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第8話 二人のやりとり★
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ベッドに優しく降ろされ、覆い被さられるメリル。
「……可愛いですよ、団長」
水色の瞳でふわりと微笑みかけられ、メリアは顔が赤くなるのを感じた。
(ずるいわ、こいつ……)
こんなふうに甘く見つめられたら抵抗なんてできないではないか。イケメンずるい。
グラーツはそのまま唇を重ねてきた。最初はついばむような優しい口づけだったが、すぐに舌が入り込み激しく絡め合う濃厚なものになる。
お互いの唾液を交換し合いながら貪り合っているうちに、いつしかメリアは夢中になっていた。
「ん……、グラーツぅ……」
「団長……」
ちゅ、くちゅっという音を立てながら何度もキスを繰り返す。身体の奥が熱くなっていく、もっとして欲しい。もっと、もっと……。
「好きです、団長……」
キスをしながら言われ、ぞくりと背筋が震える。こんなときにその告白は卑怯だ。
「初めて会った時からあなたのことが好きで好きでたまらなかったんです」
「……っ」
その顔でこのタイミングでこの告白は卑怯だってば。心臓がどきどきし過ぎてどうにかなりそうだ。
「だから団長には幸せになって欲しい……。団長はこれから、僕の下着だけを着るんですからね」
「グラーツ……」
彼の腕の中は温かくて心地良い。
「他の下着なんか着たら許さないですから」
「……変態」
「ははは。否定はできないですね」
笑いながら、再びキスされる。今度は軽く触れるだけの優しいものだった。
そうしながら手が太ももを撫で上げ、ショーツに触れてくる。
「んっ……」
「団長、さっきの続きしましょう。そうだ……」
と言いつつグラーツはメリアの手をとった。その手を自らの股間に近づけていく。
「団長もしてくださいよ。僕も自分のデータが欲しいです」
「え?」
「ほら、触ってください」
「う……」
戸惑いながらもメリアは、導かれるまま彼の穿いたショーツからはみ出た先端に、そっと手を被せた。
(わあ……)
男性のものなど御床とも触ったことがないのでよく分からないが、これが平均なのか? なんとなく大きい気がするけれど。
「ショーツの中に手を入れて。握ってください……」
耳元で囁かれ、そのとおりにする。
意外なほどすべすべした肌だった。そして、熱くて脈打っている。
(これがグラーツの……)
なんだろう、すごくドキドキしてきた。
「手を動かしてください」
言われた通り、上下に手を動かす。するとグラーツが気持ち良さそうな吐息を漏らした。
(なんだこれ……)
グラーツの反応がなんだか嬉しくて、メリアはさらに大胆に、指先や手のひらを使って彼のものを擦り上げた。ショーツの端から出ている先端の穴に爪を立てたり、ショーツの外から根元の袋まで揉んでみたりした。
「すごいですよ、団長……! 最高です!」
グラーツの呼吸が激しくなる。どうしよう、喜んでくれてるみたい。でもショーツが邪魔だ。
脱いでくれないかな。
ショーツの上部分に手を掛け、脱がそうとすると……やんわりと止められてしまった。
「ショーツは……、穿いたままでいましょう。でないとデータ集めの意味がありませんから……」
「やりにくいんだけど」
「これはデータ取りのためですので」
くちゅ、と長い指がショーツ越しに秘芽に触れた。
「あっ」
「ここのデータもとらないとね」
「ふぁっ、ん……、ああん……」
くにゅ、くりゅっとショーツの上から捏ね回され、腰が浮いてしまう。
(だめぇ……)
もう、頭が真っ白になりそうだ。
グラーツは片手で胸の膨らみを掴み、もう片方の手で陰核をいじってくる。
「ふふ。団長、感じている姿、とっても可愛いですよ」
「ば、馬鹿言うな……、ひゃうんっ」
「声も甘いですね」
「ば、ばか……っ、そんなこと言わないで……」
恥ずかしいったら……。
「団長、手を動かして」
言われるがまま動かすと、グラーツのものはさらに大きく膨らんだ。
「はあ……、いい……、いいですよ……、団長……団長……」
何かをねだるような、熱気に潤んだ水色の瞳が見つめてくる。
「入れたい……、あなたの中に……、奥深くに……ねぇ、団長……」
