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「うっ。……。」
「目覚めたか?大事ないか、どこか傷むところはあるか?」
なに!? この展開?ひょっとしたらエリーゼではなく、ヒロインとして転生してしまった?と思うほど、ゴードンは気づかわし気に眉を下げている。
「ええっと、わたくしは?」
「覚えていないのかい?階段から、突き落とされてしまったのだよ。幸い、俺が近くにいたものだから、助けて、こうして城の俺の部屋に運んだというわけさ。」
ああ、やっぱり悪役令嬢として、転生したわけではなかったと、ホッと胸をなでおろす。
あのバッドエンドにだけは、なりたくない。といつも思っていたので、とりあえず、安心するが、どうも違和感がある。
なぜか、スースーと風通しがいい。それに顔にかかる髪の色が、どう見てもブロンドで、リリアーヌの黒髪には見えない。
エリーゼが目覚めたことで、侍医が呼ばれるが、侍医の表情がなぜか、ギョっとしている。それもそのはずで、エリーゼは、運び込まれたときの姿と違い、制服をほとんどそれもいやらしく脱がされた状態になっていて、明らかに王太子がエリーゼのカラダをオモチャにしたことがわかる。
「どこを見ておる?」
王太子が声を荒げ、侍医は何も言わずに、エリーゼにだけ微笑んで部屋を後にした。
侍医が部屋を出て行ったことを確認した王太子殿下は、今度はエリーゼに馬乗りになりながら、エリーゼの唇にチュッチュとリップ音を立てながら、キスをしていき、
「大した怪我でもなく、よかったな。俺が助けてやったのだぞ。」
「ありがとうございます。殿下。」
エリーゼとしては、早く殿下に退いてほしい。妙にギラギラした殿下の眼が怖い。でも、殿下は唇をエリーゼから離すことなく、髪を撫でる。
チラっと垣間見た髪の色も金髪で、やっぱりおかしい?ひょっとしたら、もう断罪シーンは終わっていて、これから殿下に捕食されるのだろうか?これから何百人という男たちに輪姦され、息も絶え絶えになり、その後はギロチンが待っているだけとか?
でも、そうなるとしたら、さっきの侍医は何だったのか?という疑問が頭をよぎる。
「ほう。他のことを考えているとは、余裕だな?」
「ち、ちがっ……。」
急に半開きになった口に殿下の舌がねじ込まれてくる。息もできない激しいキスに、それだけで頭がくらくらしてくる。
殿下の舌はエリーゼの舌を絡めとり、口の中全体を縦横無尽に動かされる。そして歯茎歯列を順番に舐めて、二人の唾液が混ざり、今にも滴り落ちようとしている。
「!」
どさくさにまぎれて、殿下がエリーゼのおっぱいに触る。エリーゼは自分の意志とは関係なく、下腹が熱くしびれていくことを感じるが、今や、殿下の手を阻止することだけで、頭がいっぱいなのだ。
「ああん。」
ゾワゾワとした甘い感覚がエリーゼのカラダを駆け巡っていく。
鼻に抜けるような声に、エリーゼ自身が驚きを隠せない。まさしく男を奮い勃たせるような声に、ゴードンもさらに荒々しく頂を口に含み、舌で転がせ、甘噛みをする。
なんとか、殿下の頭を自分から話そうと試みるが、男の力には抗えない。殿下はエリーゼの膝を立たせ、その間に顔を埋める。
「いやぁぁぁぁぁぁぁ。殿下、どうか、お許しを……。」
「許すわけないだろ?君のここはどんどん溢れてきて、いやらしいカラダをしているね。気に入ったぞ、俺好みだ。」
「どうして?」
「俺は君の命の恩人だと言ったはずだが?それに君は、俺の婚約者だからな。」
その瞬間に、エリーゼは、悟ってしまった。やっぱり、悪役令嬢の方だったことを。もしや、目が覚めたらリリアーヌとして転生していたかも?という甘い考えは吹っ飛んでしまったのだ。
やっぱりバッドエンドの未来しかない。
「うっ。」
「痛いか?辛抱してくれ。力を抜いて、深呼吸をすると楽になる。」
そんなこと言われても、今、アノ最中に深呼吸なんて、できない。それでも、殿下にわからないように大きく息を張って出していくと、幾分か痛みがマシになってくる。
ぱちゅ、ずちゃ、ぱちゅ、ぬぷっ、ぱちゅ、ずちゃ、ぱちゅ、ぬぷっ、ぱちゅ。
「ああん。何かが来る。」
「こういう時は、イクといいましょうね。」
「イクとは?どこへ?」
「ああん。ダメダメ、出ちゃう。」
「イクといってください。」
「イ……ク……。」
「よく言えました。では、ご褒美に。」
今度は、向かい合ったまま、殿下の膝の上に座らされ。チュッチュとキスされながら、下から何度も突き上げてくる。
ぬぷっ、ぬぷっ、パン、パン、ぬぷっ、ぬぷっ、パン、パン。
エリーゼは、おっぱいを上下に揺らしながら、殿下の顔の前に誘っている。決して、誘う意思はないのだが、落ちないように殿下の背中に手をまわして、のけ反らしていくと、どうしても誘っているようにしか見えない。
「いいですね。カラダの相性、抜群ですね。これは、クセになりそうなぐらい美味しいですよ。」
「あっ。あっ。あっ。あっ。あっ。あっ。あっ。あっ。あっ。」
「エリーゼ、気持ちいい?感じている?エリーゼの中に全部入ったよ。エリーゼの中、気持ちいいよ。もっと、腰を動かしてごらん。」
もうもうもうもう、頭がおかしくなりそう。そのままエリーゼは意識を手放してしまう。
「目覚めたか?大事ないか、どこか傷むところはあるか?」
なに!? この展開?ひょっとしたらエリーゼではなく、ヒロインとして転生してしまった?と思うほど、ゴードンは気づかわし気に眉を下げている。
「ええっと、わたくしは?」
「覚えていないのかい?階段から、突き落とされてしまったのだよ。幸い、俺が近くにいたものだから、助けて、こうして城の俺の部屋に運んだというわけさ。」
ああ、やっぱり悪役令嬢として、転生したわけではなかったと、ホッと胸をなでおろす。
あのバッドエンドにだけは、なりたくない。といつも思っていたので、とりあえず、安心するが、どうも違和感がある。
なぜか、スースーと風通しがいい。それに顔にかかる髪の色が、どう見てもブロンドで、リリアーヌの黒髪には見えない。
エリーゼが目覚めたことで、侍医が呼ばれるが、侍医の表情がなぜか、ギョっとしている。それもそのはずで、エリーゼは、運び込まれたときの姿と違い、制服をほとんどそれもいやらしく脱がされた状態になっていて、明らかに王太子がエリーゼのカラダをオモチャにしたことがわかる。
「どこを見ておる?」
王太子が声を荒げ、侍医は何も言わずに、エリーゼにだけ微笑んで部屋を後にした。
侍医が部屋を出て行ったことを確認した王太子殿下は、今度はエリーゼに馬乗りになりながら、エリーゼの唇にチュッチュとリップ音を立てながら、キスをしていき、
「大した怪我でもなく、よかったな。俺が助けてやったのだぞ。」
「ありがとうございます。殿下。」
エリーゼとしては、早く殿下に退いてほしい。妙にギラギラした殿下の眼が怖い。でも、殿下は唇をエリーゼから離すことなく、髪を撫でる。
チラっと垣間見た髪の色も金髪で、やっぱりおかしい?ひょっとしたら、もう断罪シーンは終わっていて、これから殿下に捕食されるのだろうか?これから何百人という男たちに輪姦され、息も絶え絶えになり、その後はギロチンが待っているだけとか?
でも、そうなるとしたら、さっきの侍医は何だったのか?という疑問が頭をよぎる。
「ほう。他のことを考えているとは、余裕だな?」
「ち、ちがっ……。」
急に半開きになった口に殿下の舌がねじ込まれてくる。息もできない激しいキスに、それだけで頭がくらくらしてくる。
殿下の舌はエリーゼの舌を絡めとり、口の中全体を縦横無尽に動かされる。そして歯茎歯列を順番に舐めて、二人の唾液が混ざり、今にも滴り落ちようとしている。
「!」
どさくさにまぎれて、殿下がエリーゼのおっぱいに触る。エリーゼは自分の意志とは関係なく、下腹が熱くしびれていくことを感じるが、今や、殿下の手を阻止することだけで、頭がいっぱいなのだ。
「ああん。」
ゾワゾワとした甘い感覚がエリーゼのカラダを駆け巡っていく。
鼻に抜けるような声に、エリーゼ自身が驚きを隠せない。まさしく男を奮い勃たせるような声に、ゴードンもさらに荒々しく頂を口に含み、舌で転がせ、甘噛みをする。
なんとか、殿下の頭を自分から話そうと試みるが、男の力には抗えない。殿下はエリーゼの膝を立たせ、その間に顔を埋める。
「いやぁぁぁぁぁぁぁ。殿下、どうか、お許しを……。」
「許すわけないだろ?君のここはどんどん溢れてきて、いやらしいカラダをしているね。気に入ったぞ、俺好みだ。」
「どうして?」
「俺は君の命の恩人だと言ったはずだが?それに君は、俺の婚約者だからな。」
その瞬間に、エリーゼは、悟ってしまった。やっぱり、悪役令嬢の方だったことを。もしや、目が覚めたらリリアーヌとして転生していたかも?という甘い考えは吹っ飛んでしまったのだ。
やっぱりバッドエンドの未来しかない。
「うっ。」
「痛いか?辛抱してくれ。力を抜いて、深呼吸をすると楽になる。」
そんなこと言われても、今、アノ最中に深呼吸なんて、できない。それでも、殿下にわからないように大きく息を張って出していくと、幾分か痛みがマシになってくる。
ぱちゅ、ずちゃ、ぱちゅ、ぬぷっ、ぱちゅ、ずちゃ、ぱちゅ、ぬぷっ、ぱちゅ。
「ああん。何かが来る。」
「こういう時は、イクといいましょうね。」
「イクとは?どこへ?」
「ああん。ダメダメ、出ちゃう。」
「イクといってください。」
「イ……ク……。」
「よく言えました。では、ご褒美に。」
今度は、向かい合ったまま、殿下の膝の上に座らされ。チュッチュとキスされながら、下から何度も突き上げてくる。
ぬぷっ、ぬぷっ、パン、パン、ぬぷっ、ぬぷっ、パン、パン。
エリーゼは、おっぱいを上下に揺らしながら、殿下の顔の前に誘っている。決して、誘う意思はないのだが、落ちないように殿下の背中に手をまわして、のけ反らしていくと、どうしても誘っているようにしか見えない。
「いいですね。カラダの相性、抜群ですね。これは、クセになりそうなぐらい美味しいですよ。」
「あっ。あっ。あっ。あっ。あっ。あっ。あっ。あっ。あっ。」
「エリーゼ、気持ちいい?感じている?エリーゼの中に全部入ったよ。エリーゼの中、気持ちいいよ。もっと、腰を動かしてごらん。」
もうもうもうもう、頭がおかしくなりそう。そのままエリーゼは意識を手放してしまう。
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