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聖女ビクトリア
6 スサノオ
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俺の名前は、スサノオ・グレジオラ。(みなしご11話あたり)
女神が初めて、人間界に顕現してから、レオナルド1世との最初の子が俺である。当然、半神なのだ。俺の義弟たちは、人間の聖女と結婚して、うまいことしてやがる。
俺は、最初、今はもうないがグレジオラ公国の王太子として育ち、母と一緒に母の里帰りをした帰り道に寄ったマウントレー国のサユリーヌ姫と結婚して、神界で暮らしていたのだが、これが愚妻で、まぁ一応娘は、聖女素養があったのだけど、素養だけでは使えない。いくら俺が女好きだからと言って、実の娘を抱くわけにはいかないからな。でも、クォーターというのは、不老不死ではなかったのだ。普通の人間よりは長生きしたけど、たった200年で死んでしまった。
それからあとは、人間の聖女と思しき女と手あたり次第に寝た。俺にすぐ抱かれるような女は神界の結界に弾き飛ばされて、俺の嫁にはなれず、子を成すことも出来なかったのだ。
1000年近くもの間、俺は独り身を通してきたのだが、俺にもやっと運が巡ってきた。
俺の義弟の国に人間の聖女が住んでいるらしい。約1000年ぶりの人間の聖女は、さぞかし、うまかろう。聞けば、母が最近、目をつけたらしく神界の結界もクリアする処女の聖女だ。俺がとことん開発してやるぜ。
年齢は約2000歳差だが、そんなこと、俺は気にしない。
ただのスケベで女好きのスサノオは、いつの間にか神界での修業を放り出し、ふらふらした遊び人になっているのだ。
アマテラスも最初は口やかましくガミガミ怒っていたのだが、アルキメデスという後継者ができてからは、アルキメデスにかかりっきりになり、神界での厄介者扱いになっていく。
アルキメデスは、今から約1000年前にアンダルシア国の長男として生まれ、大学卒業後、神界へアマテラスの後継者として渡った、女神様自慢の息子なのである。その時ちょうど、やはりというべきか人間の聖女様で婚約破棄され国外追放処分となったエリザベスという娘を見つけ、アルキメデスの嫁としたのである。(転生者のヒロインを虐めた~の6話)
そしてアルキメデスは、ソクラテスの兄である。
ソクラテスの妻シルヴィアもエリザベスと同じ国にいて、エリザベスに次ぐ準聖女候補であったことから、結婚してから、女神がシルヴィアを鍛えて、聖女にされたものであったのだ。
ビクトリアは、エリザベス以来の人間の聖女として覚醒したのだから、非常に貴重な存在なのである。
それを女たらしのスサノオが狙っているというわけである。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
さてさて、ここはアンダルシア国ストロベリー領の一角、いつものようにビクトリアは、領民の治療に当たっている。
ある日、人間とは思えない体幹の持ち主、男性であるがが、来て胸が苦しいと訴えてくる。何やら、直感的に怪しいと感じ、同じような年恰好の信者様で、ビクトリアの信奉者、もともとタイナー国では、教会に勤めていた修道女マリアンヌ・テレジアに初見してもらうことにしたのである。
その男性は、マリアンヌが聖女だと思ったらしく、ひどくいやらしい目で、体中を舐めまわして見ているのである。
侍女のキャサリンを通じて、キャサリンの夫、ダニエル様を呼んでもらう。何かあれば、男手が欲しいから。
何やら男の様子が尋常ならざるものに思えて、ビクトリアは思い切って、神界へ転移魔法を使った。受付で女神様に会わせろと騒いでいたら、母が来てくれて、援護射撃をしてくれたのだ。こういう時の身内はありがたい。
女神様よりも先に、ソクラテス王のお爺様に当たられるアマテラス神が来てくださり、人間とは思えない怪しげな男が教会に来て、胸が苦しいと言っているが、どう見ても苦しそうに見えない。ということを伝えたのである。
アマテラス神は、ひ孫の嫁候補である聖女様の言葉を信じ、一緒に見に行ってくださるそうで、ビクトリアとアマテラスは、ともにアンダルシアのストロベリー領の教会へと急いだのである。
