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第1楽章
第5話 廊下
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玄関を入ると左右に廊下が広がっていた。
室内は昼間だというのに若干薄暗く、
天井の照明が点いていた。
僕は男装の麗人の言葉に従い廊下を左へ進んだ。
人の気配はなかった。
天井も高く、
廊下もゆうに大人が五人は並んで歩けるほどの
広さだったが、
僕はなぜか閉塞感を感じた。
そしてそれは窓がないことに起因している
ということに気付いた。
変な建物。
中に入ってますますその印象が強くなった。
廊下の突き当りにドアが見えた。
アレが男装の麗人が言っていた応接室だろう。
僕はドアの前で一度立ち止まった。
廊下はここで右に折れていて、
その先は同じような部屋が
いくつか並んでいるのが確認できた。
室内は昼間だというのに若干薄暗く、
天井の照明が点いていた。
僕は男装の麗人の言葉に従い廊下を左へ進んだ。
人の気配はなかった。
天井も高く、
廊下もゆうに大人が五人は並んで歩けるほどの
広さだったが、
僕はなぜか閉塞感を感じた。
そしてそれは窓がないことに起因している
ということに気付いた。
変な建物。
中に入ってますますその印象が強くなった。
廊下の突き当りにドアが見えた。
アレが男装の麗人が言っていた応接室だろう。
僕はドアの前で一度立ち止まった。
廊下はここで右に折れていて、
その先は同じような部屋が
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