1 / 41
オフィスラブ
1.朝チュン
しおりを挟む
パチュン。パチュン。パチュン。パチュン。パチュン。パチュン。
「あっ。はっ。あっ。はっ。あっ。はっ。イイ……イク……!」
「ったく感度がいい。エロイカラダをしているな。」
「あっ。あーん。あっ。あっ。もう……だめ……あーん。あっ。」
「クセになりそうだ。ほら、コレが感じるだろ?」
男はさらに腰を突き上げると、女の最奥に当たり
「イイ!いい!イイ!……もっと。もっと。」
女も腰を振りながら、男におねだりをする。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
多摩川美織27歳アラサー独身OL 。
昨日、友達の結婚式に出席し、2次会、3次会まで行ったことは覚えているけど、その後どうなったかまでの記憶がない。
気が付けば、ホテルの部屋に寝ていたのだが、全裸でしかも、隣には見知らぬイケメンが寝ている。
はぁ。やっちゃった。
コレって、昨夜、お持ち帰りされたってことよね。しかも朝チュンなんて、初めての経験で、気が動転する。
脱ぎ散らかされた下着や服を着て、音をたてないように気を付けながら部屋を出ていき、タクシーで自宅まで帰る。
自宅の浴室でシャワーを浴びて、簡単な軽食を作り、化粧をして、出勤する。
美織は大手化粧品メーカーに勤務している。大学を出てから、特定の恋人はいない。結婚は全然焦っていないのに、なぜか昨日は、ブーケトスを受け取ってしまい、困惑したのだ。。結婚した友達を見ても幸せになった人がいないから、結婚願望は皆無と言っていい。
それに記憶がなくなるまで呑んだのは、訳があった。新婦から勝ち誇ったように
「美織も早く結婚できるといいわよね?」
はぁ?私、結婚したいなんて一度も言ったことがないわよ?それに私は小さい時から美人で通っているし、新婦みたいなブスではない!
それを結婚したのが、そんなに偉いのか!
新婦は大学を卒業してから、一度も就職しないで、いわゆる花嫁修業をして、お見合い三昧していて、やっと今度、決まったというから5年もお見合いして断られていたわけじゃない?
もっとも美織も仕事にかまけて、女をさぼっていたけど昨日は、ちゃんと化粧もして、それなりに着飾って行ってあげたじゃない?
それを列席した人を見下すような真似許せない!
それで飲みすぎて、朝チュンしてしまったというわけ。
はぁ……。
でも、ため息しか出ないということも事実で、どこの誰か、わからない人と一夜を共にするなんて……考えられない失態に頭を抱え込みたくなったということも事実。
ロッカールームで制服に着替え、長い髪もひとまとめにして、机に向かう。
美織の所属は経理部で、原価計算を担当している。
美織の勤務している会社は、海外にも輸出しているので、貿易事務は他の部署がやっているが外貨建ての為替相場も毎日、知っておかないと計算ができない。
なかなかに難しい仕事で、ただ簿記ができるからといって、誰にでもできるというものではない。
その日も海外からの売上原価が届いたばかりで、パソコン相手に朝から怖い顔をしながらにらめっこしている。
そこへ同期入社の村上智樹がコーヒーをくれる。
「美織ちゃん、ずいぶん怖い顔をしているけど、なんかあった?」
「え……何もないわよ、どうしてそんなこと聞くの?」
「いや、なんだか朝から殺気立っていて……気のせいなら、いいよ。」
きっと、朝チュンのせいで、動揺していて……それに、昨日の新婦の言葉を思い出し、腹を立てていたからだと思う。
「ねえ、今晩空いてる?飲みに行こうよ。」
お酒は、もうコリゴリ。
「うーん。今、ダイエットしているから。次、誘ってくれる?」
「美織ちゃんは、ダイエットなんて、する必要ないよ。今のままでナイスバディだと思うよ。」
「それって、セクハラ発言ですわよ。」
「あっ。はっ。あっ。はっ。あっ。はっ。イイ……イク……!」
「ったく感度がいい。エロイカラダをしているな。」
「あっ。あーん。あっ。あっ。もう……だめ……あーん。あっ。」
「クセになりそうだ。ほら、コレが感じるだろ?」
男はさらに腰を突き上げると、女の最奥に当たり
「イイ!いい!イイ!……もっと。もっと。」
女も腰を振りながら、男におねだりをする。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
多摩川美織27歳アラサー独身OL 。
昨日、友達の結婚式に出席し、2次会、3次会まで行ったことは覚えているけど、その後どうなったかまでの記憶がない。
気が付けば、ホテルの部屋に寝ていたのだが、全裸でしかも、隣には見知らぬイケメンが寝ている。
はぁ。やっちゃった。
コレって、昨夜、お持ち帰りされたってことよね。しかも朝チュンなんて、初めての経験で、気が動転する。
脱ぎ散らかされた下着や服を着て、音をたてないように気を付けながら部屋を出ていき、タクシーで自宅まで帰る。
自宅の浴室でシャワーを浴びて、簡単な軽食を作り、化粧をして、出勤する。
美織は大手化粧品メーカーに勤務している。大学を出てから、特定の恋人はいない。結婚は全然焦っていないのに、なぜか昨日は、ブーケトスを受け取ってしまい、困惑したのだ。。結婚した友達を見ても幸せになった人がいないから、結婚願望は皆無と言っていい。
それに記憶がなくなるまで呑んだのは、訳があった。新婦から勝ち誇ったように
「美織も早く結婚できるといいわよね?」
はぁ?私、結婚したいなんて一度も言ったことがないわよ?それに私は小さい時から美人で通っているし、新婦みたいなブスではない!
それを結婚したのが、そんなに偉いのか!
新婦は大学を卒業してから、一度も就職しないで、いわゆる花嫁修業をして、お見合い三昧していて、やっと今度、決まったというから5年もお見合いして断られていたわけじゃない?
もっとも美織も仕事にかまけて、女をさぼっていたけど昨日は、ちゃんと化粧もして、それなりに着飾って行ってあげたじゃない?
それを列席した人を見下すような真似許せない!
それで飲みすぎて、朝チュンしてしまったというわけ。
はぁ……。
でも、ため息しか出ないということも事実で、どこの誰か、わからない人と一夜を共にするなんて……考えられない失態に頭を抱え込みたくなったということも事実。
ロッカールームで制服に着替え、長い髪もひとまとめにして、机に向かう。
美織の所属は経理部で、原価計算を担当している。
美織の勤務している会社は、海外にも輸出しているので、貿易事務は他の部署がやっているが外貨建ての為替相場も毎日、知っておかないと計算ができない。
なかなかに難しい仕事で、ただ簿記ができるからといって、誰にでもできるというものではない。
その日も海外からの売上原価が届いたばかりで、パソコン相手に朝から怖い顔をしながらにらめっこしている。
そこへ同期入社の村上智樹がコーヒーをくれる。
「美織ちゃん、ずいぶん怖い顔をしているけど、なんかあった?」
「え……何もないわよ、どうしてそんなこと聞くの?」
「いや、なんだか朝から殺気立っていて……気のせいなら、いいよ。」
きっと、朝チュンのせいで、動揺していて……それに、昨日の新婦の言葉を思い出し、腹を立てていたからだと思う。
「ねえ、今晩空いてる?飲みに行こうよ。」
お酒は、もうコリゴリ。
「うーん。今、ダイエットしているから。次、誘ってくれる?」
「美織ちゃんは、ダイエットなんて、する必要ないよ。今のままでナイスバディだと思うよ。」
「それって、セクハラ発言ですわよ。」
1
お気に入りに追加
105
あなたにおすすめの小説
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
腹黒上司が実は激甘だった件について。
あさの紅茶
恋愛
私の上司、坪内さん。
彼はヤバいです。
サラサラヘアに甘いマスクで笑った顔はまさに王子様。
まわりからキャーキャー言われてるけど、仕事中の彼は腹黒悪魔だよ。
本当に厳しいんだから。
ことごとく女子を振って泣かせてきたくせに、ここにきて何故か私のことを好きだと言う。
マジで?
意味不明なんだけど。
めっちゃ意地悪なのに、かいま見える優しさにいつしか胸がぎゅっとなってしまうようになった。
素直に甘えたいとさえ思った。
だけど、私はその想いに応えられないよ。
どうしたらいいかわからない…。
**********
この作品は、他のサイトにも掲載しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】




ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる