俺のご主人様がやらかしました【できる時に更新】

俺のご主人様がやらかしやがった

どうも、佐賀 唯斗です。

突然ですが俺のご主人様がやらかしやがってくれました

俺はまだ小さい頃瀬戸夫妻に拾われ歩様に仕えることになった執事

昔夫妻に家族にならないかと言われたが俺は断らせてもらったんだ

理由は佐賀という苗字を捨てたくなかった

これは事故で死んでしまった俺の両親と過した日々を捨てたくなかったからだ

ただ俺には事故当時の記憶がなくなっていた

俺と歩は月城学園という男子校に通うことになった

俺らは編入という形で月城学園はエスカレーター式で家柄、成績でクラスがわかれられる。

瀬戸家は家柄はいいので学園には問題なく入れる。

いや、そこは頭脳を優先しろよって感じだがな

そこで今試験を終え、結果今現在に至る

「歩様、何事も限度というものがありますよね？」

「ごめんなさい」

「Fクラスだと逆に目立ってしまうでしょ?!後奥様と当主様には地味になるようにカツラと伊達メガネでも悪目立ちしそうなのに…」

「ははっ、歩は相変わらずだな」

「ふふっ。唯斗達が可愛いから仕方ないじゃない」

「私はともかく歩様が変装するのは分かりますが何故私も?!目立つ要素ないでしょ、身長ぐらいしか」

なんか自分で言って悲しくなってきた

俺は身長が低いのだ。とても

158cmという歩様より2cm低いのだ

「無自覚なところが不安なんだよ…」

「何か言いました？珀人」

「なんでもない」

ボソッと呟いた歩のボディーガード 七部  珀人

彼も私と同じ被害者でFクラスになった。

「どうやらあの学園イケメンどもが多く親衛隊、チワワと呼ばれる者が多いみたいですね。BL漫画かよ」

「唯斗口調が崩れてるぞ」

「あら、私としたことが」

一応執事なんで仕事とプライベートで口調変えてるんだよね


「ねぇ唯斗」

「なんですか？歩様」

「いつになったら素で話してくれるの？」

「プライベートでならいいですよ」

「そう言って全然休み取らないじゃん！」

休むってもそんなやることないしな

「俺、唯斗が素で話すところ久々に見たいな」

「そうね～あなた」

皆してキラキラした目で見ないでよ

「……外の時はこの口調で話さないからな」

「！……うん！」

「うわっ？！」

俺は急に当主様に抱き上げられた

「お前はまだ子供だ。人生で一度しかない高校生活を楽しんできて欲しいんだ。唯斗、お前は確かに使用人かもしれないが俺は家族のように思っている。それに月城学園はセキリュティもしっかりしているし肩の力を抜いて充実した学園生活を送ってきなさい」

「歩もよ」

「はい！」

ほんとこの一家は……どこまで過保護なんだか

俺は思わずクスッと笑い

「ありがとう、当主様」

あとね

「とりあえず下ろして貰っていい？」

「学園に行ったら寮生活で滅多に会えないんだからもう少しこのままでいいだろう？」


「お母さんも歩に抱きついちゃう」

たださっきの当主様の言葉が嬉しくて思い出し笑いしていると

「母さん……僕唯斗を守って見せるからね！」

「ええ、頑張るのよ」

「え、何から？てか守るのは俺の役目でもあるからな?!」