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第11楽章
第75話 郷田を殺したのは
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「キュキュキュキュ」
どこかで鳥が啼いた。
「お嬢ちゃんは先に戻ってくれ。
俺達はこの爺さんの死体を処理してから戻る」
不意に死神が口を開いた。
「は、はい・・」
車椅子の堕天使はやや硬い表情でそれに答えた。
それから彼女はこっちへ不安げな視線を投げた。
僕は無言で頷いた。
「・・では私は遊戯室で待っています」
茜が中庭から出ていくのを見届けてから
西岡が僕の方へ向き直った。
「さてと。
これでゆっくり話ができるな」
「死体を片付けるというのは
彼女をこの場から追い出すための
方便かい・・?」
「くっくっく」
西岡が笑った。
前髪に隠れた西岡の目が
真っ直ぐに僕を見ているのがわかった。
「郷田を殺したのはあんただろ?」
どこかで鳥が啼いた。
「お嬢ちゃんは先に戻ってくれ。
俺達はこの爺さんの死体を処理してから戻る」
不意に死神が口を開いた。
「は、はい・・」
車椅子の堕天使はやや硬い表情でそれに答えた。
それから彼女はこっちへ不安げな視線を投げた。
僕は無言で頷いた。
「・・では私は遊戯室で待っています」
茜が中庭から出ていくのを見届けてから
西岡が僕の方へ向き直った。
「さてと。
これでゆっくり話ができるな」
「死体を片付けるというのは
彼女をこの場から追い出すための
方便かい・・?」
「くっくっく」
西岡が笑った。
前髪に隠れた西岡の目が
真っ直ぐに僕を見ているのがわかった。
「郷田を殺したのはあんただろ?」
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