37 / 48
*WEB連載版
第55話 ご褒美★
しおりを挟む
「んっ……」
ルドベルは私の秘裂を割るように指を動かしている。
「俺のなにを探っていたんだよ……女スパイさん?」
「だ、だから、だからぁ……」
ああ、もう。指がすごく優しくて、腰がうずいちゃう……。
「言えよ。言っていいぞ。そろそろ……聞きたい」
「…………あ、あなたが、何を研究してるかって……」
「研究内容?」
「うん……。ルベルドの研究内容を探るようにマティアス殿下に言われていたんです。成功報酬は言い値で出すからって……」
「あんたは俺の研究を手伝ってくれたよな。だから俺が何を研究しているかはもう知っているはずだ。兄貴に言ったのか?」
「い、言えるわけないですっ」
ルベルド殿下の研究は『魔力を発現させること』。その薬の副作用で私はあんな……あんな……、性欲を増幅させられて、ルベルドと……その、しちゃった、なんて。
「言ってもよかったのに」
「え?」
「俺だって馬鹿じゃないんだからさ。秘密の新任の家庭教師にいきなり研究手伝わせるって……、おかしいって思わなかったのか?」
「そ、それは確かに。じゃあなんで……も、もしかしてわざと……?」
「正解。ご褒美だ」
膣内に指が入ってきた。
「あっ、ああっ……んんんっ」
「一目見てあんたのこと気に入ってね。兄貴からの報酬だって馬鹿にならないだろ? だから知られてもいい研究内容をそれとなく教えたんだよ。極秘の研究内容の取り扱いには慣れてる。ただでさえここにはスパイが多いからな……って、聞いてないか」
ルベルドは細く長い指で、そこをぐちゅぎゅつとかき回してきているのだ。とても冷静に話なんか聞ける状態ではない。
ちゅぷ、じゅぷ、と淫靡な音が響く。
「あ、ルベルドっ」
「名前呼び。いいね。快楽落ちした女スパイって感じで燃える」
もう……、女スパイでもなんでもいいわよ。
ルベルドの指、すごく気持ちいい……。
「ああ、ルベルド、ルベルド……好きぃ」
「俺も好きだよ。愛してる」
「うんっ。私も愛してるのぉ」
「くそ……可愛い」
ルベルドが唇を重ねてくる。舌を絡めあいながらも、指は私のなかをかき回し続けていた。
「ふぁ、ルベルド、もっと、もっとぉ……」
「お望みのままに」
ルベルドが探り当てた花芽を強く押し潰す。そうしながら指での抽挿は激しくなっていって……。
「ひゃ、だめ、それ、や、やっ、いっ、いくぅっ」
「いいぜ、イけよ」
「ああああああ、ルベルド、ルベルド! いっちゃうの!」
絶頂の瞬間、彼の指を締め付けてしまう。ルベルドは「うっ」と小さく声を上げると、指を引き抜いた。
「はぁはぁ……」
「ははっ。ぐしょ濡れじゃねえか」
「ん……」
羞恥心が込み上げてきて顔を背ける。
「おい、こっち向けよ」
「んんっ」
顎を掴まれ強引に口づけられる。舌を差し込まれ、歯列をなぞられた。
「あ、む……」
「……はぁっ、アデライザ。俺も気持ちよくなりたいな……」
彼はズボンを脱ぎ捨てると、既に固くなっていたそれを私の秘裂に押し当てきた。熱くて固いそれに、子宮がきゅっと疼く……。
「アデライザ、入れるぞ……」
「うん……」
ゆっくりと、それが侵入してくる……!
