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3.魔王様と黄金の聖剣使い
19.魔王様と転校生
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「今日は転校生を紹介しようと思う。カナリス・キーリストンくんだ」
クザサ先生の紹介でカナリスが教室に入ってくる。
「初めまして。カナリス・キーリストンです」
背景に薔薇の花が舞う。イケメンスマイルを浮かべるカナリスに、女生徒たちがざわめいた。
「やだっ、カッコイイ」
「イケメン!」
「王子様みたい」
鈍感な俺でも分かるほどに、女子たちが色めき立っている。流石はカナリス。
確かに胸を潰し男子の制服を着たカナリスはどこからどう見てもイケメンな男子である。俺も初めて会った時には美少年だと思ったし。
「あっ、マオくん」
カナリスが無邪気に手を振る。やめろ。一瞬にしてクラスの視線が俺に集まったではないか。
ヒソヒソと何やら会話を交わす声が聞こえ、俺は縮こまった。
「そういえば寮ではお前たち二人は同じ部屋だったな」
クザサ先生が俺とカナリスを無表情に見やる。
「丁度いい。カナリスの席はマオの後ろだ」
「はいっ」
カナリスが俺の後ろの席に座る。
「僕、マオくんの近くで嬉しいよ。よろしくね」
「う、うん」
うう、周りの視線が痛い。
昼休みの鐘が鳴ると、女子たちが我先にとカナリスの周りに群がった。
「ねぇねぇ、カナリスくん、キーリストンってあの勇者様と何か関係があるの?」
「勇者の息子って聞いたけど!?」
質問攻めにされるカナリス。
カナリスは困ったように頭をかいた。
「うん、実はそうなんだ。みんなよく知ってるね」
「だって、キーリストンなんて苗字、そんなにないもの」
「でも凄いのは父さんだけで、僕はごく普通だから」
「そんな事ないよ! カナリスくんの噂は聞いているわ!」
「校内にいたモンスターをやっつけたんでしょ?」
「すごーい!」
カナリスは柔らかく微笑んだ。
「ありがとう。君たちみたいな可愛らしい女の子たちにそんな事を言われて光栄だよ」
女子たちの悲鳴にも似た黄色い歓声が上がる。
確かにイケメンだが……ちょっとキザ過ぎやしないか?
「マオ、いるかしら?」
俺が呆れていると、ルリハが教室にやってくる。
最近ルリハとは、ダンジョン攻略の打ち合わせも兼ねてお昼を一緒に食べているのだ。
ルリハもクラスに友達がいないみたいだし、丁度いいのだろう。
「ここにいるよ」
カナリス目当ての女子達から逃げるように、俺はルリハの元へと走った。
「あ、マオくんお昼なの?」
カナリスが慌てて立ち上がる。
「良かったら、僕もお昼一緒に食べてもいいかな?」
「え? ああ、僕はいいけど」
「ありがとう。今、準備するね」
カナリスが鞄を漁り財布を取り出す。
「誰?」
ルリハは怪訝そうな顔で囁いた。
「カナリスって言うんだ。今日転校してきて、僕と同室になったんだよ」
「じゃあ、噂の勇者の息子がコイツなの!?」
ルリハはカナリスに厳しい視線を送る。どうやら隣のクラスにまでカナリスの噂は広まっているらしい。
「どうしましょう、困ったわ」
「別にルリハが困ることは無いと思うけど」
「大いに困るわよ。だってこんな変な時期に転校してくるなんて、きっと私のことを探りに来たんだわ。私が魔王の娘だから!」
真剣な顔をして悩み始めるルリハ。
「いや、それは無いと思うけど」
「そうに決まってるわよ。ああ、どうしましょう。私の邪悪な闇のオーラが勇者を呼び寄せてしまったんだわ」
ルリハが腕にしがみついてくる。
どう見ても邪悪なオーラは皆無なのだが。
「ねぇマオ、あんた、私が勇者の息子に襲われそうになったら助けなさいよね」
「助けるって、どうやって」
「それはほら、本物の魔王は僕ですって言って身代わりになるとか」
