9 / 23
戦いには力だけでは無い知識と技術だ!
しおりを挟む
「よーい始め!」
始まった瞬間いい歳した奴らが俺の所に一斉に向かってきた
「すまんなセラ!これは勝負だからいくら子供でも容赦はできん!」
「すみませんが俺も容赦しません」
力でかなわないなら……
ガッ!
「うわっ?!」
「嘘だろ?!」
「ぐっ…!」
俺は小さい体を活かして力ではなく自分の体の大きさを利用している
戦いは力だけでは無い
知識と使い方の技術が必要だ
そしてしばらく乱闘が続き、残りは ジャック先輩とウィリアム先輩とノアとディラン、セーラスだけとなった
「…セラまじで表情変わんねぇな!」
「え、今ここ魔法使えないようになってるよね?なんでそんな疲れた顔してないの……」
とノアとディランに言われた
「はぁ…こんなに疲れたのは久々だよ俺」
「俺もだジャック…」
正直俺も自分自身表情が変わらなすぎることに驚いている
心当たりのある
多分俺は内心まだこの人達のことを敵だと思ってる自分がいるんだと思う
団長も副団長も
俺の事をここまで良くしてくれるのは感謝しているだけど……
第六皇子こと俺には色々な噂があった
わがまま皇子、頭が悪く癇癪を起こし召使いにも平気で当たりすぐ首にしてしまうなど
悪役皇子として有名だった
そう噂流したのは俺を邪魔だと思った他の貴族だろう
現に今この国は皇太子が決まっている
新しい皇子が生まれれば邪魔だと思うのも仕方の無いことだろう
そんな俺が悪役皇子だと知ったらどう思うんだろうな
俺の事を突き放し軽蔑するのか…
なんか、考えてたらバカバカしくなってきた
だって、この人達とはまだ出会ったばっかなんだ
信用する必要もないだろう
これは彼の防衛本能だった
彼はこの世界に生まれてから誰にも愛されたことが無い
きっと信用仕切ってしまえば離れていった時の代償が大きいと思ったから
彼は生まれてきてから自分にこう言い聞かせてきていた
《心を殺せ。さもなくば殺される》
それが彼のくせとなり一切の表情が変わらなくなってしまったことにセーラスは気づいていなかった
「よし、時間もないし早く終わらせようぜ」
会話を区切ったのはウィリアムだった
「そうだな!よし、後輩だからと容赦しないかんな」
それからまた戦闘が開始した
やはり先輩なだけあって強かった
「…やっぱり力じゃかなわない」
「お、降参するか??」
「降参するなら今のうちだぞ??」
今俺は煽ってきやがった先輩方と戦い、ディランはノアと戦っている状態だ
「すみませんが俺、勝たないと一生抱っこされる人生歩まされそうなんで」
そう言って俺はウィリアム先輩の体を逆手にとり剣を奪いジャック先輩の膝に打ち込みウィリアム先輩を押さえこみ剣を体に当てた
「俺の勝ちですね。」
「かー!ホントお前強いな」
「あ~!悔しい」
そう言ってディランとノアのところに行き何とか勝てた
ピィィィィィィィ!
「そこまで!」
勝った!これで…
「じゃあ次は俺と勝負だね!」
終わりじゃなかった…
「…魔法は…」
「なし!」
「異議あり!」
としばらく副団長と俺の言い争い?が行われた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
途中主人公闇堕ちか?!と思ったそこのあなた!
元々闇落ちしてます!!←何を言ってるんでしょうかこの人
この作品はコメディ風味ですが所々シリアスも入ります
次回、番外編二連続お届けします( '-' )
始まった瞬間いい歳した奴らが俺の所に一斉に向かってきた
「すまんなセラ!これは勝負だからいくら子供でも容赦はできん!」
「すみませんが俺も容赦しません」
力でかなわないなら……
ガッ!
「うわっ?!」
「嘘だろ?!」
「ぐっ…!」
俺は小さい体を活かして力ではなく自分の体の大きさを利用している
戦いは力だけでは無い
知識と使い方の技術が必要だ
そしてしばらく乱闘が続き、残りは ジャック先輩とウィリアム先輩とノアとディラン、セーラスだけとなった
「…セラまじで表情変わんねぇな!」
「え、今ここ魔法使えないようになってるよね?なんでそんな疲れた顔してないの……」
とノアとディランに言われた
「はぁ…こんなに疲れたのは久々だよ俺」
「俺もだジャック…」
正直俺も自分自身表情が変わらなすぎることに驚いている
心当たりのある
多分俺は内心まだこの人達のことを敵だと思ってる自分がいるんだと思う
団長も副団長も
俺の事をここまで良くしてくれるのは感謝しているだけど……
第六皇子こと俺には色々な噂があった
わがまま皇子、頭が悪く癇癪を起こし召使いにも平気で当たりすぐ首にしてしまうなど
悪役皇子として有名だった
そう噂流したのは俺を邪魔だと思った他の貴族だろう
現に今この国は皇太子が決まっている
新しい皇子が生まれれば邪魔だと思うのも仕方の無いことだろう
そんな俺が悪役皇子だと知ったらどう思うんだろうな
俺の事を突き放し軽蔑するのか…
なんか、考えてたらバカバカしくなってきた
だって、この人達とはまだ出会ったばっかなんだ
信用する必要もないだろう
これは彼の防衛本能だった
彼はこの世界に生まれてから誰にも愛されたことが無い
きっと信用仕切ってしまえば離れていった時の代償が大きいと思ったから
彼は生まれてきてから自分にこう言い聞かせてきていた
《心を殺せ。さもなくば殺される》
それが彼のくせとなり一切の表情が変わらなくなってしまったことにセーラスは気づいていなかった
「よし、時間もないし早く終わらせようぜ」
会話を区切ったのはウィリアムだった
「そうだな!よし、後輩だからと容赦しないかんな」
それからまた戦闘が開始した
やはり先輩なだけあって強かった
「…やっぱり力じゃかなわない」
「お、降参するか??」
「降参するなら今のうちだぞ??」
今俺は煽ってきやがった先輩方と戦い、ディランはノアと戦っている状態だ
「すみませんが俺、勝たないと一生抱っこされる人生歩まされそうなんで」
そう言って俺はウィリアム先輩の体を逆手にとり剣を奪いジャック先輩の膝に打ち込みウィリアム先輩を押さえこみ剣を体に当てた
「俺の勝ちですね。」
「かー!ホントお前強いな」
「あ~!悔しい」
そう言ってディランとノアのところに行き何とか勝てた
ピィィィィィィィ!
「そこまで!」
勝った!これで…
「じゃあ次は俺と勝負だね!」
終わりじゃなかった…
「…魔法は…」
「なし!」
「異議あり!」
としばらく副団長と俺の言い争い?が行われた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
途中主人公闇堕ちか?!と思ったそこのあなた!
元々闇落ちしてます!!←何を言ってるんでしょうかこの人
この作品はコメディ風味ですが所々シリアスも入ります
次回、番外編二連続お届けします( '-' )
329
お気に入りに追加
3,023
あなたにおすすめの小説


