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受験戦争
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ジュリエンヌとレイカは、次の留学先を決める。しかし、留学するから、聖女様だということがわかり、大騒ぎになるので、留学ではなく、次の休みの時に体験入学みたいな形で行けないだろうか?と話し合うことにする。
休みの時、侍女を連れ、ちょっとしたピクニックに行くように装って、国を出ようと思う。
そして、その日が来る。ジュリエンヌの荷物はすべて、レイカの異空間に収納される。身軽になった二人は、馬車ごと、隠蔽魔法をかけ、国境を目指す。婚約話が出てからというものジュリエンヌだけの外出にも、目を光らせられている。まして、侍女を連れての外出など、無理な話である。したがって、侍女にも透明人間になってもらうことにしたのである。侍女にも御者にも透明人間にすると、なぜだか嬉しそう。聞けば「一度こういう体験してみたかった」らしい。
国境を超えたあたりで、隠蔽を解く。
今度の行き先では、ジュリエンヌだけ聖女で、レイカは、その都度隠蔽を使って、イソフラスに転移で通うつもりでいる。
あのリチャードがジュリエンヌのいない国で、レイカとの結婚を受け入れるかどうか見届けるつもりでいる。
もし、嫌がって、ジュリエンヌを追いかけ、隣国までたどり着けたら、ヘタレでなくジュリエンヌへの愛は本物だと認めてあげよう。
でも、ジュリエンヌがそれを受け入れるかどうかは、また別の話よ。恋愛は、当事者次第だからね。
そうこうしているうちに、イソフラスの隣国、ここは何という国?
御者に聞いてみたら、メルボンヌ国と言うらしい。王都だろうか?高い塀が張り巡らされている。
レイカは再び自分にだけ、隠蔽をかけ、入国することにする。不法入国になるね。きっと。
門番は、ジュリエンヌが聖女様であることに気づき、騒然とする。
上役の兵士が来て、教会へ連れていかれ、水晶玉判定が行われる。この時、ジュリエンヌの手の上に、隠蔽をかけたレイカはそっと、手を重ねる。ジュリエンヌは、いくらレイカが隠蔽をかけてもわかっている。
ちょっとしたズルをする。ジュリエンヌにいいところへ嫁にやりたい一心であるから、ジュリエンヌはレイカの体温を感じながら、水晶玉に手をかざすと、イソフラスの学園では感じられなかったほどのパワーを感じ、召喚聖女並みの本物の聖女として認定されてしまう。
これを狙ったんだけどね。イソフラスでは、フェイク聖女の扱いだったから、我慢ができなかったのよ。エドワード国へ送り返されたら、たまったもんじゃないわよ。ね。
俺様アイヴィー殿下は、どんな仕打ちをジュリエンヌにするかどうかもわからないし。
その後、すぐパレードがされた、ジュリエンヌは聖女のローブを纏い、ティアラをかぶって行進する。なぜか?若い国王陛下が隣にいる。
パレードが終わってから、メルボンヌ国の王城に聖女様用のお部屋が用意されることになったのである。
メルボンヌ国では、つい先ごろ先代の国王陛下がお亡くなりになり、先ほどのパレードの時に横にいらした国王が就任されたばかりであったのである。
メルボンヌ国王陛下は、ジュリエンヌの美しさにメロメロで、嫁にしたいと考えているようだった。
これなら、ズルしなくても、ジュリエンヌは幸せを掴めたかもしれない?とは思ったけど、今度こそ、いい男に当たってほしいと願うレイカ。
その日は、そのまま転移魔法でイソフラスに帰り、次の日、学園内のチャペルに祈りをささげ、授業も普通に出たのだが、特にジュリエンヌが不在でも欠席でも問題にならなかったのである。
