離婚から玉の輿婚~クズ男は熨斗を付けて差し上げます

青の雀

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玉の輿

3.

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 いつの間にか隣に来ていてた洋一により、美里は押し倒されてしまう。

 「ちょっ。待ってよ。何、急に?」

 「急にじゃないよ。俺は前から美里のことが好きだったんだよ。そのことを再認識させられたのは、あのイヴの夜のことだけどさ。」

 「まさか?あのゲロをしている最中に?なんでよ、冗談じゃないわ。」

 「好きな女の前で、一番弱い自分をさらけ出せる。それが本当に愛しているということではないのか?とにかく俺は、そう思ったんだ。だから俺と結婚してくれ。」

 「えっえー!私はイヤよ。洋一のこと、そんな眼で見ていたことなんてないわ。だから無理、退いて。」

 さすがに洋一は男だけのことはあり、いくら押してもビクともしない。それどころか、美里はどんどん服を脱がされていく。

 ブラジャーとパンティだけの下着姿になっところで、洋一は自分の来ている服を脱ぎだしていく。

 「やめて。私、こういうこと、結婚するまでは無理って思ってた。だから、お願いやめて。」

 「ん?だかた俺たち結婚するんだよ?」

 「いやいや、無理。洋一とは幼馴染というkとだけで、愛しているわけではない。」

 「結婚なんて、愛しているからする者ではないだろ?」

 「結婚してから好きになってくれたらいいのだから。」

 「じゃ、なんでみんな結婚したがるの?」

 「それは我慢できないからだ。」

 「は?何を?」

 「美里も、どこまでそんなことを言っていられるか楽しみだな。」

 「ねえ、何よ、我慢って……って。は……ふ。」

 急に洋一の唇で塞がれてしまう。

 「俺は高校の時、いや違う。中学の時から、美里のことをこうしたかったんだけど、ずっと我慢していたんだ。やっと、念願がかなう。」

 さらに唇と口の中に舌を滑り込ませられ、美里は行きも絶え絶えになっている。その間に背中のフォックを外され、パンティにまで手が伸びるのを、美里は必死に抵抗する。

 「お願い、やめて。」

 洋一は、美里の唇を解放し、首筋に舌を這わせている。

 美里は、今まで感じたことがないような、下腹のあたりにむずむずとした快感が生まれてきていることを。両膝をこすり合わせて、なんとか落ち着きを取り戻そうと懸命にしている。

 洋一の舌は、まるでそれ自体が医師を持って動いているかのような、首筋から鎖骨、ついにはふくらみの頂にキスをするかのように吸われたときには、美里は思わずのけ反って声を上げてしまう。

 「あっ!」

 「美里、俺と結婚してくれるか?結婚してくれるのなら、もっと気持ちよくさせてやるよ。」

 美里は左右に首をフルフルと振り、

 「お願い、もう許して。やめて。」

 懇願するように言うが、洋一はやめてくれない。

 結局、その夜は、美里は愛撫されただけで、最後の一線は、洋一が踏みとどまってくれて、よかったというべきか、なんというべきかわからない。

 手マンだけで、転がされ喘ぎ続けたので、喉はカラカラ、声もおかしい。

 洋一は、美里の愛液を希望通り、たっぷりの飲み満足している。

 二人が目覚めた頃には、お日様が高く昇ってからのこと。

 洋一のしつこいキスで目覚めてしまったのだ。洋一は、美里の足の指を一本ずつ舐めている。

 カラダがべたべたで気持ち悪くて仕方がない。

 とにかくシャワーが浴びたい。そう思い、半身を起こすと、足の指をしゃぶっている洋一と目があった。

 「あれ、もう起きるんだ?」

 「シャワーを浴びるのよ。」

 「じゃあ、俺も。」

 洋一は指をしゃぶるのをやめ、浴室まで付いてくる。 

 「いやん。やめて……、お願い。」

 「美里はいつから嘘つきになったんだ?昨夜は、あんなに喜んでいたくせに?うそつきはお仕置きをしてやる!」

 「お願い、もう、いつになったら終わるの?」

 「俺と結婚してくれたら、それとも俺自身を受け入れてくれたらやめるよ?」

 「受け入れるって、その大きな太いものを私に挿れるってことよね?ダメ、無理。」
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