上 下
13 / 30

13 交わる

しおりを挟む
広い風呂場に響き渡る水音とイヤらしい音。
そう俺はこの聖騎士団団長様にめちゃめちゃ愛撫されてアヘアヘしている所だ。
まさかこんな綺麗で高貴な身分なお方に自分の下半身を舐めていただくなどあってはならない。
だがもう遅い、そちらから始めた事だから俺は悪くない。


「ア……ル……もういいってば……」


綺麗な形の口や舌に俺の先っぽは吸われたりレロレロ舐められたりやられたい放題だ。
女にもさせた事はあるが、ここまで興奮したのは初めてだった。
さっきの一目惚れという言葉を意識してしまったのだろうか。男同士で一目惚れか……信じ難いが実は俺もアルの事一目惚れしたのかもしれない。
イケメンで、団長で、そして強くて優しい。
自分には勿体ない男性だ。



「モモのココすごく美味しいよ、甘い果実みたいだ……」
「う゛っ……なんつー恥ずかしいこというんだっ!?」


歯の浮くような事言いやがるが、その甘いとか言ってるやつ、俺の我慢汁だろうがっ!!

甘いわけがない、舐めたことはないが絶対不味い事はわかっている。


「不味いくせに美味いとか言うな!」


真っ赤になりながら、風呂場で叫ぶ桃太に可愛いなぁと囁きながらアルベルトは笑顔で、
「モモのだから美味しいんだよ」と満足気に言った。


「ほら……もう黙って……」


ふふっと意地悪そうに笑うと喉奥まで、チンポをくわえ込まれる。
その巧みな口と舌の動きに、絶頂を迎えそうになる、鼓動が速くなり出したい欲求にかられる。


「あ゛っ……アっやめ゛っろっ!?イ……っちまうからぁ……」


声を出すのを我慢しようとするがツヤに満ちた声は漏れ出ていた。


「ん゛ン……っ」


身体の奥から溢れ出た精液を美味しそうに喉を鳴らし飲み干したアルベルトの唇は桃太の精液で濡れていた。それがまた艶やかで艶めかしさが伝わり、桃太は更に顔を赤くした。


「ご馳走様、美味しかったよ」


そんな美しい顔でそんな事いうのやめてくれぇえー!俺は申し訳ない気持ちでいっぱいになった。



「わっわっ!?ちょっとままままてっ」



間の抜けた声が出てしまったのは、アルが次の行為に出たからだった。
俺の尻穴に指を入れてきたからだ。


「ここを解さないと痛い思いをするのはモモだよ?」


まさか俺が挿入される側なのか?!
ましてや排泄する場所にそんなでかいもんぶち込まれたら、死んでしまうんじゃないか?!
そんな事を考えているのも束の間、アルの綺麗な指は1本ググッと中へと挿入される。


「う゛ぁっ……ちょっ」


奥を広げるように指が動かされる、最初は痛かったが痛みは段々慣れてきたのか無くなってきた。
かといって気持ちいいのかと聞かれると異物がウネウネした感じで違和感を感じた。
しかしある1点に刺激をくわえられたのかビクッと身体が震えた。



「っ!?な、なんかっ……そこ変なんだが……」
「変?あ……前立腺かな?」
「ぜ……んりつせん?っぁっ……」


その部分をアルはゴリゴリと弄り続けた。
俺の身体がは気持ちよさからか、またも息子が頭を持ち上げはじめた。


「フフっ気持ちよくなってきたかな?」


アルは嬉しそうに言うと指をどんどん増やしていった。男同士でこんな事と思いながらも、気持ちよすぎて抵抗する気も起きない。
もうなすがまま、なされるがままになっていた。


「そろそろ……モモのナカに入れたい……」


息が荒くなってきたアルは自分の大きなチンポを少し扱いていた。
ちょっと意地悪したくなってきたな……。


「っ……ダメだ……いれちゃ」


開かされた足を閉じようとする俺に、アルはびっくりした顔をする。
俺は余裕はないものの、口の端を上げながらアルを見る。


「も……モモ?それは……ひどいな……どうしたら挿れさせてくれるんだい?」

「じゃあ……その口で、俺のギンギンになったデッカイチンポをモモのナカに挿れさせてくださいって言えよ?」


綺麗な顔でこんな絶対言わないような下品な事を言うアルベルトを想像すると、すごく気分が高揚する。
そのギャップがたまらねぇんだ。
俺はその時を待ち望んだ。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

彼女持ちのドМな親友の願望を叶えてあげる健気で哀れな俺の話

朝賀 悠月
BL
航太朗は、親友である篤志の頼みを受けて、ある願いを叶えてやっていた。 『乳首をいじめてほしい』という願望から始まって、今では航太朗に竿をいじめられてイクことが快感になり、惜しげもなく潮を吹くまでになった篤志。 航太朗がゲイであることを知っていた篤志は、『こんな性癖、彼女には言えないから』と決死の思いで頼った。航太朗が、篤志に対して抱いている思いなど、知りもせずに。 乳首や股間のモノをいじめてやれば、快楽に身を任せて腰を揺らし、喘ぎ声を上げる。 そんな篤志が、愛おしくて堪らない。 けれど自分はただの特殊な親友なのだからと、航太朗は平然とした態度で今日も篤志のカラダをいじり倒す。 親友に抱き続けている想いを、必死に隠して。 しかしそんな航太朗も、親友の胸に秘めてきた本当の想いには気付かない。 『篤志はノンケなんだから』と言い聞かせてきた壁が二人を阻み、カンケイを拗らせていく。 ゲイの航太朗とノンケの篤志。 交差する二人の想いの終着点は…… ※直接的性表現を多く含みます。苦手な方はご注意ください。  (タイトルの後ろの★が目印!) ※4話ほど短編で公開していましたが、思いの外あっくんとこうちゃんが酷くモダモダと拗らせ始めたので、長編として綴っていくことにしました。 ※以前の短編を気に入ってくださっていた皆さま、ありがとうございました。  引き続きこちらでもお楽しみくださいませ。 ※不定期だけど時間は 21:10 更新

竜騎士の秘密の訓練所(雌穴調教)

haaaaaaaaa
BL
王都で人気の竜騎士はエリート中のエリート集団だ。リュウトは子供のころからの憧れの竜騎士を目指し、厳しい試験をクリアし、念願の新人として訓練に励む。誰も知らない訓練内容には、ドラゴンに乗るためと言われなぜか毎日浣腸をしないといけない。段々訓練内容は厳しくなり、前立腺を覚えさせられメスイキを強いられる。リュウトはなぜこんな訓練が必要なのか疑問に感じるが、その真相は。

淫紋付けたら逆襲!!巨根絶倫種付けでメス奴隷に堕とされる悪魔ちゃん♂

朝井染両
BL
お久しぶりです! ご飯を二日食べずに寝ていたら、身体が生きようとしてエロ小説が書き終わりました。人間って不思議ですね。 こういう間抜けな受けが好きなんだと思います。可愛いね~ばかだね~可愛いね~と大切にしてあげたいですね。 合意のようで合意ではないのでお気をつけ下さい。幸せラブラブエンドなのでご安心下さい。 ご飯食べます。

[R18] 転生したらおちんぽ牧場の牛さんになってました♡

ねねこ
BL
転生したら牛になってて、毎日おちんぽミルクを作ってます♡

童貞処女が闇オークションで公開絶頂したあと石油王に買われて初ハメ☆

はに丸
BL
闇の人身売買オークションで、ノゾムくんは競りにかけられることになった。 ノゾムくん18才は家族と海外旅行中にテロにあい、そのまま誘拐されて離れ離れ。転売の末子供を性商品として売る奴隷商人に買われ、あげくにオークション出品される。 そんなノゾムくんを買ったのは、イケメン石油王だった。 エネマグラ+尿道プラグの強制絶頂 ところてん 挿入中出し ていどです。 闇BL企画さん参加作品。私の闇は、ぬるい。オークションと石油王、初めて書きました。

執着系義兄の溺愛セックスで魔力を補給される話

Laxia
BL
元々魔力が少ない体質の弟──ルークは、誰かに魔力を補給してもらわなければ生きていけなかった。だから今日も、他の男と魔力供給という名の気持ちいいセックスをしていたその時──。 「何をしてる?お前は俺のものだ」 2023.11.20. 内容が一部抜けており、11.09更新分の文章を修正しました。

見せしめ王子監禁調教日誌

ミツミチ
BL
敵国につかまった王子様がなぶられる話。 徐々に王×王子に成る

新しいパパは超美人??~母と息子の雌堕ち記録~

焼き芋さん
BL
ママが連れてきたパパは超美人でした。 美しい声、引き締まったボディ、スラリと伸びた美しいおみ足。 スタイルも良くママよりも綺麗…でもそんなパパには太くて立派なおちんちんが付いていました。 これは…そんなパパに快楽地獄に堕とされた母と息子の物語… ※DLsite様でCG集販売の予定あり

処理中です...