6 / 82
6
しおりを挟む
僕たちの間で沈黙が続き、居づらさから椅子から僕は立ち上がり背伸びする。
本当だったら、自宅の部屋で日課としているトレーニングとか動画見たりとかしていたなぁと思った。どうやって家に帰るんだろう、ていうかそもそもここどこだ?
僕は、マナチの方を向き、しゃがみ込んで目線を合わせた。
「僕は家に帰りたい。マナチは?」
「・・・私も」
「今わかることは可能な限り調べて、わからないことを無くしていかないと家に帰る方法もわからないままかもしれないと思うんだ」
マナチは僕から視線を外し、下を向いた。あ、責めてるわけじゃないよ……やらかしたかもしれない。
「私も、私も調べる」
彼女は顔を上げ、僕と向き合い、眼に強い意志を灯したように見えた。僕はそれに対し頷き、僕たちは眠くなるまで調べることにした。マナチは食料のところに缶詰の種類とか、水以外のペットボトルが何があるとか、主に生活の項目を見ていた。食べ物を召喚し、一緒に食べたり、スポーツドリンクのようなものを飲んだりし、親睦が深まっていく感じがした。
あたりを見渡すと自分たちと同じようにいろいろ調べている感じだった。ムッツーとタッツーも使えるようになったのか、ハルミンと一緒に仲良く話をしていた。ツバサとジュリに関しては、二人で独特な雰囲気を醸し出していた。
「ねぇ、ヨーちゃん……この自衛ってさ、この銃って人を殺すためのものだよね」
マナチはこの自衛というアビリティ・スキルの恐ろしさをだんだんと感じているようだった。僕もそう感じていて、この銃器というのは戦争とかで使われるものだ、人を襲うモンスターとか現実にはいなかった。そうなってくるとこれは人を殺すための道具なのだ。
「そう……だね。だから、何のために存在するのか、気になったんだ」
僕は自分自身の欲望が抑えきれなくなったらきっと殺されてしまうのだろう。でもよく考えたら元から犯罪者になりたいという思いはなく、こうお互いに同意の上でラブな感じの方が好きだからその方向はないから問題ない事に気づいた。
いや、でも隠れて一人で欲望を吐き出している時をもしも見られたら殺される可能性があり得ると思った。
「はぁ……」
「大丈夫、ヨーちゃん?」
僕は思わずため息をこぼし、そのことでマナチを心配させてしまった。
「大丈夫、今日はもう寝よう」
「うん、そうだね」
「それじゃ、おやすみ」
「おやすみ」
+
翌日、空の曇り模様は変わりないものの真っ暗闇ではなく、薄暗さにより朝と認識できる時間に各自テントから出てきて、それぞれがアビリティ・スキルで朝食を食していた。食料として出せたのは、缶詰やスティック型のお菓子みたいなものなど、コンビニでみかけるようなものだ。
「今日は、あの明かりの場所に向かわず、これの使い方や情報を共有しようと思う」
ムッツーは不思議なアーミーナイフを持ちながら、みんなに提案したのだった。
「明日になったら出発するって事ですか?」
ハルミンは手を挙げて質問した。
「一通り試して、時間が足りなかったら伸ばした方がいいと思っている。みんな見たと思うが自衛というアビリティ・スキルの中に銃器というのがある。これがあるのには、考えたくないが何かしら危険なものが存在し、それに対して自身でどうにかしないといけないからあるのではないか、と思ったんだ」
僕は背筋が少しだけ冷えるような感じがした。昨日は何もせずに寝たし、ていうか気が付いたら寝ていたから何もしてない。僕はいつものように無表情でいた。
周りを念のため確認すると、そんな危険なものという出来事が来ないでほしいという思いが顔にそれぞれ出ていた。大丈夫だ、僕はそんな事はしない、同意の上でしかしないと心に誓った。
「備えあれば患いなし、って言うしね」
タッツーが雰囲気を変えようと明るい口調で言ったが空気は重く感じた。さすがに母性本能でも空気の重さは緩和できなかった。
ムッツーによってテーブルと人数分の椅子が召喚され、みんなで座って話そうという雰囲気を促してきた。みな、とぼとぼとそこに向かい、各々が椅子に座っていき、僕はどこに座るかと考えていた。すると、マナチに引っ張られ、隣同士になるように座ることになった。
マナチの方を見るとニコニコしており、僕はいらぬ勘違いを抱きそうになり自制することにした。こういうのはそんなつもりじゃありませんでした案件だ。僕はそのあたり賢いから知っている。
