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悪役令嬢として転生
8.GAME OVER
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その日の夜、攻略対象者5人がジャクリーンの店に来る。
別に来店予約があったわけではない。たぶん、アナザーライトから王家にリリアーヌが魅了魔法の使い手だということを知らされ、クリニックを出た途端、身柄を拘束されたのだろう。
そして5人は、いつまで待ってもリリアーヌが帰ってこないことから、今日の晩御飯を食べにレストランに立ち寄ったのだ。
なかなか元貴族令息の口に合う店はほかにないからで、アナザーライトを選んだというほかない。
ジャクリーンは、外聞が悪いので、5人を奥の個室へと案内する。元王子が、元婚約者の店に来ていることなど、市井の庶民に知られたくはない。
「お待たせいたしました。先ほど、リリアーヌ様もお召し上がりいただいた薬膳定職になります。」
「え?リリアーヌがこの店に立ち寄ったのか?して、どこへ参った?」
「さぁ?体に優しい味がすると言って、出られたあとのことは存じ上げませんわ。」
「ったく、メシの支度もせずにどこ、ほっつき歩いているのやら。」
「やはり身分が卑しい女というものは……。」
心配しているのかと思えば、リリアーヌ様に対しての不満ばかりを口にする。王位を捨ててまで選んだ相手なのでしょう。と言ってやりたいが口を噤む。
「これ全部、ジャッキーが作ったのか?大したものだな。」
エドモンドはいまだにジャクリーンのことを愛称呼びする。
「エドモンド様、もうわたくしたちの婚約は破棄されたのでございますわよ。いつまでも愛称呼びは止めてくださいませ。」
「ああ。そうであったな、すまない。」
そこへアナザーライト家の使用人が困り果てた顔をして、ジャクリーンを呼びに来た。
「お嬢様、冒険者の方が、けがをされたからとエルモア坊ちゃまの診療所に行かれたのですが、坊ちゃまがお嬢様を呼ぶように申されまして……。」
エルモアは、アナザーライト家の使用人を受付や看護師代わりに浸かっているが、彼女たちは医療に詳しくない。それで人手が足りないときに、時々ジャクリーンが呼ばれるというわけ。
「わかったわ。すぐ行くと伝えて。お店の方は、よろしくね。」
エドモンドが心配そうに、「大丈夫か?」と聞いてくる。
「たぶん。内科的なことで呼ばれているのだと思いますわ。」
「ないか??」
「わたくし、医者ですから。兄のエルモアは外科医で、わたくしは内科医ですの。」
「……。」
ひとまず、奥の階段を通って、兄のクリニックへ行く。
「お兄様、どうかされまして?」
「ああ、静脈から血液を採取して、分析してくれ。」
ジャクリーンの姿を見た冒険者たちは、口々に「女神さまだ!」と褒めているようだけど、今はそれどころではない。患者さんの出血がひどい。
タッパーに、アルコール綿を大量に作っていく。
「緊急オペするから、用意してほしい。」
ジャクリーンは、光魔法で、兄の手元が暗くならないように目いっぱいして、前世通販からモニターディスプレイや消毒薬、オペ用の手袋、手術台などを買って、急ごしらえの手術室を作る。
忙しく動き回っているエルモアとジャクリーンをしり目に、いつの間にか奥の階段を通って、5人の元貴族令息がやってくる。
目の前では、今まで見たこともない施設の中で作業に追われている二人がいる。何か手伝いでも、と思ってやってきた5人は、何もできずにただ茫然と立ちすくみ、完全な傍観者となっているのだ。
ひょっとすれば、輸血が必要となるかもしれないので、その場にいた全員の血液型を調べる。
ドナーの血液型は、RH(-)B型
幸いにも冒険者たちは、ほとんどがB型で、歯医者の診察台に寝てもらいながら、輸血の準備をしていく。
「女神さま、この水を飲んでもいいでしょうか?緊張していたら喉がカラカラになっちまって。」
「もちろん、その水は富士山のミネラルウォーターだから美味しいですよ。」
うがい用の紙コップを複数持ち、他の冒険者や5人の攻略対象者にふるまう。
「美味い!」
「臭みがなく、よく冷えている。」
「どうやって、ここまで冷やしたのだ?」
だから、それは……。説明するのがめんどくさくなり、兄のオペの準備を手伝う。
冒険者やエドモンドは、診察台の上に紙コップを置き、ミネラルウォーターのお代わりを楽しんでいる様子。
ったく。何しに来ているのだか?
エルモアは冒険者の手術に際して、同意書に本人がサインできないので、一緒にいた冒険者の同意を求める。
「命だけでも、助けて下せえ。」
「止血と内臓損傷の可能性があるので、それはジャクリーンの担当だが、神経もできるだけつなげようと思っています。神経さえつなぐことができたら、手足にマヒが残らず生活できると思いますよ。」
「ははぁ。どうかお願いしますだ。」
患者さんに麻酔をかけて、「1,2,3……。」順番に数を数えてもらう。
なんだかんだ言っても、輸血を必要とすることなく、手術は成功する。
外科医と内科医の連携が抜群だから。この乙女ゲームの世界では、今のところ現代医療の知識があるのは、二人だけなので、ツーカーで通じる。
冒険者からは、女神様呼びだったものが、いつの間にか聖女様呼びになっている。
いやいや女医ですから、聖女様ではありません。ふと後ろを向くと、真剣な表情をしたエドモンドと目が合う。
おもむろにエドモンドが跪いて、ジャクリーンのスカートの裾に口づけをしながら
「ジャクリーン・アナザーライト、同化私の妻になっていただけませんか?」
「は?愛し野、麗しのリリアーヌ様は?エドモンドと結婚なんてするはずふぁございませんでしょ?そもそも婚約破棄されましたからね!」
「いやまぁそうなのだが。なんだかリリアーヌのことなど、今はどうでもいいという気分なのだ。だからもう一度俺にチャンスをくれ。今度こそよそ見しないでジャッキーだけしか見ないことを誓うよ。」
「いやです。きっぱりお断りいたしますわ。リリアーヌ様のことをどうでもいいだなんて、そんな浮気者の旦那様を持つ気になれません。」
それからほどなくして、リリアーヌの処刑が決まった。あの時、エドモンドが急にプロポーズしてきた頃、リリアーヌに魅了を封じ込める魔道具が渡された時刻と符合する。
5人の攻略対象者は、それぞれ国外追放の処分が決まり、それぞれ別々の国へ行くことになったようだ。
別に来店予約があったわけではない。たぶん、アナザーライトから王家にリリアーヌが魅了魔法の使い手だということを知らされ、クリニックを出た途端、身柄を拘束されたのだろう。
そして5人は、いつまで待ってもリリアーヌが帰ってこないことから、今日の晩御飯を食べにレストランに立ち寄ったのだ。
なかなか元貴族令息の口に合う店はほかにないからで、アナザーライトを選んだというほかない。
ジャクリーンは、外聞が悪いので、5人を奥の個室へと案内する。元王子が、元婚約者の店に来ていることなど、市井の庶民に知られたくはない。
「お待たせいたしました。先ほど、リリアーヌ様もお召し上がりいただいた薬膳定職になります。」
「え?リリアーヌがこの店に立ち寄ったのか?して、どこへ参った?」
「さぁ?体に優しい味がすると言って、出られたあとのことは存じ上げませんわ。」
「ったく、メシの支度もせずにどこ、ほっつき歩いているのやら。」
「やはり身分が卑しい女というものは……。」
心配しているのかと思えば、リリアーヌ様に対しての不満ばかりを口にする。王位を捨ててまで選んだ相手なのでしょう。と言ってやりたいが口を噤む。
「これ全部、ジャッキーが作ったのか?大したものだな。」
エドモンドはいまだにジャクリーンのことを愛称呼びする。
「エドモンド様、もうわたくしたちの婚約は破棄されたのでございますわよ。いつまでも愛称呼びは止めてくださいませ。」
「ああ。そうであったな、すまない。」
そこへアナザーライト家の使用人が困り果てた顔をして、ジャクリーンを呼びに来た。
「お嬢様、冒険者の方が、けがをされたからとエルモア坊ちゃまの診療所に行かれたのですが、坊ちゃまがお嬢様を呼ぶように申されまして……。」
エルモアは、アナザーライト家の使用人を受付や看護師代わりに浸かっているが、彼女たちは医療に詳しくない。それで人手が足りないときに、時々ジャクリーンが呼ばれるというわけ。
「わかったわ。すぐ行くと伝えて。お店の方は、よろしくね。」
エドモンドが心配そうに、「大丈夫か?」と聞いてくる。
「たぶん。内科的なことで呼ばれているのだと思いますわ。」
「ないか??」
「わたくし、医者ですから。兄のエルモアは外科医で、わたくしは内科医ですの。」
「……。」
ひとまず、奥の階段を通って、兄のクリニックへ行く。
「お兄様、どうかされまして?」
「ああ、静脈から血液を採取して、分析してくれ。」
ジャクリーンの姿を見た冒険者たちは、口々に「女神さまだ!」と褒めているようだけど、今はそれどころではない。患者さんの出血がひどい。
タッパーに、アルコール綿を大量に作っていく。
「緊急オペするから、用意してほしい。」
ジャクリーンは、光魔法で、兄の手元が暗くならないように目いっぱいして、前世通販からモニターディスプレイや消毒薬、オペ用の手袋、手術台などを買って、急ごしらえの手術室を作る。
忙しく動き回っているエルモアとジャクリーンをしり目に、いつの間にか奥の階段を通って、5人の元貴族令息がやってくる。
目の前では、今まで見たこともない施設の中で作業に追われている二人がいる。何か手伝いでも、と思ってやってきた5人は、何もできずにただ茫然と立ちすくみ、完全な傍観者となっているのだ。
ひょっとすれば、輸血が必要となるかもしれないので、その場にいた全員の血液型を調べる。
ドナーの血液型は、RH(-)B型
幸いにも冒険者たちは、ほとんどがB型で、歯医者の診察台に寝てもらいながら、輸血の準備をしていく。
「女神さま、この水を飲んでもいいでしょうか?緊張していたら喉がカラカラになっちまって。」
「もちろん、その水は富士山のミネラルウォーターだから美味しいですよ。」
うがい用の紙コップを複数持ち、他の冒険者や5人の攻略対象者にふるまう。
「美味い!」
「臭みがなく、よく冷えている。」
「どうやって、ここまで冷やしたのだ?」
だから、それは……。説明するのがめんどくさくなり、兄のオペの準備を手伝う。
冒険者やエドモンドは、診察台の上に紙コップを置き、ミネラルウォーターのお代わりを楽しんでいる様子。
ったく。何しに来ているのだか?
エルモアは冒険者の手術に際して、同意書に本人がサインできないので、一緒にいた冒険者の同意を求める。
「命だけでも、助けて下せえ。」
「止血と内臓損傷の可能性があるので、それはジャクリーンの担当だが、神経もできるだけつなげようと思っています。神経さえつなぐことができたら、手足にマヒが残らず生活できると思いますよ。」
「ははぁ。どうかお願いしますだ。」
患者さんに麻酔をかけて、「1,2,3……。」順番に数を数えてもらう。
なんだかんだ言っても、輸血を必要とすることなく、手術は成功する。
外科医と内科医の連携が抜群だから。この乙女ゲームの世界では、今のところ現代医療の知識があるのは、二人だけなので、ツーカーで通じる。
冒険者からは、女神様呼びだったものが、いつの間にか聖女様呼びになっている。
いやいや女医ですから、聖女様ではありません。ふと後ろを向くと、真剣な表情をしたエドモンドと目が合う。
おもむろにエドモンドが跪いて、ジャクリーンのスカートの裾に口づけをしながら
「ジャクリーン・アナザーライト、同化私の妻になっていただけませんか?」
「は?愛し野、麗しのリリアーヌ様は?エドモンドと結婚なんてするはずふぁございませんでしょ?そもそも婚約破棄されましたからね!」
「いやまぁそうなのだが。なんだかリリアーヌのことなど、今はどうでもいいという気分なのだ。だからもう一度俺にチャンスをくれ。今度こそよそ見しないでジャッキーだけしか見ないことを誓うよ。」
「いやです。きっぱりお断りいたしますわ。リリアーヌ様のことをどうでもいいだなんて、そんな浮気者の旦那様を持つ気になれません。」
それからほどなくして、リリアーヌの処刑が決まった。あの時、エドモンドが急にプロポーズしてきた頃、リリアーヌに魅了を封じ込める魔道具が渡された時刻と符合する。
5人の攻略対象者は、それぞれ国外追放の処分が決まり、それぞれ別々の国へ行くことになったようだ。
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