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大学時代
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花園まりあの親友新藤真紀子は、最近、落ち着かない様子。まりあが心配して
「どうしたの?なにがあったの?」
真紀子は首を横に振るばかりで教えてくれない。
いつも元気印の真紀子が塞ぎ込むのは変。問いただすとようやく重い口を開いてくれた。
「実はね。パパが経営する会社で詐欺に遭ってしまい、パパは大学を辞める必要はないと言ってくれるのだけど。金額がちょっと大きいから、リストラをするって聞いたの。」
新藤真紀子の父が経営する会社は新水ハウス。大手の住宅メーカー会社で東証一部上場企業である。
都内の一等地にマンション建設用の土地を購入しようとして、詐欺グループから55億5000万円もの金をだまし取られる。このことは社内的には知れ渡っているもののまだ株主や一般人には知られていない。
営業担当者は責任を感じ、尊い命を散らす。
真紀子の父が推進した土地購入なのに、責任を取らない。まぁ社長というものはそういうものだけどね。
これなら大学を辞めると言い出した真紀子のほうがよっぽどまともだ。
ことを明るみに出すつもりが、株主総会が済んでからというのも卑怯極まりない。
でも一番悪いのは、騙した奴ら。
だからこいつらを見つけ出し、というかもう警察が内定しているらしいけど、裁判を待たずして、あの世へ行ってもらおうと思う。
だって自殺者が出ているのよ!殺人事件と同じなのに、普通の詐欺扱いでは刑が軽すぎるもの。
犯人グループは10人、うち一人が女だ。この女が土地の所有者みたいな顔をして、なりすました。
でもね、会社側に相当な落ち度がある。顧問弁護士をはじめ、顧問司法書士に不動産部長がこの取引はおかしいと疑義を述べていたにもかかわらず、社長と常務が押し切って購入を決めたのだ。
土地の所有者は女性で、元々この地で生まれ育ったために、ちょっと近所に聞き合わせをすれば、本来の所有者かどうか判明したはずなのに、パスポートと印鑑証明書を提示させられただけで、これを鵜呑みにして確認を怠った。
また社長案件であったことから、稟議決裁も飛ばされ、手付金を支払った後に稟議書が回ってきた役員もいたらしい。
それに支払いは、銀行振り込みではなく監禁が容易で引き出し記録が残らない預金小切手が決済方法として選ばれていたことも少し考えれば、おかしいと気づくことを怠っていたのだ。
大輔とまりあは、女神様に報告し、この10人を抹殺することを伝える。神様は、そもそもこの10人がこの世に存在しなかったことにし、自殺した社員は、別の肉体を与え異世界で暮らしてもらえるようにする。
だまし取ったお金は、そもそもこの取引が最初からなかったことになり、そのまま会社の金庫に戻る。
10人が別々の留置場と拘置所にいることから、1人ずつ殺して異空間に入れていくのだが、所有者に化けた偽物の女だけは、まりあが仕留めると言うので任せる。
あとの9人は大輔が腕をクビに回し、締め上げ殺していく。戦意喪失させるには、鼻っ柱をくじくのが一番手っ取り早いが、この詐欺グループは知能犯なので、ほとんど無抵抗で首を絞められ死んでいく。
すべて片付いた後は、そもそもこの事件は最初からなかったものとして記憶操作される。
まりあは異空間の中に10人も悪党が来たことで、今度は何を貰おうかとはしゃいでいる。
新藤真紀子は、この間まで何を悩んでいたかを忘れ、「なんだったんだろう?」と首をかしげている。
「どうしたの?なにがあったの?」
真紀子は首を横に振るばかりで教えてくれない。
いつも元気印の真紀子が塞ぎ込むのは変。問いただすとようやく重い口を開いてくれた。
「実はね。パパが経営する会社で詐欺に遭ってしまい、パパは大学を辞める必要はないと言ってくれるのだけど。金額がちょっと大きいから、リストラをするって聞いたの。」
新藤真紀子の父が経営する会社は新水ハウス。大手の住宅メーカー会社で東証一部上場企業である。
都内の一等地にマンション建設用の土地を購入しようとして、詐欺グループから55億5000万円もの金をだまし取られる。このことは社内的には知れ渡っているもののまだ株主や一般人には知られていない。
営業担当者は責任を感じ、尊い命を散らす。
真紀子の父が推進した土地購入なのに、責任を取らない。まぁ社長というものはそういうものだけどね。
これなら大学を辞めると言い出した真紀子のほうがよっぽどまともだ。
ことを明るみに出すつもりが、株主総会が済んでからというのも卑怯極まりない。
でも一番悪いのは、騙した奴ら。
だからこいつらを見つけ出し、というかもう警察が内定しているらしいけど、裁判を待たずして、あの世へ行ってもらおうと思う。
だって自殺者が出ているのよ!殺人事件と同じなのに、普通の詐欺扱いでは刑が軽すぎるもの。
犯人グループは10人、うち一人が女だ。この女が土地の所有者みたいな顔をして、なりすました。
でもね、会社側に相当な落ち度がある。顧問弁護士をはじめ、顧問司法書士に不動産部長がこの取引はおかしいと疑義を述べていたにもかかわらず、社長と常務が押し切って購入を決めたのだ。
土地の所有者は女性で、元々この地で生まれ育ったために、ちょっと近所に聞き合わせをすれば、本来の所有者かどうか判明したはずなのに、パスポートと印鑑証明書を提示させられただけで、これを鵜呑みにして確認を怠った。
また社長案件であったことから、稟議決裁も飛ばされ、手付金を支払った後に稟議書が回ってきた役員もいたらしい。
それに支払いは、銀行振り込みではなく監禁が容易で引き出し記録が残らない預金小切手が決済方法として選ばれていたことも少し考えれば、おかしいと気づくことを怠っていたのだ。
大輔とまりあは、女神様に報告し、この10人を抹殺することを伝える。神様は、そもそもこの10人がこの世に存在しなかったことにし、自殺した社員は、別の肉体を与え異世界で暮らしてもらえるようにする。
だまし取ったお金は、そもそもこの取引が最初からなかったことになり、そのまま会社の金庫に戻る。
10人が別々の留置場と拘置所にいることから、1人ずつ殺して異空間に入れていくのだが、所有者に化けた偽物の女だけは、まりあが仕留めると言うので任せる。
あとの9人は大輔が腕をクビに回し、締め上げ殺していく。戦意喪失させるには、鼻っ柱をくじくのが一番手っ取り早いが、この詐欺グループは知能犯なので、ほとんど無抵抗で首を絞められ死んでいく。
すべて片付いた後は、そもそもこの事件は最初からなかったものとして記憶操作される。
まりあは異空間の中に10人も悪党が来たことで、今度は何を貰おうかとはしゃいでいる。
新藤真紀子は、この間まで何を悩んでいたかを忘れ、「なんだったんだろう?」と首をかしげている。
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