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第1章

32.子作り4

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 1か月間、夜のジェニファーの出現を待たずして、最近は、昼間にでも執務の合間にアレクサンダーはジェニファーを求めるようになってきた。すべては国王陛下よりの王命で、急いで、子作りをするため。

 正確には、夜の姿のまま、朝になっても、昼になってもずっと閨を続けている。

 昼のジェニファーが目覚め、恥ずかしさに身悶えしていても、アレクサンダーは夜と昼の区別がついていないから、そのまま指をナカに入れたままかき混ぜてくる。

 もともとトロトロだったジェニファーは、すぐにイってしまう。

 次第に昼のジェニファーもどんどん開発されてきて、貞淑な聖女様、優等生な王太子妃殿下だった姿は、鳴りを潜め、自ら腰を振りまくり、夫のシンボルを手にし、頬擦りするまでになった。

 アレクサンダーは、ジェニファーの豊かな胸の谷間に顔を埋め、シンボルを挟み込ませるなど、好き放題やりたい放題をしている。

 コラ、子造りに励みなさい!と言いたいところだが、これも一連の愛の儀式だから、欲望のままに突き進むしかない。

 ジェニファーのおっぱいも結婚前に比べると、どんどん大きくなり、今では肩こりがひどくなるほどの巨乳になっている。

 食事は夫婦の部屋の前の居間に用意されているが、ほとんど、その部屋には行かず、ひたすらお互いを貪っている。

 あまりにも、空腹になった時だけ、目隠しを外してもらい、全裸のまま居間に行き、食事をして、またベッドルームに戻るということをしているのだ。

 そのため片手でも食べられるようなサンドイッチなどの軽食ばかりを食べ続けている。

 ジェニファーのアソコは、常に何かが入っているような感覚に陥り、少しの刺激で、イってしまうようになる。

 苦労の甲斐があり、ようやく懐妊の兆候が見えた時は、手を取り合って、悦びを表す。

 それでも、実際にお腹が大きくなるまでは、今までと同じ生活を強いられ、朝から晩まで抱き続けられることに、なんら変わりがなかった。

 ジェニファーの懐妊で、今までMAXの性欲が一気にしぼむことはないから、その性欲処理のためにジェニファーのあずかり知らぬところで、アレクサンダーの側近たちは、すぐさま、アレクサンダーのために側妃選定に入るが、ジェニファーが早めに聖女様のお仕事を辞め、産休体制に入ったがために、夜のジェニファーぐらい奔放な女性でないとアレクサンダーの満足は得られないため、側妃を選ぶことが難しかったみたいで、結局、初産は一穴主義のまま挑むことになってしまう。

 後から考えると、普通の妃殿下のように、誰か側妃を容認し、アレクサンダーにあてがった方が良かったと思うのだが、その時は、アーノルドとの婚約破棄のことがトラウマになっていて、「浮氣イコール絶対ダメ」、の気持ちが強く、アレクサンダーが他の女性を抱くという選択肢を受け入れがたかったのだ。

 妊娠中期になると、アレクサンダーは王太子としての仕事に徐々に復帰するようになる。

 でもジェニファーは、もうすっかりお母さんの顔になり。毎日編み物、とりわけレース編みをしている。

 夜の体位は、アレクサンダーの好きな後背位をもっぱらしている。

 そしていよいよ妊娠後期、生まれてくる子供の性別はわからないが、乳母は決まり、マジソン伯爵夫人のセシールが選ばれることになった。

 臨月は、さすがに抱かれることはなくなったが、はちみつの愛撫は、変わらずしてくれている。あまり激しくはないソフトな愛撫でも、気持ちがいい。きっとお腹の中の赤ちゃんも気持ちはいいと思っているのだろうか?それまでは元気に蹴とばされていても、愛撫が始まると急に大人しくなり、まるでゆりかごに揺られているとでも思っているのか、寝ているように静かになる。
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