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第6楽章
第38話 凶器④
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ベッドの上には
銀色に輝くキッチンバサミがあった。
全員の視線がソレに集中していた。
「何か言いたいことはあるか?」
松平がこの部屋の主である六条の方を
ギロリと睨み付けた。
遊戯室を出た僕達は
車椅子の塚本を1階に残して2階へ上がった。
そして一番手前の部屋で
クローゼットの中に隠された
キッチンバサミを発見したのだった。
「わ、わたしは・・
こ、こんな物、し、知りません!」
六条が震える声で叫んだ。
「残念だが、
知らんで済めば警察はいらんのだ」
松平が詰め寄った。
「わ、罠です!
だ、誰かが私を【犯人】にするために
か、隠したに違いありません!
だ、だって誰でも
へ、部屋に侵入できたじゃないですか!」
六条は必死に主張したが、
その言葉を信じている者はいないようだった。
「い、一旦、遊戯室に戻りませんか?」
このままでは埒が明かないと思った僕は
そう提案した。
銀色に輝くキッチンバサミがあった。
全員の視線がソレに集中していた。
「何か言いたいことはあるか?」
松平がこの部屋の主である六条の方を
ギロリと睨み付けた。
遊戯室を出た僕達は
車椅子の塚本を1階に残して2階へ上がった。
そして一番手前の部屋で
クローゼットの中に隠された
キッチンバサミを発見したのだった。
「わ、わたしは・・
こ、こんな物、し、知りません!」
六条が震える声で叫んだ。
「残念だが、
知らんで済めば警察はいらんのだ」
松平が詰め寄った。
「わ、罠です!
だ、誰かが私を【犯人】にするために
か、隠したに違いありません!
だ、だって誰でも
へ、部屋に侵入できたじゃないですか!」
六条は必死に主張したが、
その言葉を信じている者はいないようだった。
「い、一旦、遊戯室に戻りませんか?」
このままでは埒が明かないと思った僕は
そう提案した。
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