「……入った。痛いか?」
「大丈夫……」
「動くぞ」
「うん、きて、ルベルド」
最初はゆるやかに、そして次第に激しくなっていく律動に、私の声はどんどん甘くなっていった。
「ルベルド、ルベルド、好き、大好き、ずっと一緒にいて」
そう言ってしがみつくと、彼は優しく頭を撫でてくれる。
「俺もだよ、アデライザ。愛してる、絶対に離さないからな」
「嬉しい……、ルベルド、好き、大好き、愛してるの、ルベルド、ルベルドぉ……」
「はは、本当に可愛いな、あんたは。くそ……とまんねえ……! アデライザ……!!」
何度もキスをして、抱きしめ合って、お互いの名前を呼び合う。
「ルベルド、もうだめ、わたし、また、いっちゃうっ!」
「俺もだ……。もう限界。出すぞ、アデライザ」
「出して、私のなかをルベルドでいっぱいにして……!」
「アデライザ、好きだ、アデライザ、アデライザ、アデライザ!! ……くっ、出る、だす、うう……い、イク……!」
「あ、あ、ルベルド、ルベルドぉ!」
どくん、どくん、という脈打つ感覚とともに熱いものが注がれるのを感じる。それと同時に私もまた達してしまったのだった。
「はあっ、はあっ……」
荒い息遣いだけが響く部屋のなか、私は幸福感に包まれ、しばらく呆然としていた。
ルドベルは私の秘裂を割るように指を動かしている。
「俺のなにを探っていたんだよ……女スパイさん?」
「だ、だから、だからぁ……」
ああ、もう。指がすごく優しくて、腰がうずいちゃう……。
「言えよ。言っていいぞ。そろそろ……聞きたい」
「…………あ、あなたが、何を研究してるかって……」
「研究内容?」
「うん……。ルベルドの研究内容を探るようにマティアス殿下に言われていたんです。成功報酬は言い値で出すからって……」
「あんたは俺の研究を手伝ってくれたよな。だから俺が何を研究しているかはもう知っているはずだ。兄貴に言ったのか?」
「い、言えるわけないですっ」
ルベルド殿下の研究は『魔力を発現させること』。その薬の副作用で私はあんな……あんな……、性欲を増幅させられて、ルベルドと……その、しちゃった、なんて。
「言ってもよかったのに」
「え?」
「俺だって馬鹿じゃないんだからさ。秘密の新任の家庭教師にいきなり研究手伝わせるって……、おかしいって思わなかったのか?」
「そ、それは確かに。じゃあなんで……も、もしかしてわざと……?」
「正解。ご褒美だ」
膣内に指が入ってきた。
「あっ、ああっ……んんんっ」
「一目見てあんたのこと気に入ってね。兄貴からの報酬だって馬鹿にならないだろ? だから知られてもいい研究内容をそれとなく教えたんだよ。極秘の研究内容の取り扱いには慣れてる。ただでさえここにはスパイが多いからな……って、聞いてないか」
ルベルドは細く長い指で、そこをぐちゅぎゅつとかき回してきているのだ。とても冷静に話なんか聞ける状態ではない。
ちゅぷ、じゅぷ、と淫靡な音が響く。
「あ、ルベルドっ」
「名前呼び。いいね。快楽落ちした女スパイって感じで燃える」
もう……、女スパイでもなんでもいいわよ。
ルベルドの指、すごく気持ちいい……。
「ああ、ルベルド、ルベルド……好きぃ」
「俺も好きだよ。愛してる」
「うんっ。私も愛してるのぉ」
「くそ……可愛い」
ルベルドが唇を重ねてくる。舌を絡めあいながらも、指は私のなかをかき回し続けていた。
「ふぁ、ルベルド、もっと、もっとぉ……」
「お望みのままに」
ルベルドが探り当てた花芽を強く押し潰す。そうしながら指での抽挿は激しくなっていって……。
「ひゃ、だめ、それ、や、やっ、いっ、いくぅっ」
「いいぜ、イけよ」
「ああああああ、ルベルド、ルベルド! いっちゃうの!」
絶頂の瞬間、彼の指を締め付けてしまう。ルベルドは「うっ」と小さく声を上げると、指を引き抜いた。
「はぁはぁ……」
「ははっ。ぐしょ濡れじゃねえか」
「ん……」
羞恥心が込み上げてきて顔を背ける。
「おい、こっち向けよ」
「んんっ」
顎を掴まれ強引に口づけられる。舌を差し込まれ、歯列をなぞられた。
「あ、む……」
「……はぁっ、アデライザ。俺も気持ちよくなりたいな……」
彼はズボンを脱ぎ捨てると、既に固くなっていたそれを私の秘裂に押し当てきた。熱くて固いそれに、子宮がきゅっと疼く……。
「アデライザ、入れるぞ……」
「うん……」
ゆっくりと、それが侵入してくる……!
