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第2章 少女期

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 マーガレットの結婚話、どこかで入れます。
 先に、話を進めることにしました。


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 あれから2年が経過して、相変わらずビクトリアのハーレムが続いている。新メンバーを入れようとも、あの3人が反対するので、なかなか難しい。

 ビクトリアは、隣国の学園に留学することにした。この国にいてても、あのバカ王子のお手付き(?)になるぐらいなら、いっそ隣国へ留学したいと申し出たら、あっさり認められた。もちろん、ハーレム毎である。ハーレムが変な虫がつかないように、お守りするという条件で留学が認められた。って、ハーレム自体が、変な虫なのだが、大人たちは、そこに気づいていない。

 夜な夜な、ハーレムのうち、3人と快楽の限りを貪りつくしているのだが、ビクトリアは、かなり開発されたし、あの3人も上手になった。もうビクトリアの思うままに動くようになった。

 留学前に、ハリソンに特別にカラダを与えて、こちらに残るように指示した。それで聖女リリカの動向とバカ王子の動きを逐一報告するように、報告のたびに、ご褒美にあげる💛と言うと、ホイホイ申し出に乗ってきた。今のところ、リリカが聖女を覚醒させたという情報は上がってこない。

 ハリソンを選んだのは、もちろんアレの相性が悪いのと、外交官の息子だから隣国への往来があってもさほどおかしくない。それともう一つの思惑、ハリソンはビクトリアと一度、関係を持ってから、女癖が悪くなったようだった。あのハリソンなら、聖女リリカを絶対、襲うという確信が!聖女になる前に襲ったら、聖女になれない。ビクトリアは聖女になってから関係したら聖女のまま、聖女になる前に関係したら聖女になれないという不文律があった。それを承知で、ハリソンにリリカがいたら、ピルを飲ませるように3年分の錠剤を渡した。これを常用すると避妊薬として有効だが、一生、子供が産めない体になるのだ。兄のアーノルドが開発した秘薬であった。これを渡せば、確実に襲うだろうという思惑とともに。

 いよいよ、隣国へ旅立つ日が来た。どういうわけか旅立ちの朝、バカ王子が花束を持って公爵家に現れた。

 「何しに⁉」と思ったが、作り笑顔をして、カーテシーをした。

 「ビクトリア嬢、必ず待っているから、帰ってきておくれ。」と花束を差し出され

 「は?」わざとらしく、小首をかしげ、馬車に乗り込んだ。馬車の中にはあのハーレム3人組が既にいた。バカ王子のマヌケ面を笑っていたのだ。

 馬車の風景を眺めながら、時折、皆でゲームをして笑い合ったりしながら、また食事の際、誰がビクトリアを膝の上に乗せるかで揉めたりしながら、馬車は進んだ。

 それぞれの家の護衛や侍女は、別の馬車に乗ったので、こちらの馬車の様子はまるでわからない。それをいいことにジェフリーがおっぱいを揉むと、思わず声が出てしまった。その声を聞くとほかの2人がたまらなくなり、狭い馬車の中で4Pになってしまった。それはそれで楽しかったけど。そえぞれ好きなパーツが違うから喧嘩することなく、馬車は進む。

 隣国に到着した。その時は4人ともぐったりしていたが、学園では、寮に入ることになった。男子寮と女子寮は分かれていて、それぞれの寮に入った。

 ビクトリアは、馬車でのあれこれがあったので疲れてお風呂に入りすぐ寝た。ほかの3人も同じようなものだった。

 学園での入学式、学園長とこの国の王子様があいさつをされた。あの王子様が次のターゲットね。お名前は、アーデルベルト・ヒルデスハーマー殿下でしたわね。

 クラス分けは、成績順でアーデルベルト王子殿下とビクトリア、それにハーレム3人組も同じクラスになった。

 初日はオリエンテーションだけで、すぐお開きになったのだが、帰り支度をしていると、いきなりアーデルベルト王子殿下から、話がしたいとの申し出があり、ハーレム3人組と侍女、護衛を引き連れて、学園内のカフェに行った。話というのは、なんてことない自己紹介だった。ビクトリアが聖女であるということは、ここヒルデスハーマー王国でも有名な話らしく、ぜひ、お近づきしたいとの申し出に、ビクトリアは顔を綻ばせる。

 帰り際、殿下の耳元で、「今度は、二人きりで静かなところで」と囁くと、殿下は耳まで真っ赤に染められました。案外、うぶなのね。

 教室内では、ほかの生徒と同じように素知らぬ態度をしてくるが、それから、殿下とは、お手紙のやり取りをした。最初は、季節の挨拶だけであったのが、だんだん、ビクトリアが美しい、愛しているという文面に変わってきた。

 いよいよかな?と思っていたら、国王陛下から謁見したいと申し出があり、王城へ行くことになった。

 ヒルデスハーマー国王陛下との話は、アーデルベルト王子殿下との縁談だった。とりあえずは婚約をしたいとの申し出に、「わたくしの一存では…、ですが、アーデルベルト様のことは、お慕い申し上げております。ゆえに、父にお願いしてみます。」と慎ましやかな、淑やかな令嬢を演じて見せた。

 国王陛下もアーデルベルトも脂下がって、デレデレとした微笑みを浮かべ、「返事を待っている。」

 その頃、ハリソンは、もうリリカを犯していた。避妊薬を飲ませ、ちょっと声をかければ、すぐ脱いだそうだった。まったく、こんな女がよく前世では聖女になれたって話だ。
 ハリソンは、貴族の息子で、リリカは平民の娘だから、もし、妊娠でもしたら玉の輿だ、とでも親から言い含められたのだろうか?ハリソンの話では、割とよくなかったらしい。

 これで、聖女リリアーヌは消えた。
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