境界を示す柵、その向こうは荒野。テントやブルーシート小屋は柵の向こうにあり、厳密には村の外だ。村に面していて何も無い所に宿無しどもがたむろしている場所なのである。
村の中から住人が、テントの群れから難民達が。何事かと見守る中、ガイは村長を連れて新たなアイテムを手にしていた。そのアイテムとは一本の杖。
黒檀の枝で造られた杖。その先に付いているのは禍々しい髑髏。
しかもその髑髏はガチガチと歯を鳴らしながら喋るのだ。
『ほう、ここで俺の力を使うんだな?』
難民の中にいたガイの元パーティメンバー三人……ララ、リリ、ウスラが仰天した。
「この声……シロウ様!?」
女神官リリが驚き恐れ慄くのを聞き、髑髏はガチガチと歯を鳴らす。
『お前たちか。久しぶりだな。そこで俺の力を見るがいい。さあガイ、使え』
そう、杖の髑髏は骸骨聖騎士となった異界人・シロウの物だった。
(アイテムになってもエラソウだな)
そう思いながらもガイは杖で地面を軽く打つ。
すると床に黒い渦がいくつも現れ、そこからスケルトンが続々と現れた!
【アニメイテッドデッド】下級の不死の魔物を作成・召喚する呪文。
「スケルトンの群れ!?」
悲鳴じみた声をあげ、村人も難民も露骨に恐れて何歩も退いた。
それに構わず、ガイは骸骨の群れに命令する。
「小屋建ててやってくれ」
と。
骸骨どもはいっせいに動き出した。
テントの群れに乱入し、難民が悲鳴をあげて逃げ惑うのを気にもせず手に掴める物を手当たり次第積み重ねていく。
さらにガイは次々と骸骨を生み出し、資材の運搬も命令する。
カタカタと休みなく動き、呪文の持続時間が過ぎるまで働く骸骨の群れ。
器用でもなく熟練もしていないが、数と不休でどんどん小屋を建てていく。
ガイの指示を素直に聞いて、昨日倒された骸骨怪獣の骨を柱に、テントやブルーシートを壁材に、掘っ立て小屋がずらずらと並んでいった。
その意を理解して顔を顰めるララ。
「え……この家に住めっていうの?」
「当面の仮設住宅としてはテントよりマシな物ができただろ。何年もこれで暮らす前提じゃねぇよ。働いて金貯めたら村の大工にまともな家を頼むんだな。その時も骸骨は手伝いとして無償派遣するからさ」
杖を手にガイが言うと、村長は揉み手で褒め称えた。
「安価……というかタダの労働力があるのは何かと便利ですな。今後、他の作業に流用もできましょう。流石ガイ殿! 流石ガイ殿!」
「さっすがぁ」
イムも肩で同意する。
『そしてさすが俺』
シロウの髑髏もガチガチと歯を鳴らした。
溜息をつくガイ。
「はいはいサスガサスガ」
昼過ぎにテントとブルーシートは片づき、仮設住宅が立ち並ぶ一画に生まれ変わった。ついでに村の柵も増設され、この一画も村の拡張区域となっている。
それを見渡し、ガイはほっと一息。
「これで住居の方はまぁ良しとしようぜ」
「しかしこの骸骨ども、どこからわいてきているのか……」
柵の最後の一仕上げをする骸骨達を眺め、村長が呟いた。
それに答える女魔術師のララ。
「ここやその近くで死んだ人の躯でしょうね」
村長が「え?」と目を見開く。
「この村の?」
「そう。多分大半はこの村の過去の死者。あんたの親とかご先祖とか。その人達の骸骨を魔力で勝手に動かしてる」
ララは当然のように頷いた。
間髪入れず響く村人の驚愕の声。
「ゲーッ! この骸骨、死んだ爺さんと同じ所に古傷が!」
「あっちの骸骨の見覚えのある歩き方……まさか親父!?」
村人が余計な事に気づき始めたのだ。
狼狽える村長はすぐに村人に囲まれてしまう。
「村長! どうなってるんじゃあ!」
「説明せんか、説明を!」
「話によっては一揆もじさんぞ!」
ネックハンギングツリーで締められながら村長は「ギブアッープ! ギバーップ!」と喚いた。
だがこれで全ての問題が解決したわけではない。
杖を肩にかけて空を見上げるガイ。
「住居はこれでいいとして、魔法アイテム作成の職人は見つからないか……」
だがそんな彼に背後から声がかけられた。
「そうでもありませんぞ」
振り向くガイ。声をかけてきたのは――
「イアン爺さん?」
腕組みして立つ鍛冶屋のイアン。
その屈強な巨体の後ろから、誰かが進み出た。
ザシャアッ
不敵な擬音とともに逆光を背にして現れたのは、ガイが初めて見る人物のシルエットだった……!
その途中、ガイは面接に使った部屋で髑髏を拾う。不死の魔物として蘇らされた聖勇士シロウの物を。
「死んだら哀れなもんだ。墓ぐらい建ててやるか……」
やるせなく呟くガイ。しかし……
『もっと丁寧に扱え』
髑髏が注文した。
慌ててガイはノミとハンマーを取り出し、髑髏を砕こうとする。
『やめんかー! 死んでしまうだろ!』
「死んでるだろ! 苦しいなら成仏しろよ!」
『無理矢理支配していた奴が死んだからもうスッキリしている! だから殺すな!』
怒鳴りあう髑髏とガイ。
しかしガイはふと感じる物があった。
(あれ? もしかして……)
腰の鞄から片眼鏡――鑑定用のアイテム――を取り出し、髑髏を精査する。
――翌日、道具屋――
いつも通りの納品の傍ら、ガイは確認に来た村長コエトールに話しかけた。
「村長さん。新しいアイテムができたんだけど」
「ほほう……って、その杖は!?」
ガイが取り出した物を見て驚く村長。
自分でも戸惑いながら、ガイはアイテムの説明を始める。
「珠紋石と違って消耗品じゃないんだ。破損率0%、呪文の無限使用が可能なかなり凄いアイテムなんだけどさ」
――村の集会場裏、テントの群れ――
ガイと村長は難民や敗残兵の吹き溜まりへとやってきた。
集会場の裏は村の境界を示す柵、その向こうは荒野。テントやブルーシート小屋は柵の向こうにあり、厳密には村の外だ。村に面していて何も無い所に宿無しどもがたむろしている場所なのである。
村の中から住人が、テントの群れから難民達が。何事かと見守る中、ガイは村長を連れて新たなアイテムを手にしていた。そのアイテムとは一本の杖。
黒檀の枝で造られた杖。その先に付いているのは禍々しい髑髏。
しかもその髑髏はガチガチと歯を鳴らしながら喋るのだ。
『ほう、ここで俺の力を使うんだな?』
難民の中にいたガイの元パーティメンバー三人……ララ、リリ、ウスラが仰天した。
「この声……シロウ様!?」
女神官リリが驚き恐れ慄くのを聞き、髑髏はガチガチと歯を鳴らす。
『お前たちか。久しぶりだな。そこで俺の力を見るがいい。さあガイ、使え』
そう、杖の髑髏は骸骨聖騎士となった異界人・シロウの物だった。
(アイテムになってもエラソウだな)
そう思いながらもガイは杖で地面を軽く打つ。
すると床に黒い渦がいくつも現れ、そこからスケルトンが続々と現れた!
【アニメイテッドデッド】下級の不死の魔物を作成・召喚する呪文。
「スケルトンの群れ!?」
悲鳴じみた声をあげ、村人も難民も露骨に恐れて何歩も退いた。
それに構わず、ガイは骸骨の群れに命令する。
「小屋建ててやってくれ」
と。
骸骨どもはいっせいに動き出した。
テントの群れに乱入し、難民が悲鳴をあげて逃げ惑うのを気にもせず手に掴める物を手当たり次第積み重ねていく。
さらにガイは次々と骸骨を生み出し、資材の運搬も命令する。
カタカタと休みなく動き、呪文の持続時間が過ぎるまで働く骸骨の群れ。
器用でもなく熟練もしていないが、数と不休でどんどん小屋を建てていく。
ガイの指示を素直に聞いて、昨日倒された骸骨怪獣の骨を柱に、テントやブルーシートを壁材に、掘っ立て小屋がずらずらと並んでいった。
その意を理解して顔を顰めるララ。
「え……この家に住めっていうの?」
「当面の仮設住宅としてはテントよりマシな物ができただろ。何年もこれで暮らす前提じゃねぇよ。働いて金貯めたら村の大工にまともな家を頼むんだな。その時も骸骨は手伝いとして無償派遣するからさ」
杖を手にガイが言うと、村長は揉み手で褒め称えた。
「安価……というかタダの労働力があるのは何かと便利ですな。今後、他の作業に流用もできましょう。流石ガイ殿! 流石ガイ殿!」
「さっすがぁ」
イムも肩で同意する。
『そしてさすが俺』
シロウの髑髏もガチガチと歯を鳴らした。
溜息をつくガイ。
「はいはいサスガサスガ」
昼過ぎにテントとブルーシートは片づき、仮設住宅が立ち並ぶ一画に生まれ変わった。ついでに村の柵も増設され、この一画も村の拡張区域となっている。
それを見渡し、ガイはほっと一息。
「これで住居の方はまぁ良しとしようぜ」
「しかしこの骸骨ども、どこからわいてきているのか……」
柵の最後の一仕上げをする骸骨達を眺め、村長が呟いた。
それに答える女魔術師のララ。
「ここやその近くで死んだ人の躯でしょうね」
村長が「え?」と目を見開く。
「この村の?」
「そう。多分大半はこの村の過去の死者。あんたの親とかご先祖とか。その人達の骸骨を魔力で勝手に動かしてる」
ララは当然のように頷いた。
間髪入れず響く村人の驚愕の声。
「ゲーッ! この骸骨、死んだ爺さんと同じ所に古傷が!」
「あっちの骸骨の見覚えのある歩き方……まさか親父!?」
村人が余計な事に気づき始めたのだ。
狼狽える村長はすぐに村人に囲まれてしまう。
「村長! どうなってるんじゃあ!」
「説明せんか、説明を!」
「話によっては一揆もじさんぞ!」
ネックハンギングツリーで締められながら村長は「ギブアッープ! ギバーップ!」と喚いた。
だがこれで全ての問題が解決したわけではない。
杖を肩にかけて空を見上げるガイ。
「住居はこれでいいとして、魔法アイテム作成の職人は見つからないか……」
だがそんな彼に背後から声がかけられた。
「そうでもありませんぞ」
振り向くガイ。声をかけてきたのは――
「イアン爺さん?」
腕組みして立つ鍛冶屋のイアン。
その屈強な巨体の後ろから、誰かが進み出た。
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