ムッツーはできるお姉さま風な仕草をしながら、テーブルの上にアーミーナイフをそっとおいた。背筋がピンとしており、胸を強調しているものの下品さはないあたり、すごいなと思った。昨日までのステータスウィンドウが表示できなくて動揺していた時を忘れるくらい凛々しかった。
「この中でツバサとジュリが一番これについて詳しいと思う。わかる範囲で構わないから昨日教えてくれた事以外でわかった事を教えてほしい」
ムッツーがジュリとツバサに話を振り、二人はおずおずとうなづいた。それを見て、ハルミンは彼女たちを元気づけるように挨拶をした。
「よろしくおねがいします!」
二人は、ビクッと驚いてしまったが口元をもにゅもにゅとしながらもお互いに見合わせ、ツバサが頷いた。
「え、えと……」
「ゆっくりで構わない、ツバサ……よろしく頼む」
ムッツーは頭を下げ、お願いしたのだった。
「は、はい・・・昨日あれからステータスウィンドウを見ていたら、アビリティ・スキルだけではなく、私たちの名前が書かれていました。タブと呼ばれる、付箋みたいなものがあって、それに意識すると出てきます」
各自がステータスウィンドウを表示させているのか、空中に指をつんつんして確認するのだった。僕も同じように表示させ、確認した。普段、ゲームとかするがチュートリアルが教えてくれるので言われないとそのままスルーしてしまうのを自覚した。
ツバサは僕の中で委員長枠になった。
「名前の所を意識していくと、各自が持っているアビリティ・スキルが現れます。たぶん、私たちは七人一緒の仲間だから同じようにアビリティ・スキルを使えるのではないかと思いました。それで、昨日の夜、私がここから抜けると意識したら抜けれて、抜けた後に今まで見えていたものが見えなくなってました。だからその、このアビリティ・スキルは仲間だから使えるというのがわかりました」
ツバサの説明後に、自分が持っている固有のアビリティ・スキルを確認した。そこに記載されていたものは、自衛の銃器と防具、生活の食料と飲料だった。
「ヨーちゃんはなんだった? 私は防具だったよ」
こそりとマナチが横から教えてくれたのを聞き、自分は三つあったのだけど、しかしてこれがチートというものじゃないかと考えてしまった。
「じゃ、じゃあ、私が最初ペットボトルの水が出せなかったのは……」
ムッツーがステータスウィンドウを見ながら神妙な顔つきで呟いていた。しかし、指をつんつんと虚空にタップしていると何か見つけたようで顔つきが普段の凛々しい状態になった。
「そ、それは意識して出そうとしてなかったのかな……と」
ツバサが非情に申し訳なさそうに答え、ムッツーは赤面するのだった。
生徒会長のようなお姉さまをいじるとは、ツバサの事が出来るなと心の中で思った。
本当だったら、自宅の部屋で日課としているトレーニングとか動画見たりとかしていたなぁと思った。どうやって家に帰るんだろう、ていうかそもそもここどこだ?
僕は、マナチの方を向き、しゃがみ込んで目線を合わせた。
「僕は家に帰りたい。マナチは?」
「・・・私も」
「今わかることは可能な限り調べて、わからないことを無くしていかないと家に帰る方法もわからないままかもしれないと思うんだ」
マナチは僕から視線を外し、下を向いた。あ、責めてるわけじゃないよ……やらかしたかもしれない。
「私も、私も調べる」
彼女は顔を上げ、僕と向き合い、眼に強い意志を灯したように見えた。僕はそれに対し頷き、僕たちは眠くなるまで調べることにした。マナチは食料のところに缶詰の種類とか、水以外のペットボトルが何があるとか、主に生活の項目を見ていた。食べ物を召喚し、一緒に食べたり、スポーツドリンクのようなものを飲んだりし、親睦が深まっていく感じがした。
あたりを見渡すと自分たちと同じようにいろいろ調べている感じだった。ムッツーとタッツーも使えるようになったのか、ハルミンと一緒に仲良く話をしていた。ツバサとジュリに関しては、二人で独特な雰囲気を醸し出していた。
「ねぇ、ヨーちゃん……この自衛ってさ、この銃って人を殺すためのものだよね」
マナチはこの自衛というアビリティ・スキルの恐ろしさをだんだんと感じているようだった。僕もそう感じていて、この銃器というのは戦争とかで使われるものだ、人を襲うモンスターとか現実にはいなかった。そうなってくるとこれは人を殺すための道具なのだ。
「そう……だね。だから、何のために存在するのか、気になったんだ」
