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レンちゃん負け知らず(えろではないです)
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四則演算。
それは足し算、引き算、掛け算、割り算からなる基本的計算の事。
異世界においては文字が読めないと同じくらいに、この四則演算に関して分からない、出来ないという話は多い。
日本では小学生のうちに習う内容ではあるが、世界が変われば常識が変わるもので、貴族が知識を独占して庶民には勉強する機会がないのが常識なんて事だってあり得るわけだ。
まあ、何が言いたいかと言えば、コーネリアさんは%が分からなかったんだ。
ちなみにその時のセリフが「すみません。そのぱぁせんとぉとはなんでしょうか?」だ。
「えっと、コーネリアさんは計算はどのくらいできる?」
「一通りは習いました。これでも騎士ですから!」
ドヤァって感じにふんすしてるのはかわいいね。
でもそっか。
一応四則演算は出来たか。
まあ、騎士さんに割合はそこまで必要な内容じゃないし数字が出ればそれで十分なのかもしれない。
文官や貴族なら教わってるかもしれないけど。
「パーセントってのは割合でどのくらいっていうので、簡単にいえば数値を100個に分けてその分けた個数がいくらあるかっていうものなんだ」
「はぁ……」
「えっと、仮にステータスが100だとするでしょ? その100を100個に分けてその内のどのくらいの個数かっていうのがパーセントなんだよ」
「はい?」
「あー、もう、いいや。手加減はいる? いらない?」
分かっている事と、説明出来る事は別物だね。
言葉にするの難しいや。
「面倒になって説明やめてるし」
そこ、うるさい。
というかハイネちゃんは分かるのかね。
「いりません!」
「身体強化はあり? なし?」
「まずはなしでお願いします!」
「了解」
コーネリアさんは剣のみのスタイルの模様。
騎士といえば剣と盾ってイメージがあったけど、あの時あった遺体には他に女騎士は居なかった。
だから多分、コーネリアさんが1番近くでジュリアちゃんを護る人間。
女同士だからこそ近付ける場所があるからね。
でも、そういう所に剣はともかく大きくて邪魔になる盾は持っていけない。
それ故の剣のみというスタイルという事かな。
「レンさんは格闘家でしたか……」
「うんにゃ、剣だろうが弓だろうが槍だろうが斧だろうが鎌だろうが魔法だろうがなんだって出来る万能型だよ。勿論素手もね。ただ、お金が掛からないから素手ってだけ。扶養家族が多いから無駄遣い出来ないんだよね」
一応、武器がないわけでもないが強過ぎるんだよね。
軽く振っただけでゴブリンの上半身が消滅してしまうくらいに。
そんなもん使えるかー!
というわけで素手です。
「それじゃ行くよ」
言うが早いか、コーネリアさんに向かって7割の速度で駆け出していく。
そしてコーネリアさんの手前で横へと10割の速度で跳ぶ。
目の前での急激な方向転換と速度の緩急によってコーネリアさんからは突然消えたように見える……といいが、少なくとも一瞬見失うだろう。
その一瞬を使って更に惑わせる。
右へと跳んだ後、そこから上へと跳び上がる。
左へと身体ごと向けたコーネリアさんの視線の先には既に俺はおらず、自分に落ちてくる影で今俺の位置を把握したが……もう遅い。
体を捻りながら手を伸ばしてコーネリアさんの鎧を掴む。
そしてコーネリアさんの真後ろに着地してそのままの勢いでコーネリアさんを投げ飛ばす。
最初を首を掴もうかと思ったけど、なんか流石に危ないかなと途中で変更して鎧にした。
だから投げ辛いのなんのって。
でも小柄な身体を活かして重心の下へと入り込んで、そこからステータスの力で頑張った。
ズダンッと地に転がったコーネリアさんの上に飛び乗る。
いわゆるマウントポジションだ。
そして首に軽く手をかける。
「俺の勝ち~」
「何も……出来なかった」
「まあ、一般的な格闘家から外れた戦い方したからね。対応出来なくても仕方ないって」
ぶっちゃけ、こんなアクロバティックな投げ技は無駄だらけなんだよね。
でもその無駄が時には相手を翻弄したりもするのだよ。
無駄を削ぎ落として最適化した最速の動きとは真逆の、無駄を増やして翻弄し相手の動きを遅らせる技。
「こんなすぐに終わったんじゃ何も分からないだろうし、まだやるよね?」
「はい!」
2戦目。
さっきのは流石に変則すぎだろうし、ずっとあんな戦い方をしていたら手合わせをする意味がない。
あくまでもああいう戦い方もあるって程度に留めておくべきだろう。
剣と魔法とエロのファンタジー世界だろうとある程度の物理法則があるのだし基本は地に足つけて戦うのが主流。
そして、コーネリアさんはそういう経験が積みたいんだ。
だからここからはオーソドックスに王道的に行こう。
開始とともにコーネリアさんへと接近する。
ここまではさっきと同じだが、ここから更に加速して一気に懐へと潜り込んでまずは先制の一撃。
そう思ったがコーネリアさんは今回は目が追いついているのか、こっちの接近に合わせて剣を振り下ろしてくる。
それを見切って、大きく躱す。
そして振り下ろした剣を引き戻される前に更に一歩前へと踏み込んでついに懐へ。
今度こそ先制の……ってもう先制じゃないか。
とにかく、まずは一撃。
コーネリアさんは身を捩って躱そうとするが、遅い。
クリーンヒットにはならないが、肩を打ち据えてバランスを崩させる。
2発目。
剣では防げないと悟ったのか、剣を手放して腕でガードされる。
だがこのままいく。
ガードの上から殴って殴って、殴りまくる。
剣士を相手にするならの答えの1つ、インファイトだ。
近過ぎる位置には人体の構造上まともぬ剣を振る事なんて出来やしない。
出来るのは精々突き刺そうとするくらいだろうが、それだって一度振り上げる必要があるため対処は可能。
つまり、懐に入って武器を手放させた時点で既にこっちのものという事だ。
攻撃を上半身に集中させて意識を上に向けさせたところでお腹めがけての膝蹴り。
足を縦回転させるように、膝を打ち下ろすかのように、抉るようにしての膝蹴り。
意識外な上に、自身のガードで視界が狭まっていたこともあり、コーネリアさんは反応が遅れてクリーンヒットする。
コーネリアさんは騎士らしく金属鎧を纏っているが衝撃は通る。
ましてや、鎧をひしゃげさせる程の一撃だ。
かなりのダメージになるだろう。
その証拠に、コーネリアさんはお腹を押さえて蹲っている。
ってか、あれ?
ちょっと待って……。
なんか、赤いものを吐いてない?
やべっ、やり過ぎた!?
◇
あの後、治療魔法を使ってなんとか無事に済んだ。
やべーやべー。
手合わせで殺してしまうところだったよ。
とりあえずコーネリアさんにはしばらく安静にしててもらうとしよう。
それはさておき、何故このようなことになったのか。
それは、ステータスが一定ではないからだ。
ステータスは最大値を表していて、常にステータス通りの数値ではない。
もちろん、通常時もそれなりに高くはあるが、最大じゃない。
そして意識外から繰り出される渾身の膝蹴り。
肘や膝は素人でも簡単に威力を出すことの出来る部位だ。
それを格闘系のスキル保持者が全力で叩き込む。
……うん、内臓にダメージがいってもおかしくないよね。
とまあ、そんな感じでコーネリアさんは吐血したわけだ。
コーネリアさんが戦えなくなったのでここでお開き……じゃあつまらないので、3人へ見てた感想や気になったことを聞いてみた。
「ちょっと気になったんだけど、レンちゃんなら紙一重でも避けられたんじゃないかなって思った時があったんだけど、それってどうして?」
「紙一重で躱すのが危険だからだよ。逆に聞くけど、もしも相手が幻術を使ってきて、効果自体は認識を横に5cmだけずらすっていう単純で弱いものだったりする。で、本来の位置よりも右に認識をずらされた状態で、左に紙一重で躱した場合だとどうなると思う?」
「それはえっと、認識が右にずれてるわけだから実際は左にいて、そして左に紙一重で……あ」
「そう。攻撃を喰らうよね。それだけじゃなくて、もしかしたらスキルの中に剣の両側に刃を発生させて一振りで3つの斬撃を放てるなんていうものがあるかもしれない。もしかしたら魔法の剣で刀身が曲がったり伸びたりするかもしれない。それはもしかしたらだけど可能性は0じゃないし、そもそも完璧に見切れるとは限らないよね? それでわざと紙一重で躱すなんていう舐めプするには大き過ぎるリスクだ。成功したら隙は最小限で済みますが失敗したら死ぬかもしれません……なんて状態で命をベットするのは馬鹿のすることだよ」
紙一重で躱すという行為は、地球でならば最小限の動作で済んで即座に反撃出来るが、こっちではそうはいかない。
さっきも言ったが、ここは剣と魔法とエロのファンタジー世界だ。
スキルがあれば魔法もある。
世界の理が違うのに同じ事をしても通用するとは限らない。
何より、それでダメだった時に失うのは命だ。
なら、余裕を持って躱すべきだ。
慢心ダメ、ぜったい。
マンティコア戦で嫌というほど思い知らされたよ。
本当にもうね、あの時毒を喰らわなければ激しいえっちが……なんでもないです。
「そんなわけで、紙一重で躱さなかったわけ。他に何か質問は? なければ時間が余ってるしみんなと手合わせするよ」
「「「えっ!?」」」
大丈夫大丈夫。
みんなとやる時はちゃんと手加減するから。
だからそんな怯えないで。
普通に凹むから。
チートステータス持っててもメンタルは一般人のクソ雑魚レベルなんだよ。
そしてお昼になるまで3人をちぎっては投げでちぎっては投げてを繰り返しました。
それは足し算、引き算、掛け算、割り算からなる基本的計算の事。
異世界においては文字が読めないと同じくらいに、この四則演算に関して分からない、出来ないという話は多い。
日本では小学生のうちに習う内容ではあるが、世界が変われば常識が変わるもので、貴族が知識を独占して庶民には勉強する機会がないのが常識なんて事だってあり得るわけだ。
まあ、何が言いたいかと言えば、コーネリアさんは%が分からなかったんだ。
ちなみにその時のセリフが「すみません。そのぱぁせんとぉとはなんでしょうか?」だ。
「えっと、コーネリアさんは計算はどのくらいできる?」
「一通りは習いました。これでも騎士ですから!」
ドヤァって感じにふんすしてるのはかわいいね。
でもそっか。
一応四則演算は出来たか。
まあ、騎士さんに割合はそこまで必要な内容じゃないし数字が出ればそれで十分なのかもしれない。
文官や貴族なら教わってるかもしれないけど。
「パーセントってのは割合でどのくらいっていうので、簡単にいえば数値を100個に分けてその分けた個数がいくらあるかっていうものなんだ」
「はぁ……」
「えっと、仮にステータスが100だとするでしょ? その100を100個に分けてその内のどのくらいの個数かっていうのがパーセントなんだよ」
「はい?」
「あー、もう、いいや。手加減はいる? いらない?」
分かっている事と、説明出来る事は別物だね。
言葉にするの難しいや。
「面倒になって説明やめてるし」
そこ、うるさい。
というかハイネちゃんは分かるのかね。
「いりません!」
「身体強化はあり? なし?」
「まずはなしでお願いします!」
「了解」
コーネリアさんは剣のみのスタイルの模様。
騎士といえば剣と盾ってイメージがあったけど、あの時あった遺体には他に女騎士は居なかった。
だから多分、コーネリアさんが1番近くでジュリアちゃんを護る人間。
女同士だからこそ近付ける場所があるからね。
でも、そういう所に剣はともかく大きくて邪魔になる盾は持っていけない。
それ故の剣のみというスタイルという事かな。
「レンさんは格闘家でしたか……」
「うんにゃ、剣だろうが弓だろうが槍だろうが斧だろうが鎌だろうが魔法だろうがなんだって出来る万能型だよ。勿論素手もね。ただ、お金が掛からないから素手ってだけ。扶養家族が多いから無駄遣い出来ないんだよね」
一応、武器がないわけでもないが強過ぎるんだよね。
軽く振っただけでゴブリンの上半身が消滅してしまうくらいに。
そんなもん使えるかー!
というわけで素手です。
「それじゃ行くよ」
言うが早いか、コーネリアさんに向かって7割の速度で駆け出していく。
そしてコーネリアさんの手前で横へと10割の速度で跳ぶ。
目の前での急激な方向転換と速度の緩急によってコーネリアさんからは突然消えたように見える……といいが、少なくとも一瞬見失うだろう。
その一瞬を使って更に惑わせる。
右へと跳んだ後、そこから上へと跳び上がる。
左へと身体ごと向けたコーネリアさんの視線の先には既に俺はおらず、自分に落ちてくる影で今俺の位置を把握したが……もう遅い。
体を捻りながら手を伸ばしてコーネリアさんの鎧を掴む。
そしてコーネリアさんの真後ろに着地してそのままの勢いでコーネリアさんを投げ飛ばす。
最初を首を掴もうかと思ったけど、なんか流石に危ないかなと途中で変更して鎧にした。
だから投げ辛いのなんのって。
でも小柄な身体を活かして重心の下へと入り込んで、そこからステータスの力で頑張った。
ズダンッと地に転がったコーネリアさんの上に飛び乗る。
いわゆるマウントポジションだ。
そして首に軽く手をかける。
「俺の勝ち~」
「何も……出来なかった」
「まあ、一般的な格闘家から外れた戦い方したからね。対応出来なくても仕方ないって」
ぶっちゃけ、こんなアクロバティックな投げ技は無駄だらけなんだよね。
でもその無駄が時には相手を翻弄したりもするのだよ。
無駄を削ぎ落として最適化した最速の動きとは真逆の、無駄を増やして翻弄し相手の動きを遅らせる技。
「こんなすぐに終わったんじゃ何も分からないだろうし、まだやるよね?」
「はい!」
2戦目。
さっきのは流石に変則すぎだろうし、ずっとあんな戦い方をしていたら手合わせをする意味がない。
あくまでもああいう戦い方もあるって程度に留めておくべきだろう。
剣と魔法とエロのファンタジー世界だろうとある程度の物理法則があるのだし基本は地に足つけて戦うのが主流。
そして、コーネリアさんはそういう経験が積みたいんだ。
だからここからはオーソドックスに王道的に行こう。
開始とともにコーネリアさんへと接近する。
ここまではさっきと同じだが、ここから更に加速して一気に懐へと潜り込んでまずは先制の一撃。
そう思ったがコーネリアさんは今回は目が追いついているのか、こっちの接近に合わせて剣を振り下ろしてくる。
それを見切って、大きく躱す。
そして振り下ろした剣を引き戻される前に更に一歩前へと踏み込んでついに懐へ。
今度こそ先制の……ってもう先制じゃないか。
とにかく、まずは一撃。
コーネリアさんは身を捩って躱そうとするが、遅い。
クリーンヒットにはならないが、肩を打ち据えてバランスを崩させる。
2発目。
剣では防げないと悟ったのか、剣を手放して腕でガードされる。
だがこのままいく。
ガードの上から殴って殴って、殴りまくる。
剣士を相手にするならの答えの1つ、インファイトだ。
近過ぎる位置には人体の構造上まともぬ剣を振る事なんて出来やしない。
出来るのは精々突き刺そうとするくらいだろうが、それだって一度振り上げる必要があるため対処は可能。
つまり、懐に入って武器を手放させた時点で既にこっちのものという事だ。
攻撃を上半身に集中させて意識を上に向けさせたところでお腹めがけての膝蹴り。
足を縦回転させるように、膝を打ち下ろすかのように、抉るようにしての膝蹴り。
意識外な上に、自身のガードで視界が狭まっていたこともあり、コーネリアさんは反応が遅れてクリーンヒットする。
コーネリアさんは騎士らしく金属鎧を纏っているが衝撃は通る。
ましてや、鎧をひしゃげさせる程の一撃だ。
かなりのダメージになるだろう。
その証拠に、コーネリアさんはお腹を押さえて蹲っている。
ってか、あれ?