授業が終わり寮へ戻ろうとすると、リチャード殿下に詰め寄られることになったのだが、
「ジュリエンヌ?今日は、欠席されていたみたいですね?行き先?さあ、存じ上げませんわ。」
肩を落として、スゴスゴと引き上げて言ったが、気づくのは時間の問題でしょ?だって、寮の部屋をノックしても誰も出ないのですもの。
放課後、転移魔法を使って、再びジュリエンヌの元を訪れるレイカ。
ジュリエンヌは、なんだか浮かない顔をしている。
「どうしたの?何かあった?」
「それがね、レイカ聞いてよ。昨夜、あの国王陛下が夜這いをかけてきたのよ。わたくしが寝ている部屋と侍女の部屋を念のため、入れ替えて寝ていたら、侍女の叫び声で起きてしまって、慌てて聖女部屋へ駈け込んだら、国王陛下がベッドの上に馬乗りになっていらっしゃったのよぉ。」
「げ!マジか!?」
とことんジュリエンヌは男運が悪いようだ。
こんなところに長居は無用だ。再び隠蔽魔法をかけて、王城を脱出することに。
どちらへ行ったらいいかわからない。そういえば、地図作成魔法?索敵魔法というものを持っていた気がする。
レイカは御者の横に陣取って、「右へ15度行って。」などと指示を出すことにしたのである。
どうやらこうやら、最短距離で国を脱出できたのである。
セクハラ変態エロ国王はごめんである。
メルボンヌ国の隣の国へ入った。隠ぺいを解除する。
「そういえば、リチャード殿下がジュリエンヌのことさがしていらしたわ。知らないって言っといたけど。」
「もし、わたくしを追いかけて来れるのだったら、考えてあげてもいいけど、所詮、リチャード様も与えられたものしか享受できないおぼっちゃまだったのかしらね。」
「今度も聖女判定、ズルするけどいい?」
「うん。ありがとう。でも夜這いされるのなんて、いやよ。」
「今夜は泊っていくわ。明日朝、イソフラスに帰ればいいから。」
次の国は、オールドリッチ国、閉門ぎりぎりに入国できた。
時間がぎりぎりだったせいか、ジュリエンヌの聖女認定は、明朝、持ち越しとなる。
いったん、イソフラスに帰ろうか?でもそれなら、ズルができなくなる可能性もあるね。
ジュリエンヌだけではなく、レイカまでも欠席するとイソフラスで問題になるかもしれない。
できるだけ、ことを穏便にさせた上で、ジュリエンヌを玉の輿に乗せたい。
ジュリエンヌには、テレパシーで知らせてくれるように、一応頼むが、テレパシーって遣えた?
目の前の紙に、小説を書きだすレイカ。その通りになるかどうか自信はないが、やらないよりマシだろう。ジュリエンヌとレイカはテレパシーでやり取りできるようにした。
できることはすべて、やってから一応、イソフラスに帰ってから、ジュリエンヌに連絡を取ってみると、ご都合主義サマサマである。なんと!テレパシーで通じ合うようになっていたのである。
これで一安心。次の日学園のチャペルでいつものように祈りをささげた後、テレパシーが飛んできて、すぐさまオールドリッチ国へ飛んだ。
行ってみるとちょうど水晶玉がセットしてあって、これから聖女判定を受けるところであった。良かった。ギリギリ間に合った。
ジュリエンヌの手の甲に重ねる手、さらにパワーアップした光が輝き続ける。
ん?毎度毎度、ジュリエンヌの手に重ねているせいか、ジュリエンヌ自体の聖魔力もUPしているようであった。それにテレパシーのせいかもしれない。
名実ともに、ジュリエンヌは二人分の聖魔法を得たのである。良かったのか?わるかったのか?わからないが、これで少しはマシな男が当たればいいよね?