【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

いじめっこ令息に転生したけど、いじめなかったのに義弟が酷い。
えっしゃー(エミリオ猫)
BL
オレはデニス=アッカー伯爵令息(18才)。成績が悪くて跡継ぎから外された一人息子だ。跡継ぎに養子に来た義弟アルフ(15才)を、グレていじめる令息…の予定だったが、ここが物語の中で、義弟いじめの途中に事故で亡くなる事を思いだした。死にたくないので、優しい兄を目指してるのに、義弟はなかなか義兄上大好き!と言ってくれません。反抗期?思春期かな?
そして今日も何故かオレの服が脱げそうです?
そんなある日、義弟の親友と出会って…。

お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。

親友と同時に死んで異世界転生したけど立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話
gina
BL
親友と同時に死んで異世界転生したけど、
立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話です。
タイトルそのままですみません。


運命を変えるために良い子を目指したら、ハイスペ従者に溺愛されました
十夜 篁
BL
初めて会った家族や使用人に『バケモノ』として扱われ、傷ついたユーリ(5歳)は、階段から落ちたことがきっかけで神様に出会った。
そして、神様から教えてもらった未来はとんでもないものだった…。
「えぇ!僕、16歳で死んじゃうの!?
しかも、死ぬまでずっと1人ぼっちだなんて…」
ユーリは神様からもらったチートスキルを活かして未来を変えることを決意!
「いい子になってみんなに愛してもらえるように頑張ります!」
まずユーリは、1番近くにいてくれる従者のアルバートと仲良くなろうとするが…?
「ユーリ様を害する者は、すべて私が排除しましょう」
「うぇ!?は、排除はしなくていいよ!!」
健気に頑張るご主人様に、ハイスペ従者の溺愛が急成長中!?
そんなユーリの周りにはいつの間にか人が集まり…
《これは、1人ぼっちになった少年が、温かい居場所を見つけ、運命を変えるまでの物語》

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる