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29.お風呂場

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 いやだ。いやだ。家の中ならまだしも、外でなんて、考えられない!でも、海斗は行く気満々で、ラフなシャツに着替えている。

 「まどかも、パンティは穿いてもいいけど、ガードルやパンストはやめてくれよな。破れるだけだからな。」

 な、何をするつもり?

 行く前から、怖くて仕方がない。こうなれば仕方がない。最後の手段に打って出る。

 「ねぇ、海斗、今夜は花金よ。だからぁ、お部屋でゆっくりしたいわ。ダメ?」

 上目づかいで海斗を見る。

 んじゃぁ、ここで1回やって、車の中で1回やって、レストランで食事して、それからラブホに行って3回やって、家に帰ってきて、続きをするというのはどうだ?」

 アンタはサルか?そんなにやりまくったら、カラダがもたんわ。

 「ええー!外で5回もするなら、家出ゆっくり楽しみましょうよ。」

 「いや、4回だ。5回してもいいなら、5回するが。俺はどうしても外でやってみたいんだよ。」

 {変態か?あんたは?}

 「車の中だなんて、恥ずかしいわ。誰かに見られでもしたら、公然わいせつになるわ。それに声も聴かれるかもしれないし。」

 「なら、先にレストランで食事してから、大急ぎで帰ってきて、ここでスる?」

 まどかは、その方がまだマシかと思い、笑顔で頷く。

 「でも、まどか帰ってきてから、シャワーまだだろ?先に浴びれば?食事の後、ゆっくりしたいだろ?」

 確かに言われてみれば、その通りで、買い物から帰ってから、シャワーも浴びずに洋服を考えていた。

 バスタオルと着替えをもって、お風呂場に行く。先に髪の毛を洗い、カラダを流していると、ガチャリと音がする。

 「キャー!入ってこないで!」

 「なんだよ。俺だって、汗かいているのだよ。一緒に入ってくれても罰が当たらないと思うのだが、それに会社でまどかのことを抱きたくてウズウズしていたのを、必死になってこらえていたんだよ。……親父に怒られるし。」

 結局、1回目はお風呂場でヤることになり、汗を流しているのか、汗をかいているのか、わからない状態になる。

 パンっ、パンっ、パンっ、パンっ、

 「あ、あーん、ダメ……んん……。」

 「……ぐっ……、ハァハァ……気持ちいい。」

 海斗は、シャワーで己の欲を流していく。

 再び、まどかの胸を揉み、頂を舌で舐め転がしていく。その隙に足と足の間に手を突っ込み、先ほどで濡れそぼっているナカに指を差し込み、かき回す。

 「あ、あ、あああああ、っも、また……や、め……あああああ。」

 まどかは、海斗にもたれかかるようにして、なんとかバランスを保っている。

 「まどか、バスタブに手をついてみてよ。」

 {え?この展開は、また後ろからするの?最近、ヤケに後ろからが多い気がする。せっかく洗った髪の毛に着くからイヤなのよね。}

 言われたとおり、仕方なく腰をくねらせながらおしりを突き出す。海斗は、まどかの花芽をこすりながら、熱い塊をゆっくりと挿入していく。

 まどかは、歯を食いしばって、反応をできる限り抑え込もうとしていたが、無理。電流が走るような快感がたまらなく気持ちいい。

 「あっあーん。あっああーん。あっあーん。あっああーん。」

 バスタブに手をついている腕がぶるぶるとしびれてくる。足はどんどん広がっていく。

 「まどか、つらいのなら、立って壁際に手をついてもいいよ。」

 言いながら、海斗は、つながったままのまどかのカラダを持ち上げ、壁を正面にする。下から何度も突き上げられ、まどかも無意識のうちに腰を振って、海斗の動きに応える。

 海斗は、壁とまどかの間に手を割り込ませ、まどかの胸を触る。

 「っも、っも……イ……くぅ。」

 ぐったりとなったまどかの背中に唇を這わしながらも、まだ海斗は、律動を続ける。

 結局、1回だけのはずが、2回お風呂場でして、それからレストランに向かうことになった。

 まどかがお風呂に入った時、海斗が入ってくるまでのタイムラグは、海斗がレストランに予約していてくれていた時間だったと後で聞く。

 レストランから出ると、なぜか車は自宅マンションとは反対側の道へと走る。
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