すぐオールドリッチ国王に知らせがもたらされ、オールドリッチ国王太子殿下のジェームズ様が来てくださいまして、その場でプロポーズしてくださいました。
「わたくしは、はるか遠くエドワード国のブランネット公爵の娘で、ジュリエンヌと申します。故あって、この国の門をたたくことになり、今すぐ返答はしかねます。父に伺い立てせねば結婚を受諾できないのです。」
「では、いますぐ魔法鳥を飛ばしましょう。それでもし、御父上の承諾が得られれば、私との結婚は承知してくださるとの認識で構わないでしょうか?」
「はい、わたくしとて、行く宛てのない身、できればもらっていただきとう存じます。」
「これは嬉しいことを聞かせていただいた。では、後程。」
父からの魔法鳥の返信はすぐに届いた。お手紙の中には、「ジュリエンヌおめでとう。結婚式には、そちらへ行くよ。」と書いてあった。気の早いお父様、ニコリと微笑むジュリエンヌ。
こうしてジュリエンヌの嫁ぎ先が決まる。レイカは、というとまだニッポンに帰れる気配がない。
困った。このままでは、イソフラスのリチャード殿下との結婚が迫っている。
できれば政略ではなく、好きな男性と結婚したいと考える花の女子高生よ。異世界で、好きでもない男に花を散らせるなど、考えられない!どうしよう。と思案していたら、また一枚の紙がはらりと舞い落ちてきた。
そうだ!また、小説として書こう。すれば、ニッポンへ戻れるかもしれない。さらさらとペンを走らせる。気が付けば、塾帰りの元の道路に戻っていたのである。ただし、制服は着ていない。どうしよう。制服、失った?異空間のあたりをじっと目を凝らしてみると教科書などが入ったカバンもネグリジェも制服もきちんとたたまれた状態で入っていたので、家の玄関先の物陰で、必死に着替える。
あとで考えたら、自室で着替えればよかったと思う麗華。家に帰っても両親がまだ帰宅しているとは限らないから。
転移魔法や勉強の魔法はそのまま使えて便利。
学校へ行くにも塾へ行くにも、家へ帰るにも念じたところに転移できるようになった。
偏差値も常に75となり、両親は上機嫌である。あと1年、このままkeepできれば、東大理Ⅲ楽勝だね。
その時、異世界からジュリエンヌから結婚式の招待状が届く。行きたいけど、行って戻ってこれるよね?
休みの時、侍女を連れ、ちょっとしたピクニックに行くように装って、国を出ようと思う。
そして、その日が来る。ジュリエンヌの荷物はすべて、レイカの異空間に収納される。身軽になった二人は、馬車ごと、隠蔽魔法をかけ、国境を目指す。婚約話が出てからというものジュリエンヌだけの外出にも、目を光らせられている。まして、侍女を連れての外出など、無理な話である。したがって、侍女にも透明人間になってもらうことにしたのである。侍女にも御者にも透明人間にすると、なぜだか嬉しそう。聞けば「一度こういう体験してみたかった」らしい。
国境を超えたあたりで、隠蔽を解く。
今度の行き先では、ジュリエンヌだけ聖女で、レイカは、その都度隠蔽を使って、イソフラスに転移で通うつもりでいる。
あのリチャードがジュリエンヌのいない国で、レイカとの結婚を受け入れるかどうか見届けるつもりでいる。
もし、嫌がって、ジュリエンヌを追いかけ、隣国までたどり着けたら、ヘタレでなくジュリエンヌへの愛は本物だと認めてあげよう。
でも、ジュリエンヌがそれを受け入れるかどうかは、また別の話よ。恋愛は、当事者次第だからね。
そうこうしているうちに、イソフラスの隣国、ここは何という国?
御者に聞いてみたら、メルボンヌ国と言うらしい。王都だろうか?高い塀が張り巡らされている。
レイカは再び自分にだけ、隠蔽をかけ、入国することにする。不法入国になるね。きっと。
門番は、ジュリエンヌが聖女様であることに気づき、騒然とする。
上役の兵士が来て、教会へ連れていかれ、水晶玉判定が行われる。この時、ジュリエンヌの手の上に、隠蔽をかけたレイカはそっと、手を重ねる。ジュリエンヌは、いくらレイカが隠蔽をかけてもわかっている。
ちょっとしたズルをする。ジュリエンヌにいいところへ嫁にやりたい一心であるから、ジュリエンヌはレイカの体温を感じながら、水晶玉に手をかざすと、イソフラスの学園では感じられなかったほどのパワーを感じ、召喚聖女並みの本物の聖女として認定されてしまう。
これを狙ったんだけどね。イソフラスでは、フェイク聖女の扱いだったから、我慢ができなかったのよ。エドワード国へ送り返されたら、たまったもんじゃないわよ。ね。
俺様アイヴィー殿下は、どんな仕打ちをジュリエンヌにするかどうかもわからないし。
その後、すぐパレードがされた、ジュリエンヌは聖女のローブを纏い、ティアラをかぶって行進する。なぜか?若い国王陛下が隣にいる。
パレードが終わってから、メルボンヌ国の王城に聖女様用のお部屋が用意されることになったのである。
メルボンヌ国では、つい先ごろ先代の国王陛下がお亡くなりになり、先ほどのパレードの時に横にいらした国王が就任されたばかりであったのである。
メルボンヌ国王陛下は、ジュリエンヌの美しさにメロメロで、嫁にしたいと考えているようだった。
これなら、ズルしなくても、ジュリエンヌは幸せを掴めたかもしれない?とは思ったけど、今度こそ、いい男に当たってほしいと願うレイカ。
その日は、そのまま転移魔法でイソフラスに帰り、次の日、学園内のチャペルに祈りをささげ、授業も普通に出たのだが、特にジュリエンヌが不在でも欠席でも問題にならなかったのである。
授業が終わり寮へ戻ろうとすると、リチャード殿下に詰め寄られることになったのだが、
「ジュリエンヌ?今日は、欠席されていたみたいですね?行き先?さあ、存じ上げませんわ。」
肩を落として、スゴスゴと引き上げて言ったが、気づくのは時間の問題でしょ?だって、寮の部屋をノックしても誰も出ないのですもの。
放課後、転移魔法を使って、再びジュリエンヌの元を訪れるレイカ。
ジュリエンヌは、なんだか浮かない顔をしている。
「どうしたの?何かあった?」
「それがね、レイカ聞いてよ。昨夜、あの国王陛下が夜這いをかけてきたのよ。わたくしが寝ている部屋と侍女の部屋を念のため、入れ替えて寝ていたら、侍女の叫び声で起きてしまって、慌てて聖女部屋へ駈け込んだら、国王陛下がベッドの上に馬乗りになっていらっしゃったのよぉ。」
「げ!マジか!?」
とことんジュリエンヌは男運が悪いようだ。
こんなところに長居は無用だ。再び隠蔽魔法をかけて、王城を脱出することに。
どちらへ行ったらいいかわからない。そういえば、地図作成魔法?索敵魔法というものを持っていた気がする。
レイカは御者の横に陣取って、「右へ15度行って。」などと指示を出すことにしたのである。
どうやらこうやら、最短距離で国を脱出できたのである。
セクハラ変態エロ国王はごめんである。
メルボンヌ国の隣の国へ入った。隠ぺいを解除する。
「そういえば、リチャード殿下がジュリエンヌのことさがしていらしたわ。知らないって言っといたけど。」
「もし、わたくしを追いかけて来れるのだったら、考えてあげてもいいけど、所詮、リチャード様も与えられたものしか享受できないおぼっちゃまだったのかしらね。」
「今度も聖女判定、ズルするけどいい?」
「うん。ありがとう。でも夜這いされるのなんて、いやよ。」
「今夜は泊っていくわ。明日朝、イソフラスに帰ればいいから。」
次の国は、オールドリッチ国、閉門ぎりぎりに入国できた。
時間がぎりぎりだったせいか、ジュリエンヌの聖女認定は、明朝、持ち越しとなる。
いったん、イソフラスに帰ろうか?でもそれなら、ズルができなくなる可能性もあるね。
ジュリエンヌだけではなく、レイカまでも欠席するとイソフラスで問題になるかもしれない。
できるだけ、ことを穏便にさせた上で、ジュリエンヌを玉の輿に乗せたい。
ジュリエンヌには、テレパシーで知らせてくれるように、一応頼むが、テレパシーって遣えた?
目の前の紙に、小説を書きだすレイカ。その通りになるかどうか自信はないが、やらないよりマシだろう。ジュリエンヌとレイカはテレパシーでやり取りできるようにした。
できることはすべて、やってから一応、イソフラスに帰ってから、ジュリエンヌに連絡を取ってみると、ご都合主義サマサマである。なんと!テレパシーで通じ合うようになっていたのである。
これで一安心。次の日学園のチャペルでいつものように祈りをささげた後、テレパシーが飛んできて、すぐさまオールドリッチ国へ飛んだ。
行ってみるとちょうど水晶玉がセットしてあって、これから聖女判定を受けるところであった。良かった。ギリギリ間に合った。
ジュリエンヌの手の甲に重ねる手、さらにパワーアップした光が輝き続ける。
ん?毎度毎度、ジュリエンヌの手に重ねているせいか、ジュリエンヌ自体の聖魔力もUPしているようであった。それにテレパシーのせいかもしれない。
名実ともに、ジュリエンヌは二人分の聖魔法を得たのである。良かったのか?わるかったのか?わからないが、これで少しはマシな男が当たればいいよね?
すぐオールドリッチ国王に知らせがもたらされ、オールドリッチ国王太子殿下のジェームズ様が来てくださいまして、その場でプロポーズしてくださいました。
「わたくしは、はるか遠くエドワード国のブランネット公爵の娘で、ジュリエンヌと申します。故あって、この国の門をたたくことになり、今すぐ返答はしかねます。父に伺い立てせねば結婚を受諾できないのです。」
「では、いますぐ魔法鳥を飛ばしましょう。それでもし、御父上の承諾が得られれば、私との結婚は承知してくださるとの認識で構わないでしょうか?」
「はい、わたくしとて、行く宛てのない身、できればもらっていただきとう存じます。」
「これは嬉しいことを聞かせていただいた。では、後程。」
父からの魔法鳥の返信はすぐに届いた。お手紙の中には、「ジュリエンヌおめでとう。結婚式には、そちらへ行くよ。」と書いてあった。気の早いお父様、ニコリと微笑むジュリエンヌ。
こうしてジュリエンヌの嫁ぎ先が決まる。レイカは、というとまだニッポンに帰れる気配がない。
困った。このままでは、イソフラスのリチャード殿下との結婚が迫っている。
できれば政略ではなく、好きな男性と結婚したいと考える花の女子高生よ。異世界で、好きでもない男に花を散らせるなど、考えられない!どうしよう。と思案していたら、また一枚の紙がはらりと舞い落ちてきた。
そうだ!また、小説として書こう。すれば、ニッポンへ戻れるかもしれない。さらさらとペンを走らせる。気が付けば、塾帰りの元の道路に戻っていたのである。ただし、制服は着ていない。どうしよう。制服、失った?異空間のあたりをじっと目を凝らしてみると教科書などが入ったカバンもネグリジェも制服もきちんとたたまれた状態で入っていたので、家の玄関先の物陰で、必死に着替える。
あとで考えたら、自室で着替えればよかったと思う麗華。家に帰っても両親がまだ帰宅しているとは限らないから。
転移魔法や勉強の魔法はそのまま使えて便利。
学校へ行くにも塾へ行くにも、家へ帰るにも念じたところに転移できるようになった。
偏差値も常に75となり、両親は上機嫌である。あと1年、このままkeepできれば、東大理Ⅲ楽勝だね。
その時、異世界からジュリエンヌから結婚式の招待状が届く。行きたいけど、行って戻ってこれるよね?
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