僕の家族の執着がすごい件について【休みの日更新⠀】

矢崎 恵美

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僕、前世の記憶を思い出す

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流星が降る夜

エストレーヤ帝国で一人の男の子が生まれた。

アステル帝国の皇族は代々皇族の証として銀色星印が顔のどこかに施され、髪の毛は闇夜に照らされ輝かしくなる金色と決まっていた。

ただ、この聖なる夜に生まれた第六皇子は黒髪、紫色の目といった皇族の証としての特徴を受け継がなかった。

「こんな……!恥さらしだなんて……いらない!!」

「落ち着いてくださいませ!ルリア様!!」

その子供は‪”‬‪いらない子”‬として扱われていた。

「今日のご飯もこれだけか…」

スープとパン半分といった量のご飯が一日に1回貰えるか貰えないかだったためこっそりキッチンに行って余り物を貰うしか無かった。

そして第六皇子の母はその子を見る度癇癪を起こしていた

「あんたさえ、あんたさえいなければ!」

「ぐっ……ごめんなさい、ごめんなさい」

そして暴力は当たり前

その第六皇子の名前はセーラス・エストレーヤ

彼が五歳になる頃、不思議な出来事があった。

それは夜空に見えるオーロラが美しく見える日のことだった。

「………いって!なんで身体がこんなに痛いんだ!?」

(あれ、俺確か雷が当たったんだっけか。でも…)

「なんで生きて……あぁ、そうだ。俺神のせいで雷当たってお詫びとして転生させられたんだっけ」

(でもさぁ……)

「なんか俺虐待されてんだけど??」




                 遡ることこれの前世の頃の話

「はぁ……仕事マジで疲れた。早く家帰って酒飲みたい」

俺は上司の仕事を押し付けられギリギリ終電に間に合ったものの疲れすぎて過労死しそうである。

「あのクソ上司マジでいつか呪ってやる」

雨は降り、雷は鳴るわで天気も最悪

そんな時

ピシャーン!!!! ゴロゴロ

彼に雷が落ち命を落とすことになった。

「キャーー!!」

「おい!大丈夫か!」


(はあ、もう人生散々だ……上司に扱き使われ毎日必死だってのに雷にあたって死ぬなんて。前世で俺は何したってんだよ)


死んだと思ったら謎の白い空間にいた。

「ここ、どこ???」


『 『 大変申し訳ありませんでした』』

「誰」

『 神です』

「は??」

『 その……雷僕らの喧嘩がヒートアップして落としてしまったんです』

『 その代わりと言ってはなんだけど転生する際にどんな能力が欲しいか聞いてもいいか??』

待って、話が追いつかない

『 ちょっと!彼放心状態なってるって』

待ってこの人達厨二病??

『 『 厨二病違う!』』

「え」

俺声に出てた??

『 ここ、精神世界だから心の声聞こえて来るんだよ』

「ううん……そうなのか?」

『 うん』

『 まあ、とりあえず時間ないからどんな能力が欲しいか聞かせてくれ』

う~ん…じゃあ

「前世の記憶があればそれでいいです。後平穏に暮らせればそれで」

『 え!?』

『 そんなんでいいのか!?』

「え?あ、はい」

『 わかった。』

その後の記憶はないが俺は言いたいことがある

「俺平穏がいいって言ったのに…。前世の記憶今戻ったし約束と違うじゃねぇか!」


一方その頃の神々は

『 シュテール!!そんなに能力注ぎ込むな!!記憶飛ぶだろ!』

『それよりレーヴェ!お前転生させるさいあれ入れ忘れたろ! 』

彼らはまた失敗を犯してしまった


『 『 ごめんよ……セーラス…ああこの後創造神様から叱られるんだろうな』』


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私が妄想で作りだした新作です

今連載中の小説も思いつく限りちょこちょこ投稿していきますのでよろしくお願いします












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