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2.巫女
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何十年か先に、セシリアの魂を持つものがニッポンに転生したのだ。名前は美子(みこ)生まれてきたときの顔が、ふつうはサルみたいな皴皴で真っ赤な顔をしているのに、美子は、生まれた時から美しく父が直感で名付けたらしい。
名は体を表すというが、まさしく美子は美しく成長していく。ニッポン人離れした容姿で、ボンッ・キュッ・ボンッのグラマラスな体型。
なぜか幼いころより、霊感があり、将来きっと何かが起こる。予感というよりは、確信に近いものがあったのだ。
そのため大学進学は、政経学部があるところを選び、将来は政治家を目指すというより、秘書官か政策を担う官僚になりたいと思っていたのだ。
大学へ行っても、美子の美しさは目を見張るものがあり、教授から、同級生と言わず、先輩学生からもアプローチされてしまう。
美しいばかりでなく成績も優秀で、性格も気立てがよく優しい性格だから、男女を問わず人気がある。
それがどうしたものか、数日前から何やら視線を感じる。
美しき珍獣として、よく見られることは小さいころから慣れっこになっているが、今度の視線は、珍獣として見られているばかりでなく、もっと異質な視線のように思う。
不吉な視線というべきか、何か良からぬことが起きなければいいのだが、幼いころより、どういうわけか、何かしらの霊感を感じるのだが、こういう場合、どうしたらいいのかわからず放置してきた。
美子(みこ)という名前からして、巫女になった方がいいのか?と思い、次の週末にでも近所の神社へ行き、相談してみようと思っている。
不吉な視線は、尾行されているみたいに思える。四六時中、不吉な視線に追い掛け回され、居心地が非常に悪い。
近所の神社に相談に行くと、巫女になるように勧められるが、今はまだ学生だというと、それならアルバイトをしてみてはどうかと勧められる。
神前で奉納舞を舞う巫女の仕事は、お札やお守りを売ることだけではないと痛感する。日本舞踊など今までやったことがなく、足さばきを苦労しながら覚える。
間延びした笙の音色に合わせ、踊る。動きがゆっくりなので、ごまかしがきかない。
家に帰ってからも練習に練習を重ねて、どうやら格好がつくようになってくる。
今日は、大学の友達も呼んで、初舞の日、ドキドキ緊張するが、巫女の衣装がよく似合っているとみんな褒めてくれるのが嬉しい。
無事、初奉納の舞が終わり、控室に戻ると、参拝客が騒然としている。
「あの美人の巫女は誰だ?美人の巫女に舞ってもらえるのであれば、祈祷料を倍額払うから、もう一度あの美人巫女に舞ってもらいたい。」
いやいや、ストリップショーじゃないんだからね、ご指名はダメですよ。お客さん。とは宮司も言わない。困った顔で美子の方を見るばかり。
先輩のブス巫女は、ふくれっ面をしている。
巫女は未婚の処女でなければなれない。だからブスのババァばかりが最終的には、巫女として残る。
美子のような美人巫女は、稀なのだ。だから客が騒ぐ。
関西にある福娘の巫女であれば、ブスであろうが、ババァであろうが、バカであろうが、デブであろうが選ばれたら、福娘なので、いい所へお嫁に行ける。
だから毎年、選びなおさなければならないほど、巫女のなり手が多いし、需要もあるからすぐ結婚してしまう。
美子が巫女のアルバイトを始めて、1か月が経過したころ、すでに「美しすぎる巫女」として、その神社はマスコミの注目を集め始めている。
奉納舞がない時は、お守りの売り子として、表に立つ。
すると美子の前にだけ、長蛇の列が出来上がってしまう。ほかのブス巫女のところには、誰も並ばない。
あからさまにそんなことをされると、美子も先輩の手前、気を遣ってしまうが、先輩巫女は美人巫女をイジメることができない。なぜなら、美子は神様から守られているから、美子が着る巫女の衣装に針を忍ばせても、どういうわけか、その衣装を自分が着るハメになり自分が怪我をしてしまう。
だから何度イジメを試みても、結局は、そのイジメの罰を自分が受けることになってしまい、失敗に終わる。とうとうイジメる気力を失ってしまう。ということになる。
美子を守っているのはその神社の御神体ではなく、異世界の神ラファエルが今もずっと守っている。
ラファエルは今も、セシリアこと美子の魂に片思いをしている。
それがある時、神界で新しい異世界を作る動きが出たので、会議に出席している間に事件が起きてしまう。
周辺の赤い国からICBMが飛んできて、首都圏に着弾してしまった。
ニッポンは一夜にして非核3原則を放棄、憲法を改正して赤い国に対抗するべく核ミサイルを量産するようになるが、最低でも3日はかかる。
その間に、赤い国から送り込まれたスパイにより、美子は将軍様の妾として献上されるために拉致されてしまう。白い肌に緋の袴姿の美子は男心をくすぐる。今すぐ犯してしまいたいとはやる気持ちを抑え、少しでも傷をつけてしまったら、将軍様に献上できなくなるばかりか、自分の身が危うくなる。
ニッポンのマスコミが美しすぎる巫女とはやし立てているのを将軍様の目に留まり、ぜひ、あの娘をと、所望があったから、いち早く拉致することにしたのだ。
美子も黙って、拉致されるばかりでなく激しく抵抗していると、美子の前で、両親が殺されてしまう。両親もまた、美子の拉致を阻止しようと身をもって、前面に出たところをナイフで複数個所刺されたうえ、見せしめのごとく切り刻まれてしまったのだ。
それで美子は、前世の記憶を思い出し、自分が聖女様であったことをそこで初めてわかる。
自分自身に聖女魔法を発動しようにも、すでに時遅し。両親に大学の友達、先輩巫女はすべて惨殺され、抵抗できない。
絶対的な力の差を見せつけられ、恐怖心だけを植え付けられたのだ。頭から袋をスッポリかぶせられ、ワゴン車に乗せられ、船で湾岸から赤い国へ。
巫女姿のまま、将軍様に謁見し、さんざん辱めを受ける。将軍様はニッポン娘が大好きで、大好物らしく、朝まで抱きつぶされたのだ。
悲しみに暮れていると、そこに異世界の神ラファエルが悲しそうな顔で現れる。
「聖女セシリア、すべてを思い出したか?そなたはこれよりニッポンの過去に行き、不幸な出来事が起こらないように過去を変えなさい。それができるのは、聖女様の力を持つセシリアしかいない。」
「わたくしは、美子(みこ)です。セシリアであったころの記憶はありません。ただ、なんとなく聖女魔法を発動してしまっただけで、この魔法がニッポンの過去に役立つとは思えません。」
「大丈夫だ。異世界の神ラファエルが、セシリアこと美子を守ると誓う。それでも、我を信じられぬか?」
「どうしてそのように、わたくしに親切にしてくださるのでございますか?」
「それは……。セシリアのことを愛していたからだ。」
「では、もし過去を変えることができましたら、わたくしを妻にしてくださいますか?このように穢れた身でもよければ。」
美子は自分に何もないことを悟り、せめてお礼とばかりに、この身を差し出すことしかないと考える。
「セシリアの魂は、穢れてなどおらぬ。愛しているセシリア。行け。ニッポンの過去に行って未来を変えるのだ。」
「はい。遡っていけばいいのでしょうか?それとも卑弥呼ぐらいの時代から、ニッポン人を導けばよろしいのですか?」
「どの過去から行こうとも、ラファエル神が必ずセシリアを守る。心して行け。ただし、夫からのお召しがあれば、この世に引き戻されることを忘れるでないぞ。だからいくら嫌いでも、将軍様に誠心誠意お仕えするのだ。」
それは、将来ラファエル神に仕えるときも、忘れることはないと心に誓う。
名は体を表すというが、まさしく美子は美しく成長していく。ニッポン人離れした容姿で、ボンッ・キュッ・ボンッのグラマラスな体型。
なぜか幼いころより、霊感があり、将来きっと何かが起こる。予感というよりは、確信に近いものがあったのだ。
そのため大学進学は、政経学部があるところを選び、将来は政治家を目指すというより、秘書官か政策を担う官僚になりたいと思っていたのだ。
大学へ行っても、美子の美しさは目を見張るものがあり、教授から、同級生と言わず、先輩学生からもアプローチされてしまう。
美しいばかりでなく成績も優秀で、性格も気立てがよく優しい性格だから、男女を問わず人気がある。
それがどうしたものか、数日前から何やら視線を感じる。
美しき珍獣として、よく見られることは小さいころから慣れっこになっているが、今度の視線は、珍獣として見られているばかりでなく、もっと異質な視線のように思う。
不吉な視線というべきか、何か良からぬことが起きなければいいのだが、幼いころより、どういうわけか、何かしらの霊感を感じるのだが、こういう場合、どうしたらいいのかわからず放置してきた。
美子(みこ)という名前からして、巫女になった方がいいのか?と思い、次の週末にでも近所の神社へ行き、相談してみようと思っている。
不吉な視線は、尾行されているみたいに思える。四六時中、不吉な視線に追い掛け回され、居心地が非常に悪い。
近所の神社に相談に行くと、巫女になるように勧められるが、今はまだ学生だというと、それならアルバイトをしてみてはどうかと勧められる。
神前で奉納舞を舞う巫女の仕事は、お札やお守りを売ることだけではないと痛感する。日本舞踊など今までやったことがなく、足さばきを苦労しながら覚える。
間延びした笙の音色に合わせ、踊る。動きがゆっくりなので、ごまかしがきかない。
家に帰ってからも練習に練習を重ねて、どうやら格好がつくようになってくる。
今日は、大学の友達も呼んで、初舞の日、ドキドキ緊張するが、巫女の衣装がよく似合っているとみんな褒めてくれるのが嬉しい。
無事、初奉納の舞が終わり、控室に戻ると、参拝客が騒然としている。
「あの美人の巫女は誰だ?美人の巫女に舞ってもらえるのであれば、祈祷料を倍額払うから、もう一度あの美人巫女に舞ってもらいたい。」
いやいや、ストリップショーじゃないんだからね、ご指名はダメですよ。お客さん。とは宮司も言わない。困った顔で美子の方を見るばかり。
先輩のブス巫女は、ふくれっ面をしている。
巫女は未婚の処女でなければなれない。だからブスのババァばかりが最終的には、巫女として残る。
美子のような美人巫女は、稀なのだ。だから客が騒ぐ。
関西にある福娘の巫女であれば、ブスであろうが、ババァであろうが、バカであろうが、デブであろうが選ばれたら、福娘なので、いい所へお嫁に行ける。
だから毎年、選びなおさなければならないほど、巫女のなり手が多いし、需要もあるからすぐ結婚してしまう。
美子が巫女のアルバイトを始めて、1か月が経過したころ、すでに「美しすぎる巫女」として、その神社はマスコミの注目を集め始めている。
奉納舞がない時は、お守りの売り子として、表に立つ。
すると美子の前にだけ、長蛇の列が出来上がってしまう。ほかのブス巫女のところには、誰も並ばない。
あからさまにそんなことをされると、美子も先輩の手前、気を遣ってしまうが、先輩巫女は美人巫女をイジメることができない。なぜなら、美子は神様から守られているから、美子が着る巫女の衣装に針を忍ばせても、どういうわけか、その衣装を自分が着るハメになり自分が怪我をしてしまう。
だから何度イジメを試みても、結局は、そのイジメの罰を自分が受けることになってしまい、失敗に終わる。とうとうイジメる気力を失ってしまう。ということになる。
美子を守っているのはその神社の御神体ではなく、異世界の神ラファエルが今もずっと守っている。
ラファエルは今も、セシリアこと美子の魂に片思いをしている。
それがある時、神界で新しい異世界を作る動きが出たので、会議に出席している間に事件が起きてしまう。
周辺の赤い国からICBMが飛んできて、首都圏に着弾してしまった。
ニッポンは一夜にして非核3原則を放棄、憲法を改正して赤い国に対抗するべく核ミサイルを量産するようになるが、最低でも3日はかかる。
その間に、赤い国から送り込まれたスパイにより、美子は将軍様の妾として献上されるために拉致されてしまう。白い肌に緋の袴姿の美子は男心をくすぐる。今すぐ犯してしまいたいとはやる気持ちを抑え、少しでも傷をつけてしまったら、将軍様に献上できなくなるばかりか、自分の身が危うくなる。
ニッポンのマスコミが美しすぎる巫女とはやし立てているのを将軍様の目に留まり、ぜひ、あの娘をと、所望があったから、いち早く拉致することにしたのだ。
美子も黙って、拉致されるばかりでなく激しく抵抗していると、美子の前で、両親が殺されてしまう。両親もまた、美子の拉致を阻止しようと身をもって、前面に出たところをナイフで複数個所刺されたうえ、見せしめのごとく切り刻まれてしまったのだ。
それで美子は、前世の記憶を思い出し、自分が聖女様であったことをそこで初めてわかる。
自分自身に聖女魔法を発動しようにも、すでに時遅し。両親に大学の友達、先輩巫女はすべて惨殺され、抵抗できない。
絶対的な力の差を見せつけられ、恐怖心だけを植え付けられたのだ。頭から袋をスッポリかぶせられ、ワゴン車に乗せられ、船で湾岸から赤い国へ。
巫女姿のまま、将軍様に謁見し、さんざん辱めを受ける。将軍様はニッポン娘が大好きで、大好物らしく、朝まで抱きつぶされたのだ。
悲しみに暮れていると、そこに異世界の神ラファエルが悲しそうな顔で現れる。
「聖女セシリア、すべてを思い出したか?そなたはこれよりニッポンの過去に行き、不幸な出来事が起こらないように過去を変えなさい。それができるのは、聖女様の力を持つセシリアしかいない。」
「わたくしは、美子(みこ)です。セシリアであったころの記憶はありません。ただ、なんとなく聖女魔法を発動してしまっただけで、この魔法がニッポンの過去に役立つとは思えません。」
「大丈夫だ。異世界の神ラファエルが、セシリアこと美子を守ると誓う。それでも、我を信じられぬか?」
「どうしてそのように、わたくしに親切にしてくださるのでございますか?」
「それは……。セシリアのことを愛していたからだ。」
「では、もし過去を変えることができましたら、わたくしを妻にしてくださいますか?このように穢れた身でもよければ。」
美子は自分に何もないことを悟り、せめてお礼とばかりに、この身を差し出すことしかないと考える。
「セシリアの魂は、穢れてなどおらぬ。愛しているセシリア。行け。ニッポンの過去に行って未来を変えるのだ。」
「はい。遡っていけばいいのでしょうか?それとも卑弥呼ぐらいの時代から、ニッポン人を導けばよろしいのですか?」
「どの過去から行こうとも、ラファエル神が必ずセシリアを守る。心して行け。ただし、夫からのお召しがあれば、この世に引き戻されることを忘れるでないぞ。だからいくら嫌いでも、将軍様に誠心誠意お仕えするのだ。」
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