「ははは……」
乾いた笑いを浮かべる。その冗談はあまり冗談になっていない。
「お待たせ」
カナリスは笑顔でやって来ると、コソコソと話す俺たちを見て不思議そうにコテンと首を傾げる。
「どうしたの、マオくん。お昼行かないの?」
「行くよ、いくいく!」
咄嗟にカナリスとルリハの腕を掴む。
「さ、皆で仲良くお昼を食べよう!」
「ちょ、ちょっと!」
二人の腕を引いて、急いで教室を出る。
クラスメイトたちはそんな俺たちの様子を見て目を丸くしたのであった。
◇
「わぁ。ここの学食、メニューが沢山あるね。お肉がいいかな。お魚がいいかな」
メニューの前で悩んでいたカナリスがクルリと振り返る。
「マオくん、どれにした?」
「えっと、サバのオイル漬け定食かな」
一番安いメニューなので、最近俺はそればかり頼んでいる。
「じゃあ僕もそれにしようかな」
ウキウキした様子で俺と同じサバ定食を頼むカナリス。
会計を済ませると、俺たちは三人で窓際の席に腰掛けた。
「でも、ごめんね」
席に着くと、カナリスがいきなり謝りだす。
「ごめんって、なんで?」
「いや、もしかして僕、お邪魔だったかなって思って」
「へっ?」
聞き返すと、カナリスは照れたように笑う。
「いや、もしかしてマオくんとルリハちゃん、付き合ってるのかなって思って。だとしたら、僕なんかがついてきて、お邪魔だったかなって……ごめんね?」
「ぶっ!」
ルリハがお茶を吹き出す。
「そ、そ、そんなわけないでしょっ! 何でこんなちんちくりんな奴と」
ちんちくりんとは何だ。絶壁のくせに!
「じゃあ二人、付き合ってる訳じゃないんだね」
カナリスが嬉しそうにサバを口に運ぶ。
ルリハは憤慨したように腕を組みそっぽを向いた。
「当たり前でしょ。ただパーティーが一緒なだけよ」
「そうそう。僕ら、実技授業はできる限りダンジョン探索に充てたいから作戦会議や打ち合わせは昼休みにしてるんだよ。ね?」
実の所、それはただの名目で、ただ単にクラスに友達がいないからだったりするんだけど。
「そんなに熱心に授業に打ち込むなんて、二人とも凄いなぁ」
カナリスがキラキラとした目でこちらを見てくる。
「い、いや。僕らそうでもしないと進級が危ういからさ」
「進級が危ういのはマオだけよ」
「ルリハだって、似たり寄ったりじゃないか」
「ふふっ」
俺たちのやり取りを見ていたカナリスが笑う。もしかして、低レベルすぎておかしいのだろうか。
「そういえばカナリスって実技教科のパーティーは決まってるの?」
俺が尋ねると、ルリハにぐいとローブを引っ張られる。
「ちょっと、まさか勇者の息子をパーティーに入れる気じゃないわよね。私の敵よ?」
耳元でコソコソと抗議するルリハ。
俺としてはそんなつもりはなく、ただ聞いただけだったのだが、言われてみればそれはそれでありかもしれない。
カナリスは見たところかなりの天然で俺の正体に気づく気配もないし、うちのパーティーは魔法使いと僧侶だけで剣士がいないのだから、戦力としてはもってこいだ。
カナリスは困ったように頭をかく。
「えっと実は」
カツ。
カナリスが何か言いかけた所に、高い靴音が響いた。しんと辺りが静まり返り、異様な空気になる。
「カナリス、こんな所にいたのか」
黒い切れ長の目。形の良い唇。皆の視線の先で、美女が無表情に艶やかな黒髪をかきあげた。
「生徒会長?」
「何で生徒会長が食堂に!?」
「こんな下民の住む場所に、生徒会長のような天上人が!」
周りの生徒たちがざわめく。
確かに、学食みたいな庶民的な場所に生徒会長が現れるのはあまり見た事がない。
混雑した食堂内で、生徒会長の周りだけ人波が綺麗に分かれ道ができ、生徒会長はその中を悠然と歩いた。
「生徒会長」
思わず声に出すと、生徒会長は俺をジロリと睨んだ。
生徒会長が、どうしてここに?
