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18.自業自得
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「ミッシェル!」
呼びかけに、マクシミリアンと間違えたミッシェルは、一瞬にして、不機嫌な無表情に変わる。
「そんなあからさまにイヤな顔をすることはないだろ?ちょっと、話がしたいのだ。一緒に来てくれ。」
「え?結界が……?」
王太子殿下に腕をとられ、引きずられるように生徒会室に引っ張り込まれる。
クリストファー殿下は、入り口付近に、防音魔法と隠ぺい魔法を念入りにかけている。
なに?ひょっとして?お情けを下さるつもり……?でも、わたくしはもう、マクシミリアン様の女だから、そんなことはできないはず。
「いいから、早く脱げよ。」
「イヤです。」
「なにぃ!俺は、この国の王太子だぞ、俺に抱かれることがそれほど、イヤなのか!」
「わたくしは、もうマクシミリアン様の妻です。だから、マクシミリアン様以外の殿方と関係を持つ気はございません。」
「だから、お前を側妃として、召し上げようと思っているのだ。何が不服か?栄耀栄華は思いのままだぞ。」
「それでも、イヤなものはイヤなのです。」
「ええいっ。聞き分けのない女だな。バシッ。」
急にぶたれて、驚く。王太子殿下って、こういう人だったのね。今まで18年間生きてきて、親にも叩かれたことがないというのに。
「きゃぁっ!やめてください。お許しを!」
「許さん!だが、こういう趣向も悪くはない。」
「いやぁぁぁぁぁぁ!助けてぇ。マクシミリアン様ぁ。」
ミッシェルのカラダにリングが嵌めてあるのを確認するが、強引にミッシェルの中に入ろうとしている。
その瞬間、猛烈な痛みをクリストファー殿下は、味わうことになる。
「うっ。」
その隙に、ミッシェルは生徒会室を飛び出し、マクシミリアン様を探す。
うつろな顔をしたマクシミリアン様を東の庭で発見し、そのままマクシミリアン様の胸に飛び込む。
「ミッシェル!無事か?大事ないか?」
「ひどいですっ。ひどいっ。もう少しで、殿下に襲われそうになりましたわ。」
「それで、殿下は?」
「わからない。急に痛がったので、その隙に逃げてきましたのよ。」
「そうか。リング効果があったのだな。」
「へ?」
「もう、殿下にお世継ぎは望めない。廃嫡は免れないだろうな。」
「どういうことですか?」
「あのリングは、魔道具だって、言ったろ?リングを着けあっているもの同士しか、お互いを受け入れない。もし、強引に奪おうとしたら、魔道具が発動して、折れるか、ちぎれることになる。」
「きゃぁっ。痛そう。でも、自業自得ですわね。嫌がっているのに、無理やりレイプしようとするだなんて、王太子を名乗る資格はございませんわっ!」
「ずいぶん辛らつだね。でも、ミッシェルが抵抗してくれて、嬉しいよ。信じていたけど、もしや、もあるかもしれないから。」
「ひどいですわっ!わたくしのすべては、マクシミリアン様に抱かれるために存在しているようなものですのに。」
「悪かった。帰ってから、ゆっくりと楽しもうよ。時間はたっぷりあるから。」
「そうですわね。もう避妊魔法なんて、関係ございませんものね。もうすぐ結婚式、楽しみですわ。」
「我が家のしきたりで、3日3晩、聖なる部屋で愛を交わすのがそんなに楽しみかい?」
「ええ。とても。その間、誰にも邪魔されることなくマクシミリアン様を独占できるなんて、夢のようでございますわ。」
「愛しているよ。ミッシェル。」
「わたくしも愛しておりますわ。」
二人は、チュッチュとキスをし出して、また欲情する。
その頃、生徒会室では、自ら隠ぺい魔法と防音魔法をかけたせいで、折れたかちぎれた状態になっていても、誰にも気づかれずに、その場で、悶絶していて、発見されたときは、もうすでに手遅れで、二度と勃たないカラダになってしまわれた。
