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新しい出会い
19.破瓜
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「シャルマン様のせいでは、ございませんわ。信じてくださらないかもしれないけど、わたくしと兄のエルモアは、元は「要注意」の中の世界の人間でしたの。その時は、医者をしており、兄は歯科、わたくしは内科で栄養学も兼任しておりましたの。」
シャルマン様の眼が大きく開かれる。とても信じられるような話ではないが、信じようという気概が見え隠れする。
「セバスチャンと一緒に、トウキョウへ行き、大学で何冊かの書籍を購入し、わたくしたちの知識は相当遅れていることを実感いたしまして、それで部屋にこもって、勉強しておりました。」
「もうレバトリーへは来ないということか?その大事な勉強を優先させているのだろ?」
「でも、お会いしたいです。シャルマン様、逢いに来てくださり、ありがとうございます。」
理科系の人間は、もともと肉食系で、セックスをすると頭の中が整理され、冴える。
前世のマーロン様と結婚しているときは、医者であることを隠して生活してきたので、医療のことを考えるヒマもなかったけれど、今は、シャルマン様が欲しくてたまらない。
「百聞は、一見に如かず。と申しますから、もしよろしければ、証拠をお見せします。どうぞ、こちらへ。」
シャルマン様の手を引いて、クローゼットの前に立つ。
そして、クローゼットの扉を開けると、そこにもう一つの扉が出現する。マンション入り口のドアだ。
そのままドアを引いて開け、中にシャルマン様を招き入れる。
「あ!靴は脱いでくださいね。」
シャルマン様は、要注意の世界に入った時よりも緊張していらっしゃるご様子で、心臓の音が聞こえてきそうなぐらいだ。
それでもジャクリーンの手を放すことなく、ついてきてくださる。
「ここがトイレで、隣のお部屋がお風呂になっていて、その横が洗面所で、ふつうはここで着替えをしてから、お風呂に入ります。」
なんて、くだらない説明付きで、部屋を案内していく。
「ここがわたくしの書斎で。」
書棚から1冊の本を取り出し、ページをめくると、見るもグロイ人体の写真の数々がある。
これには、さすがにシャルマン様もギョッとされているようだ。
「ああ、そうだ!この前の大学の風景を観たら、信じてくださるかもしれないわね。シャル様、こちらにいらしてください。」
再び、シャルマン様の手を引き、ベランダのところまで行き、目隠しの植木をどける。
そこには、本郷にある大学の風景が……!
「あれが書籍部、右側の奥が一昨日、お茶したカフェテリア、そして学食は……。」
「わかった。信じるよ。何よりも、ジャッキーは祖父さんの遺言本を見つけてくれた聖なる乙女だからね。愛しているよ。」
「わたくしも、心からシャルマン様を愛しています。だから、お願いがあります。」
「え?なんだい?」
「今すぐ、わたくしをシャルマン様の女にしてくださいませ。」
「え……!」
「今、わたくしものすごく焦っていて、わたくしの心を落ち着かせるためでも、何でもいいのでシャルマン様が欲しいのです。」
「でも……いいのか?」
「早く抱いてくれないと、他の男性と浮気してしまいそうで……。シャルマン様のモノという印をつけてもらいたいのです。」
シャルマン様は、恐る恐るという手つきで、ジャクリーンを抱き寄せる。そして、唇をふさがれ、口の中に舌を滑り込ませてくる。その舌をジャクリーンは、素早くからめとり、舌の裏側を舐め上げる。
「……んん……。」
甘い吐息が漏れる中、ジャクリーンは、シャルマン様のシャツのボタンに手をかけ、ズボンのベルトを緩める。
シャルマン様も、ジャクリーンのワンピースを脱がすのに、手間取っている。もう自分で脱いだ方が早いかも?
いやいやそんなことして、慣れているスレた女だと誤解されたくない。
おとなしくして、シャルマン様に任せることにする。
ようやく脱がせてもらい、全裸でしばし見つめあい、キスを繰り返される。
今更ながらと、シャワーを浴びていなかったことに気づく。
「あの……一緒にシャワーを浴びませんか?」
「後で大丈夫だ。」
男って、だいたいこういうこと言うのよね。女性が浴びたいというのを我慢させてまで、先にヤりたがる。
そして、いつの間にかもうベッドに組み敷かれている。
何度も何度も唇をふさがれ、息も絶え絶えになっているというのに、このマンションを買ってからはというもの、このベッドで、こんな行為をするのは初めてのこと。
でも、ここでなら誰にも邪魔されずに安心して愛し合うことができる。唯一の場所だから。
一通り、バストを揉まれ、頂に口づけされるとカラダがビクリと反応して、もう大事な蜜ツボはトロトロになっていることがわかる。
それでもシャルマン様は、丁寧に愛撫を続けてくださる。十分に湿りきったところを指でナカをかき混ぜるように出し入れされると、もうそれだけでイってしまいそうになる。
「お願い……早く……シャルマン様の女にして。」
「ダメだ。まだ狭い。今、入れたら、ジャッキーが苦しくなるだけだから、もう少し待ってね。」
そこでハっと気づいたのが、シャルマン様にコンドームを渡していなかったことに気づく。
「ちょ、ちょっと待って、……。」
「いや、待てない!」
「違うの!違うの、大事なものを忘れていたわ。」
ほうほうの体で、上半身をかろうじて起こしベッドサイドの引き出しを開ける。0.01ミリという箱を取り出し、中から一つの袋を破る。それをシャルマン様に、たぶんつけ方がわからないだろうから、ジャクリーンがシャルマン様と向かい合って、装着する。
「何、これ?」
「赤ちゃんができにくくするゴムよ。」
「ごむ?」
その体制のまま、少し上半身を、シャルマン様に乗せるように座る。突然、電気が走ったかのような激痛に見舞われ、苦痛で顔が歪んでも、美人は悶えているようにしか見えないのが特徴的らしい。
痛がって、苦しんでいるのに、ナカが収縮して、シャルマン様を締め付けている。
座った状態であるにもかかわらず、揺さぶられるように下から突き上げてこられ、たまらずジャクリーンは、背中をのけ反らせてしまう。
そうすることで、シャルマン様の前に二つの大きなふくらみが誘うように揺れる。その誘いに応じるかのように、シャルマン様は頂を口に含む。
ジャクリーンはしびれるような快感が押して寄せられ、ナカがより一層収縮してしまう。
シャルマン様は低くくぐもった声を漏らされ、きっと感じていらっしゃるのだろうな、と思いながらもジャクリーンは自分のことだけで貪るような快感に酔いしれている。
無意識に、ジャクリーンは、腰を左右前後に動かしていながら、嬌声を挙げている。
「あっ、あっ、もうダメ……シャル様ぁ……。」
悲鳴のような喘ぎ声をあげながら、ビクビクと痙攣するジャクリーンを抱き込んで、さらに強く突き上げてこられる。
ジャクリーンは、頭の中が真っ白になり、何も考えられなくなって、力が抜け、振り落とされないように、シャルマン様にしがみつく。
あいかわらず双丘は、シャルマン様を誘い続ける。泣き声のような喘ぎ声をあげ、シャルマン様の頭をかき抱きながら、同時に絶頂を迎えた。
コンドームにも、舌のタオルシーツにも、しっかりと初めてのお印がある。
3日前まで、確かに聖なる乙女であったのだから、当然と言えば、当然のこと。
痛みと疲労でぐったりしているジャクリーンをシャルマン様は綺麗にしてくださる。
シャルマン様の眼が大きく開かれる。とても信じられるような話ではないが、信じようという気概が見え隠れする。
「セバスチャンと一緒に、トウキョウへ行き、大学で何冊かの書籍を購入し、わたくしたちの知識は相当遅れていることを実感いたしまして、それで部屋にこもって、勉強しておりました。」
「もうレバトリーへは来ないということか?その大事な勉強を優先させているのだろ?」
「でも、お会いしたいです。シャルマン様、逢いに来てくださり、ありがとうございます。」
理科系の人間は、もともと肉食系で、セックスをすると頭の中が整理され、冴える。
前世のマーロン様と結婚しているときは、医者であることを隠して生活してきたので、医療のことを考えるヒマもなかったけれど、今は、シャルマン様が欲しくてたまらない。
「百聞は、一見に如かず。と申しますから、もしよろしければ、証拠をお見せします。どうぞ、こちらへ。」
シャルマン様の手を引いて、クローゼットの前に立つ。
そして、クローゼットの扉を開けると、そこにもう一つの扉が出現する。マンション入り口のドアだ。
そのままドアを引いて開け、中にシャルマン様を招き入れる。
「あ!靴は脱いでくださいね。」
シャルマン様は、要注意の世界に入った時よりも緊張していらっしゃるご様子で、心臓の音が聞こえてきそうなぐらいだ。
それでもジャクリーンの手を放すことなく、ついてきてくださる。
「ここがトイレで、隣のお部屋がお風呂になっていて、その横が洗面所で、ふつうはここで着替えをしてから、お風呂に入ります。」
なんて、くだらない説明付きで、部屋を案内していく。
「ここがわたくしの書斎で。」
書棚から1冊の本を取り出し、ページをめくると、見るもグロイ人体の写真の数々がある。
これには、さすがにシャルマン様もギョッとされているようだ。
「ああ、そうだ!この前の大学の風景を観たら、信じてくださるかもしれないわね。シャル様、こちらにいらしてください。」
再び、シャルマン様の手を引き、ベランダのところまで行き、目隠しの植木をどける。
そこには、本郷にある大学の風景が……!
「あれが書籍部、右側の奥が一昨日、お茶したカフェテリア、そして学食は……。」
「わかった。信じるよ。何よりも、ジャッキーは祖父さんの遺言本を見つけてくれた聖なる乙女だからね。愛しているよ。」
「わたくしも、心からシャルマン様を愛しています。だから、お願いがあります。」
「え?なんだい?」
「今すぐ、わたくしをシャルマン様の女にしてくださいませ。」
「え……!」
「今、わたくしものすごく焦っていて、わたくしの心を落ち着かせるためでも、何でもいいのでシャルマン様が欲しいのです。」
「でも……いいのか?」
「早く抱いてくれないと、他の男性と浮気してしまいそうで……。シャルマン様のモノという印をつけてもらいたいのです。」
シャルマン様は、恐る恐るという手つきで、ジャクリーンを抱き寄せる。そして、唇をふさがれ、口の中に舌を滑り込ませてくる。その舌をジャクリーンは、素早くからめとり、舌の裏側を舐め上げる。
「……んん……。」
甘い吐息が漏れる中、ジャクリーンは、シャルマン様のシャツのボタンに手をかけ、ズボンのベルトを緩める。
シャルマン様も、ジャクリーンのワンピースを脱がすのに、手間取っている。もう自分で脱いだ方が早いかも?
いやいやそんなことして、慣れているスレた女だと誤解されたくない。
おとなしくして、シャルマン様に任せることにする。
ようやく脱がせてもらい、全裸でしばし見つめあい、キスを繰り返される。
今更ながらと、シャワーを浴びていなかったことに気づく。
「あの……一緒にシャワーを浴びませんか?」
「後で大丈夫だ。」
男って、だいたいこういうこと言うのよね。女性が浴びたいというのを我慢させてまで、先にヤりたがる。
そして、いつの間にかもうベッドに組み敷かれている。
何度も何度も唇をふさがれ、息も絶え絶えになっているというのに、このマンションを買ってからはというもの、このベッドで、こんな行為をするのは初めてのこと。
でも、ここでなら誰にも邪魔されずに安心して愛し合うことができる。唯一の場所だから。
一通り、バストを揉まれ、頂に口づけされるとカラダがビクリと反応して、もう大事な蜜ツボはトロトロになっていることがわかる。
それでもシャルマン様は、丁寧に愛撫を続けてくださる。十分に湿りきったところを指でナカをかき混ぜるように出し入れされると、もうそれだけでイってしまいそうになる。
「お願い……早く……シャルマン様の女にして。」
「ダメだ。まだ狭い。今、入れたら、ジャッキーが苦しくなるだけだから、もう少し待ってね。」
そこでハっと気づいたのが、シャルマン様にコンドームを渡していなかったことに気づく。
「ちょ、ちょっと待って、……。」
「いや、待てない!」
「違うの!違うの、大事なものを忘れていたわ。」
ほうほうの体で、上半身をかろうじて起こしベッドサイドの引き出しを開ける。0.01ミリという箱を取り出し、中から一つの袋を破る。それをシャルマン様に、たぶんつけ方がわからないだろうから、ジャクリーンがシャルマン様と向かい合って、装着する。
「何、これ?」
「赤ちゃんができにくくするゴムよ。」
「ごむ?」
その体制のまま、少し上半身を、シャルマン様に乗せるように座る。突然、電気が走ったかのような激痛に見舞われ、苦痛で顔が歪んでも、美人は悶えているようにしか見えないのが特徴的らしい。
痛がって、苦しんでいるのに、ナカが収縮して、シャルマン様を締め付けている。
座った状態であるにもかかわらず、揺さぶられるように下から突き上げてこられ、たまらずジャクリーンは、背中をのけ反らせてしまう。
そうすることで、シャルマン様の前に二つの大きなふくらみが誘うように揺れる。その誘いに応じるかのように、シャルマン様は頂を口に含む。
ジャクリーンはしびれるような快感が押して寄せられ、ナカがより一層収縮してしまう。
シャルマン様は低くくぐもった声を漏らされ、きっと感じていらっしゃるのだろうな、と思いながらもジャクリーンは自分のことだけで貪るような快感に酔いしれている。
無意識に、ジャクリーンは、腰を左右前後に動かしていながら、嬌声を挙げている。
「あっ、あっ、もうダメ……シャル様ぁ……。」
悲鳴のような喘ぎ声をあげながら、ビクビクと痙攣するジャクリーンを抱き込んで、さらに強く突き上げてこられる。
ジャクリーンは、頭の中が真っ白になり、何も考えられなくなって、力が抜け、振り落とされないように、シャルマン様にしがみつく。
あいかわらず双丘は、シャルマン様を誘い続ける。泣き声のような喘ぎ声をあげ、シャルマン様の頭をかき抱きながら、同時に絶頂を迎えた。
コンドームにも、舌のタオルシーツにも、しっかりと初めてのお印がある。
3日前まで、確かに聖なる乙女であったのだから、当然と言えば、当然のこと。
痛みと疲労でぐったりしているジャクリーンをシャルマン様は綺麗にしてくださる。
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