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8.噂話
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「おい、聞いたか?今年の新入団員にすっげぇー美女が入ってきたらしいぞ」
「ああ、知っているよ。なんでも魔法剣を操る魔性の女という触れ込みさ」
ここは、一般騎士団員が使う食堂の中だ。
「魔性の女?なんだそれ?」
「知らないのか?その女と一夜を共にするために、もう何人もの男がキンタマを取られているという噂があるぞ」
「かの廃嫡になったクリストファー殿下もそのうちの一人だそうだ」
「クリストファー殿下と言えば、6年前に王城で婚約破棄した相手が階段から転げ落ちて、その犯人が浮気相手の女で一緒に転落死したって話のか?殿下もよくよく女運が悪いな」
「そうそれ。その時の婚約者だった令嬢が一命をとりとめ、魔性の女になったってわけよ?」
「ん?話が読めないな。婚約者はエスペランサ公爵家の令嬢だったはずだが……、だいたいエスペランサ家と言えば、魔法師団の家柄ではないか!それがなぜ……、なぜ、その娘が騎士団に入ることになったのだ?」
「入団試験の最中に大型の魔物と遭遇されたらしい。他の入団希望者は全員怖気づいて、失格となってしまったのだが、エスペランサ家の令嬢は、なんとか魔法で仕留めようと奮起していたところ、突如、その令嬢のカラダから金色の魔法があふれ出し、聖女様となられたらしい。それで、一発1位合格になったそうだ。まあ、誰一人残っていなかったのだから、当然1位だったわけだが、学科試験も他の元と比べ物にならないぐらいダントツ1位になっていたらしいから、もうこれで、入団が決まったというわけさ」
「ふーん。聖女様で魔性の女で、しかもセクシー美女と聞きゃ一度顔を拝みたいものだぜ」
「おい!気をつけろよ。キンタマなくなっちまうぞ」
「それがよ、入団間もない新人が、いきなり近衛騎士団に入ったというから、驚いたぜ」
「すげーな。スピード出世じゃないか!」
「フェリシアン殿下のご指名だそうだ。ったく、いい気なもんだよ。」
「おいおい、いいのか?第2王子まで、キンタマなくなっちまったら、えらいことになるぞ?」
「バカ!フェリシアン殿下には、セレスティーヌ嬢がいるだろ?だからわざわざクールビューティに手は出さなくても、そこは、うまいことやっているということさ」
「でも、それはそれで新たな火種を産む可能性もあるということだな?」
「え?どういうことだ?」
「セレスティーヌ嬢は、侯爵令嬢だぞ。聖女様にかなわないどころか、相手は騎士といえども公爵令嬢で、身分も実力もはるかにエスペランサ家の方が上手をいく。それに、セレスティーヌ嬢との婚約は、クリストファー殿下が廃嫡になってから決まった話だろ?これからお妃教育が待っているというのに、そんな相手と乳繰り合えるか?俺は、ゼッタイ、聖女様に手を出されると思うぞ」
「そうなれば、キンタマがなくなっちまう」
騎士の男は自分の下半身を思わず触ってしまい、身震いしている。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
シャルロットの話が、とんでもなく尾ひれがついてしまって、のんびり騎士生活の夢が台無しになっているではないか!
それに騎士団の入団実技試験の最中に、魔物が出てしまったから、あんなもの初めて見たので、俺は内心ビビったが、ここでひるんでは、日本男児の恥と思い、踏ん張ったのだ。
到底、魔法剣でも、歯が立たない相手だったから。とにかく使えそうな魔法を思い浮かべては、試しに放つをやっているうちに、突如、俺のカラダが光りはじめたことに気づいた。だが、今、やめては元も子もなくなると思い、光ろうがハゲようが関係ないと無視して、魔法を放っていた。
そこへ上半身は女で、下半身は男の神様が現れ、俺は、カラダの持ち主と入れ替わったのではなく、日本から異世界へと転生したことを聞かされ驚愕する。
その神様は、全裸で俺は目のやり場に困ったが、言っていることは真実だと思えるぐらい信ぴょう性に富んだものだった。
俺のことを知り過ぎているというか、おそらくこの異世界の王族は堕落しているので、それを俺に替えてほしいとか何とか、言っていたような気がする。
どうせ、もう日本へ戻れないなら、この世界で好き勝手やり、好みの男性に抱かれるまで頑張ると、その時、心に誓い決意したのだ。
「ああ、知っているよ。なんでも魔法剣を操る魔性の女という触れ込みさ」
ここは、一般騎士団員が使う食堂の中だ。
「魔性の女?なんだそれ?」
「知らないのか?その女と一夜を共にするために、もう何人もの男がキンタマを取られているという噂があるぞ」
「かの廃嫡になったクリストファー殿下もそのうちの一人だそうだ」
「クリストファー殿下と言えば、6年前に王城で婚約破棄した相手が階段から転げ落ちて、その犯人が浮気相手の女で一緒に転落死したって話のか?殿下もよくよく女運が悪いな」
「そうそれ。その時の婚約者だった令嬢が一命をとりとめ、魔性の女になったってわけよ?」
「ん?話が読めないな。婚約者はエスペランサ公爵家の令嬢だったはずだが……、だいたいエスペランサ家と言えば、魔法師団の家柄ではないか!それがなぜ……、なぜ、その娘が騎士団に入ることになったのだ?」
「入団試験の最中に大型の魔物と遭遇されたらしい。他の入団希望者は全員怖気づいて、失格となってしまったのだが、エスペランサ家の令嬢は、なんとか魔法で仕留めようと奮起していたところ、突如、その令嬢のカラダから金色の魔法があふれ出し、聖女様となられたらしい。それで、一発1位合格になったそうだ。まあ、誰一人残っていなかったのだから、当然1位だったわけだが、学科試験も他の元と比べ物にならないぐらいダントツ1位になっていたらしいから、もうこれで、入団が決まったというわけさ」
「ふーん。聖女様で魔性の女で、しかもセクシー美女と聞きゃ一度顔を拝みたいものだぜ」
「おい!気をつけろよ。キンタマなくなっちまうぞ」
「それがよ、入団間もない新人が、いきなり近衛騎士団に入ったというから、驚いたぜ」
「すげーな。スピード出世じゃないか!」
「フェリシアン殿下のご指名だそうだ。ったく、いい気なもんだよ。」
「おいおい、いいのか?第2王子まで、キンタマなくなっちまったら、えらいことになるぞ?」
「バカ!フェリシアン殿下には、セレスティーヌ嬢がいるだろ?だからわざわざクールビューティに手は出さなくても、そこは、うまいことやっているということさ」
「でも、それはそれで新たな火種を産む可能性もあるということだな?」
「え?どういうことだ?」
「セレスティーヌ嬢は、侯爵令嬢だぞ。聖女様にかなわないどころか、相手は騎士といえども公爵令嬢で、身分も実力もはるかにエスペランサ家の方が上手をいく。それに、セレスティーヌ嬢との婚約は、クリストファー殿下が廃嫡になってから決まった話だろ?これからお妃教育が待っているというのに、そんな相手と乳繰り合えるか?俺は、ゼッタイ、聖女様に手を出されると思うぞ」
「そうなれば、キンタマがなくなっちまう」
騎士の男は自分の下半身を思わず触ってしまい、身震いしている。
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シャルロットの話が、とんでもなく尾ひれがついてしまって、のんびり騎士生活の夢が台無しになっているではないか!
それに騎士団の入団実技試験の最中に、魔物が出てしまったから、あんなもの初めて見たので、俺は内心ビビったが、ここでひるんでは、日本男児の恥と思い、踏ん張ったのだ。
到底、魔法剣でも、歯が立たない相手だったから。とにかく使えそうな魔法を思い浮かべては、試しに放つをやっているうちに、突如、俺のカラダが光りはじめたことに気づいた。だが、今、やめては元も子もなくなると思い、光ろうがハゲようが関係ないと無視して、魔法を放っていた。
そこへ上半身は女で、下半身は男の神様が現れ、俺は、カラダの持ち主と入れ替わったのではなく、日本から異世界へと転生したことを聞かされ驚愕する。
その神様は、全裸で俺は目のやり場に困ったが、言っていることは真実だと思えるぐらい信ぴょう性に富んだものだった。
俺のことを知り過ぎているというか、おそらくこの異世界の王族は堕落しているので、それを俺に替えてほしいとか何とか、言っていたような気がする。
どうせ、もう日本へ戻れないなら、この世界で好き勝手やり、好みの男性に抱かれるまで頑張ると、その時、心に誓い決意したのだ。
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