「……入った。痛いか?」
「大丈夫……」
「動くぞ」
「うん、きて、ルベルド」
最初はゆるやかに、そして次第に激しくなっていく律動に、私の声はどんどん甘くなっていった。
「ルベルド、ルベルド、好き、大好き、ずっと一緒にいて」
そう言ってしがみつくと、彼は優しく頭を撫でてくれる。
「俺もだよ、アデライザ。愛してる、絶対に離さないからな」
「嬉しい……、ルベルド、好き、大好き、愛してるの、ルベルド、ルベルドぉ……」
「はは、本当に可愛いな、あんたは。くそ……とまんねえ……! アデライザ……!!」
何度もキスをして、抱きしめ合って、お互いの名前を呼び合う。
「ルベルド、もうだめ、わたし、また、いっちゃうっ!」
「俺もだ……。もう限界。出すぞ、アデライザ」
「出して、私のなかをルベルドでいっぱいにして……!」
「アデライザ、好きだ、アデライザ、アデライザ、アデライザ!! ……くっ、出る、だす、うう……い、イク……!」
「あ、あ、ルベルド、ルベルドぉ!」
どくん、どくん、という脈打つ感覚とともに熱いものが注がれるのを感じる。それと同時に私もまた達してしまったのだった。
「はあっ、はあっ……」
荒い息遣いだけが響く部屋のなか、私は幸福感に包まれ、しばらく呆然としていた。
0
お気に入りに追加
1,933
あなたにおすすめの小説
【掌編集】今までお世話になりました旦那様もお元気で〜妻の残していった離婚受理証明書を握りしめイケメン公爵は涙と鼻水を垂らす
まほりろ
恋愛
新婚初夜に「君を愛してないし、これからも愛するつもりはない」と言ってしまった公爵。
彼は今まで、天才、美男子、完璧な貴公子、ポーカーフェイスが似合う氷の公爵などと言われもてはやされてきた。
しかし新婚初夜に暴言を吐いた女性が、初恋の人で、命の恩人で、伝説の聖女で、妖精の愛し子であったことを知り意気消沈している。
彼の手には元妻が置いていった「離婚受理証明書」が握られていた……。
他掌編七作品収録。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します
「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」
某小説サイトに投稿した掌編八作品をこちらに転載しました。
【収録作品】
①「今までお世話になりました旦那様もお元気で〜ポーカーフェイスの似合う天才貴公子と称された公爵は、妻の残していった離婚受理証明書を握りしめ涙と鼻水を垂らす」
②「何をされてもやり返せない臆病な公爵令嬢は、王太子に竜の生贄にされ壊れる。能ある鷹と天才美少女は爪を隠す」
③「運命的な出会いからの即日プロポーズ。婚約破棄された天才錬金術師は新しい恋に生きる!」
④「4月1日10時30分喫茶店ルナ、婚約者は遅れてやってきた〜新聞は星座占いを見る為だけにある訳ではない」
⑤「『お姉様はズルい!』が口癖の双子の弟が現世の婚約者! 前世では弟を立てる事を親に強要され馬鹿の振りをしていましたが、現世では奴とは他人なので天才として実力を充分に発揮したいと思います!」
⑥「婚約破棄をしたいと彼は言った。契約書とおふだにご用心」
⑦「伯爵家に半世紀仕えた老メイドは伯爵親子の罠にハマり無一文で追放される。老メイドを助けたのはポーカーフェイスの美女でした」
⑧「お客様の中に褒め褒めの感想を書ける方はいらっしゃいませんか? 天才美文感想書きVS普通の少女がえんぴつで書いた感想!」
魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――
仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
身分差婚~あなたの妻になれないはずだった~
椿蛍
恋愛
「息子と別れていただけないかしら?」
私を脅して、別れを決断させた彼の両親。
彼は高級住宅地『都久山』で王子様と呼ばれる存在。
私とは住む世界が違った……
別れを命じられ、私の恋が終わった。
叶わない身分差の恋だったはずが――
※R-15くらいなので※マークはありません。
※視点切り替えあり。
※2日間は1日3回更新、3日目から1日2回更新となります。
悪役令嬢カテリーナでございます。
くみたろう
恋愛
………………まあ、私、悪役令嬢だわ……
気付いたのはワインを頭からかけられた時だった。
どうやら私、ゲームの中の悪役令嬢に生まれ変わったらしい。
40歳未婚の喪女だった私は今や立派な公爵令嬢。ただ、痩せすぎて骨ばっている体がチャームポイントなだけ。
ぶつかるだけでアタックをかます強靭な骨の持ち主、それが私。
40歳喪女を舐めてくれては困りますよ? 私は没落などしませんからね。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~
甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」
「全力でお断りします」
主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。
だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。
…それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で…
一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。
令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……
過去1ヶ月以内にノーチェの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、ノーチェのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にノーチェの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、ノーチェのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。