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第2章
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ジェニファーは、ふぅっーとため息をつき、真面目に南の島周辺を飛ぶ。初めて来たときには大海原に見えたけど、こうして飛びながら探索すると、けっこう小島がある。無人島かどうかはわからないけど、小島がもし無人島であるなら、うまくくっつけて領土を広げてみるのも悪くはないと思っている。
ケセラン国では、立派な船が港につけられていつのが見える。
それを横目で見つつ。あの島にも港や桟橋を作らなければと思う。なんせ外洋に領地から運んできた地面をいきなり乗せたものだから、浅瀬という部分がないのだ。
それで、小島なら浅瀬を伴っているはずだから、とりあえず小島を見繕って、それを港代わりにしようかと思っているのだけど、無人島かどうか調べないとわからない。
もし、原住民がいて、もめ事になるのはごめんだから。
ジェニファーは、帰ってから、周辺の島々があることを言う。
「ちょっと、皆さん、相談があるのでございますけど、この近辺に小さな島が散在しているようで、その中で無人島であれば、ぜひ、領土として使えないかと思っています。それに、この島には、港がありません。まずは、港ができるような浅瀬のある島に探検に行ってくださる方を募集したいと思っています」
「それは素晴らしい考え方ですな」
「ちょうど、退屈していたところなので、ぜひ一行に加えさせていただきたいです」
「もし、人がいたら、改宗させて、布教活動の一環にしたいので、私たちの参加もお認めくださいな」
思っていたより、参加希望者が多いことは、ありがたい。
暇を持て余している両親から、一度探検してみたいと言われ、希望者を募ったところ、けっこうな人数が探検してくれることになった。といっても、ジェニファーの空中クローゼットを当てにしているということは言うまでもなく、気晴らしと観光気分は半々というところ。
手始めに、聖女島からそう遠くないところにあった割と小さめの、といっても領地分ぐらいの大きさの小島に目を付け、そこに空中クローゼットのゲートを作ってみた。
「いきなり、公爵様が行かれて、もし万が一ということがあれば、たちまち困ってしまいますので、まずは我々が先遣隊として、行ってみましょう」
ヒマな騎士団が申し出てくれたので、先遣隊として、島の中を調べてもらう。幸いにして、島は無人島だったみたいで、ヤシの木やパパイア、マンゴーなどが豊富に採れるので、その島をもらうことにする。
その島は、ジェニファーガ勝手にフルーツアイランドと名付け、浅瀬があったので、そこを聖女島の玄関口とすることにしたのだ。
遠浅の浅瀬があり、島から切り出した材木で、すぐ桟橋が作られる。
次に目を付けたところは、イルカが大勢やってくる島。その次は人魚の島、そして、最後はクジラ、これらの島を東西南北にそれぞれ配置すると、ちょっとしたリゾートアイランドというか、小国ほどの大きさになったので、ジェニファーは、満足している。
島の住人は、今のところアルカイダから連れてきた人たちばかりで、新しい島をくっつけても、その島は、というかその土地は、無人であることには変わらない。
どこかから移民を募るか、それとも「ねるとん島」にするか?ここで、お見合いをして、気に入れば、そのままこの島で暮らしてもらう?
でも、桟橋を作ったところで、観光客の見込みはない。
思案していたら、ケセラン国から、使節団が来るという連絡があり、その知らせを持ってきたのがロミーとケンであった。
「うひゃっ!ちっと、見ねえ間に、ずいぶん島が大きくなりやしたね?これじゃ、小国並みの規模ではありませんか?」
「ええ。桟橋らしきものも作ったし、これで停泊してくれる船が増えるといいのだけどね」
「それなら、まず灯台を作った方がいいのではないですか?」
ケセラン国では、立派な船が港につけられていつのが見える。
それを横目で見つつ。あの島にも港や桟橋を作らなければと思う。なんせ外洋に領地から運んできた地面をいきなり乗せたものだから、浅瀬という部分がないのだ。
それで、小島なら浅瀬を伴っているはずだから、とりあえず小島を見繕って、それを港代わりにしようかと思っているのだけど、無人島かどうか調べないとわからない。
もし、原住民がいて、もめ事になるのはごめんだから。
ジェニファーは、帰ってから、周辺の島々があることを言う。
「ちょっと、皆さん、相談があるのでございますけど、この近辺に小さな島が散在しているようで、その中で無人島であれば、ぜひ、領土として使えないかと思っています。それに、この島には、港がありません。まずは、港ができるような浅瀬のある島に探検に行ってくださる方を募集したいと思っています」
「それは素晴らしい考え方ですな」
「ちょうど、退屈していたところなので、ぜひ一行に加えさせていただきたいです」
「もし、人がいたら、改宗させて、布教活動の一環にしたいので、私たちの参加もお認めくださいな」
思っていたより、参加希望者が多いことは、ありがたい。
暇を持て余している両親から、一度探検してみたいと言われ、希望者を募ったところ、けっこうな人数が探検してくれることになった。といっても、ジェニファーの空中クローゼットを当てにしているということは言うまでもなく、気晴らしと観光気分は半々というところ。
手始めに、聖女島からそう遠くないところにあった割と小さめの、といっても領地分ぐらいの大きさの小島に目を付け、そこに空中クローゼットのゲートを作ってみた。
「いきなり、公爵様が行かれて、もし万が一ということがあれば、たちまち困ってしまいますので、まずは我々が先遣隊として、行ってみましょう」
ヒマな騎士団が申し出てくれたので、先遣隊として、島の中を調べてもらう。幸いにして、島は無人島だったみたいで、ヤシの木やパパイア、マンゴーなどが豊富に採れるので、その島をもらうことにする。
その島は、ジェニファーガ勝手にフルーツアイランドと名付け、浅瀬があったので、そこを聖女島の玄関口とすることにしたのだ。
遠浅の浅瀬があり、島から切り出した材木で、すぐ桟橋が作られる。
次に目を付けたところは、イルカが大勢やってくる島。その次は人魚の島、そして、最後はクジラ、これらの島を東西南北にそれぞれ配置すると、ちょっとしたリゾートアイランドというか、小国ほどの大きさになったので、ジェニファーは、満足している。
島の住人は、今のところアルカイダから連れてきた人たちばかりで、新しい島をくっつけても、その島は、というかその土地は、無人であることには変わらない。
どこかから移民を募るか、それとも「ねるとん島」にするか?ここで、お見合いをして、気に入れば、そのままこの島で暮らしてもらう?
でも、桟橋を作ったところで、観光客の見込みはない。
思案していたら、ケセラン国から、使節団が来るという連絡があり、その知らせを持ってきたのがロミーとケンであった。
「うひゃっ!ちっと、見ねえ間に、ずいぶん島が大きくなりやしたね?これじゃ、小国並みの規模ではありませんか?」
「ええ。桟橋らしきものも作ったし、これで停泊してくれる船が増えるといいのだけどね」
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