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大学時代
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まりあが通っている赤薔薇女子大学では、最近結婚詐欺の被害者が急増している。
相手は、なんと!東大生を騙っている同い年ぐらいの若い男性。アンリが東大の在学籍者名簿を調べたところ、そんな男性は実在していないことが判明したのだ。
赤薔薇は東大のお嫁さん大学であるから、相手が東大生だと思うと、カラダもお金も捧げてしまうのである。
赤薔薇の学生の父は政財界人が多く、娘は大学生でも、十分なお小遣いをもらっている。自分のお小遣いを貯めた貯金も多くが持っているため、普通のOLよりは金持ちなのだ。
幼稚園から大学までエスカレーター式で進学できるため、世間知らずのお嬢様だから、ちょっと甘い言葉で誘われると何もかも奪われてしまう。
被害に遭った学生は、世間体が悪いからと被害届を出さず、泣き寝入りしている者がほとんどなのだ。
わざわざ娘がキズモノにされたことを公表したがる親はいない。そのことを承知のうえで、犯行に及んでいる。
許せない!まりあは憤慨する。そして自ら、囮になることを申し出るのだ。
でも相手は詐欺師、とりあえず、東大生を名乗られたら、要注意なのだが、今のところ、そういった者が誰一人、近寄らない。
奇跡の女子大生花園まりあは、マスコミに顔が売れているから、犯人が敬遠しているのだろうと思われる。
さりとて、アンリが女装するには、少々無理がある。
おそらく犯人は、ターゲットの身元を調べてから、詐欺をしていると思われることから、囮にはなれない。
金持ちの娘で、彼氏がいないということを調べ上げているみたい。
まりあは、アンリと付き合っていることは内緒にしているから、十分、囮になれるはずなんだけど、顔が知られているから、ダメみたいね。
アンリと会うため、いつもは転移魔法で行くところ、この頃はそれでも囮になる気満々で、徒歩で通学するようになったのだ。
そんなある日のこと、「お嬢さん、ハンカチが落ちましたよ。」
「え?」
振り返ったら、若い男性が拾ってくれたみたいだけど、どう見てもまりあのハンカチではない。
「ごめんなさい。わたくしのハンカチではありませんわ。」
「そうですか?お嬢さんのカバンから落ちたように見えましたが。」
「では、どこか目立つところに置いておきましょう。落とした方が探しに来られるかもしれませんもの。」
まりあは、目の高さのところでどこかいいところはないかと探し、電信柱の横棒(電柱を上るときの足場の棒)にハンカチをひっかけた。
まさか?これが詐欺師ってことないよね?こんな古臭い手、詐欺をするような人が使うはずはない。
「あの……、今、気づいたんですが、お嬢さんはひょっとして、奇跡の女子大生の花園まりあさんではありませんか?」
「はい。花園です。」
「ああ、やっぱり!綺麗な女性だと思って見ていたら、どこかで見覚えがあると思い、つい声をかけてしまいました。これから大学ですか?」
「はい。」
「それでは、そこまで一緒に行きましょう。きれいな女性の一人歩きはいけません。物騒ですからね。」
「大丈夫ですわ。でもありがとうございます。」
「花園さん、彼氏いるの?」
「私なんて、相手にしてくれる男性はいませんわ。みんな奇跡の女子大生と言って、珍獣を見るかのような眼で見ていくだけです。」
「よかったら、僕とお付き合いしてくれませんか?なんて、言ったら失礼ですよね?」
「いいえ、そんなこと……。」
「だったら、付き合ってくださいますか?あ!申し遅れました佐伯敏明という。医者の卵で今は東京大学に在学しています。将来は、親父の後を継いで病院に入るつもりです。」
佐伯病院と言えば、知らない人がいないぐらい大手の病院、そこの跡取り息子だと思えば、うまくいけば玉の輿に乗れるかも?
あとでアンリに学籍名簿を調べてもらおう。
佐伯敏明は実在した。ということは、この男性は詐欺師ではないということか?でも、せっかく佐伯病院の御曹司と知り合えたのに、もうお別れするなんて、もったいないような気がする。
でも、まりあにはアンリというれっきとした彼氏兼同僚兼婚約者がいるから、アンリ以外の人に抱かれるなんて想像できない!
アンリは太くて硬くて、イイのだ。
しばし、悩んでから、また詐欺師の囮を再開する。
でもあれ以来、誰にも声をかけられない。ああ、やっぱりまりあではダメかと諦めかけたところ、物陰から誰かが出てきた。
「!」
それは佐伯先生だった。先生と言うべきかどうかはわからないけど少なくても国家試験は合格しているみたいだから、やっぱり先生?
「花園さん、あれから何度も連絡しているのに、どうしちゃったの?」
まりあは普段、スマホの電源を入れていない。
「ええ?ああ、私、スマホに電源入れていないのよ。ごめんなさい。」
「罰として、これから僕と食事に付き合ってください。いいですね?」
「あ、はい……。」
佐伯先生の巧みな話術で、美味しく食事をいただくことになる。
「今度は、いつ会えますか?もし、よければ次の週末ドライブにでも行きませんか?花園さんに見せたい景色があります。」
快諾して、次のデートを心待ちにする。アンリには内緒のデート。
帰宅したら、もう異空間にアンリの姿があり、開口一番に
「まりあ浮気していないか?」
「しているわけないでしょ?引き続き詐欺師の囮をやっているのよ。」
「で、その後、佐伯医師とコンタクトはあるか?」
「ええ、今日、バッタリ会って、食事を御馳走になりました。」
「それだけか?」
「そうよ。私を疑っているの?」
「いや、そういうわけではないが、俺なりに佐伯医師を調べたんだが、まりあが会っている佐伯と別人かもしれない。」
「それ、どういうことよ?」
「確かに東大大学院医学研究科に佐伯医師は在学しているが、……まぁ百聞は一見にしかずだ。これを見てくれ。」
そのモニターは、佐伯医師を映したものだが、今しがた会った佐伯医師とは、別人かと思えるような風貌。背は低くポッチャリ型で、どんぐりみたいに浅黒い。
それでももう奥さんと子供さんがいらっしゃるみたいで、楽しくだんらんを囲んでいる。
「それじゃぁ、さっき会った先生は……詐欺師?ってこと?」
「次に会う時は、必ず俺に言え!ぶん殴って吐かせてやる!」
まりあは次の週末、佐伯を名乗る男性からドライブに誘われたことを言う。
アンリの目が光り、「よくやった!聖女まりあ様!これであいつを締め上げてやる!」
瞬く間に週末が来た。アンリは隠蔽力を遣い、姿を消している。一緒に車に乗り込み、ドライブを楽しんでいる?
着いた先は湘南ノ海、「疲れた時は必ずここへ来るんだ。」
詐欺師は、まりあの肩を抱く。隣でアンリが怒りまくっていることが気配でわかる。
まりあにキスしようと腰をかがめたところをアンリがカウンターパンチ!
ボコっという音と共に、詐欺師が後ろにぶっ倒れた。
「あら、先生どうなさいましたの?」
まりあは、アンリがやったことを知っているが知らないフリして聞く。
「いや、なんでもない。ここは冷えるから、車の中へ行こう。」
アンリは先回りして、キーが挿しっぱなしの車に乗り込み、エンジンをかけると詐欺師は砂浜を蹴って、慌てたように車に駆け寄るが、誰も乗っていない。
そして、アンリは詐欺師が茫然としている中、さっさと車を走らせる。まりあは、隠蔽魔法を自らにかけ、転移魔法でアンリが運転する車の助手席へ。
アンリとまりあは、二人して大笑いする。すれ違う車は、無人車が勝手に走っていると思い、110番する。
車の持ち主から、詐欺師が誰か判明する。
詐欺師の名は、佐々木謙一25歳、派遣社員で安アパートに暮らしていた。車のダッシュボードの中から女性用のストッキングや下着が出てくる。出てくる。ついでに使用済みのコンドームも。
その車は女から貢がせた金で買ったものらしい。
ホテルは使わず、車の中で凶行に及んでいたらしい。
あのまま車に戻っていたら、と思うとゾッとするが、まりあには聖女魔法があるから大丈夫だと思う。
それにアンリこと大輔君も一緒だから、何かあれば強い大輔君が必ず守ってくれる。
詐欺事件が解決してから、ふたりはたっぷり愛を確認し合う。
相手は、なんと!東大生を騙っている同い年ぐらいの若い男性。アンリが東大の在学籍者名簿を調べたところ、そんな男性は実在していないことが判明したのだ。
赤薔薇は東大のお嫁さん大学であるから、相手が東大生だと思うと、カラダもお金も捧げてしまうのである。
赤薔薇の学生の父は政財界人が多く、娘は大学生でも、十分なお小遣いをもらっている。自分のお小遣いを貯めた貯金も多くが持っているため、普通のOLよりは金持ちなのだ。
幼稚園から大学までエスカレーター式で進学できるため、世間知らずのお嬢様だから、ちょっと甘い言葉で誘われると何もかも奪われてしまう。
被害に遭った学生は、世間体が悪いからと被害届を出さず、泣き寝入りしている者がほとんどなのだ。
わざわざ娘がキズモノにされたことを公表したがる親はいない。そのことを承知のうえで、犯行に及んでいる。
許せない!まりあは憤慨する。そして自ら、囮になることを申し出るのだ。
でも相手は詐欺師、とりあえず、東大生を名乗られたら、要注意なのだが、今のところ、そういった者が誰一人、近寄らない。
奇跡の女子大生花園まりあは、マスコミに顔が売れているから、犯人が敬遠しているのだろうと思われる。
さりとて、アンリが女装するには、少々無理がある。
おそらく犯人は、ターゲットの身元を調べてから、詐欺をしていると思われることから、囮にはなれない。
金持ちの娘で、彼氏がいないということを調べ上げているみたい。
まりあは、アンリと付き合っていることは内緒にしているから、十分、囮になれるはずなんだけど、顔が知られているから、ダメみたいね。
アンリと会うため、いつもは転移魔法で行くところ、この頃はそれでも囮になる気満々で、徒歩で通学するようになったのだ。
そんなある日のこと、「お嬢さん、ハンカチが落ちましたよ。」
「え?」
振り返ったら、若い男性が拾ってくれたみたいだけど、どう見てもまりあのハンカチではない。
「ごめんなさい。わたくしのハンカチではありませんわ。」
「そうですか?お嬢さんのカバンから落ちたように見えましたが。」
「では、どこか目立つところに置いておきましょう。落とした方が探しに来られるかもしれませんもの。」
まりあは、目の高さのところでどこかいいところはないかと探し、電信柱の横棒(電柱を上るときの足場の棒)にハンカチをひっかけた。
まさか?これが詐欺師ってことないよね?こんな古臭い手、詐欺をするような人が使うはずはない。
「あの……、今、気づいたんですが、お嬢さんはひょっとして、奇跡の女子大生の花園まりあさんではありませんか?」
「はい。花園です。」
「ああ、やっぱり!綺麗な女性だと思って見ていたら、どこかで見覚えがあると思い、つい声をかけてしまいました。これから大学ですか?」
「はい。」
「それでは、そこまで一緒に行きましょう。きれいな女性の一人歩きはいけません。物騒ですからね。」
「大丈夫ですわ。でもありがとうございます。」
「花園さん、彼氏いるの?」
「私なんて、相手にしてくれる男性はいませんわ。みんな奇跡の女子大生と言って、珍獣を見るかのような眼で見ていくだけです。」
「よかったら、僕とお付き合いしてくれませんか?なんて、言ったら失礼ですよね?」
「いいえ、そんなこと……。」
「だったら、付き合ってくださいますか?あ!申し遅れました佐伯敏明という。医者の卵で今は東京大学に在学しています。将来は、親父の後を継いで病院に入るつもりです。」
佐伯病院と言えば、知らない人がいないぐらい大手の病院、そこの跡取り息子だと思えば、うまくいけば玉の輿に乗れるかも?
あとでアンリに学籍名簿を調べてもらおう。
佐伯敏明は実在した。ということは、この男性は詐欺師ではないということか?でも、せっかく佐伯病院の御曹司と知り合えたのに、もうお別れするなんて、もったいないような気がする。
でも、まりあにはアンリというれっきとした彼氏兼同僚兼婚約者がいるから、アンリ以外の人に抱かれるなんて想像できない!
アンリは太くて硬くて、イイのだ。
しばし、悩んでから、また詐欺師の囮を再開する。
でもあれ以来、誰にも声をかけられない。ああ、やっぱりまりあではダメかと諦めかけたところ、物陰から誰かが出てきた。
「!」
それは佐伯先生だった。先生と言うべきかどうかはわからないけど少なくても国家試験は合格しているみたいだから、やっぱり先生?
「花園さん、あれから何度も連絡しているのに、どうしちゃったの?」
まりあは普段、スマホの電源を入れていない。
「ええ?ああ、私、スマホに電源入れていないのよ。ごめんなさい。」
「罰として、これから僕と食事に付き合ってください。いいですね?」
「あ、はい……。」
佐伯先生の巧みな話術で、美味しく食事をいただくことになる。
「今度は、いつ会えますか?もし、よければ次の週末ドライブにでも行きませんか?花園さんに見せたい景色があります。」
快諾して、次のデートを心待ちにする。アンリには内緒のデート。
帰宅したら、もう異空間にアンリの姿があり、開口一番に
「まりあ浮気していないか?」
「しているわけないでしょ?引き続き詐欺師の囮をやっているのよ。」
「で、その後、佐伯医師とコンタクトはあるか?」
「ええ、今日、バッタリ会って、食事を御馳走になりました。」
「それだけか?」
「そうよ。私を疑っているの?」
「いや、そういうわけではないが、俺なりに佐伯医師を調べたんだが、まりあが会っている佐伯と別人かもしれない。」
「それ、どういうことよ?」
「確かに東大大学院医学研究科に佐伯医師は在学しているが、……まぁ百聞は一見にしかずだ。これを見てくれ。」
そのモニターは、佐伯医師を映したものだが、今しがた会った佐伯医師とは、別人かと思えるような風貌。背は低くポッチャリ型で、どんぐりみたいに浅黒い。
それでももう奥さんと子供さんがいらっしゃるみたいで、楽しくだんらんを囲んでいる。
「それじゃぁ、さっき会った先生は……詐欺師?ってこと?」
「次に会う時は、必ず俺に言え!ぶん殴って吐かせてやる!」
まりあは次の週末、佐伯を名乗る男性からドライブに誘われたことを言う。
アンリの目が光り、「よくやった!聖女まりあ様!これであいつを締め上げてやる!」
瞬く間に週末が来た。アンリは隠蔽力を遣い、姿を消している。一緒に車に乗り込み、ドライブを楽しんでいる?
着いた先は湘南ノ海、「疲れた時は必ずここへ来るんだ。」
詐欺師は、まりあの肩を抱く。隣でアンリが怒りまくっていることが気配でわかる。
まりあにキスしようと腰をかがめたところをアンリがカウンターパンチ!
ボコっという音と共に、詐欺師が後ろにぶっ倒れた。
「あら、先生どうなさいましたの?」
まりあは、アンリがやったことを知っているが知らないフリして聞く。
「いや、なんでもない。ここは冷えるから、車の中へ行こう。」
アンリは先回りして、キーが挿しっぱなしの車に乗り込み、エンジンをかけると詐欺師は砂浜を蹴って、慌てたように車に駆け寄るが、誰も乗っていない。
そして、アンリは詐欺師が茫然としている中、さっさと車を走らせる。まりあは、隠蔽魔法を自らにかけ、転移魔法でアンリが運転する車の助手席へ。
アンリとまりあは、二人して大笑いする。すれ違う車は、無人車が勝手に走っていると思い、110番する。
車の持ち主から、詐欺師が誰か判明する。
詐欺師の名は、佐々木謙一25歳、派遣社員で安アパートに暮らしていた。車のダッシュボードの中から女性用のストッキングや下着が出てくる。出てくる。ついでに使用済みのコンドームも。
その車は女から貢がせた金で買ったものらしい。
ホテルは使わず、車の中で凶行に及んでいたらしい。
あのまま車に戻っていたら、と思うとゾッとするが、まりあには聖女魔法があるから大丈夫だと思う。
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