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3日目お昼とハイネちゃんのちょっとした悩み
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ちょっと暴走してしまったが、それはそれとしてサポート班のリーダーとしてきちんと体裁を整えて第二陣の人達を出迎える。
「我らが拠点へようこそ。第一陣サポート班のリーダーをしているレンだ。詳しい話は組合の人から聞いてもらうが、まずは歓迎しよう」
歓迎すると言いつつ組合の人に丸投げしてる件。
まあ、俺はここの方針をあーだこーだと決める権利を持ってないから当然といえば当然なんだけどね。
予想としては向こうで班を決めてあって、既にいる第一陣の下というか、既に決まっている基本方針に従うみたいな感じかな。
好き勝手やっていては混乱を招くだけだし。
とりあえず俺は近くにいた数人を使って第二陣の人達に飲み物を配ってもらい、俺はお昼ご飯はどうするのかと聞く。
そして返ってきた答えがここで用意して食べるというものだったので、軽食の物とは別にお腹に溜まる物と簡単なスープを作ることにした。
主食となる物はパンとか持ってきてるだろうからそれを食べてもらう。
「じゃあ、君達にはさっき作っておいた軽食も配ってきてもらおうか。後でちゃんとした物も渡すと伝えるように」
不満を持たれて突っかかられても面倒だからね。
ちゃんと伝えるの大事。
第二陣は全部で40人ほどで、そのうちの7人が新たにサポート班に組み込まれる事に。
ルセアちゃん達は何故かサポート班ではなかった。
確かに3人は戦闘職で回復系魔法が使えるわけじゃないし、サポート向きのスキルがあるわけじゃないし、料理が得意という話も聞いたことはない。
ハーピィの時はランクが低くて戦闘に参加させられなかっただけだ。
……妥当やないかい。
一応衛生に関して知識とかあってちゃんと働けると思うんだけど、俺の下についていたから俺の指示によるものと思われたのかな?
お昼の時間も終わり、第二陣のサポート班に加わる人達には作業を手伝ってもらう。討伐班の人達はまずはこの周辺の様子を見て慣れてもらうとともに、第一陣の人達の討ち漏らしや新たにやってきたかもしれないマッドラットの討伐をしてもらう事になったらしい。
そういうわけで討伐班のルセアちゃん達とは別行動になるのでその前に軽く言葉を交わす。
「班が分かれちゃって一緒には行けないけど、あんまり無理しないでね」
「それはレンもだよ。リーダーで大変かもしれないけど、無理はしないで」
「大丈夫だよ。実はこっそり分身使ってちゃんと休んでるからさ」
「そっか」
「だから安心して……じゃあ、夜に」
「うん」
分かれる前に温もりを感じようと軽く抱きしめると、ルセアちゃんも抱き返してくれる。
ああ、この安心感よ……それにいい匂い。
あ、ちょっと待って……。
ちゃんと毎日綺麗に拭いてるとはいえ、ここ2日お風呂入れてない……俺ひょっとして臭かったりするんじゃなかろうか……?
いやいや、流石に神様謹製のスーパー美少女なわけだし、そんな臭ったりなんかしないよね?
大丈夫大丈夫。
神を信じよ。
さすれば汝救われん。
……でも後でお風呂入ろ。
魔法を使えばそれくらい余裕でできるし。
むしろなんでやらなかったんだろうね。
「えっと、そろそろいいかな?」
「一応、私たちもいるんだけど?」
「あ、ごめん。久しぶりのルセアちゃんでつい……」
「いや、2日しか経ってないよね?」
「そだっけ?」
「はぁ~……。本当にこの子は……」
「まあまあ、いつもの事じゃん。それでさ、私達には何かないのかな?」
「おっと。それもそうだね。2人も大事な人なんだしちゃんとやらないとね」
「本当に調子いいんだから……」
「一応サポート班のリーダーをしている関係で毎夜会議とかあってね、そこで得た情報によるとこの周辺はマッドラットばかりでもっと奥の方に行かないと他の魔物が現れないんだって。ただ、体の大きい個体や強めの個体なんかもいたらしいからマッドラットだけだからって油断せず、慎重に。2人が怪我でもしたら俺悲しいからさ。当然、ルセアちゃんもね」
「情報ありがとう」
「うん。無理せず行くよ。というか、ランクが低いからそんな前に出れそうにないけどね~」
「それでもだよ。何があるか分からないからね」
「分かってるって。それじゃあそろそろ行くね」
「レンちゃんも頑張ってね」
「行ってきます」
「うん。行ってらっしゃい」
3人を見送った後、俺は俺で仕事を再開する。
とりあえず、補給物資の選別かな~。
~ハイネ視点~
レンちゃんがマッドラットについて聞いてくると飛びして、結局その日は帰ってこなかった。
それはつまりなにかしらの進展があってレンちゃんは帰ってこれない状態にあるという事。
私達はそう結論づけて、その翌日に組合に出向いてその事について聞いてみたところ案の定で、レンちゃんは結成された討伐隊の1人として森に向かったとの事。
それと合わせて第二陣を編成して増援に向かってもらうという話も聞き、私達はレンちゃんもいるのだから、と、参加する事にしたわけなんだけど……忘れてた。
遠征が大変だということを。
「普段どれだけレンちゃんに助けられてるのか、身に染みたね……」
「そうね……」
「うん……」
話を聞いた昨日、準備のために街中を駆けずり回ったのだけど、用意すればするほど嵩張っていく。
そしてそれらを持ってここまで歩いてくる。
レンちゃんがいれば重い物はしまってもらって楽に買い物ができたし、移動中もわざわざ背負う必要もない。
戦闘も、いつ、どこから来るのか、誰よりも早く察知して教えてくれていた。
だから知らず知らずのうちに周囲を警戒するという事がおろそかになっていたと、今まさに身に染みている。
「今は集団で動いているから奇襲を受けてないけど、この3人だけだったらどうなっていたことか……」
「レンちゃんが自分が居ない時を考えてって言っていたけど、分かった気になっていただけだったわ」
「だね。次から……ううん。今から気をつけていこう」
大人数で行動していてなお、散発的に襲ってくるマッドラットだけど、それらは私達の元に来るまでもなく他の冒険者達によって倒されていく。
そしてそれらを私達は一度たりとも察知出来ていなかった。
言い訳としては大人数で行動しているせいで音や匂いが分かりにくいというのがあるけど、それを差し引いても油断と慢心が酷い。
どんだけ頼りきりになっていた事か。
自分が情けないよ。
とはいえ、改めて自覚したんだ。
なら気を引き締めていくだけ。
「っしゃあ!」
「これで、トドメだ!」
うん。
気を引き締めたけど、意味ないや。
なんせこっちには30人以上の人がいて、私達はその中心付近にいる。
その状態じゃあどう頑張ったって戦闘に関わるのは無理というもの。
索敵して上手く見つけられても他の人とタイミングはほぼ同時で、場所的にはその人の方が近くにいるからこっちが動いて隊列を乱すわけにもいかないのでどう頑張っても関われない。
そしてそれとは別に気を削ぐ要素が……
「大丈夫だった?」
「怪我はないか?」
「俺様がいるから安心して良いぜ!」
これだ。
自分で言うのもなんだけど、私達は見た目がいい。
レンちゃんほどではないとはいえ……というかレンちゃんが規格外すぎるだけなんだけど……どこに出しても恥ずかしくない程度には美少女だとは思う。
そんな私達3人と一緒に行動できるこの機会に仲良くなりたい、良いところ見せたい、あわよくば最後までと考えての行動なんだろうけど……んー、なんだかなぁ。
レンちゃん達と一緒に行動するようになる前は、実は百合にも内緒で男の人を引っ掛けて遊んでいたりしたんだよね。
その時の私であればこの人達の中で誰と遊ぶのが1番気持ち良くなれるかな? 相性のいいチンポの持ち主はいるかな? くらいは考えそうなのに、不思議とそういう気分にはなれない。
状況が状況だからというのもあるんだろうけど……これはもしかすると本当にもしかするのかも?
いや、どうなんだろ?
自分で自分が分からない……。
「ハイネ?」
「え、あ、ごめん。ちょっと考え事してた。仕事はなさそうでも、ちゃんと集中しなきゃだよね」
「何か悩みがあるなら言ってちょうだい。私じゃ力になれるか分からないけど、話を聞くくらいならできると思うから」
「あー、そういうのじゃないから、本当に気にしないで」
「そう?」
「そうそう。それよりも、ほら、あの人が百合の事気にしてるけど、どうする?」
「どうもしないわよ。今そんな場合じゃないでしょ」
「まあそうなんだけど、これじゃあ百合が処女を捨てるのはいつになる事やら」
「ちょっ、何馬鹿なこと言ってるの!?」
「あはは!」
やっぱり相談は出来なそうだねー。
ま、その内何か進展があるでしょ。
気長にのんびり、自由気ままにやっていこうかな。
結局、今日は丸一日歩いてるだけで一度たりとも戦闘せずに終わったしね。
少しはこっちに回してくれてもいいのに……。
「我らが拠点へようこそ。第一陣サポート班のリーダーをしているレンだ。詳しい話は組合の人から聞いてもらうが、まずは歓迎しよう」
歓迎すると言いつつ組合の人に丸投げしてる件。
まあ、俺はここの方針をあーだこーだと決める権利を持ってないから当然といえば当然なんだけどね。
予想としては向こうで班を決めてあって、既にいる第一陣の下というか、既に決まっている基本方針に従うみたいな感じかな。
好き勝手やっていては混乱を招くだけだし。
とりあえず俺は近くにいた数人を使って第二陣の人達に飲み物を配ってもらい、俺はお昼ご飯はどうするのかと聞く。
そして返ってきた答えがここで用意して食べるというものだったので、軽食の物とは別にお腹に溜まる物と簡単なスープを作ることにした。
主食となる物はパンとか持ってきてるだろうからそれを食べてもらう。
「じゃあ、君達にはさっき作っておいた軽食も配ってきてもらおうか。後でちゃんとした物も渡すと伝えるように」
不満を持たれて突っかかられても面倒だからね。
ちゃんと伝えるの大事。
第二陣は全部で40人ほどで、そのうちの7人が新たにサポート班に組み込まれる事に。
ルセアちゃん達は何故かサポート班ではなかった。
確かに3人は戦闘職で回復系魔法が使えるわけじゃないし、サポート向きのスキルがあるわけじゃないし、料理が得意という話も聞いたことはない。
ハーピィの時はランクが低くて戦闘に参加させられなかっただけだ。
……妥当やないかい。
一応衛生に関して知識とかあってちゃんと働けると思うんだけど、俺の下についていたから俺の指示によるものと思われたのかな?
お昼の時間も終わり、第二陣のサポート班に加わる人達には作業を手伝ってもらう。討伐班の人達はまずはこの周辺の様子を見て慣れてもらうとともに、第一陣の人達の討ち漏らしや新たにやってきたかもしれないマッドラットの討伐をしてもらう事になったらしい。
そういうわけで討伐班のルセアちゃん達とは別行動になるのでその前に軽く言葉を交わす。
「班が分かれちゃって一緒には行けないけど、あんまり無理しないでね」
「それはレンもだよ。リーダーで大変かもしれないけど、無理はしないで」
「大丈夫だよ。実はこっそり分身使ってちゃんと休んでるからさ」
「そっか」
「だから安心して……じゃあ、夜に」
「うん」
分かれる前に温もりを感じようと軽く抱きしめると、ルセアちゃんも抱き返してくれる。
ああ、この安心感よ……それにいい匂い。
あ、ちょっと待って……。
ちゃんと毎日綺麗に拭いてるとはいえ、ここ2日お風呂入れてない……俺ひょっとして臭かったりするんじゃなかろうか……?
いやいや、流石に神様謹製のスーパー美少女なわけだし、そんな臭ったりなんかしないよね?
大丈夫大丈夫。
神を信じよ。
さすれば汝救われん。
……でも後でお風呂入ろ。
魔法を使えばそれくらい余裕でできるし。
むしろなんでやらなかったんだろうね。
「えっと、そろそろいいかな?」
「一応、私たちもいるんだけど?」
「あ、ごめん。久しぶりのルセアちゃんでつい……」
「いや、2日しか経ってないよね?」
「そだっけ?」
「はぁ~……。本当にこの子は……」
「まあまあ、いつもの事じゃん。それでさ、私達には何かないのかな?」
「おっと。それもそうだね。2人も大事な人なんだしちゃんとやらないとね」
「本当に調子いいんだから……」
「一応サポート班のリーダーをしている関係で毎夜会議とかあってね、そこで得た情報によるとこの周辺はマッドラットばかりでもっと奥の方に行かないと他の魔物が現れないんだって。ただ、体の大きい個体や強めの個体なんかもいたらしいからマッドラットだけだからって油断せず、慎重に。2人が怪我でもしたら俺悲しいからさ。当然、ルセアちゃんもね」
「情報ありがとう」
「うん。無理せず行くよ。というか、ランクが低いからそんな前に出れそうにないけどね~」
「それでもだよ。何があるか分からないからね」
「分かってるって。それじゃあそろそろ行くね」
「レンちゃんも頑張ってね」
「行ってきます」
「うん。行ってらっしゃい」
3人を見送った後、俺は俺で仕事を再開する。
とりあえず、補給物資の選別かな~。
~ハイネ視点~
レンちゃんがマッドラットについて聞いてくると飛びして、結局その日は帰ってこなかった。
それはつまりなにかしらの進展があってレンちゃんは帰ってこれない状態にあるという事。
私達はそう結論づけて、その翌日に組合に出向いてその事について聞いてみたところ案の定で、レンちゃんは結成された討伐隊の1人として森に向かったとの事。
それと合わせて第二陣を編成して増援に向かってもらうという話も聞き、私達はレンちゃんもいるのだから、と、参加する事にしたわけなんだけど……忘れてた。
遠征が大変だということを。
「普段どれだけレンちゃんに助けられてるのか、身に染みたね……」
「そうね……」
「うん……」
話を聞いた昨日、準備のために街中を駆けずり回ったのだけど、用意すればするほど嵩張っていく。
そしてそれらを持ってここまで歩いてくる。
レンちゃんがいれば重い物はしまってもらって楽に買い物ができたし、移動中もわざわざ背負う必要もない。
戦闘も、いつ、どこから来るのか、誰よりも早く察知して教えてくれていた。
だから知らず知らずのうちに周囲を警戒するという事がおろそかになっていたと、今まさに身に染みている。
「今は集団で動いているから奇襲を受けてないけど、この3人だけだったらどうなっていたことか……」
「レンちゃんが自分が居ない時を考えてって言っていたけど、分かった気になっていただけだったわ」
「だね。次から……ううん。今から気をつけていこう」
大人数で行動していてなお、散発的に襲ってくるマッドラットだけど、それらは私達の元に来るまでもなく他の冒険者達によって倒されていく。
そしてそれらを私達は一度たりとも察知出来ていなかった。
言い訳としては大人数で行動しているせいで音や匂いが分かりにくいというのがあるけど、それを差し引いても油断と慢心が酷い。
どんだけ頼りきりになっていた事か。
自分が情けないよ。
とはいえ、改めて自覚したんだ。
なら気を引き締めていくだけ。
「っしゃあ!」
「これで、トドメだ!」
うん。
気を引き締めたけど、意味ないや。
なんせこっちには30人以上の人がいて、私達はその中心付近にいる。
その状態じゃあどう頑張ったって戦闘に関わるのは無理というもの。
索敵して上手く見つけられても他の人とタイミングはほぼ同時で、場所的にはその人の方が近くにいるからこっちが動いて隊列を乱すわけにもいかないのでどう頑張っても関われない。
そしてそれとは別に気を削ぐ要素が……
「大丈夫だった?」
「怪我はないか?」
「俺様がいるから安心して良いぜ!」
これだ。
自分で言うのもなんだけど、私達は見た目がいい。
レンちゃんほどではないとはいえ……というかレンちゃんが規格外すぎるだけなんだけど……どこに出しても恥ずかしくない程度には美少女だとは思う。
そんな私達3人と一緒に行動できるこの機会に仲良くなりたい、良いところ見せたい、あわよくば最後までと考えての行動なんだろうけど……んー、なんだかなぁ。
レンちゃん達と一緒に行動するようになる前は、実は百合にも内緒で男の人を引っ掛けて遊んでいたりしたんだよね。
その時の私であればこの人達の中で誰と遊ぶのが1番気持ち良くなれるかな? 相性のいいチンポの持ち主はいるかな? くらいは考えそうなのに、不思議とそういう気分にはなれない。
状況が状況だからというのもあるんだろうけど……これはもしかすると本当にもしかするのかも?
いや、どうなんだろ?
自分で自分が分からない……。
「ハイネ?」
「え、あ、ごめん。ちょっと考え事してた。仕事はなさそうでも、ちゃんと集中しなきゃだよね」
「何か悩みがあるなら言ってちょうだい。私じゃ力になれるか分からないけど、話を聞くくらいならできると思うから」
「あー、そういうのじゃないから、本当に気にしないで」
「そう?」
「そうそう。それよりも、ほら、あの人が百合の事気にしてるけど、どうする?」
「どうもしないわよ。今そんな場合じゃないでしょ」
「まあそうなんだけど、これじゃあ百合が処女を捨てるのはいつになる事やら」
「ちょっ、何馬鹿なこと言ってるの!?」
「あはは!」
やっぱり相談は出来なそうだねー。
ま、その内何か進展があるでしょ。
気長にのんびり、自由気ままにやっていこうかな。
結局、今日は丸一日歩いてるだけで一度たりとも戦闘せずに終わったしね。
少しはこっちに回してくれてもいいのに……。
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