僕の家族の執着がすごい件について【休みの日更新⠀】

番外編 とある騎士たちの会話

Noside  

これはセーラスが初出勤の日の事だった

「なぁジャック、今年の新人すげぇ奴がいるみたいだぜ」

「あ、知ってるよ!歴代最年少で第一騎士団に配属された子でしょ？」

「そいつ噂では表情筋が死んでるらしいぜ。まるで人形のようだと」

そんなたわいも無い会話をしていた

初訓練の時彼らは出会った

新人の中でもオーラが明らかに違う子供がいた

「あの子じゃないか？例の新人」

「まだペアを組んでないみたいだな。声掛けようぜ」

彼らはセーラスの第一印象は少し変わった子供という印象しか無かった

ただそんな考えは覆されることとなった

あんな小さい子供が大の大人を一人で全てぶっ飛ばしたのだ

それからも色々とあり彼らはセーラスに対して少々違和感を抱いた


違和感を抱いたのはこの二人だけはなかった

ノアとディランという新人騎士もだった

この二人も新人の中では特に優秀だった

「…どうしてセラは酷い目にあっているのにこうも一切表情が変わらないんだろう」

とノアがボソッと呟いた

そんな言葉に反応したジャックは彼にこう言った

「多分だけどセラは過去に色々あったんじゃないかなと思ったんだ。そうでもなきゃこうなんないだろう」

彼らは何をされても反応しない彼を少々不安を抱いた

「…俺、セラともっと仲良くなって彼の笑顔が見たい」

そうディランは言った

「そうだよな～…俺らに気を許してくれたら嬉しいよな。アイツ常に気を張っているように感じるから」

とウィリアムが言った


彼らはの実力は流石だった

きっとセーラスは案外よく見られてることによく気づいていない

セーラスは所詮自分に味方などいないと思っているに違いないだろう

けれどいつかこの者達がセーラスの最も気を許せる友になっていくのはそう遠くはない未来の話がこの先見れることだろう

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今回の話はちょっとした騎士達の雑談でした！

彼らがセーラスのことをどう思っているのかが見れた回でしたね！

気になる人ほどどんなに分かりづらくても案外その人の性格がどういうものか分かってしまうことがありますよね

さて、次回はやっと本編です！

次回、セーラスの身の回りにどんなことが起きるのかお楽しみに！