お世話したいαしか勝たん!

沙耶

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「神崎くん?」


ぶわって、フェロモンが出たのがわかった。

ヒートだ。

とうとう本格的なヒートが来ちゃった。



「立花、さんっ。」

「神崎くんっ!」

立花さんのフェロモンも、ぶわっと濃くなる。僕のヒートにラットが誘発されたんだ…!

「立花さんっ、ちゅーしても、いいですか?、」

「良いに決まってるよ!」

「んっ、」

舌を入れられて、支えられている手が僕のお尻を優しく撫でてくる。大事なあそこがジンジンして、キュンキュンして、トロリっと知っている蜜が垂れるのがわかる。
きっと立花さんも分かってる。
僕がものすごく興奮してるってこと。

「あぁんっ」


感じてしまう、どうしようもなく。

まだ服の上からなのに、まだキスなのに。
もっともっとほしい…そう願ってしまう僕がいる。
…淫らって思われたらやだな。
でも、無理。
感じちゃうもん。
この快楽を我慢するのは無理。

「あっん、!」

腰が抜けて、立花さんに寄りかかる。
立花さんの身体は細身の筋肉質。
所謂細マッチョと言うやつだ。
かっこいいなー。かっこいいなー。
思わず立花さんの筋肉をなであげてしまう。

「可愛いよ、神崎くん。あと、最高にえっちだ。」

俺の身体触って興奮しちゃってるんでしょ?
立花さんの声で腰のゾワゾワが止まらない。
普段の立花さんなら絶対に言わない「えっち」なんて言葉で空気が一気に妖艶なものへと変わる。


「神崎くん…っ」


「ひゃあっ。」


耳をなめられる。
ピチャピチャって音がして、声が我慢出来ないくらい感じる。
立花さんの吐息が肌に直接掛かって、それだけで身体が熱くなる。
耳の中から身体を変えられてしまいそう。
まるで媚薬なんじゃないかってくらいに身体が盛ってしまう。

「はぁっ、んっ…」

奥がキュンキュンする。立花さんの体と擦れる胸の頂も立ち上がって、触れるたびに刺激が強くなる。
もう立花さんのなすがまま。
僕のオメガ特有で小さな前も、硬くなってる…


「気持ちいい?」

「んっ…」

「あっ、もしかしてここも…立ってるね?」

「あんっ!」

気づかれたっ!
そしてその瞬間の、つんっと、胸の頂を触られただけでイった。
背中がのけぞって、一際大きな喘ぎ声をあげる。

「んんっ!!」

どくどく。僕が男である証。
ぶるっと一回震えた姿と、強くなった僕の香りを立花さんは見逃さない。

「イったの?見せて?」

立花さんの熱い手でゆるいズボンを脱がされた。
ちょっと恥ずかしいよ…って言ったのに、白濁のついたパンツを脱がされて見られる。

「偉いね、上手にイケたね。」
「すごい、もうお尻もクチュクチュしてる…」

「いゃあっ、恥ずかしいっ…」

もう洋服は脱ごうかなんて言われて、僕の服は全部脱がされる。
立花さんもサッと脱いで、もう一度裸で抱きしめ合う。

「あんっ!」


触れるだけで感じる。
肌が吸い付きあって、体温も分け合って、まるで二人で一つみたいだ…

「神崎くんの身体。素直で本当に可愛い。」


「こうやって首元にキスするだけで…ほら、びくびくしちゃうでしょ?」

立花さんが艶やか過ぎて大変なことになってる。
髪をかけあげると、また綺麗でかっこいい顔が一際きらきらする気がする。

「立花さん、かっこいい」

「神崎くんも可愛いよ。」

そしてまたキスをする。




「はあっ、んっ、あー、んっ」

「お尻、ちょっとずつ解すね?少しだけ指いれるよ?」

もっとゆっくりかなーなんて思ってたけど、…指が入ってくるのはすぐだった。

穴の縁を触られただけで、身体がびくっと震える。
発情期で過敏な身体。
オメガにとってはある意味辛く、アルファにとっては舌なめずりを止められない甘美。



「可愛い、可愛いよ斗真。大丈夫だよ、俺に任して。」

「あっん!」


どこを触られても、感じてしまう。
穴がキュッと勝手に締まって、立花さんの指を離さないと締め付ける。
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