僕は自分自身の欲望が抑えきれなくなったらきっと殺されてしまうのだろう。でもよく考えたら元から犯罪者になりたいという思いはなく、こうお互いに同意の上でラブな感じの方が好きだからその方向はないから問題ない事に気づいた。
いや、でも隠れて一人で欲望を吐き出している時をもしも見られたら殺される可能性があり得ると思った。
「はぁ……」
「大丈夫、ヨーちゃん?」
僕は思わずため息をこぼし、そのことでマナチを心配させてしまった。
「大丈夫、今日はもう寝よう」
「うん、そうだね」
「それじゃ、おやすみ」
「おやすみ」
+
翌日、空の曇り模様は変わりないものの真っ暗闇ではなく、薄暗さにより朝と認識できる時間に各自テントから出てきて、それぞれがアビリティ・スキルで朝食を食していた。食料として出せたのは、缶詰やスティック型のお菓子みたいなものなど、コンビニでみかけるようなものだ。
「今日は、あの明かりの場所に向かわず、これの使い方や情報を共有しようと思う」
ムッツーは不思議なアーミーナイフを持ちながら、みんなに提案したのだった。
「明日になったら出発するって事ですか?」
ハルミンは手を挙げて質問した。
「一通り試して、時間が足りなかったら伸ばした方がいいと思っている。みんな見たと思うが自衛というアビリティ・スキルの中に銃器というのがある。これがあるのには、考えたくないが何かしら危険なものが存在し、それに対して自身でどうにかしないといけないからあるのではないか、と思ったんだ」
僕は背筋が少しだけ冷えるような感じがした。昨日は何もせずに寝たし、ていうか気が付いたら寝ていたから何もしてない。僕はいつものように無表情でいた。
周りを念のため確認すると、そんな危険なものという出来事が来ないでほしいという思いが顔にそれぞれ出ていた。大丈夫だ、僕はそんな事はしない、同意の上でしかしないと心に誓った。
「備えあれば患いなし、って言うしね」
タッツーが雰囲気を変えようと明るい口調で言ったが空気は重く感じた。さすがに母性本能でも空気の重さは緩和できなかった。
ムッツーによってテーブルと人数分の椅子が召喚され、みんなで座って話そうという雰囲気を促してきた。みな、とぼとぼとそこに向かい、各々が椅子に座っていき、僕はどこに座るかと考えていた。すると、マナチに引っ張られ、隣同士になるように座ることになった。
マナチの方を見るとニコニコしており、僕はいらぬ勘違いを抱きそうになり自制することにした。こういうのはそんなつもりじゃありませんでした案件だ。僕はそのあたり賢いから知っている。
ムッツーはできるお姉さま風な仕草をしながら、テーブルの上にアーミーナイフをそっとおいた。背筋がピンとしており、胸を強調しているものの下品さはないあたり、すごいなと思った。昨日までのステータスウィンドウが表示できなくて動揺していた時を忘れるくらい凛々しかった。
「この中でツバサとジュリが一番これについて詳しいと思う。わかる範囲で構わないから昨日教えてくれた事以外でわかった事を教えてほしい」
ムッツーがジュリとツバサに話を振り、二人はおずおずとうなづいた。それを見て、ハルミンは彼女たちを元気づけるように挨拶をした。
「よろしくおねがいします!」
二人は、ビクッと驚いてしまったが口元をもにゅもにゅとしながらもお互いに見合わせ、ツバサが頷いた。
「え、えと……」
「ゆっくりで構わない、ツバサ……よろしく頼む」
ムッツーは頭を下げ、お願いしたのだった。
「は、はい・・・昨日あれからステータスウィンドウを見ていたら、アビリティ・スキルだけではなく、私たちの名前が書かれていました。タブと呼ばれる、付箋みたいなものがあって、それに意識すると出てきます」
各自がステータスウィンドウを表示させているのか、空中に指をつんつんして確認するのだった。僕も同じように表示させ、確認した。普段、ゲームとかするがチュートリアルが教えてくれるので言われないとそのままスルーしてしまうのを自覚した。
ツバサは僕の中で委員長枠になった。
「名前の所を意識していくと、各自が持っているアビリティ・スキルが現れます。たぶん、私たちは七人一緒の仲間だから同じようにアビリティ・スキルを使えるのではないかと思いました。それで、昨日の夜、私がここから抜けると意識したら抜けれて、抜けた後に今まで見えていたものが見えなくなってました。だからその、このアビリティ・スキルは仲間だから使えるというのがわかりました」
ツバサの説明後に、自分が持っている固有のアビリティ・スキルを確認した。そこに記載されていたものは、自衛の銃器と防具、生活の食料と飲料だった。
「ヨーちゃんはなんだった? 私は防具だったよ」
こそりとマナチが横から教えてくれたのを聞き、自分は三つあったのだけど、しかしてこれがチートというものじゃないかと考えてしまった。
「じゃ、じゃあ、私が最初ペットボトルの水が出せなかったのは……」
ムッツーがステータスウィンドウを見ながら神妙な顔つきで呟いていた。しかし、指をつんつんと虚空にタップしていると何か見つけたようで顔つきが普段の凛々しい状態になった。
「そ、それは意識して出そうとしてなかったのかな……と」
ツバサが非情に申し訳なさそうに答え、ムッツーは赤面するのだった。
生徒会長のようなお姉さまをいじるとは、ツバサの事が出来るなと心の中で思った。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

Fランクの光魔術師ですが、チートな魔剣士に覚醒しました。~あれ? この魔剣、勇者の聖剣より強くね?~
ヒツキノドカ
ファンタジー
「ユーク、遠距離魔術を使えない君なんてもういらないよ」
光魔術師のユークはある日突然勇者パーティを追放される。
光魔術は全属性の中で最高の威力を持つが、ユークには遠距離魔術の才能がなかったのだ。
絶望するユークだったが、あるきっかけで魔剣を手に入れる。
そしてユークが魔剣に魔力を流した途端――ヴゥンッ、という音を立てて光の刃が出現した。
防御不能の最強魔剣、【光の魔剣(フォトンソード)】の誕生である。
「これなら俺も戦えるかもしれない」
ユークは光属性の魔剣を使い次々と手柄を上げていく。
ダンジョンをあっさりクリア。
街を襲う邪教徒たちも殲滅。
真の仲間も手に入れ、あっという間に成り上がっていく。
一方、ユークを失った勇者パーティには徐々に暗雲が立ち込める。
今までの輝かしい実績はユークがいたからこそだと気付き、ユークを連れ戻そうとするがもう遅い。
すでにユークは勇者よりもはるかに強くなっていたから。
これは遠距離魔術の才能はなく、代わりに魔剣士としては最強の少年が栄光を手にする物語。
ーーーーーー
ーーー
※毎日十二時更新です!(初日のみ鬼更新)
【宣伝!】
現在連載中の、
『厨二魔導士の無双が止まらないようです~「貴族じゃないから」と魔導学院を追放された少年、実は規格外の実力者~』
が書籍化されます!
こちらもよろしくお願いします~!

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
元勇者の俺と元魔王のカノジョがダンジョンでカップル配信をしてみた結果。
九条蓮@㊗再重版㊗書籍発売中
ファンタジー
異世界から帰還した元勇者・冴木蒼真(さえきそうま)は、刺激欲しさにダンジョン配信を始める。
異世界での無敵スキル〈破壊不可(アンブレイカブル)〉を元の世界に引き継いでいた蒼真だったが、ただノーダメなだけで見栄えが悪く、配信者としての知名度はゼロ。
人気のある配信者達は実力ではなく派手な技や外見だけでファンを獲得しており、蒼真はそんな〝偽者〟ばかりが評価される世界に虚しさを募らせていた。
もうダンジョン配信なんて辞めてしまおう──そう思っていた矢先、蒼真のクラスにひとりの美少女転校生が現れる。
「わたくし、魔王ですのよ」
そう自己紹介したこの玲瓏妖艶な美少女こそ、まさしく蒼真が異世界で倒した元魔王。
元魔王の彼女は風祭果凛(かざまつりかりん)と名乗り、どういうわけか蒼真の家に居候し始める。そして、とあるカップルのダンジョン配信を見て、こう言った。
「蒼真様とカップル配信がしてみたいですわ!」
果凛のこの一言で生まれた元勇者と元魔王によるダンジョン配信チャンネル『そまりんカップル』。
無敵×最強カップルによる〝本物〟の配信はネット内でたちまち大バズりし、徐々にその存在を世界へと知らしめていく。
これは、元勇者と元魔王がカップル配信者となってダンジョンを攻略していく成り上がりラブコメ配信譚──二人の未来を知るのは、視聴者(読者)のみ。
※この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる