TS転生少女は性の悦びを堪能する 【R18】

椎茸大使

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まあ、嘘ですが

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より詳しい話をしようということになり、百合ちゃん達が泊まっている宿に向かう。
その道中にハイネちゃんと話をしてたら意気投合した。

「へー、やっぱり狼系だとそんな風になるんだ」
「レンちゃんのお気に入りの相手とかっている?」
「んー、お気に入りはもちろんルセアちゃんなんだけど、魔物でいうとなると、スライムとかは結構好きかな。硬いので押し拡げられるのとは違った気持ちよさがあってさ……ただ残念なのは出して終わりっていうのが味気ないんだよね。もっと責めて欲しいって思っても1回だけだからさ」
「まあ、単細胞だしねー。あれもただ繁殖の為にやってる事だからそれ以上やるつもりがないんだろうね」
「やっぱりそういう事なんだ。上位種とかならもっと責めてくれたりするのかな?」
「どうだろう?  少なくともある程度の知性がないと厳しいんじゃない?」
「そっかぁ」
「じゃあ逆にこれとだけは勘弁って相手はいる?」
「んー、まだそこまで経験してるわけじゃないからなんとも言えないけど、虫系とはあんまりしたくないかな。そういうハイネちゃんは?」
「私は臭いのが無理。だからゴブリンとか遠慮したいかなー。あとはゾンビやグールなんかもダメ。臭いのはもちろん、虫とか沸いてるし」
「うわ……想像しただけで嫌になった。その辺が出たら迷わず焼く事にするよ」
「それがいいよ。……っと、ここが私達が泊まってる宿だよ」

宿のグレード的には俺とルセアちゃんが泊まっている宿と大差ない感じで、貧乏って言うだけあって2人で一緒の部屋を使っているみたい。

「さ、座って座って」
「まずはお互い何が出来るかを教え合おう。それによっては受ける依頼とかも変わってくるしねー」
「俺はまあ、なんでも?  武器も格闘も魔法も一通り出来るよ。あと吸血鬼だから空とかも飛べて眷属も作れるかな」
「え、吸血鬼!?」
「へー、まだ残ってたんだー」
「何その反応……。もしかして、吸血鬼ってレア?」
「大昔に伝染病が流行った時に吸血鬼のせいって思われて虐殺されたって話だよ。後で研究して吸血鬼じゃなくて原因はネズミだって判明したんだけどね。それで数が大幅に減って他種族を憎んでるって話だけど、知らなかったの?」
「自分以外の吸血鬼を知らないんで」
「ご両親は?」
「普通の人だったから隔世遺伝か何かじゃない?」
「隔世遺伝って何?」
「簡単に言うと隔世遺伝っていうのは両親じゃなくて、ご先祖様とかおじいちゃんおばあちゃんとかの特徴が色濃く出る事よ」
「そうそう。だから他の吸血鬼とか知らないんだよね」

まあ、嘘ですが。
両親は普通の人っていうのは間違いじゃないけど、この世界に居ないからねー。
とはいえ、居ないなんて言えば変な同情を買いそうだから軽く嘘を混ぜておく。

「ルセアちゃんは魔法使いで水が得意なんだよ」
「レンとは比べるべくもないけど」
「そっちは?」
「私は弓が使えるよ。といっても、命中精度は全然なんだけどね。だからハイネに迷惑かけっぱなしで」
「最近は少しずつ上達してるって。あ、私は格闘家。一応地元の同年代じゃ強い方だったかなー」
「となると、俺は前衛よりの方がいいかな?」
「基本はそんな感じで、相手によっては後ろに下がる遊撃って感じでいいと思う」
「とりあえずそんな感じで行くか。それで宿はこのまま?  それとも合わせる?」
「一緒にやって行くなら近い方が何かと便利だけど……オススメは出来ない。レンに襲われたくなければ」
「襲わないよ!  許可貰わなければ!」
「その時点で信用出来ないわよ!」
「んー、私はレンちゃんなら襲われても別にいいけどなぁー」
「じゃあ、今夜行くね」
「おっけー」
「オッケーじゃないわよ!  私一緒の部屋に住んでるのよ!?  あーもー、早まったかなぁ……」
「いや、冗談だから。それで、宿はどうする?」
「暫くこのままで」
「了解。じゃあ暫くはそういう事で。俺たちはそろそろ帰るよ。依頼選びはまた明日実際に見ながらって事で」
「えー、もう帰るのー?  もっと話そうよー」
「話すって何を?」
「そりゃー、女の子が4人も集まってるんだよ?  そこはやっぱり……性癖の話に決まってるよー」
「いや、普通恋バナでしょう!?」
「俺は、Mってわけじゃないけど、乱暴にされるのが結構好きかなー。こっちの事なんか一切考えずに押し付けてくる快楽がヤバいくらい気持ちいいんだよね。ルセアちゃんとのイチャラブも大好きかな。こう、心と身体が満たされる感じが凄く幸せなんだよ」
「そこ、普通に答えない!」
「ボクは……」
「答えなくていいから!」
「文句ばっかりだなぁ……じゃあ百合はどうなの?  普通に恋バナでいいよー」
「なっ!?  そ、そんなの、言えるわけないでしょ……」
「じゃあ、せめて好みのタイプくらいは教えてよー。それくらいならいいでしょー?」
「そ、それくらいなら……。わ、私は……や、優しい人が……。」
「あー、定番の奴だー」
「安心して、百合ちゃん。俺は女の子には優しくするよ」
「そういうことじゃないでしょー!  女の子同士なのが問題なのよ!」
「百合って名前なのに?」
「名前は関係ないわよ!」
「そっか……でもその気になったら言ってね。俺はいつでもウェルカムだから」
「ならないから」
「残念。じゃあ最後に、本命のハイネちゃんの性癖暴露を言ってみよー」
「そうね。言い出しっぺだものね。私ばかり恥ずかしい思いをするのはおかしいし、ちゃんと言ってくれるわよね?」
「え、えー……私は、その、おっきいので、中をゴリゴリと擦られるのが、好きかなー。やー、みんなに見られながら口にするのは恥ずかしいですなー」

というか、最初に言い始めた俺が言えることじゃないけど、これって性癖に含めていいの?
普通はフェチとかそういうのだと思う。
いやまあ、いいこと聞けたから別にいいんだけどね。
ハイネちゃんはおっきいので擦られるのが好きっていうのは俺と相性いいし。

「さて、みんな答えたし、今度こそ帰るよ。これ以上何か喋ってると歯止めが効かなくなりそうだし、それでパーティ解消なんて言われたら嫌だからね」
「むー、しかたないかー。またね、レンちゃん。ルセアちゃん」
「また明日」
「また明日、組合で会いましょう」

百合ちゃんとハイネちゃんと別れて自分達の宿へ。
お喋りとかしていて時間が中途半端になってしまったから今日の魔法の練習はお休み。
それに丁度いいのでツバサとルーナの紹介も済ませておく。

「呆れた……昨日の今日でまさかハーピィまで捕まえてるとは思わなかった」
「ツバサはまあ、成り行きで。ルーナはその場のノリ?」
「眷属はノリで増やすものじゃないと思う」
「それでね、一応この辺のハーピィ達のトップであるハルピュイアエンプレスとも話をつけてきたから街が襲われる事はないよ」
「は?  ちょっと待って?  ハルピュイアエンプレス?  それ、ランク6の魔物なんだけど……」
「へー。そうなんだ。知らなかった」
「知らなかったって……本当にレンはレンだよね」
「人の名前を変な使い方しない」

ちなみに魔物も冒険者ランク同様でランク分けされており、同ランク帯のパーティ推奨の相手とされている。
注意すべき点はパーティである事で、ソロで対等に戦えるというわけじゃない。
まあ、俺みたいな例外も稀にいるけどね。
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