ちょっと待って……。
なんか、赤いものを吐いてない?
やべっ、やり過ぎた!?
◇
あの後、治療魔法を使ってなんとか無事に済んだ。
やべーやべー。
手合わせで殺してしまうところだったよ。
とりあえずコーネリアさんにはしばらく安静にしててもらうとしよう。
それはさておき、何故このようなことになったのか。
それは、ステータスが一定ではないからだ。
ステータスは最大値を表していて、常にステータス通りの数値ではない。
もちろん、通常時もそれなりに高くはあるが、最大じゃない。
そして意識外から繰り出される渾身の膝蹴り。
肘や膝は素人でも簡単に威力を出すことの出来る部位だ。
それを格闘系のスキル保持者が全力で叩き込む。
……うん、内臓にダメージがいってもおかしくないよね。
とまあ、そんな感じでコーネリアさんは吐血したわけだ。
コーネリアさんが戦えなくなったのでここでお開き……じゃあつまらないので、3人へ見てた感想や気になったことを聞いてみた。
「ちょっと気になったんだけど、レンちゃんなら紙一重でも避けられたんじゃないかなって思った時があったんだけど、それってどうして?」
「紙一重で躱すのが危険だからだよ。逆に聞くけど、もしも相手が幻術を使ってきて、効果自体は認識を横に5cmだけずらすっていう単純で弱いものだったりする。で、本来の位置よりも右に認識をずらされた状態で、左に紙一重で躱した場合だとどうなると思う?」
「それはえっと、認識が右にずれてるわけだから実際は左にいて、そして左に紙一重で……あ」
「そう。攻撃を喰らうよね。それだけじゃなくて、もしかしたらスキルの中に剣の両側に刃を発生させて一振りで3つの斬撃を放てるなんていうものがあるかもしれない。もしかしたら魔法の剣で刀身が曲がったり伸びたりするかもしれない。それはもしかしたらだけど可能性は0じゃないし、そもそも完璧に見切れるとは限らないよね? それでわざと紙一重で躱すなんていう舐めプするには大き過ぎるリスクだ。成功したら隙は最小限で済みますが失敗したら死ぬかもしれません……なんて状態で命をベットするのは馬鹿のすることだよ」
紙一重で躱すという行為は、地球でならば最小限の動作で済んで即座に反撃出来るが、こっちではそうはいかない。
さっきも言ったが、ここは剣と魔法とエロのファンタジー世界だ。
スキルがあれば魔法もある。
世界の理が違うのに同じ事をしても通用するとは限らない。
何より、それでダメだった時に失うのは命だ。
なら、余裕を持って躱すべきだ。
慢心ダメ、ぜったい。
マンティコア戦で嫌というほど思い知らされたよ。
本当にもうね、あの時毒を喰らわなければ激しいえっちが……なんでもないです。
「そんなわけで、紙一重で躱さなかったわけ。他に何か質問は? なければ時間が余ってるしみんなと手合わせするよ」
「「「えっ!?」」」
大丈夫大丈夫。
みんなとやる時はちゃんと手加減するから。
だからそんな怯えないで。
普通に凹むから。
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