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1 柊桃太
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柊桃太17歳、王火学園で1番喧嘩が強いと言われる、身長も172cmという平均身長、身体は筋トレが趣味なだけあり細マッチョ容姿も鼻筋が通っていて、目も二重で吊り上がり気味だがイケメン。髪色は栗色のアシメショートヘア(サラサラ)
何故か性格はめちゃくちゃ捻くれている。
それもこれも両親が離婚し、母親に引き取られたものの、その母親は他の男をつくり、桃太1人を残し今の安アパートを出て行ってしまったのだから。
桃太が捻くれたのは、そのせいだったのだ。
生活費は母親の母親、桃太の祖母によって仕送りがされているが、精々アパート費用と光熱費でカツカツの生活を送っていた。
「げっ……冷蔵庫これだけしかねぇ」
中に入ってたのは、卵2個と牛乳。
タンパク源は筋トレには欠かせない、だが肉を食べないと、これはダメだ。
どうすればいい……ばばあに仕送りプラスで要求するか、いや、それはダメだ。これ以上迷惑かけるわけには。
桃太は考えた。その結果。
「よし!カツアゲをしよう!そうしよう!」
結局捻くれた、ましてや犯罪レベルな考えとなるのだった。
桃太は、いつも喧嘩をしている場所に赴いた。そこは学校の裏のフェンスを出て少し行った所にある廃れた場所だった、空き家がたくさん存在する場所で、そこは不良の溜まり場にもなっていた。
そこにムシャクシャした時に行けば必ず喧嘩が出来る。だが桃太はもう1目置かれる存在で、直ぐにほかの不良は恐れ慄き立ち去ってしまう。
最近はそのせいで暇を持て余していた。
だが今日は違う。喧嘩……ではなく、カツアゲなのだから。
桃太は学校の裏に行き、フェンスを開けて裏道にいく。
そこは薄暗く街灯も何もない。
今はもう夕方だ、直に暗くなる急がなければ。
人の話し声、煙草の匂い。4.5人はいるな……。
たとえ何人いようと俺には敵わない。
少し脅せば金もすんなり渡すに違いない。
壊れかけた空き家の扉を蹴り開ける、ガンッと激しい音と共に、不良達が驚嘆し煙草を落とす。
「ヒッ……柊だぁあああ、逃げろっ!!!」
何故か吸殻を俺に投げてくるがそれを交わし地べたに座っている男の顔面を軽く1発殴る。
「うべァっ!??」
地面に顔をついて倒れる、その状況を見て1人逃げようとする奴の腕を掴み、背中の方に手をグイッと持って来て、自分の膝を背中に乗せる。
「ぐぁっ?!いっ……いだい……た、助けて……」
悲痛に満ちた声をあげる、そりゃそうだ動く程痛くなるんだからな。
「おいっそこの2人、逃げれると思うなよ?」
目を細め扉から出ようとする2人を威嚇するとその場で凍り付いてしまった。
「今日は喧嘩しに来たわけじゃねーんだわ」
ニヤッと口角をあげながら拘束していた相手の腕を放す。
「な、なんでも言ってください。柊さんの言う通りにしますからっ」
ヘコヘコ頭を下げ始めた。
本当……弱っちぃ中途半端なクソしかいねぇな。こんな世界滅びればいいのに。つまんねぇ。
何故か性格はめちゃくちゃ捻くれている。
それもこれも両親が離婚し、母親に引き取られたものの、その母親は他の男をつくり、桃太1人を残し今の安アパートを出て行ってしまったのだから。
桃太が捻くれたのは、そのせいだったのだ。
生活費は母親の母親、桃太の祖母によって仕送りがされているが、精々アパート費用と光熱費でカツカツの生活を送っていた。
「げっ……冷蔵庫これだけしかねぇ」
中に入ってたのは、卵2個と牛乳。
タンパク源は筋トレには欠かせない、だが肉を食べないと、これはダメだ。
どうすればいい……ばばあに仕送りプラスで要求するか、いや、それはダメだ。これ以上迷惑かけるわけには。
桃太は考えた。その結果。
「よし!カツアゲをしよう!そうしよう!」
結局捻くれた、ましてや犯罪レベルな考えとなるのだった。
桃太は、いつも喧嘩をしている場所に赴いた。そこは学校の裏のフェンスを出て少し行った所にある廃れた場所だった、空き家がたくさん存在する場所で、そこは不良の溜まり場にもなっていた。
そこにムシャクシャした時に行けば必ず喧嘩が出来る。だが桃太はもう1目置かれる存在で、直ぐにほかの不良は恐れ慄き立ち去ってしまう。
最近はそのせいで暇を持て余していた。
だが今日は違う。喧嘩……ではなく、カツアゲなのだから。
桃太は学校の裏に行き、フェンスを開けて裏道にいく。
そこは薄暗く街灯も何もない。
今はもう夕方だ、直に暗くなる急がなければ。
人の話し声、煙草の匂い。4.5人はいるな……。
たとえ何人いようと俺には敵わない。
少し脅せば金もすんなり渡すに違いない。
壊れかけた空き家の扉を蹴り開ける、ガンッと激しい音と共に、不良達が驚嘆し煙草を落とす。
「ヒッ……柊だぁあああ、逃げろっ!!!」
何故か吸殻を俺に投げてくるがそれを交わし地べたに座っている男の顔面を軽く1発殴る。
「うべァっ!??」
地面に顔をついて倒れる、その状況を見て1人逃げようとする奴の腕を掴み、背中の方に手をグイッと持って来て、自分の膝を背中に乗せる。
「ぐぁっ?!いっ……いだい……た、助けて……」
悲痛に満ちた声をあげる、そりゃそうだ動く程痛くなるんだからな。
「おいっそこの2人、逃げれると思うなよ?」
目を細め扉から出ようとする2人を威嚇するとその場で凍り付いてしまった。
「今日は喧嘩しに来たわけじゃねーんだわ」
ニヤッと口角をあげながら拘束していた相手の腕を放す。
「な、なんでも言ってください。柊さんの言う通りにしますからっ」
ヘコヘコ頭を下げ始めた。
本当……弱っちぃ中途半端なクソしかいねぇな。こんな世界滅びればいいのに。つまんねぇ。
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