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65セフレ
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「あの……そろそろお帰りになったほうがよろしいのでは?もう少しすれば、学生や研究員も出勤することでしょうし。」
「何、言っているのよ?まだ6時じゃない。もう1回やりましょうよ。」
「本当に前世の俺だったのですか?」
「そうよ。間違いない!気がついたら異世界のそれも乙女ゲームの中にいたっていうわけ。それで乙女ゲームなんて、したこともないから最初はビックリしちゃってね。ねぇ、はやくぅ。欲しいの!しばらく男とやっていなかったから……。」
「それで、本当に聖女様なのですか?」
「そうよ?さっきから何度も回復魔法をかけているでしょ。わたくしも前世の自分にレイプされたときは、驚いたわ。でも、前世の自分のカラダのことは、わたくし自身が一番心得ているから、我慢できなくなったってわかるわ。だから早くぅ。久しぶりのオトコなのよ。」
「貴族令嬢で聖女様なら、引く手数多でしょう。何も、こんなオジサン相手にしなくても、いくらでもカラダを投げ出してくるオトコが多いのでは?」
「何、言っているのよ?レイプしたのは、神野太郎先生ご自身なのですよ。わたくしって、美味しそうでしょ?魅力的でしょ?むしゃぶりつきたいでしょ?さぁ、いらっしゃい。アナタのためにカラダを開きますわよ。」
「もう勘弁してくれ。俺も年だから、そう何度もできない。それに前世の俺の子供を孕むようなことになれば、マズイのでは?」
「太郎!何、言っているのよ。わたくしを抱きたかったのではないの?太郎の下に組み敷かれて、喘いであげたじゃないの。それに、太郎は、40歳の時に妻の性欲が強すぎて、パイプカットをしたじゃない?忘れたの?だから、いくらやってもアナタとの子供はできない。わたくしは、快楽を得て、アナタは若い愛人をもつ。ウィンウィンの関係でしょ?」
「はぁ……。仕方がない。俺のカラダ以外に何が望みだ?」
「乙女ゲームのことを知りたいのよ。確か、『救国の聖女様』と『アンダルシアに咲く赤いバラ』わたくしが転生したのは、『救国の聖女様』の方なんだけど、ここの病院のナースに速水凛子という女性がいる。その凛子さんが遊んでいたのが、さっき話した二つの乙女ゲームなのよ。」
「はぁ……話が全く読めない。その速水さんも、後世では、乙女ゲームの中に転生するのか?」
「そうよ。最初は救国の方に、その後、事故死してアンダルシアに、の方に転生するのよ。他人事みたいな顔をしてちゃダメよ。いずれアナタも、その世界に行くことになるのだから。」
「わかった。調べておくよ。で、連絡方法はどうする?」
「そうね、出入りしても怪しまれないためのクローゼットか何か……、そうだ!鏡があったわね。この鏡の向こう側に異空間を繋いで……、と。この鏡に手を突っ込んでくれたら、中にベルを仕込み、それを鳴らしてくれれば、すぐ伺うわ。裸で行くから、すぐ抱いてね。でないと風邪ひいちゃうかも?」
ウィンクしながら言うと、今にも太郎は鼻血を噴き出しそうになりながら、上を向き後頭部をトントン叩いている。
「オモチャを用意しとくよ。」
「まぁ!嬉しい♡」
「異世界では、こんな淫乱でも聖女様が務まるとは……。」
「元はアナタなのよ。」
もうここが夢であろうと、現実であろうと関係がない。アデセアで得たセフレがこんな形で再現されるのなら、夢でも現実でも、どちらでも構わないと思う。
でも、ひょっとすれば、現実かもしれない。夢の中で、しかも異空間の中で、前世ニッポンと繋がっていたのかもしれない。
それならまだ、打つ手があるはず。
だから何かの拍子で、異世界に来てしまったのかもしれないと考えるのが自然の成り行きだ。
少なくとも、科学者ならそう考えるもの。
「何、言っているのよ?まだ6時じゃない。もう1回やりましょうよ。」
「本当に前世の俺だったのですか?」
「そうよ。間違いない!気がついたら異世界のそれも乙女ゲームの中にいたっていうわけ。それで乙女ゲームなんて、したこともないから最初はビックリしちゃってね。ねぇ、はやくぅ。欲しいの!しばらく男とやっていなかったから……。」
「それで、本当に聖女様なのですか?」
「そうよ?さっきから何度も回復魔法をかけているでしょ。わたくしも前世の自分にレイプされたときは、驚いたわ。でも、前世の自分のカラダのことは、わたくし自身が一番心得ているから、我慢できなくなったってわかるわ。だから早くぅ。久しぶりのオトコなのよ。」
「貴族令嬢で聖女様なら、引く手数多でしょう。何も、こんなオジサン相手にしなくても、いくらでもカラダを投げ出してくるオトコが多いのでは?」
「何、言っているのよ?レイプしたのは、神野太郎先生ご自身なのですよ。わたくしって、美味しそうでしょ?魅力的でしょ?むしゃぶりつきたいでしょ?さぁ、いらっしゃい。アナタのためにカラダを開きますわよ。」
「もう勘弁してくれ。俺も年だから、そう何度もできない。それに前世の俺の子供を孕むようなことになれば、マズイのでは?」
「太郎!何、言っているのよ。わたくしを抱きたかったのではないの?太郎の下に組み敷かれて、喘いであげたじゃないの。それに、太郎は、40歳の時に妻の性欲が強すぎて、パイプカットをしたじゃない?忘れたの?だから、いくらやってもアナタとの子供はできない。わたくしは、快楽を得て、アナタは若い愛人をもつ。ウィンウィンの関係でしょ?」
「はぁ……。仕方がない。俺のカラダ以外に何が望みだ?」
「乙女ゲームのことを知りたいのよ。確か、『救国の聖女様』と『アンダルシアに咲く赤いバラ』わたくしが転生したのは、『救国の聖女様』の方なんだけど、ここの病院のナースに速水凛子という女性がいる。その凛子さんが遊んでいたのが、さっき話した二つの乙女ゲームなのよ。」
「はぁ……話が全く読めない。その速水さんも、後世では、乙女ゲームの中に転生するのか?」
「そうよ。最初は救国の方に、その後、事故死してアンダルシアに、の方に転生するのよ。他人事みたいな顔をしてちゃダメよ。いずれアナタも、その世界に行くことになるのだから。」
「わかった。調べておくよ。で、連絡方法はどうする?」
「そうね、出入りしても怪しまれないためのクローゼットか何か……、そうだ!鏡があったわね。この鏡の向こう側に異空間を繋いで……、と。この鏡に手を突っ込んでくれたら、中にベルを仕込み、それを鳴らしてくれれば、すぐ伺うわ。裸で行くから、すぐ抱いてね。でないと風邪ひいちゃうかも?」
ウィンクしながら言うと、今にも太郎は鼻血を噴き出しそうになりながら、上を向き後頭部をトントン叩いている。
「オモチャを用意しとくよ。」
「まぁ!嬉しい♡」
「異世界では、こんな淫乱でも聖女様が務まるとは……。」
「元はアナタなのよ。」
もうここが夢であろうと、現実であろうと関係がない。アデセアで得たセフレがこんな形で再現されるのなら、夢でも現実でも、どちらでも構わないと思う。
でも、ひょっとすれば、現実かもしれない。夢の中で、しかも異空間の中で、前世ニッポンと繋がっていたのかもしれない。
それならまだ、打つ手があるはず。
だから何かの拍子で、異世界に来てしまったのかもしれないと考えるのが自然の成り行きだ。
少なくとも、科学者ならそう考えるもの。
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