呼びかけに、マクシミリアンと間違えたミッシェルは、一瞬にして、不機嫌な無表情に変わる。
「そんなあからさまにイヤな顔をすることはないだろ?ちょっと、話がしたいのだ。一緒に来てくれ。」
「え?結界が……?」
王太子殿下に腕をとられ、引きずられるように生徒会室に引っ張り込まれる。
クリストファー殿下は、入り口付近に、防音魔法と隠ぺい魔法を念入りにかけている。
なに?ひょっとして?お情けを下さるつもり……?でも、わたくしはもう、マクシミリアン様の女だから、そんなことはできないはず。
「いいから、早く脱げよ。」
「イヤです。」
「なにぃ!俺は、この国の王太子だぞ、俺に抱かれることがそれほど、イヤなのか!」
「わたくしは、もうマクシミリアン様の妻です。だから、マクシミリアン様以外の殿方と関係を持つ気はございません。」
「だから、お前を側妃として、召し上げようと思っているのだ。何が不服か?栄耀栄華は思いのままだぞ。」
「それでも、イヤなものはイヤなのです。」
「ええいっ。聞き分けのない女だな。バシッ。」
急にぶたれて、驚く。王太子殿下って、こういう人だったのね。今まで18年間生きてきて、親にも叩かれたことがないというのに。
「きゃぁっ!やめてください。お許しを!」
「許さん!だが、こういう趣向も悪くはない。」
「いやぁぁぁぁぁぁ!助けてぇ。マクシミリアン様ぁ。」
ミッシェルのカラダにリングが嵌めてあるのを確認するが、強引にミッシェルの中に入ろうとしている。
その瞬間、猛烈な痛みをクリストファー殿下は、味わうことになる。
「うっ。」
その隙に、ミッシェルは生徒会室を飛び出し、マクシミリアン様を探す。
うつろな顔をしたマクシミリアン様を東の庭で発見し、そのままマクシミリアン様の胸に飛び込む。
「ミッシェル!無事か?大事ないか?」
「ひどいですっ。ひどいっ。もう少しで、殿下に襲われそうになりましたわ。」
「それで、殿下は?」
「わからない。急に痛がったので、その隙に逃げてきましたのよ。」
「そうか。リング効果があったのだな。」
「へ?」
「もう、殿下にお世継ぎは望めない。廃嫡は免れないだろうな。」
「どういうことですか?」
「あのリングは、魔道具だって、言ったろ?リングを着けあっているもの同士しか、お互いを受け入れない。もし、強引に奪おうとしたら、魔道具が発動して、折れるか、ちぎれることになる。」
「きゃぁっ。痛そう。でも、自業自得ですわね。嫌がっているのに、無理やりレイプしようとするだなんて、王太子を名乗る資格はございませんわっ!」
「ずいぶん辛らつだね。でも、ミッシェルが抵抗してくれて、嬉しいよ。信じていたけど、もしや、もあるかもしれないから。」
「ひどいですわっ!わたくしのすべては、マクシミリアン様に抱かれるために存在しているようなものですのに。」
「悪かった。帰ってから、ゆっくりと楽しもうよ。時間はたっぷりあるから。」
「そうですわね。もう避妊魔法なんて、関係ございませんものね。もうすぐ結婚式、楽しみですわ。」
「我が家のしきたりで、3日3晩、聖なる部屋で愛を交わすのがそんなに楽しみかい?」
「ええ。とても。その間、誰にも邪魔されることなくマクシミリアン様を独占できるなんて、夢のようでございますわ。」
「愛しているよ。ミッシェル。」
「わたくしも愛しておりますわ。」
二人は、チュッチュとキスをし出して、また欲情する。
その頃、生徒会室では、自ら隠ぺい魔法と防音魔法をかけたせいで、折れたかちぎれた状態になっていても、誰にも気づかれずに、その場で、悶絶していて、発見されたときは、もうすでに手遅れで、二度と勃たないカラダになってしまわれた。
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