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7.推古天皇
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1000人もの奴隷を副葬品として、一緒に埋葬するなどありえない!
できれば、奴隷とともにすぐ出てやろうか?でも、もしそれを実現したとしても、刺青のせいで、すぐ捕まって、今度はもっとひどい目に遭うかもしれない。
ミコはこの時代の人間ではないから、いずれ将軍様のお召しがかかり引き戻されることは間違いない。
どうしたものか、と迷っていると、
「アンタ空飛ぶ巫女様でないのか?」
声をかけられる。意外とフレンドリーな性格みたい。
古墳の中を光魔法で明るく照らし、酒や食べ物を出す。奴隷たちの顔つきがかわり、飲めや歌えのドンチャン騒ぎ、大宴会になってしまう。
拡声魔法で、中はそんなことになっているが、外に対しては、「出してくれー!」悲痛な叫び声や泣き声を同時に流す。
この声は、20日にも及び、外へ流され続ける。その声があまりにも哀れだという話になり、その後の古墳の副葬品は、生口に代り埴輪になったと伝えられている。
ウリのいる洞窟と違って、電気スタンド状のものではなく、かがり火状の光魔法のスタンドをLEDさながらに常時灯すことにする。これなら、しばらくは、保つだろう。
もし急なお召しがかかっても、これならミコがいなくなってもすぐには真っ暗にならない。洞窟での電気スタンドは、5~6年の時を経てもまだ現役だったのだから。
そして出せるだけの食料と酒を置いて、いったん古墳から転移魔法で、洞窟まで飛ぶ。
洞窟の中には、心配そうな顔をしているウリがいた。この時代には、たぶんもう戻らないから、どうするかを相談するため戻ってきたのだ。
イーグルにもその旨、伝えてほしいと伝言して、また古墳の中へ戻ろうとした時、あのめまいが襲ってきた。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
「あっ、あーん。もっと、もっと。」
「ミコ締め付けるな。もたん。」
将軍様は、ここしばらく政務がお忙しくて、どこにも誰のところにも、お渡りをしていらっしゃらなかったみたい。
やっとひと段落が付いたことをいいことにして、真っ先に美子にお召しがかかる。
将軍様は、美子のつま先から大事な沼までの間をもれなく舐めまわして綺麗にしてくださっている。意外と足フェチなところがある。そして美子に踏まれるとさらに嬉しそうにくぐもった声を漏らされる。
あの日から10日にわたり、将軍様のお渡りが続いた。古代の時間線では、100年が経とうとしている。
もう卑弥呼亡き後、男王の時代も終わり台与(イヨ)の政権も終わりに近づいている頃だろうか?いや、もう終わっているかもしれない。でも、連日のお召しは嬉しい。
将軍様とできるだけ一緒にいたい。でなければ、他の妾が意地悪をしてくるから。この前なんか、危うく腐った饅頭を食べさせられそうになって、女官長が身をもって、かばってくれたから、事なきを得た。その女官長は、3日間、下痢が続いたという。
そのことを将軍様に言うと、女官長は忠義の女官長となり、お給料が3倍に跳ね上がったらしい。女官長から感謝の言葉をいただいたわ。美子をかばってくれたのにね。
美子に腐った饅頭を差し出した妾は、いつの間にか後宮からいなくなっていたけど、どこへ行ったのかしらね。実家に帰らされたとしたら、うらやましい限りだわ。美子には、もう帰りたくても帰る実家がない。
やっと解放されたのは、それからしばらく経った頃で、外交上のトラブルがあったみたいで、忙しく政務をこなされていた。政務の途中で襲われることもあったけど、
「まぁ落ち着いたら、ゆっくり来るから、それまでは自由にしていていいよ。」
とのお言葉を頂戴して、やっと時間旅行を再開する気になったのだ。
あれからずいぶん時間が経ったので、今度はどの時代へ行こうかしらね。でも、どこの時代に行こうとも、ウリとイーグルは生きているはずだから、大丈夫。心強い。
食料も買い込み、あとはタイミングを見計らって、出かけるだけ。
今度はたぶん飛鳥時代に行くつもりでいる。だからニッポンの奈良を目指して飛ぶ。
飛んだ先に、あの鳥居型の洞穴が見える。
ん?邪馬台国って、奈良にあったの?ま、いいわ。鳥居をくぐり中に入ると、ウリがいた。
ウリは、この洞窟の中で、何百年もの長い月日をここで過ごし、イノシシの長老に収まっていたのだ。
「ウリ!元気してた?」
ウリは、ミコの姿を見て、嬉しそうに駆け寄ってきた。
そして、またもや新しい奥さんを紹介してくるから、彼女にもしっかりと結界を張る。そして、彼女との間の子供たちにも。
ウリの洞窟にミコが現れたことは、ウリを通して、イーグルに知らされる。イーグルがそれで洞窟に姿を現してから、洞窟内はパニックに陥った。
猛禽類が、洞窟に現れたことで、イノシシたちは捕食されることを恐れて、逃げ惑う。
「いや、オラは聖女様の神獣だから、おめえらを食ったりしねーよ。聖女様、オラのカミさんにも結界を張ってくんねーか?」
「うふふ。いいわよ。相変わらず、ウリもイーグルもお盛んね。」
この世界は、今もだけど優秀なオスには、メスが群がるもの。子孫繁栄のために、メスが放っておかない。
イーグルの奥さんに結界を張るため、洞窟の外へ出ると、ようやく中のイノシシたちは落ち着きを取り戻したみたいだった。
イーグルの奥さんにも結界を張り終わってから、出発することにした。
今がいつの時代か、たぶん飛鳥時代を目指してきたのだろうから間違いはないと思うけど、遣隋使(7世紀)のあたりを目指したつもりだけど、どうなっているのか時代がさっぱり見えない。
とにかく地上を移動していたら、時間ばかりがやたらかかるので、空を飛んで移動することにする。
飛ぶとすぐ卑弥呼の古墳が見えてきた。あの中にいた人たちは、全滅しているかと思うと胸が痛む。あれから少なくとも350年の時が経っている計算だから、誰か残っている方が怖い。
聖徳太子を見つけなければ、何も始まらない。でも、このころの聖徳太子は、お札にあった顔ではないはず。だから見つけるのが困難だと思われる。
驚いたことは、推古天皇が在位していた時代だったということ。推定で6世紀後半だと思われる。
推古天皇は、元は敏達天皇の皇后だったのが、崇峻天皇が蘇我馬子に暗殺されたため、太子が決まっておらず、日本で最初の女帝として即位したという経緯を持つ。
やっぱりミコは女性の権力者と縁があるのかもしれない。聖徳太子は、推古天皇の甥にあたり、その後官僚政治を実現していく。手始めに第十七条憲法の制定、冠位十二階、国史の編纂、法隆寺の建立などがある。次に小野妹子らを派遣したことで知られる遣隋使あたりが、日本史を知らない層でも有名なところ。
遣隋使で小物として同行していた留学僧が大化の改新の時は、重鎮となっていく。
聖徳太子は、このころ厩戸王と名乗り、実質的に政権を支配していたとみられる。蘇我馬子は聖徳太子の伯父にあたり、日本国を正当な天皇支配とするため、身を粉にして働いたのである。
できれば、奴隷とともにすぐ出てやろうか?でも、もしそれを実現したとしても、刺青のせいで、すぐ捕まって、今度はもっとひどい目に遭うかもしれない。
ミコはこの時代の人間ではないから、いずれ将軍様のお召しがかかり引き戻されることは間違いない。
どうしたものか、と迷っていると、
「アンタ空飛ぶ巫女様でないのか?」
声をかけられる。意外とフレンドリーな性格みたい。
古墳の中を光魔法で明るく照らし、酒や食べ物を出す。奴隷たちの顔つきがかわり、飲めや歌えのドンチャン騒ぎ、大宴会になってしまう。
拡声魔法で、中はそんなことになっているが、外に対しては、「出してくれー!」悲痛な叫び声や泣き声を同時に流す。
この声は、20日にも及び、外へ流され続ける。その声があまりにも哀れだという話になり、その後の古墳の副葬品は、生口に代り埴輪になったと伝えられている。
ウリのいる洞窟と違って、電気スタンド状のものではなく、かがり火状の光魔法のスタンドをLEDさながらに常時灯すことにする。これなら、しばらくは、保つだろう。
もし急なお召しがかかっても、これならミコがいなくなってもすぐには真っ暗にならない。洞窟での電気スタンドは、5~6年の時を経てもまだ現役だったのだから。
そして出せるだけの食料と酒を置いて、いったん古墳から転移魔法で、洞窟まで飛ぶ。
洞窟の中には、心配そうな顔をしているウリがいた。この時代には、たぶんもう戻らないから、どうするかを相談するため戻ってきたのだ。
イーグルにもその旨、伝えてほしいと伝言して、また古墳の中へ戻ろうとした時、あのめまいが襲ってきた。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
「あっ、あーん。もっと、もっと。」
「ミコ締め付けるな。もたん。」
将軍様は、ここしばらく政務がお忙しくて、どこにも誰のところにも、お渡りをしていらっしゃらなかったみたい。
やっとひと段落が付いたことをいいことにして、真っ先に美子にお召しがかかる。
将軍様は、美子のつま先から大事な沼までの間をもれなく舐めまわして綺麗にしてくださっている。意外と足フェチなところがある。そして美子に踏まれるとさらに嬉しそうにくぐもった声を漏らされる。
あの日から10日にわたり、将軍様のお渡りが続いた。古代の時間線では、100年が経とうとしている。
もう卑弥呼亡き後、男王の時代も終わり台与(イヨ)の政権も終わりに近づいている頃だろうか?いや、もう終わっているかもしれない。でも、連日のお召しは嬉しい。
将軍様とできるだけ一緒にいたい。でなければ、他の妾が意地悪をしてくるから。この前なんか、危うく腐った饅頭を食べさせられそうになって、女官長が身をもって、かばってくれたから、事なきを得た。その女官長は、3日間、下痢が続いたという。
そのことを将軍様に言うと、女官長は忠義の女官長となり、お給料が3倍に跳ね上がったらしい。女官長から感謝の言葉をいただいたわ。美子をかばってくれたのにね。
美子に腐った饅頭を差し出した妾は、いつの間にか後宮からいなくなっていたけど、どこへ行ったのかしらね。実家に帰らされたとしたら、うらやましい限りだわ。美子には、もう帰りたくても帰る実家がない。
やっと解放されたのは、それからしばらく経った頃で、外交上のトラブルがあったみたいで、忙しく政務をこなされていた。政務の途中で襲われることもあったけど、
「まぁ落ち着いたら、ゆっくり来るから、それまでは自由にしていていいよ。」
とのお言葉を頂戴して、やっと時間旅行を再開する気になったのだ。
あれからずいぶん時間が経ったので、今度はどの時代へ行こうかしらね。でも、どこの時代に行こうとも、ウリとイーグルは生きているはずだから、大丈夫。心強い。
食料も買い込み、あとはタイミングを見計らって、出かけるだけ。
今度はたぶん飛鳥時代に行くつもりでいる。だからニッポンの奈良を目指して飛ぶ。
飛んだ先に、あの鳥居型の洞穴が見える。
ん?邪馬台国って、奈良にあったの?ま、いいわ。鳥居をくぐり中に入ると、ウリがいた。
ウリは、この洞窟の中で、何百年もの長い月日をここで過ごし、イノシシの長老に収まっていたのだ。
「ウリ!元気してた?」
ウリは、ミコの姿を見て、嬉しそうに駆け寄ってきた。
そして、またもや新しい奥さんを紹介してくるから、彼女にもしっかりと結界を張る。そして、彼女との間の子供たちにも。
ウリの洞窟にミコが現れたことは、ウリを通して、イーグルに知らされる。イーグルがそれで洞窟に姿を現してから、洞窟内はパニックに陥った。
猛禽類が、洞窟に現れたことで、イノシシたちは捕食されることを恐れて、逃げ惑う。
「いや、オラは聖女様の神獣だから、おめえらを食ったりしねーよ。聖女様、オラのカミさんにも結界を張ってくんねーか?」
「うふふ。いいわよ。相変わらず、ウリもイーグルもお盛んね。」
この世界は、今もだけど優秀なオスには、メスが群がるもの。子孫繁栄のために、メスが放っておかない。
イーグルの奥さんに結界を張るため、洞窟の外へ出ると、ようやく中のイノシシたちは落ち着きを取り戻したみたいだった。
イーグルの奥さんにも結界を張り終わってから、出発することにした。
今がいつの時代か、たぶん飛鳥時代を目指してきたのだろうから間違いはないと思うけど、遣隋使(7世紀)のあたりを目指したつもりだけど、どうなっているのか時代がさっぱり見えない。
とにかく地上を移動していたら、時間ばかりがやたらかかるので、空を飛んで移動することにする。
飛ぶとすぐ卑弥呼の古墳が見えてきた。あの中にいた人たちは、全滅しているかと思うと胸が痛む。あれから少なくとも350年の時が経っている計算だから、誰か残っている方が怖い。
聖徳太子を見つけなければ、何も始まらない。でも、このころの聖徳太子は、お札にあった顔ではないはず。だから見つけるのが困難だと思われる。
驚いたことは、推古天皇が在位していた時代だったということ。推定で6世紀後半だと思われる。
推古天皇は、元は敏達天皇の皇后だったのが、崇峻天皇が蘇我馬子に暗殺されたため、太子が決まっておらず、日本で最初の女帝として即位したという経緯を持つ。
やっぱりミコは女性の権力者と縁があるのかもしれない。聖徳太子は、推古天皇の甥にあたり、その後官僚政治を実現していく。手始めに第十七条憲法の制定、冠位十二階、国史の編纂、法隆寺の建立などがある。次に小野妹子らを派遣したことで知られる遣隋使あたりが、日本史を知らない層でも有名なところ。
遣隋使で小物として同行していた留学僧が大化の改新の時は、重鎮となっていく。
聖徳太子は、このころ厩戸王と名乗り、実質的に政権を支配していたとみられる。蘇我馬子は聖徳太子の伯父にあたり、日本国を正当な天皇支配とするため、身を粉にして働いたのである。
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