TS転生少女は性の悦びを堪能する 【R18】

椎茸大使

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お願いはえっち……じゃない

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話というのは報酬の話のようで、シェリーさんのところに行くとキラキラとした物がテーブルの上を埋め尽くしていた。

「どうぞ、この中から好きなものをお選びください。本音を言えばレンさんに全部もらって欲しいところなのですが、流石にそれでは家が傾いてしまうので、五つ選んでください」
「んー……じゃあ、これとこれとこれ。後これとこれを貰うね」
「え?  あの、悩まないんですか……?」
「うん。欲しかったのはそもそも加工したり付与したりするのに適した装飾品が欲しかったからだからね」
「つまりそれらが付与に適していると?」
「目的の付与を付けられるってだけで、他のが適してないわけじゃないよ。あ、そうそう。この三つを貸してもらえないかな?」
「え?  貸す?  その三つに何かあるのでしょうか?」
「どうせだからシェリーさんとジュリアちゃん、後コーネリアさん用に手を加えておこうかなと思ってね」
「え、そ、それって……」
「せっかく仲良くなったのに変なことになったら嫌だからね。じゃあ、三人の訓練が残ってるからもう行くね」
「は、はい」

まあ、実際は付与するのは二つだけで、残りはマジックアイテム化といった所だけど。
スキルの付与は自分が持ってる物だけだからね。
ならそれ以外の効果を持たせるにはどうするのか?
答えは術式を刻み込む。
刻むのは状態異常無効の効果。
これはルセアちゃん、ハイネちゃん、百合ちゃんに渡すつもり。
シェリーさん達のもこれと同じ加工をする予定。

で、残り二つにはそれぞれふたなり化と状態異常回復。
ふたなり化はハイネちゃんに。
そして状態異常回復は自分用で、そこに更に術式で状態異常になった2時間後に回復するように細工する予定。
最初は毎夜0時に回復とかも考えたけど、流石に長すぎるしねぇ。
後著作権的なあれこれもあるし。
ちなみに何故無効じゃないかと言えば、麻痺やらなんやら使ってくる相手とえっちを楽しめなくなるから。
えっちは大事だからね。
戦闘時は亜空収納内にレンとランに居てもらうつもりなので、最悪の事態になりそうなら助けてもらう予定だからこれくらいがちょうどいいんだよ。

そんな事を考えつつみんなの所に戻ってみると、3人で模擬戦をしているようだ。
見たところ、ルセアちゃん&百合ちゃんVSハイネちゃんという状態。

「今どんな感じ?」
「3人で模擬戦してもらってる所」
「勝った人のお願いを1つだけなんでも聞いてあげるって言っちゃったけど、いいよね?」
「それは別にいいけど……その話の流れ的にルセアちゃん&百合ちゃんVSハイネちゃんじゃなくてルセアちゃんVS百合ちゃんVSハイネちゃんって事?」
「そうそう」

つまり、今回は◯ークライさんの出番は無いってことだね。
良かったね、◯ークライさん。
VSって状況だと大体巻き込まれてるもんね。
偶には何事もなく平和な日々も欲しいよね。

◯ークライさんの事は置いといて、模擬戦の様子を見ていく。
ルセアちゃんと百合ちゃんがチーミングしてハイネちゃんと戦っているが、やはり近接メインとなると一日の長がある分有利。
2人はそう考えてまずはハイネちゃんをって事かな。
ただ残念かな、それでもハイネちゃんには届かない。
ハイネちゃんも馬鹿じゃないので2人が連携出来ないように立ち回っている。
こうなると2対1の強みが出てこないしそろそろ……動いた。

「百合ちゃん、辛抱出来なかったか~」
「急拵えの連携ならこんなもんでしょ」
「そもそも近接は練度不足だしね~」

ハイネちゃんは2人が攻めあぐねるような立ち回りをしていて、連携出来ないようにし、そこに焦れた人を釣るつもりだったんだろう。
ルセアちゃんは分かっていたのか、あるいは辛坊強かったのかは分からないけど、我慢出来なかった百合ちゃんが釣られて返り討ち。
後はまあ、分かるよねって感じだった。

「ぶっちゃけ、2人の勝ち筋はとにかく2人同時に攻めて攻めて攻めまくってハイネちゃんが防げなくなる事だけだったんだけどね」
「距離を取られて逃げに徹しられた結果がこれだしね」
「後は焦らない事だね。逃げられたのなら焦らず距離を詰めて挟み込めるように位置を調節すべきだったかな。百合ちゃん1人が先行するからあっさり各個撃破されたわけだし。2対1にするならそれを活かさないと意味ないよ」

日本育ちで対戦ゲームも余りしなさそうだし、仕方ないと言えば仕方ないけど。
こういうのは経験が必要だし。
今回はそれを考える良い機会になったと思えれば御の字だね。

「さて、ハイネちゃんが勝ったわけだけどお願いはどうする?  俺を一晩中好きにする?」
「それとも3人でメチャクチャにしてあげようか?」
「何か作って欲しければ子供以外ならなんでも作ってあげるよ?」
「いやいや!  なんかおかしいから!」
「「「どこが?」」」
「3人でハモるな!」

百合ちゃんにツッコまれてしまった。
ちなみに漢字にすると突っ込まれてになって、なんだかえっちだね。

「本当に、なんでもいいの?」
「うんうん。俺に出来る事ならね。あ、でもリョナ的なのは流石に勘弁で」
「そういうのじゃなくて……レンちゃんに服を作って欲しいなって思っててさ」
「服?  そんなんでいいの?  この超絶美少女を好き放題しなくていいの?」
「自分で言う事か」

自分で言う事です。
とはいえ、百合ちゃんがツッコミ入れてくれるから好きにボケられて楽しいね。
まあ、超絶美少女というのはボケでもなんでもなくただの厳然たる事実なんですがね。

「ほら、仕立て済みの服って高いでしょ?  普段着るのは古着ばかりだし、偶には新品のも着たいんだよね。でも、自分で作るのは苦手で……母さんもそういうの下手だったし。そんな時に眷属達の服作ってるって聞いて、お願い出来ないかなってちょっと考えていたんだ」
「へー。なら今回のは渡りに船って感じ?」
「うん」
「なーほーね。まあ、そんな事でいいなら時間ある時に作るよ。流石に時間もないから帰ってからになるけどね」
「別に急かすつもりもないしそれでいいよ~」

ちなみに、ハイネちゃんの各種サイズは完璧にとは言わないけどそれなりに把握してます。
そりゃ、閨を一緒にしたりする仲ですからね。
触ったり揉んだりは当然として、しゃぶって舐めて、入れたり入れられたりしてますし大体はね。

「とびっきり可愛いのを作るから!」
「いやいや!  普通のでいいから!  それに、私には似合わないって」
「えー!  こんなに素材がいいんだから勿体無いよ~。百合ちゃんもそう思うよね?」
「え?  あ、うん。そうね。この機会に一度着飾ってみたら?」
「本当にいいから!」

むー。
こういうのは恥じらうのか。
魔物相手にも堂々とえっちするのに。
ま、これはこれで可愛いからいいんだけどね。
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