29 / 99
第1章
29.子作り1
しおりを挟む
ジェニファーとアレクサンダーが子宝に恵まれないのは、フィニッシュの時、毎回、どこかに飛んでいることが原因ではと思う。
他のカップルは動かず、その場でフィニッシュと、場合によれば朝まで繋がっていると聞く。動くから、子供が着床しにくいとアレクサンダーは、どこかから聞いてくる。
同じようなことを、ジェニファーも聞いてきたばかり。でも、フィニッシュの時、どうしても何かを連想してしまいがちになる。
だから視覚的に、何も連想しないように、と最初からジェニファーは目隠しをされながら最近は励んでいる。そして、カラダごと動くから、せっかくの子種がまっすぐ子宮に残らず他に漏れ出てしまうのかもしれない。
アレクサンダーは、王太子という立場にあるから、どうしても子供が必要。このままジェニファーとできなかったら、側室を娶らなければならないと、二人とも追い込まれている。
その結果、二人が愛し合うベッドを特別注文することになったのだ。子作りベッドと名付けられたそれは、可動式の梁と頭の部分がリクライニングになるもの。
ちょうどソファぐらいにまで、背もたれ部分が上がる。
そして、夫婦の寝室には、何重もの防音魔法が張り巡らされる。どんなにはしたない喘ぎ声も、悲鳴も他の部屋や廊下には一切聞こえないという代物で、この部屋でなら安心して、集中して子作りに励めるというもの。
ジェニファーの両手は頭の上で、鎖で括られ、それを可動式の梁でつられる。梁は前後、上下と自在に動くが、その操作の主導権を握っているのは、ジェニファーではなくアレクサンダーが持つことになったのだ。
ジェニファーが持つと、梁ごと、どこかに転移してしまう恐れがあるので、という理由。
ジェニファーは、黒い布で目隠しをされながら、アレクサンダーに跨るように座らされ、下からアレクサンダーがズンズンと突き上げてくる。
アレクサンダーが腰に手を回し、ジェニファーが落ちないようにしてくれているが、ちょっと不安定な体勢に集中できない。
「ジェニファーのナカすごく気持ちがいいよ。自分で動いてごらん。」
そう言われても、よくわからない。
少し前かがみになると、花芽がアレクサンダーのカラダにぶつかり、こすれ声が出てしまうぐらい気持ちがいい。
そして少しずつだが、前後左右に動かしてみるとナカの壁のいろんなところにアレクサンダーがぶつかり、快感を呼ぶ。
気が付けば、前後左右は、円を描くように腰を振り、夢中でアレクサンダーの名前を呼び続ける。
気持ちよすぎて、背中をのけ反るほどに、ヒクヒクとカラダを震わせ、何度も絶頂に達する。
アレクサンダーは硬いままで、ズンズンと突き上げてくる。ついに耐えきれなくなった二人は同時にイク。
どこへも転移しなくて、よかった。
でもアレクサンダーからは、まだ解放されないまま、そのままの体勢で、アレクサンダーに抱きしめられている。
今、動くとせっかくの子種が流れ出てしまうと言われて、……でも、この姿勢でいると引力の法則で流れ出てしまうのでは?と不安になるが、両手は上に縛られたままなので、どうすることもできないでいる。
しばらくすると、アレクサンダーが硬くなっていることに気づく。再び、下からズンズンと突き上げられ、おっぱいを吸われると、先ほどの熱がぶり返したように、アレクサンダーを求め続ける。
「もっと。もっと。」
ジェニファーも激しく腰を振ってしまう。再び、絶頂の波に乗り、気を失ってしまう。アレクサンダーは背中の中心を上下にさすり、唇を吸う。右手は、ジェニファーの腰をしっかり抱き、左手はジェニファーの頭を支えて、歯と歯の間をこじ開け、舌を滑り込ませる。
ジェニファーの口の中を縦横無尽に動き回り、歯列に沿って舐め上げる。そうすることで、より一層アレクサンダーは、征服気分を味わい、興奮度が増していく。
ジェニファーが気づいたところで、またズンズンを再開し、これを一晩で3回セットをめどにやり続けていく。
他のカップルは動かず、その場でフィニッシュと、場合によれば朝まで繋がっていると聞く。動くから、子供が着床しにくいとアレクサンダーは、どこかから聞いてくる。
同じようなことを、ジェニファーも聞いてきたばかり。でも、フィニッシュの時、どうしても何かを連想してしまいがちになる。
だから視覚的に、何も連想しないように、と最初からジェニファーは目隠しをされながら最近は励んでいる。そして、カラダごと動くから、せっかくの子種がまっすぐ子宮に残らず他に漏れ出てしまうのかもしれない。
アレクサンダーは、王太子という立場にあるから、どうしても子供が必要。このままジェニファーとできなかったら、側室を娶らなければならないと、二人とも追い込まれている。
その結果、二人が愛し合うベッドを特別注文することになったのだ。子作りベッドと名付けられたそれは、可動式の梁と頭の部分がリクライニングになるもの。
ちょうどソファぐらいにまで、背もたれ部分が上がる。
そして、夫婦の寝室には、何重もの防音魔法が張り巡らされる。どんなにはしたない喘ぎ声も、悲鳴も他の部屋や廊下には一切聞こえないという代物で、この部屋でなら安心して、集中して子作りに励めるというもの。
ジェニファーの両手は頭の上で、鎖で括られ、それを可動式の梁でつられる。梁は前後、上下と自在に動くが、その操作の主導権を握っているのは、ジェニファーではなくアレクサンダーが持つことになったのだ。
ジェニファーが持つと、梁ごと、どこかに転移してしまう恐れがあるので、という理由。
ジェニファーは、黒い布で目隠しをされながら、アレクサンダーに跨るように座らされ、下からアレクサンダーがズンズンと突き上げてくる。
アレクサンダーが腰に手を回し、ジェニファーが落ちないようにしてくれているが、ちょっと不安定な体勢に集中できない。
「ジェニファーのナカすごく気持ちがいいよ。自分で動いてごらん。」
そう言われても、よくわからない。
少し前かがみになると、花芽がアレクサンダーのカラダにぶつかり、こすれ声が出てしまうぐらい気持ちがいい。
そして少しずつだが、前後左右に動かしてみるとナカの壁のいろんなところにアレクサンダーがぶつかり、快感を呼ぶ。
気が付けば、前後左右は、円を描くように腰を振り、夢中でアレクサンダーの名前を呼び続ける。
気持ちよすぎて、背中をのけ反るほどに、ヒクヒクとカラダを震わせ、何度も絶頂に達する。
アレクサンダーは硬いままで、ズンズンと突き上げてくる。ついに耐えきれなくなった二人は同時にイク。
どこへも転移しなくて、よかった。
でもアレクサンダーからは、まだ解放されないまま、そのままの体勢で、アレクサンダーに抱きしめられている。
今、動くとせっかくの子種が流れ出てしまうと言われて、……でも、この姿勢でいると引力の法則で流れ出てしまうのでは?と不安になるが、両手は上に縛られたままなので、どうすることもできないでいる。
しばらくすると、アレクサンダーが硬くなっていることに気づく。再び、下からズンズンと突き上げられ、おっぱいを吸われると、先ほどの熱がぶり返したように、アレクサンダーを求め続ける。
「もっと。もっと。」
ジェニファーも激しく腰を振ってしまう。再び、絶頂の波に乗り、気を失ってしまう。アレクサンダーは背中の中心を上下にさすり、唇を吸う。右手は、ジェニファーの腰をしっかり抱き、左手はジェニファーの頭を支えて、歯と歯の間をこじ開け、舌を滑り込ませる。
ジェニファーの口の中を縦横無尽に動き回り、歯列に沿って舐め上げる。そうすることで、より一層アレクサンダーは、征服気分を味わい、興奮度が増していく。
ジェニファーが気づいたところで、またズンズンを再開し、これを一晩で3回セットをめどにやり続けていく。
1
お気に入りに追加
801
あなたにおすすめの小説
『番外編』イケメン彼氏は年上消防士!結婚式は波乱の予感!?
すずなり。
恋愛
イケメン彼氏は年上消防士!・・・の、番外編になります。
結婚することが決まってしばらく経ったある日・・・
優弥「ご飯?・・・かぁさんと?」
優弥のお母さんと一緒にランチに行くことになったひなた。
でも・・・
優弥「最近食欲落ちてるだろ?風邪か?」
ひなた「・・・大丈夫だよ。」
食欲が落ちてるひなたが優弥のお母さんと一緒にランチに行く。
食べたくないのにお母さんに心配をかけないため、無理矢理食べたひなたは体調を崩す。
義母「救護室に行きましょうっ!」
ひなた「すみません・・・。」
向かう途中で乗ったエレベーターが故障で止まり・・・
優弥「ひなた!?一体どうして・・・。」
ひなた「うぁ・・・。」
※お話は全て想像の世界です。現実世界とは何の関係もありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
お兄様の指輪が壊れたら、溺愛が始まりまして
みこと。
恋愛
お兄様は女王陛下からいただいた指輪を、ずっと大切にしている。
きっと苦しい片恋をなさっているお兄様。
私はただ、お兄様の家に引き取られただけの存在。血の繋がってない妹。
だから、早々に屋敷を出なくては。私がお兄様の恋路を邪魔するわけにはいかないの。私の想いは、ずっと秘めて生きていく──。
なのに、ある日、お兄様の指輪が壊れて?
全7話、ご都合主義のハピエンです! 楽しんでいただけると嬉しいです!
※「小説家になろう」様にも掲載しています。
奥様はエリート文官
神田柊子
恋愛
【2024/6/19:完結しました】【2024/11/21:おまけSS追加中】
王太子の筆頭補佐官を務めていたアニエスは、待望の第一子を妊娠中の王太子妃の不安解消のために退官させられ、辺境伯との婚姻の王命を受ける。
辺境伯領では自由に領地経営ができるのではと考えたアニエスは、辺境伯に嫁ぐことにした。
初対面で迎えた結婚式、そして初夜。先に寝ている辺境伯フィリップを見て、アニエスは「これは『君を愛することはない』なのかしら?」と人気の恋愛小説を思い出す。
さらに、辺境伯領には問題も多く・・・。
見た目は可憐なバリキャリ奥様と、片思いをこじらせてきた騎士の旦那様。王命で結婚した夫婦の話。
-----
西洋風異世界。転移・転生なし。
三人称。視点は予告なく変わります。
-----
※R15は念のためです。
※小説家になろう様にも掲載中。
【2024/6/10:HOTランキング女性向け1位にランクインしました!ありがとうございます】
【完結済み】「こんなことなら、婚約破棄させてもらう!」幼い頃からの婚約者に、浮気を疑われた私。しかし私の前に、事の真相を知る人物が現れて……
オコムラナオ
恋愛
(完結済みの作品を、複数話に分けて投稿します。最後まで書きあがっておりますので、安心してお読みください)
婚約者であるアルフレッド・アルバートン侯爵令息から、婚約破棄を言い渡されたローズ。
原因は、二人で一緒に行ったダンスパーティーで、ローズが他の男と踊っていたから。
アルフレッドはローズが以前から様子がおかしかったことを指摘し、自分以外の男に浮気心を持っているのだと責め立てる。
ローズが事情を説明しようとしても、彼は頑なに耳を貸さない。
「こんなことなら、婚約破棄させてもらう!」
彼がこう宣言したとき、意外なところからローズに救いの手が差し伸べられる。
明かされたのはローズの潔白だけではなく、思いもよらない事実だった……
友人の結婚式で友人兄嫁がスピーチしてくれたのだけど修羅場だった
海林檎
恋愛
え·····こんな時代錯誤の家まだあったんだ····?
友人の家はまさに嫁は義実家の家政婦と言った風潮の生きた化石でガチで引いた上での修羅場展開になった話を書きます·····(((((´°ω°`*))))))
【完結】「異世界に召喚されたら聖女を名乗る女に冤罪をかけられ森に捨てられました。特殊スキルで育てたリンゴを食べて生き抜きます」
まほりろ
恋愛
※小説家になろう「異世界転生ジャンル」日間ランキング9位!2022/09/05
仕事からの帰り道、近所に住むセレブ女子大生と一緒に異世界に召喚された。
私たちを呼び出したのは中世ヨーロッパ風の世界に住むイケメン王子。
王子は美人女子大生に夢中になり彼女を本物の聖女と認定した。
冴えない見た目の私は、故郷で女子大生を脅迫していた冤罪をかけられ追放されてしまう。
本物の聖女は私だったのに……。この国が困ったことになっても助けてあげないんだから。
「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※小説家になろう先行投稿。カクヨム、エブリスタにも投稿予定。
※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
【完結】転生令嬢は玉の輿に乗りました
hikari
恋愛
エレオノーレは王太子、サウルと婚約をしていた。しかし、サウルは仲良しグループの1人ヴィルジニアに浮気をしていた。それに怒ったエレオノーレは婚約を破棄。
婚約破棄をしたのち、自分が転生者だと知る。前世は貧しい家の出自でご飯もろくに食べられなかった。そして、餓死。
実は第二王子パウルがエレオノーレを狙っていた事が判明。
親友と婚約者の裏切り。ただで済むはずはなく……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる