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第16楽章
第105話 嘘 鈴木洋?の視点
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応接室の前で僕は大きく息を吸った。
多少のアクシデントはあったものの、
ここまでは十分に満足のいく結果だった。
しかし。
肝心なのはここから。
まだ気は抜けない。
僕はもう一度頭の中で
シミュレーションをした。
それからゆっくりと息を吐き出した。
娼婦の巧みな寝技もなかなかのモノだったが、
処女の瑞々しい肉体には敵わないだろう。
若く美しく賢い処女を
一から調教していくことを想像すると
自然と口元が緩んだ。
気が付けば
僕の下半身はふたたび固くなっていた。
僕は両手で頬を叩いた。
そして静かにドアを開けた。
ソファーの横にいた車椅子の処女が振り返った。
「だ、大丈夫ですか?
随分遅いから・・。
心配しました」
茜が不安げな眼差しを僕の方へ向けた。
僕は一度頷いてから
ソファーにドンッと腰を下ろした。
そして若干大袈裟に頭を左右に振った。
「やっぱり。
六条さんを殺したのは・・
菅野さんだったよ」
茜の表情が強張った。
「か、彼女がそう言ったんですか?」
「・・うん。
少しでも多くの報酬が欲しかったらしい」
「そ、それで・・。
菅野さんはどちらに・・?」
「・・死んだよ」
茜がハッと息を呑むのがわかった。
多少のアクシデントはあったものの、
ここまでは十分に満足のいく結果だった。
しかし。
肝心なのはここから。
まだ気は抜けない。
僕はもう一度頭の中で
シミュレーションをした。
それからゆっくりと息を吐き出した。
娼婦の巧みな寝技もなかなかのモノだったが、
処女の瑞々しい肉体には敵わないだろう。
若く美しく賢い処女を
一から調教していくことを想像すると
自然と口元が緩んだ。
気が付けば
僕の下半身はふたたび固くなっていた。
僕は両手で頬を叩いた。
そして静かにドアを開けた。
ソファーの横にいた車椅子の処女が振り返った。
「だ、大丈夫ですか?
随分遅いから・・。
心配しました」
茜が不安げな眼差しを僕の方へ向けた。
僕は一度頷いてから
ソファーにドンッと腰を下ろした。
そして若干大袈裟に頭を左右に振った。
「やっぱり。
六条さんを殺したのは・・
菅野さんだったよ」
茜の表情が強張った。
「か、彼女がそう言ったんですか?」
「・・うん。
少しでも多くの報酬が欲しかったらしい」
「そ、それで・・。
菅野さんはどちらに・・?」
「・・死んだよ」
茜がハッと息を呑むのがわかった。
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