新たな自分

みお

文字の大きさ
上 下
3 / 12

小学生の頃3

しおりを挟む
それも意識をすれば違った。

幼い頃から寒い日には…タイツを履いた。

それは当たり前のように。

あくまでも靴下の延長。

寒いから…下半身が冷えるから…
タイツを履く。

黒のタイツ。
ワンシーズン履くと…毛玉も出来る。
でも…それも当たり前であって…よほどでないと気にもならない。

でも…ある日…ふと思った。

一日中履いていたタイツを脱いだ時…そのタイツは…私の下半身…そのものだった。

蛇でいうと…脱皮した…皮そのもの。

脱ぎたてのタイツは…私の下半身の型を維持したままで…

なんだろう。

第2の皮膚?

そんな感じがした。

そんなこと言うなら…靴下だって…
それこそ、パンツなんて…下半身のあそこに直接触れてるわけだからって思うかもしれないけれど…

タイツは…下半身全てを包みこんでいる。

足の爪先から…ふくらはぎ…太もも…お尻…そして…お腹まで…
私の身体の約半分と接している。

タイツを脱ぐと…否応にも…あなたの下半身は…こんな形なんですよと…アピールする。

形だけではない。

下半身の匂いも…

それを意識すると…タイツを履いた日は…なんかエッチな気分になった。

生脚よりも…自分の脚を意識する。

自分の脚の形が明確になる。
そして、敏感になる。

ある日…学校から帰って…疲れて寝てしまった時があった。
普段…母親から学校から帰ったら…その日履いてた靴下をすぐ脱ぐようにって言われて育ったから…タイツもすぐに脱いでいた。
しかし、その日は…タイツを脱がないで寝てしまったのだ。

始めは…自分のベッドの掛け布団の上に倒れこんだように寝てたのだが…途中で寒かったのだろう。布団の中に入っていた。

目が覚めたら…すでに外は真っ暗。
でも…時計を見ると6時すぎ。
さすがに暗くなるのが早くなった。

寝ぼけていたのだけれども…下半身のあの感触は…忘れられないものになった。

もちろん、タイツに対して…無意識なら…何事もなかった。

でも…タイツに対して意識をしてしまった今は…敷き布団と掛け布団と擦れるタイツは…私をゾクゾクさせた。

脚を動かす度に…布団が私の脚を擦る。

えっ?って思うかもしれないけど…
日常的にタイツ・ストッキングを当たり前に履いている女性…そしてタイツ・ストッキングを履く機会の無い男性には想像・体感出来ないかもしれないけれど…

タイツを改めて…意識すると…違った感触を得られた。

だから…私は…タイツを履いている時の自分の脚を触るのが好きだった。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

6年生になっても

ryo
大衆娯楽
おもらしが治らない女の子が集団生活に苦戦するお話です。

性的イジメ

ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。 作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。 全二話 毎週日曜日正午にUPされます。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

スイミングスクールは学校じゃないので勃起してもセーフ

九拾七
青春
今から20年前、性に目覚めた少年の体験記。 行為はありません。

同僚くすぐりマッサージ

セナ
大衆娯楽
これは自分の実体験です

生意気な女の子久しぶりのお仕置き

恩知らずなわんこ
現代文学
久しくお仕置きを受けていなかった女の子彩花はすっかり調子に乗っていた。そんな彩花はある事から久しぶりに厳しいお仕置きを受けてしまう。

女装とメス調教をさせられ、担任だった教師の亡くなった奥さんの代わりをさせられる元教え子の男

湊戸アサギリ
BL
また女装メス調教です。見ていただきありがとうございます。 何も知らない息子視点です。今回はエロ無しです。他の作品もよろしくお願いします。

13歳女子は男友達のためヌードモデルになる

矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。

処理中です...