62 / 117
第9楽章
第62話 探偵
しおりを挟む
遊戯室の柱時計が
コツコツコツと時を刻んでいた。
「一応、1人を除いて
全員揃ってるようだなぁ」
松平は室内を見回してから
ビリヤード台の近くの椅子に腰を下ろした。
「儂が【探偵】だ」
そして松平は何の前置きもなく、
唐突にそう言った。
その言葉に僕と菅野と茜は顔を見合わせた。
柱時計の隣で
立ったまま壁に背を持たせていた西岡は
口を歪めて微笑んでいた。
「どうして今、
このタイミングで名乗り出たんですか?」
茜がゆっくりとそして静かに訊ねた。
「お嬢ちゃん、それは簡単なことだ。
【犯人】の目星がついたからだよ。
【犯人】はこの中にいる!」
松平が高々と宣言した。
コツコツコツと時を刻んでいた。
「一応、1人を除いて
全員揃ってるようだなぁ」
松平は室内を見回してから
ビリヤード台の近くの椅子に腰を下ろした。
「儂が【探偵】だ」
そして松平は何の前置きもなく、
唐突にそう言った。
その言葉に僕と菅野と茜は顔を見合わせた。
柱時計の隣で
立ったまま壁に背を持たせていた西岡は
口を歪めて微笑んでいた。
「どうして今、
このタイミングで名乗り出たんですか?」
茜がゆっくりとそして静かに訊ねた。
「お嬢ちゃん、それは簡単なことだ。
【犯人】の目星がついたからだよ。
【犯人】はこの中にいる!」
松平が高々と宣言した。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。



クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる