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楽章間
第103話 廊下
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玄関を入ると左右に廊下が広がっていた。
室内は昼間だというのに若干薄暗く、
天井の照明が点いていた。
僕は男装の麗人の言葉に従い廊下を左へ進んだ。
人の気配はなかった。
天井も高く、
廊下もゆうに大人が五人は並んで歩けるほどの
広さだったが、
僕はなぜか閉塞感を感じた。
そしてそれは窓がないことに起因している
ということに気付いた。
変な建物。
中に入ってますますその印象が強くなった。
廊下の突き当りにドアが見えた。
アレが男装の麗人が言っていた応接室だろう。
僕はドアの前で一度立ち止まった。
廊下はここで右に折れていて、
その先は同じような部屋が
いくつか並んでいるのが確認できた。
ドアに手を掛けようとして僕は僅かに逡巡した。
そして僕はもう一度奥に伸びる廊下の方を見た。
次の瞬間、
僕の足は自然とそちらへ歩き出していた。
室内は昼間だというのに若干薄暗く、
天井の照明が点いていた。
僕は男装の麗人の言葉に従い廊下を左へ進んだ。
人の気配はなかった。
天井も高く、
廊下もゆうに大人が五人は並んで歩けるほどの
広さだったが、
僕はなぜか閉塞感を感じた。
そしてそれは窓がないことに起因している
ということに気付いた。
変な建物。
中に入ってますますその印象が強くなった。
廊下の突き当りにドアが見えた。
アレが男装の麗人が言っていた応接室だろう。
僕はドアの前で一度立ち止まった。
廊下はここで右に折れていて、
その先は同じような部屋が
いくつか並んでいるのが確認できた。
ドアに手を掛けようとして僕は僅かに逡巡した。
そして僕はもう一度奥に伸びる廊下の方を見た。
次の瞬間、
僕の足は自然とそちらへ歩き出していた。
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