切なげに眉を寄せながら言われ、メリアの心臓がどくんと大きく跳ねた。
「……可愛いですよ、団長」
水色の瞳でふわりと微笑みかけられ、メリアは顔が赤くなるのを感じた。
(ずるいわ、こいつ……)
こんなふうに甘く見つめられたら抵抗なんてできないではないか。イケメンずるい。
グラーツはそのまま唇を重ねてきた。最初はついばむような優しい口づけだったが、すぐに舌が入り込み激しく絡め合う濃厚なものになる。
お互いの唾液を交換し合いながら貪り合っているうちに、いつしかメリアは夢中になっていた。
「ん……、グラーツぅ……」
「団長……」
ちゅ、くちゅっという音を立てながら何度もキスを繰り返す。身体の奥が熱くなっていく、もっとして欲しい。もっと、もっと……。
「好きです、団長……」
キスをしながら言われ、ぞくりと背筋が震える。こんなときにその告白は卑怯だ。
「初めて会った時からあなたのことが好きで好きでたまらなかったんです」
「……っ」
その顔でこのタイミングでこの告白は卑怯だってば。心臓がどきどきし過ぎてどうにかなりそうだ。
「だから団長には幸せになって欲しい……。団長はこれから、僕の下着だけを着るんですからね」
「グラーツ……」
彼の腕の中は温かくて心地良い。
「他の下着なんか着たら許さないですから」
「……変態」
「ははは。否定はできないですね」
笑いながら、再びキスされる。今度は軽く触れるだけの優しいものだった。
そうしながら手が太ももを撫で上げ、ショーツに触れてくる。
「んっ……」
「団長、さっきの続きしましょう。そうだ……」
と言いつつグラーツはメリアの手をとった。その手を自らの股間に近づけていく。
「団長もしてくださいよ。僕も自分のデータが欲しいです」
「え?」
「ほら、触ってください」
「う……」
戸惑いながらもメリアは、導かれるまま彼の穿いたショーツからはみ出た先端に、そっと手を被せた。
(わあ……)
男性のものなど御床とも触ったことがないのでよく分からないが、これが平均なのか? なんとなく大きい気がするけれど。
「ショーツの中に手を入れて。握ってください……」
耳元で囁かれ、そのとおりにする。
意外なほどすべすべした肌だった。そして、熱くて脈打っている。
(これがグラーツの……)
なんだろう、すごくドキドキしてきた。
「手を動かしてください」
言われた通り、上下に手を動かす。するとグラーツが気持ち良さそうな吐息を漏らした。
(なんだこれ……)
グラーツの反応がなんだか嬉しくて、メリアはさらに大胆に、指先や手のひらを使って彼のものを擦り上げた。ショーツの端から出ている先端の穴に爪を立てたり、ショーツの外から根元の袋まで揉んでみたりした。
「すごいですよ、団長……! 最高です!」
グラーツの呼吸が激しくなる。どうしよう、喜んでくれてるみたい。でもショーツが邪魔だ。
脱いでくれないかな。
ショーツの上部分に手を掛け、脱がそうとすると……やんわりと止められてしまった。
「ショーツは……、穿いたままでいましょう。でないとデータ集めの意味がありませんから……」
「やりにくいんだけど」
「これはデータ取りのためですので」
くちゅ、と長い指がショーツ越しに秘芽に触れた。
「あっ」
「ここのデータもとらないとね」
「ふぁっ、ん……、ああん……」
くにゅ、くりゅっとショーツの上から捏ね回され、腰が浮いてしまう。
(だめぇ……)
もう、頭が真っ白になりそうだ。
グラーツは片手で胸の膨らみを掴み、もう片方の手で陰核をいじってくる。
「ふふ。団長、感じている姿、とっても可愛いですよ」
「ば、馬鹿言うな……、ひゃうんっ」
「声も甘いですね」
「ば、ばか……っ、そんなこと言わないで……」
恥ずかしいったら……。
「団長、手を動かして」
言われるがまま動かすと、グラーツのものはさらに大きく膨らんだ。
「はあ……、いい……、いいですよ……、団長……団長……」
何かをねだるような、熱気に潤んだ水色の瞳が見つめてくる。
「入れたい……、あなたの中に……、奥深くに……ねぇ、団長……」
切なげに眉を寄せながら言われ、メリアの心臓がどくんと大きく跳ねた。
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