クザサ先生の紹介でカナリスが教室に入ってくる。
「初めまして。カナリス・キーリストンです」
背景に薔薇の花が舞う。イケメンスマイルを浮かべるカナリスに、女生徒たちがざわめいた。
「やだっ、カッコイイ」
「イケメン!」
「王子様みたい」
鈍感な俺でも分かるほどに、女子たちが色めき立っている。流石はカナリス。
確かに胸を潰し男子の制服を着たカナリスはどこからどう見てもイケメンな男子である。俺も初めて会った時には美少年だと思ったし。
「あっ、マオくん」
カナリスが無邪気に手を振る。やめろ。一瞬にしてクラスの視線が俺に集まったではないか。
ヒソヒソと何やら会話を交わす声が聞こえ、俺は縮こまった。
「そういえば寮ではお前たち二人は同じ部屋だったな」
クザサ先生が俺とカナリスを無表情に見やる。
「丁度いい。カナリスの席はマオの後ろだ」
「はいっ」
カナリスが俺の後ろの席に座る。
「僕、マオくんの近くで嬉しいよ。よろしくね」
「う、うん」
うう、周りの視線が痛い。
昼休みの鐘が鳴ると、女子たちが我先にとカナリスの周りに群がった。
「ねぇねぇ、カナリスくん、キーリストンってあの勇者様と何か関係があるの?」
「勇者の息子って聞いたけど!?」
質問攻めにされるカナリス。
カナリスは困ったように頭をかいた。
「うん、実はそうなんだ。みんなよく知ってるね」
「だって、キーリストンなんて苗字、そんなにないもの」
「でも凄いのは父さんだけで、僕はごく普通だから」
「そんな事ないよ! カナリスくんの噂は聞いているわ!」
「校内にいたモンスターをやっつけたんでしょ?」
「すごーい!」
カナリスは柔らかく微笑んだ。
「ありがとう。君たちみたいな可愛らしい女の子たちにそんな事を言われて光栄だよ」
女子たちの悲鳴にも似た黄色い歓声が上がる。
確かにイケメンだが……ちょっとキザ過ぎやしないか?
「マオ、いるかしら?」
俺が呆れていると、ルリハが教室にやってくる。
最近ルリハとは、ダンジョン攻略の打ち合わせも兼ねてお昼を一緒に食べているのだ。
ルリハもクラスに友達がいないみたいだし、丁度いいのだろう。
「ここにいるよ」
カナリス目当ての女子達から逃げるように、俺はルリハの元へと走った。
「あ、マオくんお昼なの?」
カナリスが慌てて立ち上がる。
「良かったら、僕もお昼一緒に食べてもいいかな?」
「え? ああ、僕はいいけど」
「ありがとう。今、準備するね」
カナリスが鞄を漁り財布を取り出す。
「誰?」
ルリハは怪訝そうな顔で囁いた。
「カナリスって言うんだ。今日転校してきて、僕と同室になったんだよ」
「じゃあ、噂の勇者の息子がコイツなの!?」
ルリハはカナリスに厳しい視線を送る。どうやら隣のクラスにまでカナリスの噂は広まっているらしい。
「どうしましょう、困ったわ」
「別にルリハが困ることは無いと思うけど」
「大いに困るわよ。だってこんな変な時期に転校してくるなんて、きっと私のことを探りに来たんだわ。私が魔王の娘だから!」
真剣な顔をして悩み始めるルリハ。
「いや、それは無いと思うけど」
「そうに決まってるわよ。ああ、どうしましょう。私の邪悪な闇のオーラが勇者を呼び寄せてしまったんだわ」
ルリハが腕にしがみついてくる。
どう見ても邪悪なオーラは皆無なのだが。
「ねぇマオ、あんた、私が勇者の息子に襲われそうになったら助けなさいよね」
「助けるって、どうやって」
「それはほら、本物の魔王は僕ですって言って身代わりになるとか」
「ははは……」
乾いた笑いを浮かべる。その冗談はあまり冗談になっていない。
「お待たせ」
カナリスは笑顔でやって来ると、コソコソと話す俺たちを見て不思議そうにコテンと首を傾げる。