戻ってみて、ビックリしたのは、マリアンヌがその人ならぬ男に襲われかけていたのである。懸命にダニエル様が抵抗してくださったようで、まだ、事には至っていないようだったが、マリアンヌは、半裸で泣きべそをかいていた。
ダニエル様もかなり殴られて、顔を腫らしていらっしゃった。すぐに回復魔法をかけたら、ずいぶん落ち着かれたみたいでしたけど。
アマテラス様は、その人ならざる男の首根っこを掴み
「スサノオ!!バカ者!!!何やってる!!!」
大声を張り上げられ、一喝されたのである。
あまりの大声で、教会は地響きがしたほどに揺れる。
「ひっ!お爺様なぜここに?」
「儂はいつもお前を監視しているのだ!バカ者めが、お前を無限牢に放り込む。向こう100万年は、牢から出られぬものと思え!」
100万年ならば、いくら不老不死の半神でも、生きてはいられない。
そこへ女神様が遅れて来られた神界の受付で聞いてきたと言われ、一番にマリアンヌに息子の不始末を謝られ、次いでビクトリアにも謝って、最後にスサノオに向き直り、思いっきり引っ叩かれたのだ。
「母上……。」
半神といえども、2000歳になっても母から怒られるのは堪えるらしい。
「わたくしも叩かせていただいてもよろしいでしょうか?」
女神様は黙って頷かれ、修道女マリアンヌとダニエル様とビクトリアで一発ずつ殴らせてもらいました。これで、スッとはしないけれど、向こう100万年は、お会い出来ないのならせめてこれぐらいはね。
アマテラスは、話には聞いていたが約1000年ぶりに生まれた人間の聖女を感心してみている。なかなか骨のある聖女様であると。
エリザベスやシルヴィアにはない芯の強さを感じ取ったのである。
スサノオと呼ばれる不埒な男は、アマテラスと女神様に引きずられ、神界へ戻ったのである。神界には無限牢という檻が用意されているそうで、その中に入れられれば、どんな魔法使いも力がなくなってしまうらしい。
3人が出て行った後、教会は落ち着きを取り戻し、治療活動を再開するのである。
ほどなくして、アマテラスと女神様が戻ってこられ、ビクトリアと修道女マリアンヌにお詫びしたいと申し入れがあるが、ビクトリアは、
「助けていただき、ありがとうございました。お詫びなんて、とんでもございませんわ。」
「実はな、お詫びというのは口実でな、修道女マリアンヌよ、そなた神界で鍛えれば聖女になれる素質を持っておるが、いかがか?神界へ来て、聖女訓練を受けてみる気はないか?」
「え……わたくしなんて、無理でございます。わたくしは修道院生まれで、両親を早くになくしました。それで……、タイナー国から聖女様が出国されたことを聞き及び、聖女様の後を追って、こちらへ来たものですから。」
「生まれなど、神の国においては関係ないのである。マリアンヌには素質があると儂は見た。」
「そうですわよ、わたくしなんか最初はみなしごとして人間界へ行ったぐらいですからね。」
「あの……、女神様のことは存じ上げておりますが、そちらのお年を召した方は?どなた様でございましょうか?」
「儂は全知全能の神、創造神のアマテラスじゃ。女神の父でもある。言い忘れておって、すまぬ。」
「いえいえ、とんでもございません。ご無礼をいたしました。」
「それでは、神界へ来てくれるか?」
「はい。ぜひ、参りとう存じます。」
アマテラスは怖い顔をほころばせ、上機嫌になったのは言うまでもないこと。
「ビクトリアも共に来るか?」
「いえ、せっかくでございますが、わたくしはまだこの地でやらなければならないことが残っておりますゆえ。」
「ここに置いといて、悪い虫がついては困るからな。できれば共に来てほしい。儂が全身全霊をもって、お守りいたす故、どうじゃ?」
どこかの国のエンペラーが当時、キャリアウーマンだった女性を口説いた文句を言ってくれたので、ビクトリアは、頬を染めながら
「そういうことでしたら……、安心してまいれます。」
実はビクトリアは、ファザコンというか?年上好きなのである。幼くして、母を亡くしてから、自分よりも年上の男性が好きなのだが、そうとは知らないアマテラスは、ひ孫の相手と目論んでいる。
さて、この恋の行方は、どうなることやら?
女神が初めて、人間界に顕現してから、レオナルド1世との最初の子が俺である。当然、半神なのだ。俺の義弟たちは、人間の聖女と結婚して、うまいことしてやがる。
俺は、最初、今はもうないがグレジオラ公国の王太子として育ち、母と一緒に母の里帰りをした帰り道に寄ったマウントレー国のサユリーヌ姫と結婚して、神界で暮らしていたのだが、これが愚妻で、まぁ一応娘は、聖女素養があったのだけど、素養だけでは使えない。いくら俺が女好きだからと言って、実の娘を抱くわけにはいかないからな。でも、クォーターというのは、不老不死ではなかったのだ。普通の人間よりは長生きしたけど、たった200年で死んでしまった。
それからあとは、人間の聖女と思しき女と手あたり次第に寝た。俺にすぐ抱かれるような女は神界の結界に弾き飛ばされて、俺の嫁にはなれず、子を成すことも出来なかったのだ。
1000年近くもの間、俺は独り身を通してきたのだが、俺にもやっと運が巡ってきた。
俺の義弟の国に人間の聖女が住んでいるらしい。約1000年ぶりの人間の聖女は、さぞかし、うまかろう。聞けば、母が最近、目をつけたらしく神界の結界もクリアする処女の聖女だ。俺がとことん開発してやるぜ。
年齢は約2000歳差だが、そんなこと、俺は気にしない。
ただのスケベで女好きのスサノオは、いつの間にか神界での修業を放り出し、ふらふらした遊び人になっているのだ。
アマテラスも最初は口やかましくガミガミ怒っていたのだが、アルキメデスという後継者ができてからは、アルキメデスにかかりっきりになり、神界での厄介者扱いになっていく。
アルキメデスは、今から約1000年前にアンダルシア国の長男として生まれ、大学卒業後、神界へアマテラスの後継者として渡った、女神様自慢の息子なのである。その時ちょうど、やはりというべきか人間の聖女様で婚約破棄され国外追放処分となったエリザベスという娘を見つけ、アルキメデスの嫁としたのである。(転生者のヒロインを虐めた~の6話)
そしてアルキメデスは、ソクラテスの兄である。
ソクラテスの妻シルヴィアもエリザベスと同じ国にいて、エリザベスに次ぐ準聖女候補であったことから、結婚してから、女神がシルヴィアを鍛えて、聖女にされたものであったのだ。
ビクトリアは、エリザベス以来の人間の聖女として覚醒したのだから、非常に貴重な存在なのである。
それを女たらしのスサノオが狙っているというわけである。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
さてさて、ここはアンダルシア国ストロベリー領の一角、いつものようにビクトリアは、領民の治療に当たっている。
ある日、人間とは思えない体幹の持ち主、男性であるがが、来て胸が苦しいと訴えてくる。何やら、直感的に怪しいと感じ、同じような年恰好の信者様で、ビクトリアの信奉者、もともとタイナー国では、教会に勤めていた修道女マリアンヌ・テレジアに初見してもらうことにしたのである。
その男性は、マリアンヌが聖女だと思ったらしく、ひどくいやらしい目で、体中を舐めまわして見ているのである。
侍女のキャサリンを通じて、キャサリンの夫、ダニエル様を呼んでもらう。何かあれば、男手が欲しいから。
何やら男の様子が尋常ならざるものに思えて、ビクトリアは思い切って、神界へ転移魔法を使った。受付で女神様に会わせろと騒いでいたら、母が来てくれて、援護射撃をしてくれたのだ。こういう時の身内はありがたい。
女神様よりも先に、ソクラテス王のお爺様に当たられるアマテラス神が来てくださり、人間とは思えない怪しげな男が教会に来て、胸が苦しいと言っているが、どう見ても苦しそうに見えない。ということを伝えたのである。
アマテラス神は、ひ孫の嫁候補である聖女様の言葉を信じ、一緒に見に行ってくださるそうで、ビクトリアとアマテラスは、ともにアンダルシアのストロベリー領の教会へと急いだのである。
戻ってみて、ビックリしたのは、マリアンヌがその人ならぬ男に襲われかけていたのである。懸命にダニエル様が抵抗してくださったようで、まだ、事には至っていないようだったが、マリアンヌは、半裸で泣きべそをかいていた。
ダニエル様もかなり殴られて、顔を腫らしていらっしゃった。すぐに回復魔法をかけたら、ずいぶん落ち着かれたみたいでしたけど。
アマテラス様は、その人ならざる男の首根っこを掴み
「スサノオ!!バカ者!!!何やってる!!!」
大声を張り上げられ、一喝されたのである。
あまりの大声で、教会は地響きがしたほどに揺れる。
「ひっ!お爺様なぜここに?」
「儂はいつもお前を監視しているのだ!バカ者めが、お前を無限牢に放り込む。向こう100万年は、牢から出られぬものと思え!」
100万年ならば、いくら不老不死の半神でも、生きてはいられない。
そこへ女神様が遅れて来られた神界の受付で聞いてきたと言われ、一番にマリアンヌに息子の不始末を謝られ、次いでビクトリアにも謝って、最後にスサノオに向き直り、思いっきり引っ叩かれたのだ。
「母上……。」
半神といえども、2000歳になっても母から怒られるのは堪えるらしい。
「わたくしも叩かせていただいてもよろしいでしょうか?」
女神様は黙って頷かれ、修道女マリアンヌとダニエル様とビクトリアで一発ずつ殴らせてもらいました。これで、スッとはしないけれど、向こう100万年は、お会い出来ないのならせめてこれぐらいはね。
アマテラスは、話には聞いていたが約1000年ぶりに生まれた人間の聖女を感心してみている。なかなか骨のある聖女様であると。
エリザベスやシルヴィアにはない芯の強さを感じ取ったのである。
スサノオと呼ばれる不埒な男は、アマテラスと女神様に引きずられ、神界へ戻ったのである。神界には無限牢という檻が用意されているそうで、その中に入れられれば、どんな魔法使いも力がなくなってしまうらしい。
3人が出て行った後、教会は落ち着きを取り戻し、治療活動を再開するのである。
ほどなくして、アマテラスと女神様が戻ってこられ、ビクトリアと修道女マリアンヌにお詫びしたいと申し入れがあるが、ビクトリアは、
「助けていただき、ありがとうございました。お詫びなんて、とんでもございませんわ。」
「実はな、お詫びというのは口実でな、修道女マリアンヌよ、そなた神界で鍛えれば聖女になれる素質を持っておるが、いかがか?神界へ来て、聖女訓練を受けてみる気はないか?」
「え……わたくしなんて、無理でございます。わたくしは修道院生まれで、両親を早くになくしました。それで……、タイナー国から聖女様が出国されたことを聞き及び、聖女様の後を追って、こちらへ来たものですから。」
「生まれなど、神の国においては関係ないのである。マリアンヌには素質があると儂は見た。」
「そうですわよ、わたくしなんか最初はみなしごとして人間界へ行ったぐらいですからね。」
「あの……、女神様のことは存じ上げておりますが、そちらのお年を召した方は?どなた様でございましょうか?」
「儂は全知全能の神、創造神のアマテラスじゃ。女神の父でもある。言い忘れておって、すまぬ。」
「いえいえ、とんでもございません。ご無礼をいたしました。」
「それでは、神界へ来てくれるか?」
「はい。ぜひ、参りとう存じます。」
アマテラスは怖い顔をほころばせ、上機嫌になったのは言うまでもないこと。
「ビクトリアも共に来るか?」
「いえ、せっかくでございますが、わたくしはまだこの地でやらなければならないことが残っておりますゆえ。」
「ここに置いといて、悪い虫がついては困るからな。できれば共に来てほしい。儂が全身全霊をもって、お守りいたす故、どうじゃ?」
どこかの国のエンペラーが当時、キャリアウーマンだった女性を口説いた文句を言ってくれたので、ビクトリアは、頬を染めながら
「そういうことでしたら……、安心してまいれます。」
実はビクトリアは、ファザコンというか?年上好きなのである。幼くして、母を亡くしてから、自分よりも年上の男性が好きなのだが、そうとは知らないアマテラスは、ひ孫の相手と目論んでいる。
さて、この恋の行方は、どうなることやら?
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