「どうしたの、マオくん。お昼行かないの?」
「行くよ、いくいく!」
咄嗟にカナリスとルリハの腕を掴む。
「さ、皆で仲良くお昼を食べよう!」
「ちょ、ちょっと!」
二人の腕を引いて、急いで教室を出る。
クラスメイトたちはそんな俺たちの様子を見て目を丸くしたのであった。
◇
「わぁ。ここの学食、メニューが沢山あるね。お肉がいいかな。お魚がいいかな」
メニューの前で悩んでいたカナリスがクルリと振り返る。
「マオくん、どれにした?」
「えっと、サバのオイル漬け定食かな」
一番安いメニューなので、最近俺はそればかり頼んでいる。
「じゃあ僕もそれにしようかな」
ウキウキした様子で俺と同じサバ定食を頼むカナリス。
会計を済ませると、俺たちは三人で窓際の席に腰掛けた。
「でも、ごめんね」
席に着くと、カナリスがいきなり謝りだす。
「ごめんって、なんで?」
「いや、もしかして僕、お邪魔だったかなって思って」
「へっ?」
聞き返すと、カナリスは照れたように笑う。
「いや、もしかしてマオくんとルリハちゃん、付き合ってるのかなって思って。だとしたら、僕なんかがついてきて、お邪魔だったかなって……ごめんね?」
「ぶっ!」
ルリハがお茶を吹き出す。
「そ、そ、そんなわけないでしょっ! 何でこんなちんちくりんな奴と」
ちんちくりんとは何だ。絶壁のくせに!
「じゃあ二人、付き合ってる訳じゃないんだね」
カナリスが嬉しそうにサバを口に運ぶ。
ルリハは憤慨したように腕を組みそっぽを向いた。
「当たり前でしょ。ただパーティーが一緒なだけよ」
「そうそう。僕ら、実技授業はできる限りダンジョン探索に充てたいから作戦会議や打ち合わせは昼休みにしてるんだよ。ね?」
実の所、それはただの名目で、ただ単にクラスに友達がいないからだったりするんだけど。
「そんなに熱心に授業に打ち込むなんて、二人とも凄いなぁ」
カナリスがキラキラとした目でこちらを見てくる。
「い、いや。僕らそうでもしないと進級が危ういからさ」
「進級が危ういのはマオだけよ」
「ルリハだって、似たり寄ったりじゃないか」
「ふふっ」
俺たちのやり取りを見ていたカナリスが笑う。もしかして、低レベルすぎておかしいのだろうか。
「そういえばカナリスって実技教科のパーティーは決まってるの?」
俺が尋ねると、ルリハにぐいとローブを引っ張られる。
「ちょっと、まさか勇者の息子をパーティーに入れる気じゃないわよね。私の敵よ?」
耳元でコソコソと抗議するルリハ。
俺としてはそんなつもりはなく、ただ聞いただけだったのだが、言われてみればそれはそれでありかもしれない。
カナリスは見たところかなりの天然で俺の正体に気づく気配もないし、うちのパーティーは魔法使いと僧侶だけで剣士がいないのだから、戦力としてはもってこいだ。
カナリスは困ったように頭をかく。
「えっと実は」
カツ。
カナリスが何か言いかけた所に、高い靴音が響いた。しんと辺りが静まり返り、異様な空気になる。
「カナリス、こんな所にいたのか」
黒い切れ長の目。形の良い唇。皆の視線の先で、美女が無表情に艶やかな黒髪をかきあげた。
「生徒会長?」
「何で生徒会長が食堂に!?」
「こんな下民の住む場所に、生徒会長のような天上人が!」
周りの生徒たちがざわめく。
確かに、学食みたいな庶民的な場所に生徒会長が現れるのはあまり見た事がない。
混雑した食堂内で、生徒会長の周りだけ人波が綺麗に分かれ道ができ、生徒会長はその中を悠然と歩いた。
「生徒会長」
思わず声に出すと、生徒会長は俺をジロリと睨んだ。
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